ヤゴウさんやアツコさんとの、賑やかで楽しい旅が続きましたが、ひとり旅に戻る日がやってきました。10月29日火曜日、お昼ご飯を食べて午後のバスでチェンマイを発ち、ミャンマーとの国境の町メーソット/Maesot へ向かいます!
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チェンマイ最後のご飯。SPチキンは鶏の味が濃い!
宿近くの美味しいカオマンガイ屋さんで朝ごはんを食べ、荷造りして昼前にチェックアウト。The Entaneer Phostel に別れを告げます。
素晴らしい体験と美味しいごはん。ありがとうございました!また来ます!!
ヤゴウさんと街中でお昼を食べたら、そのままバスケターミナルへ向かう段取りです。向かったお店はSPチキン。絶品ガイヤーンが食べられると聞いて、
チェンマイに来た時から行こうと思っていたのに、ジェットコースターのような毎日を過ごして、ようやく今!です。
ガイヤーンは、代表的なイサーン(タイ北東の地方)料理で、グリルだったりローストだったり鶏を焼くだけのシンプルなもの。
シンプルなだけに味の違いがはっきり出るので、店選びは重要です。
この店はアツコさんに教えてもらいました。
まずはヤゴウさんと乾杯。ここからはそれぞれ別れてひとり旅ですが、
4月に日本を出て以来、間違いなく一番付き合いが濃かった男です。
お互いに良い旅をしましょう!
ガイヤーン1羽分170THB(600円)。半羽でもオーダーできますが、
今日はこれメインなので1羽まるまる!
これにもち米とソムタム(パパイヤのサラダ)をオーダーし、ど定番のイサーン料理の組み合わせです。
アツコさんが言うなら間違いないと思っていたけれど、ひと口食べて思わずヤゴウさんと目を合わせ、
旨いねこれ。
鶏自体の旨味がぎゅーっと凝縮したような濃い旨味。
これにタレをつけると、もち米に絶妙に合うのです。やっぱりガイヤーンにはもち米だなあと深く納得です。
6時間のバスでメーソットに到着!
ヤゴウさんに見送ってもらい、グラブでチェンマイバスターミナル3へ。事前にグリーンバスのアプリで買っておいたチケットで、14 時発のバスに乗ります。書いてある乗り口で待っていてもなかなかやってきません。
出発5分前に入ってきたバスは、違う方向の行き先が書かれていて念のために確認したら、
これがメーソット行きだよ。
危うくスルーするとこでした。
今回は売り切れてたけど、前の方のゆったり席はなかなか快適そう。後ろの席はVIP-X classというので315THB(1112円)です。
20 時に降りたメーソットのバスターミナルは異様に暗く、降りるや否や到着を待っていたタクシーやトゥクトゥクのドライバーが集まってきました。ホテルまで150の言い値を、グラブをたてに値切って100THB(353)円で決着。真っ暗な町を走って、今夜の宿に到着しました。
国境超えからヤンゴンまで、全ての手配は宿で完了。
メーソットの宿はスリープ・ネスト・ホステル/Sleep Nest Hostel、1白315THB(1112円)のドミトリーです。チェックインをお願いすると、上半身裸のお兄さんが、
明日はどうするの?
ミャンマーに入ってヤンゴンまで行くと言うと、ホテルからヤンゴンまで彼が全て手配できるとのこと。
彼の説明が明快でテキパキと小気味良いので、丸ごとお願いしました。
相場料金とかチェックしてないけど、まあいいのです。朝トゥクトゥクが迎えに来て、国境まで120THB(424円)。歩いて国境を超えたらミャンマー側に迎えがきてバスまで連れていってくれてヤンゴンまで400THB(1412円)。
支払いは全てこの半裸のお兄さんに。
もしかしたら彼の小遣い稼ぎかもしれません。
ホステル自体はけっこう個室感のあるドミトリーで、上段の安い方だったけど移動式階段があるので登るのに便利。
生活で寝心地も良かったです。
トイレ・シャワーも問題なく、
ネットフリックスも見れるテレビもあります。前庭ではビールも飲めるし、なかなか快適なホステルでした。
メーソットの、どローカル屋台街でクイッティアオ。
時間も遅いし近場でオススメの店を聞くと、徒歩10分弱の所にある屋台街を教えてくれました。
危険な感じはしないけど、人気の少ない寂しい夜の街を歩いて向かいます。犬の写真を撮ろうとしたら、
吠えながら3頭が追いかけてきて、怖かったです。
屋台街は広場に10軒ほどの屋台とローカル食堂が並ぶ区画でした。
チェンマイの煌びやかなナイトマーケットに行ったばかりなので、ちょっと微妙。
ここでこの魚を食べる日本人がいたら、尊敬します。
無難にクイッティアオの店に落ち着き、メニューも読めず、言葉も通じないので、身振りと指差しでオーダー。
センレックという米麺よ汁あり、牛肉入り35THB(124円)です。
うん、安定の美味しさ。
暗い町に浮かびあがるパゴダを見ながら、宿に帰りました。
なぜかワクワクする陸路国境越え!
