今日から、令和元年ですね!台湾にいてイマイチ盛り上がりを体感できないのが、寂しいです。このサイトの右(スマホの場合は下)に、Instagramとtwitterを貼りました!良かったらフォローしてください。
さて、美味しいものにいっぱい出会えた台北を後にし、台中へ出発します。回り切れないほど飲食店情報を収集していた台北とは真逆で、観るものも食べるものも全くのノープラン。本来はこういう方が、旅らしくて好きです。
とはいえ移動手段も調べてなかったので、googlemapとネットを見ると選択肢は3つ。
- 新幹線(高鐵) ・・・ 新幹線は高鐵台中駅まで1時間ちょいでつくけど、到着駅が市街から離れているので、着いてからまた乗換が必要 。
- 在来線(台鐵)・・・は1時間13分で着く。早くて便利。
- バス・・・ 2時間かかるけど、ちょっと安い。台中駅の街を通りながら台鐵台中駅まで行く。街の途中でも降りられる。
前旅で電車はどっちも乗ったし、今回は急ぎ旅でもないのでバスで行ってみます!
高速バスで台中へ。
台北駅のバスセンター。鉄道駅の北隣にあります。チケット売り場がずらーっと並んでいますが、今回はUbusという会社のバス。台中まで300NT$(1088円)、30分に1本だから、すぐ来ます。
座席指定があるみたいですが、チケットの左側は乗るとき切られるので、見ておかないと分からなくなります。知らずに一番前に座ったけど、ガラガラなので問題なしでした。
快適な車内。でも冷房で寒いので羽織るものは必須です。
アジアン・カオスな台中。
台湾に行ったことがある人なら誰でも、歩道の歩きづらさは感じていると思います。そもそも歩道なのか店の私有地なのかよく分からないんですよね。途中で行き止まったり、いきなり店の厨房の裏を歩くことになったり。
台中はスクーターの路駐が一層激しく、車道に出て車をすり抜けながら宿へ向かうと、
いきなり鳥の群れがワサーっと横切りました。
何かと思ったら、小鳥屋さんが2軒まとまってあり、色とりどりの綺麗な小鳥が100羽以上います。ピーピー、ピャーピャー騒ぐ小鳥の、エサを狙って野良鳥が飛び交っているんですね。
その隣は、インド人街。道端に出したテーブルで、インド人が手掴みでカレーを食べています。
そのチキンカレー、そこで獲った鳥じゃないですよね?
いかんいかん、どうもインド人には疑いの目を向けてしまいます。過去のインド旅の体験が強烈に残っているようです。行った人なら、わかりますよね?(注:インド大好きです)
宿の隣には、もっと大きなベトナム人街。ベトナム語が飛び交っています。
水を買っていこうとショッピングセンターに寄ってみたら、ベトナム、タイ、マレーシアコーナーに分かれていて、
普通のものが売っていない。ここは、どこの国ですか?
その上、店前広場では一般参加型のカラオケやダンスのイベントをやっていて、音程外れまくりの歌声が200m先まで響き渡っています。
土曜の昼から、場末のスナック感。カオスです。
台中2泊の宿は「慕恋Hotel」
booking.comでは「ムーンレイクホテル」と称していたこちら、googlemapにはそんなホテル出てこないので、外観画像を突き合わせて調べたら、この「慕恋ホテル」だと分かりました。
ラブホですか?この名前。
違いました。いや、もしかしたら・・・。でもちゃんとフロントがあって、クロークやランドリーもあったので、まあ普通のホテルです。普通、ホテルを紫にしますかね。
ラブホ感がぬぐえない銀色のベットカバー。
シャワー、トイレ付の個室で素泊まり1泊3952円。実際は立地もよいし、wifiも早いし、快適でした。
とりあえず、の宮原眼科。
話は前後しますが、宿のチェックインは15:30から。まだ1時間以上あるので、荷物を預けて街の様子を見にいきます。ふらふら歩いていると、大群のお客が並んでいる店が。
この店は知っています。宮原眼科、眼科だった建物をリノベした超有名なオシャレ菓子屋さんですね。何に並んでいるのかと思ったら、アイスです。まあ、やることないですからね。とりあえず並んでみます。
「宮原眼科 アイス」でネット検索しながら並んでいると、間もなく店の人がメニューを配りに来てくれました。日本人だというと、日本語メニューをくれます。すごい種類ですね。
ほうほう、まずシングル、ダブル、トリプリを選んで・・・アイスの種類とトッピングを選ぶのですね・・・行列は長いし、ゆっくり考えますか。
と思ったら、列の先まで注文を聞きに来ました。
「何個にします?」
「・・・・・・じゃあ、トリプル」
とっさに判断を迫られると、多めに言ってしまうのは、悪いクセです。
そのままアイスの種類まで選ぶように言われ、
「おすすめは?」「これです」「じゃあそれ。他のおすすめは?」・・・以下同。
むむむ、これは防戦一方の受け態勢じゃないですか。
トッピングに、フルーツとかも乗っちゃうスペシャルというのだけはお断りして、日本男児としての矜持を示しました。
※店の中で伝えれば、後からでもアイスの種類を変更できるようでした。
暑い中待っているとお茶を配ってくれたり、店に入るとアイスの試食サービスも。日本に通じる気遣いですね。お会計が済むと、番号が書かれたレシートを渡され、呼ばれるのを待ちます。番号は電光表示されるので、外で待ってても大丈夫。
呼ばれていくと、今度はトッピング選びです。アイス3個のトリプルなので、トッピングも3個選べます。
まー、なんて面倒くさいんでしょう(←言っちゃった)
パイナップルケーキとチーズケーキ、ライチ蜜を選んで、ついにブツが手元に渡されました。
アイスは100%チョコ(甘さ控えめで苦いやつ)、グァバ、紅茶です。店の女の子のオススメ通りにいったら、ずいぶん地味な見た目になりました。
人の顔見て、おすすめ変えたりしてますか?
