ビガンのグルメ情報を立て続けにご紹介してきましたが、せっかく美しい街ビガンなので、観光情報も。とはいえ、やっぱり「めし旅」。美味しいローカル食堂もご紹介してビガン最終回としたいと思います。
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観光は馬車でもトライシクルでも歩きでも!
ビガンの街はすごくコンパクトで歩きやすいので、主要な観光スポットの多くは散歩しながらブラブラと回れます。トライシクルはちょっとの距離なら20ペソ(42円)程度で行ってくれるし、馬車に乗っても1時間150ペソ(318円)とお手頃。
馬車については宿泊先Luzon Innのオヤジさんとこんなやりとりが。
オヤジ:もう馬車には乗ったのか?
わたし:いや、男1人で乗るの恥ずかしいじゃん。乗らないよ。
オヤジ:何言ってるんだ!全然恥ずかしくないぞ。お前馬車似合うぞ。
わたし:絶対やだ。
オヤジ:カモ~ン。乗れよぉ。
何故そんなに乗せたがるんでしょう。でも、男1人で観光馬車は恥ずかしいという感覚は日本人特有の感覚なんでしょうかね。素直に乗れる人がうらやましい気もします・・・。
セント・ポール・メトロポリタン大聖堂/Saint Paul Metropolitan Cathedral
街の中心部にある大聖堂。滞在中何度か通るので、ふらっと覗いてみました。
うん。きれいな教会です。
うん。まぁ、以上です。大聖堂の横には毎夜行われる噴水所ショーの池。その西端にはこんな撮影スポットがあります。
教会関連でいうともっとお奨めなのが、次にご紹介するベルタワーです。
バンタイ教会ベルタワー/Bantay Church Bell Tower
大聖堂からは1.2km。歩ける距離ですが、トライシクルに乗っても20ペソ。最初30ペソと言われたけど、観光案内所で20ペソで行けると聞いていたので交渉したらあっさりOKでした。このタワー、
ロープレに出てきそうな雰囲気たっぷりで、登るとビガンの街を一望できる
らしいのですが、
痛恨の本日お休み。
実は数日前から北部ルソン島の一部エリアで、ISISがテロを計画しているという情報が流れており、一応警戒してイスラムの犠牲祭まで閉鎖しているとのこと。
なので、門の外から写真だけ撮りました。
うーん、残念。
ちなみにテロ情報は、登録しておくと警戒情報などをメールしてくれる外務省のサービス「たびレジ」から入りました。それからネットで英文の情報ソースに当たり、ツイッターでフィリピンに住んでいる日本人に聞いたり、ビガンでもローカルに直接ヒアリングした結果、今回はかなり可能性が低そうだったので、気をつけながら旅を継続しました。
タワーの手前には、バンタイ協会。ここは閉鎖しておらず中も見れました。
キリスト教徒じゃあないのですが、礼儀として入口の聖水に指を浸してお清めします。十字は切らなかったけど、異教徒が敬意を示す場合、どういうやり方が良いんでしょうかね。気になるところです。
大聖堂よりこっちの方が雰囲気あります。そしてこの教会を訪れたらぜひ立ち寄っていただきたいのが、こちら。
CHAPEL BY THE RUINSという場所。教会に向かって右脇の奥にひっそりとあります。たまたま見つけて興味深く見ていたら、さきほど話していた施設のおじさんが話しかけてきました。
日本人の君には言いにくいんだが・・・ここは第2次大戦で爆破された廃虚なんだ。
不意打ちの事実に言葉を返せないでいると、
気にしないでくれ。今はみんな仲良く前に進んでいるんだから、中国以外は(苦笑)・・・ただ、君に知っておいて欲しかっただけなんだ。
彼のやさしさと大人な配慮に救われましたが、彼の表情と言っていることから、彼が被害を受けた側の当事者として話しているのは明確です。
I'm so sorry, but thank you.