翌朝8時。約束通り現れたトゥクトゥクに乗って国境へ。
タイ側のイミグレの前で降ろされて、ここから自力でミャンマー側に行くのです。実は陸路の国境越え体験は、昨年のタイ・ラオス間しかないのですが、
空港と違うドキドキ、ワクワクがありますよね。
未知の世界へのドアを開ける感じというか。タイからミャンマーは圧倒的に空路が便利なのですが、なぜ1日半もかけてバスなのかというと、この感覚を楽しみたかったからです。
↑タイ側のイミグレの場所はこちらです。
タイ側イミグレに行ってとりあえず列に並んでみると、
どこから来た?日本ならここじゃない。○番だよ。
表示が分かりづらい文、いろんな人が教えてくれます。パスポートと出国カードを提出したらあっという間に手続き終了。
ミャンマー側のイミグレへは、歩いてこの橋を渡ります。
物乞いのおばあさんとか、荷運びならお兄さんとか、2国のイミグレ間で商売してる人がけっこういます。
タイ語ではモエイ川、ミャンマーではタウンジン革と呼ばれるこの川が、2国間を隔てています。
泳げば渡れそうな川です。
ミャンマー側に入った途端に爆音が響き、橋の脇の道をド派手なパレードが。
おぉ、なんかミャンマー楽しそうじゃないですか。
何台もの車や連ねて、ゆっくり進むパレード。
結婚式っぽくも、宗教儀式っぽくもない。何せかかっている音楽はヘビメタとかですから。
ミャンマー側のイミグレでは、その場で入国カードを書かされて、写真を撮られたら完了。
去年10月から試行された日本人のビザ免除がもう1年延長されて、2020年9月30日まではビザがいらないのです。
いやぁラッキーです。
イミグレを出ると、タイとは明らかに異なる雑然とした世界が広がっていました。男性も女性もロンジーという布を腰に巻いていて、タナカという白いのを顔に塗っている人がたくさん。
イミグレから出た所でこのオジサンが待ち受けていて、向こうから声をかけてくれました。確認したら私が泊まったホステルの手配で来たのは間違いなさそう。
なにせ半裸兄さんの手配でチケットもレシートも無いので、もし迎えに来なかったら泣き寝入りするしかない状態だったのです。
大丈夫だろうと判断していたのですが、本当はちょっと不安だったのです。
あー安心した。
道端にある机のお姉さんのところへ連れていかれ、ここでバスチケットを貰いました。
暫く待てというので10分程度待っていたら、今度は別のゴッツイ兄さんが来て、
バスの所に連れて行くから乗ってくれ。
とのこと。なんだかよく分からない仕組みですが、ただ身を任せていればよいのですごく楽ちん。本当だったらここでバス会社を当たって、交渉してと自分でやらなきゃならないのですからね。
ゴッツイ兄さんは原付に乗ってきたので、3ケツの要領でキャリーケースを間に挟み、ザックは兄さんが前に抱えてくれます。そこから10分ほど乗って、バスの場所まで移動し、
再び「ここで待っててね」と言われ、10時の出発まで待機です。椅子を用意してくれたり、隣のお母さんと「ヤンゴン行くの?」「そう、ヤンゴン」なんて片言の会話をして思ったのですが、
ミャンマーの人は皆んな笑顔が素敵ですね。
ミャンマーのバスがどんな感じか分からかったけど、我々が乗るこのバスは
なかなか立派で、これなら安心だ。
などとと、この時は思っていました。
待っている間に路上で揚げ物をしているお姉さんに、身振り手振りで「ちょっとずつ入れてね」と伝えて
初ミャンマーフードをゲット!
