「幸せな日常食」をテーマに世界を巡るこのブログですが、COVID-19のこの状況・・・旅を中断して自宅に籠りっきり。せっかくなので、旅のあいだ溜めに溜め込んだ「料理欲」を満たすべく、旅メシの再現料理に挑んでおります。うまくいったりイマイチだったり楽しみながらやっていますが、そんななか偶然にも、
こ、これは美味いのができてしまった・・・(驚)
というわけで、いそいそと人生初のレシピ公開をしてみます。プロの料理人ではないですからね。細かいところは適当にアレンジしていただいて、「今日ヒマすぎるー!」という時にでも作っていただけたら幸いです。材料が多いですが、きっと納得のおいしさに仕上がりますよ~。作る料理は、西インド・ゴアの名物『ポーク・ビンダルー』とそれに相性ぴったりの『ジーラライス』です。
ブログ村ランキングに参加しています。下のバナーをクリックしていただけると、ポイントが上がる仕組みです。ブログを続ける励みになるので、1日1回クリックしていただけると嬉しいです。
↑↑↑このバナーです。怪しいサイトには飛びませんので、ご安心ください
ポーク・ビンダルーってなに?
『ポーク・ビンダルー/Pork Vindaloo』はビーチが有名なゴアの名物料理なのですが、簡単にいうとつまり、
酢を使った豚肉のカレーです。
そう。イスラム教の禁忌である豚肉は、インドではあまり食べられないのですが、キリスト教徒の多いゴアではメジャーなのです。酢を使ってマリネすることで、お肉は柔らかく、味は深みがあるのにキレもある。実際ゴアで食べたポーク・ビンダルーは絶品でした!(↓当時の旅ブログ)
そしてその時に併せてたのんだのが、クミンシードを混ぜ込んだ「ジーラライス/Jeera Rice』というご飯。これがまた、ポーク・ビンダルーに合うんです!!!簡単なので材料があるかたは、ぜひトライしてみてください。
ポーク・ビンダルーの作り方
材料(3人前)
〔下拵え用〕
- 豚肩ロース 300g
- ニンニク 2カケ分(すりおろし)
- 生姜 ニンニクと同量(すりおろし)
- 酢 大さじ2(今回はスーパー購入の琉球もろみ酢)
- S&Bカレー粉 大さじ1.5
- コリアンダーパウダー 小さじ2
- チリパウダー 小さじ1(辛いの好きな人は1.5)
- 黒胡椒 小さじ1/4
- 玉ねぎ 2/3個(粗みじん切り)
〔ホールスパイス〕
- 赤唐辛子 1本
- シナモンスティック 2/3本
- ベイリーフ 1枚(無かったのでローリエで代用)
- クローブ 2粒
- カルダモン 小4粒(割って取り出した中身を使用)
〔パウダースパイス〕
- S&Bカレー粉 小さじ2
- コリアンダーパウダー 大さじ1/2
- クミンパウダー 小さじ1
- チリパウダー 小さじ1/2
- マスタードシード 小さじ2
〔その他〕
- 油 大さじ6
- フライドオニオン 大さじ2(市販のもの)
- トマト 1/2個
- トマト水煮 1/3缶
- ティーバッグ 1個
- 80度位のお湯 200ml
- 水 130ml
- 塩 2つまみ強
- ガラムマサラ 大さじ1(最後に加える用)
- パクチー 適量(なくてもOK)
調理手順
豚肉を酢とスパイスでマリネして、1晩寝かせるのがポーク・ビンダルーのコツ。どうせなら玉ねぎの冷凍も一緒にやると、次の日ラクになりますよ。
〔前日の下拵え〕
①まず玉ねぎを粗めにみじん切り。ジップロックか器に移して冷凍する。
②続いて牛肉をカット。スプーンで切れるくらい柔らかくなるので、醍醐味を楽しむために大ぶりに。
③ボウルに玉ねぎ以外の〔下拵え用〕の材料を全ていれて揉みこむ。ラップして冷蔵庫で1晩寝かせる。
〔当日の調理〕
④冷凍しておいた玉ねぎを油大さじ4で炒め(中火)、適度に色づいたらフライドオニオンを加えてもうひと炒めして、ミキサーにかけてペースト状にする(省いてもOKですがやると食感が良くなります)
⑤煮込み用の鍋に油大さじ2を入れ〔ホールスパイス〕を入れて弱火にかける。ジワジワして香りが立ったら一度火を止める(3~4分)
⑥〔パウダースパイス〕を加えて油と混ぜる。再び火をつけて弱火で香りが出るまで火を通す(1~2分)
⑦1晩寝かせた豚肉を入れて、肉の表面が白っぽくなるまで火を通す。
⑧ざく切りにしたトマト、トマト水煮缶、④の玉ねぎを加え、
⑨紅茶330mlを鍋に加え中火にする。※紅茶は80度位のお湯200mlにティーバッグを浸けてやや薄めに淹れ、130mlの水で薄める。
⑩煮立ったらグツグツをキープする程度の弱火にしフタをして30分。その後フタを外して15分、適度なトロみが出るまで煮詰めていく。ガラムマサラを加え味をみて、必要なら塩を足してあと3分煮たら完成!