言葉はこれしか出てきませんでした。虚実入り混じる日韓の問題の一方で、我々はどれだけ、フィリピンを含む東南アジアで起こったことを知っているのか、考えさせられる出来事でした。
伝統の陶器工房/RG Jar Factory
中心街から西へ少し行った所にある陶芸工房。ふらりと1人で行ってたけど、すぐにスタッフが1人ついて中を案内してくれました。
蹴ロクロです。回すだけでも結構体力を使いそう。
希望すれば、この作業も体験できるそうです。
この焼き物はかなり古い歴史を持っていて、昔は北部ルソン島一帯で作られていたけれど、今はビガンを含むごく一部が残るのみだそうです。
「登り窯」と同じものでしょうか。
巨大な焼き窯は圧巻。
燃料は全て木材です。
仕上がりは、こういう生活密着の素朴な陶器になります。マンツーマンで説明しながら案内してくれて、感じも良かったのでぜひ少しは買って帰りたい・・・
けど当然こんなのは買えないし、
これをカバンに入れて旅を続けるのはハード過ぎます。Tシャツも見せてもらったけど、
デザインセンスが壊滅的。
ホントごめん!って謝って帰ってきましたが、焼き窯は迫力あるし、ちょっと寄ってみるには良いスポットだと思います。
他にも街中には、昔の誰々さんの邸宅だとか、何々美術館だとか、小さな観光スポットが沢山あります。基本的にどこも無料なのは良いけれど、
回った限りでは内容もそこそこ、というか、うーん・・・。
あえてご紹介するような内容でもないので、割愛します。心残りは、リバークルーズがメンテ中でやってなかったこと。川好きとしては、乗ってみたかった。
街中には地元の工芸品雑貨の店もあちこちに。長旅じゃなければ、お土産を探してみるのもよいかもしれません。
レベル高い!ローカルに人気のカレンデリア。
街の西はずれにあるこのお店、PANGASINAN KEN IHAWAN TOY CIUDAD VIGAN。ネットで英語検索していて見つけました。ローカルに人気の美味しいカレンデリアということで、期待充分!
まずトレーを取って、ずらりと並んだお惣菜から好きなのを選び、盛ってもらいます。蓋は自分でパカパカ開けて、中をみてOK。
気になるのを見つけては「これなに?」質問しまくって選んだのが、こちら。
ビーフアフリカーダ/Beef Africada(右)と、インゲン豆のアドボ(左)。オカズをよそって貰ったら、その奥でスープとご飯をもらって、会計。これで合計90ペソ(191円)です。インゲン豆は、
酸味抑え目でコク深い。豆の食感もしっかり残って旨い!
そして驚きは牛のトマト煮込み、アフリカーダです。
このソースがまったり、まろやかで、めちゃくちゃ美味い!!!
今思い出しても、よだれが出ます。
神田あたりでフィリピン北部のカレーですって言って売ったら、1300円はとれる。
この店、実際ローカルのお客さんが引きも切らない人気店でした。もちろんリピート訪問したのですが、どれを食べてもハズレが無い。おすすめカレンデリアです。
街中にあるオシャレ?カレンデリア。
宿泊していた宿の目の前にあるこちら、SIXBROS。ここもローカルが次々やってくる人気カレンデリア。開放的で清潔感のある店内は、観光客にも入り易そう。
ショーケースにお惣菜が並んでいます。どれも美味しそうだけど、今回は、
イロコス地方名物のソーセージ、ロンガニーサをオーダー!真ん中のが通常のロンガニーサ。左のは何か聞いてみたら、スキンレスと言うのだそうです。これも美味そう!
ロンガニーサのシログ(フライドライスと目玉焼き付き定食)70ペソに、スキンレスを2本トッピングしてもらいました。合計110ペソ(233円)。
ガーリック風味のロンガニーサは勿論、やや甘辛味のスキンレスも美味!
そしてやっぱり、
イロコス名産の酢、スカン・イロコスとの相性抜群!
町全体が清潔(フィリピンとしては)だからか、観光客にも入りやすいカレンデリア2軒、居心地がよく料理も美味しくて安い!おすすめです。
あっという間のビガン4泊。落ち着いたきれいな街とおだやかな人、そして美味しいものの数々で思っていた数倍楽しめ、すごく居心地が良かったです。
ちょっと遠いけど、行ってよかった!!!
フィリピン観光といえばビーチリゾートが定番ですが、機会があったらぜひ、ビガン・グルメツアーもお試しください!
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