揚げ物ミックス1000チャット(71円)は、薄味でオヤツにちょうど良い感じでした。
※翌日ATMから引き出したレートで、このブログでは1000チャット=71円で記載します。また、チャットは桁が大きいので、今後1000チャットを1kと表記します。
ミャンマー映画は言葉が分からなくても面白い。
バスは9時半に出発。タイに比べて30分(日本からは2時間半)の時差があるので、タイ時間では10時。宿を出てから2時間後となります。バス車内では小さ目の画面でミャンマー映画を流していて、
言葉はわからないけど、バカバカしくて結構面白い。
ミャンマーの人たちは感情をそのまま表に出すようで、ウケる場面では皆んなで笑いあって良い雰囲気です。隣に座った大学生も純朴そうな青年で、就職の話、学校の話なんかを聞いていましたが、
あまり食べものに詳しくないのは残念。
ミャンマー食事情については殆ど情報が得られませんでした。
2時間ほど進んで昼の12時にランチ休憩です。
これが噂のミャンマーカレーですか。聞いていた通り
油っこいというよりも、もはや油煮込みです。
肉団子のとナスのような野菜カレーの2品を指さしチョイスすると、「持っていくからそこに座ってて」とのこと。
スープとライスはデフォルトでついてきて、「ご自由にどうぞ」とお櫃のご飯がデーンと置かれます。テーブルにはもともと、
生野菜とハーブのお盆が置いてあり、これも食べ放題です。
野菜につけるディップソースは、魚(エビのもある)を発酵させた塩辛くて臭い調味料のガピ、液体状のはガピイェと呼ばれ、この形式の野菜には必ずついてきます。地方ごとに特色があるのはもちろん、店や各家庭でもそれぞれのレシピがあるというので、
日本の味噌汁のようなソウルフードかもしれません。
油の強さをハーブと生野菜で埋め合わせる感じ。すっごく美味しい!という訳ではありませんが、まあまだドライブスルーの食堂ですからね。お会計は2.5kチャット(178円)でした。
それにしても熱っつい!
エアコンの無い店内でも汗だくだくですが、外で直射日光を浴びたらもうクラクラしてきます。たまらずスプライトを飲み干し、バスの発車を待ちます。
食堂でも皆んなミャンマードラマに夢中。主人公がプロポーズを成功させて、わぁっと盛り上がった所で、バスが出発する時刻です。
そこからの道は舗装路がなくなり、ガタガタのオフロードが延々と続きました。時速20~30kmのノロノロ運転だけど、車内はがったんがったん大きく揺れて、
お尻は痛いわ、何かを読んだりすることも出来ないわで、
ひたすら耐える時間が続きました。10時間かかると聞いていて、距離の割に何でそんなにかかるんだと思っていたけど、こういう道だからだったのですね。結局ついたのは23時半。
10時間どころじゃない。13時間半もかかってしまいました。
ちなみに夜ごはんのドライブスルーもミャンマーカレー。
他に選択肢はないのでしょうか(泣)
不味いわけじゃないけど、2連続は油がきつい。今度は副菜が3種類ついてくるパターンで、ついつい食べ過ぎてお腹はパンパン。初ミャンマービールも美味しいのに温いのが残念でした。カレー1品に副菜や野菜、ご飯がついて2.5k。ビールも2.5kで合わせて5kチャット(355円)。安いですよね。
胃もたれと尻痛を抱えて、ようやく夜中にヤンゴンへ到着。バスターミナルはヤンゴン市街からかなり離れた郊外にあります。到着した途端にタクシーの客引きにつかまり、ダウンタウンにあるホテルまで15kとのこと。すかさずグラブで料金チェックして10.4kなのを確認し、交渉するとすぐに12kになり、
11kなら乗るよ。じゃなかったらグラブを呼ぶ。
と強気で押した所、しぶしぶ11kで決着。グラブ待ちの時間を短縮できて、ラッキーでした。
↓ミャワディからのバスが到着した Aung Mingalar Highway Bus Station
ヤンゴン宿は寝心地の良いザ・バイブ・イン/The Vibe Inn。
ヤンゴンでの宿はザ・バイブ・イン/The Vibe Inn 。1泊2536円で朝食がつく、シャワー・トイレ付きの個室で、ここに3泊します。ミャンマーは宿の朝食がデフォルトみたいです。
スタッフは皆んな若くてフレンドリーで、何を聞いても色々教えてくれます。
ベッドのコンディションも良く、ぐっすり眠れました。
部屋に入って気づいたけれど、バスの荷室に預けていたキャリーケースは激しく汚れていました。
うーむ、ミャワディ・ヤンゴン間のバスはやはりなかなか手強いようです。
次回予告
ヤンゴン3泊のうち初日は夜中の到着、最終日は早朝の出発なので実質2日間。短い日数でミャンマーで一番の大都会にどこまで迫れるかですが、実は結構苦戦しました。次回、やっぱり手強いヤンゴン篇です。
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