なくても大丈夫ですが、盛り付けるときに刻んだパクチーを散らすと見栄えがするし、爽やかさが加わって味も良いですよ~。
ジーラライスの作り方
このカレーにすごくよく合うジーラライス!面倒な人は普通の白ごはんでもOKですが、できるだけ粘りの少ないお米が、このカレーには吉。気持ち水少なめ油ひと垂らし加えて炊飯器で炊いたり、冷やご飯を水洗いしてレンチンというのもアリです。
材料(3人前)
- バスマティライス 200g(インドの長粒米)
- 油 大さじ1
- ベイリーフ 1枚(無かったのでローリエで代用)
- カルダモン 4粒
- クローブ 4粒
- シナモン 1/2本
- クミンシード 大さじ1.5
- 水500g
- 塩 2つまみ
調理手順
①バスマティライスを日本米と同じように研いで15~30分水に浸け、その後ザルに上げておく。(時間は季節により夏15分、冬30分目安)
②鍋に油を入れ、ベイリーフ・カルダモン・クローブ・シナモンを加えてから火を点ける。香りが出るまで3分前後弱火で加熱する。※点火から25分前後でできるので、カレーに合わせて仕上がる時間にスタートする。
③クミンシードを加え、クミンシードの色が濃くなるまで弱火のまま熱し、香りを油に移す。
④水を切っておいたバスマティライス(生米)を入れて3分炒める。
⑤水と塩を加える。この段階でほんのりしょっぱい状態に調整。
⑥フタをして強火で加熱。沸騰したら弱~中弱火にして水気が無くなるまで煮る(10分程度目安)
⑦水気がなくなったら強火で10秒加熱し火を止めてフタをしたまま5~10分蒸らしたら完成!
実食!
好みの器に盛りつけて、スパイスの香りが華やかな出来立てを楽しみましょう!
ソースはコクとキレを兼ね備えていて、インドのゴアで食べた味を想い出します。しっかり火を通しているので酸っぱくはないのですが、通常のスパイスカレーよりフルーティな感じがするのは、やはり酢の効果なのでしょうか。
そしてやはり、お肉の柔らかさがこのカレーの特徴!赤身がメインで適度に脂の入った肩ロースは、ポーク・ビンダルーにぴったりです。
ううーぅ、うまい!
材料さえあればそれほど面倒くさい料理ではないので、よかったら試してみてください。ちなみにこれ(↓)は別の時に作ったポーク・ビンダルー。
ジーラライスでなくターメリックライスを合わせました。作り方をざっと書くと・・・
- 鍋に湯を沸かしシナモン・クローブ・ローリエを入れる
- 洗ったバスマティライスを入れる
- 少量の油で香りを出したクミンシードも油ごと加える
- ターメリックと塩少々を入れて米の芯が無くなるまで約10分茹でる
- ザルに上げてそのまま5~10分蒸して完成
ジーラライスがパンチのある味なら、こちらはホンワリ優しい味が楽しめます。いずれにしてもバスマティライス最高!インドカレーの味をぐっと引き立てる名脇役です。スパイス入れずに10分茹でるだけでも食べられて、あるとなかなか重宝しますよ。
↓ブログ村ランキングへの応援クリック、よろしくお願いします。