手がデカイので分かりづらいですが、かなりの量です。みんなこれ、シェアして食べるんだろうな。居場所を間違えた感でややナナメな態度になりつつあるので、店内見物して早々に退散します。
雰囲気のある店内。工夫をこらしたスイーツの数々。まあ、わたしが買うものは無かったです。
台湾16食目:忠孝路觀光夜市の「滷味」他
チェックイン後に洗濯をしたら、もう夜です。夜ごはん情報も一切なく、
逆にいえば何を食べてもいい!
台北では調べた店を1軒1軒消化していくという側面もあったので、気分一新で楽しいです。人が集まっている店はないか、美味そうな佇まいの店はないか、宝探し気分で街を散策します。
それにしても、台中は雑多な感じがすごいですね。目につく店は飲食店とアニメショップ、AV屋さんに大人のおもちゃ。パチスロ屋の間に学習塾。
東京でいうと、蒲田あたりにイメージが近いでしょうか(偏見?)
しばらく歩くと、夜市を発見!忠孝夜市というらしいです。
夜市といっても、片側2車線の車道の両脇に、ずうっと屋台や店舗が並んでいるというもの。
もう、歩道も車道もない、ごっちゃごちゃです(笑)
この夜市が、すごかった。
あっちの店から包丁のダダダダダダ、こっちの店から炒め物のジャジャジャーーー!
台湾一と言われる、台南の花園夜市こそ未経験ですが、これまで行った夜市で一番面白い。なんというか、料理を作っている感がすごくあって、
この通り全体が巨大なキッチンになったみたい。
音を聞いているだけでも、毎日続けて無駄のなくなった職人仕事が感じられます。
このおかあさん、面白い人だけど、手裁きは素早い。
手羽を焼きながら、落ちてくる脂が豆腐にポタポタ。他にも並んでいる具材を選ぶと、おかあさんが手早くカットして、スパイスとタレを搦めて仕上げてくれます。ひと口サイズになるので、長い楊枝で歩きながら食べられます。
つまみながら見て回り、選んだのがこの店「廣式滷味」。滷味はルーウェイと読み、台湾では夜市にかぎらずそこらじゅうで見かけるものですが、頼み方が分からず、これまで指をくわえて見送っていました。
滷味は、煮上がった具材だけ並んでいる店が多いのですが、ここは煮込んでいる所も見えて食欲をそそります。うまそうでしょ、豆腐。
煮込んでいる横では、たくさんの具材が。これは、我慢できません。中で食べたいことを伝えると、まず具材を選んでと、ボウルを渡されました。
欲望のままに取ると、こうなります。これでも抑えたつもり。
番号札をもらって中で席を見つけ、煮上がりを待ちます。
欲望のままに取った結果がこれ。なんだ、これ。
3人分はありますね。豆腐2種類も入れちゃったけど、どっちも旨い。噛むほどにうまい汁が出てきます。モツ(多分大腸)は、美味しいと感じるギリギリの臭み。他、ウズラの卵と魚丸、エリンギにインゲン、青菜。それと麺。
複雑な旨味だけど、オカズになる感じではない。これ、酒のツマミですよ。
店内をウロウロと、ビールの入った冷蔵庫を探したけど、ありませんでした。置いとこうよ、ビール。
さすがに最後は飽きるくらいの量で、お会計は200NT$(726円)。普通の1人前の量にしていたら、お手頃価格だったと思います。
台湾第3の都市、台中。生活臭い勢いがあって、好きになってきました。
スイカジュースも、うまい!
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