前回に引き続きハンピ2日目、レンタルバイクで川北エリア巡りです。お昼にローカル食堂でイドゥリを食べた後は、川北エリア随一の絶景スポットと噂の、アンジャナドリ・ヒルへ登ります。
猿の王様ハヌマーンの生誕地だけあって、猿だらけの575段です。
夜にはハンピ村に戻り、村一番の人気レストラン、マンゴツリーへ。規模の割に、美味しいお店が多いハンピなのです。
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575段の先には、岩だらけの頂上テラス!モンキー・テンプル&アンジャナドリ・ヒル。
お昼ごはんの後に向かったのは、アンジャナドリ・ヒル。少し離れた所から撮った全景がこれ(↑)です。
ええ、これ登るの?
見た感じかなりハードな気がしますが、階段は全部で575段。香川県の金比羅山は785段で、奥社まで行くと1368段ですからね。日本代表として怯むわけにはいかないのです。
道路を挟んで向かいの駐車場にバイクを停めて5ルピー(8円)を払い、門を潜ります。
こんな感じで、頂上まで延々と階段が続いています。
この丘は猿の王様、というか神猿のハヌマーンが生まれたとされる場所で、階段は我が物顔の猿で埋め尽くされています。私が行った時には見かけなかったけれど、食べ物を奪われたりはするらしいです。
これがハヌマーン様。
“こんな聖火ランナー嫌だ” のコーナーではありません。
一説には果物と間違えて太陽を取りに行って死んじゃって、その後さらにパワーアップして復活したとか。
壮大すぎて、どこを突っ込めば良いのですか。
途中で大岩の下を潜り、
岩肌を舐めるように登ったら、間も無く頂上です。
上から見るとこんな感じで、なかなかの急坂ですが、下から見上げたほどハードではありませんでした。
頂上は平坦な展望スペースがあり、
そしてハヌマーンを祀ったヒンドゥー寺院があります。通称モンキー・テンプル。
多くのインド人は絶景よりむしろ、このお寺参りが主目的のよう。下で買ってきたココナッツを割って、
ピッピッピッ、と四方に撒いて祈りを捧げるのが定番みたい。
大量のココナッツが捨てられていました。とはいえ、こちらの目的はハンピならではの絶景。展望スペースの脇には、
ドーンと広い岩のテラスが広がっています。
そしてここからの景色が、ザ・絶景!
マタンガ・ヒルも凄かったけれど、こちらも負けていません。より広々とした視界で、雄大なハンピを体感できます。
川北らしい田園と岩山も一望。何度も何度も言うようですが、
何なんでしょう、この異様な世界は。
ちょっと怖いけど、岩を伝って先に行くほど良い景色が楽しめますが、
彼はちょっと攻めすぎです。死んだら元も子もないですよ。
マタンガ・ヒルよりも頂上が広くて、ここで暫くのんびりするのも気持ちが良いです。川原に引き続き間違いなく、
絶好のお弁当スポットです。
実は既に訪れていた、幻のハヌマーン・テンプル。
先程ご紹介したアンジャナドリ・ヒルの頂上にあるモンキー・テンプルというのは通称で、本当の名前はハヌマーン・テンプルなのですが、
それを知ったのは後日の話。
当日は前回書いたように、事前調べほとんど無しの行き当たりばったりで、
- 川北エリアに行くならハヌマーン・テンプルは必見!
- ハヌマーン・テンプルには船に乗って行く。
この2つを元にGoogle maps を調べた結果、
川北から再び船に乗って、ようやく辿り着くお寺なのだと思っていたのです。
地図で見た渡し場は確かにあって観光客など1人もいない、どローカルな雰囲気。
対岸からやってきた渡し船に乗りこみながら何気なく、
これでハヌマーン・テンプル行けるよね?
と聞いたら、船頭もまわりの客も一斉に、
ちがうちがう!お前これ乗っちゃダメだ!!
あっちだ、あっち!と元来た道を指すじゃないですか。今思えば勘違いしているアホ外国人に、親切な皆さんが一生懸命正しい方向を示してくれていたのです。それを知る由もなく、ちょっとふてくされた私は、
川辺の大岩に寝転がり、
別にハヌマーン・テンプルなんて、そんなに行きたい訳じゃないもんね。
などと嘯いていたのです。もう既に行っていたにも関わらず...。全てはGoogle maps のせいにしておきましょう。
でもこの川原がまた気持ちよく、ドカンと大きな岩の上はポカポカと気持ちよくて、気づかないうちに
いつの間にか、うたた寝していたのでした。
恐るべしハンピ。土地全体にラリホーがかかったような魔力です。
実際川北エリアは本当にのんびりとした場所で、懐かしさを覚える手作業の農村風景を眺めることができます。やってる方は結構な重労働なのでしょうが、
笑い声も聞こえてきて素敵な雰囲気。
牛だって現役の戦力なのです。
不思議岩。
岩の間に拓かれた田んぼ。
郷愁のハンピ川北エリア、最高です。
ハンピ村No.1有名店、マンゴツリー・レストラン/Mango Tree Restaurant。
ネットでハンピの美味しい店を調べると、必ず出てくるのがこのお店。どうやらハンピで最初に観光客向けに成功したレストランのよう。
ハンピに多い、寝そべりオーケーな寛ぎ席もこの店発祥なのでしょうか。WIFIが飛んでいないのが残念ですが、居心地は素晴らしい。レンタルバイクを返して渡し船で村へ戻り、まだ夜には早い時間だというのにほぼ満席です。
ターリーも北インド南インド両方揃っていて惹かれるのですが、写真で見て美味しそうだったエッグ・ビリヤニ180ルピー(277円)をオーダー。
爽やかなレモン・ジンジャー・ラッシー100ルピー(154円)を飲みながら待っていると、ビリヤニが到着。
米粒ひとつひとつに味が染み渡ったビリヤニは、それだけで充分美味しいくて、
添えられたヨーグルトソースを掛けると、
おー!なお一層うまいです。
ヨーグルトとカレー味の相性は鉄板ですね。もう一つ気になって頼んだマサラ・パパド40ルピー(62円)は、
パリパリのパパドの上に、スパイスを絡めた生のトマト、玉ねぎ、人参。
インド式サルサみたいで、これまた美味い!
これでビールを飲んだら最高ですよ。ビール置いてないですけどね(残念)
ハズレが無い料理に気を良くして、デザートまでいっちゃいました。バノフィーパイ/Banoffee Pie 170ルピー(262円)は、
バナナとコーヒーのパイですね。
ちょっと甘さが強いけど、これもなかなかイケます。お会計は税とかサービス料とか一切無しの490ルピー(755円)。さすが人気一番店。クオリティと値段のバランスも、文句ありませんでした。
次回予告
ハンピの最終日は、朝9時がチェックアウト・タイムで、バンガロール行きのバスが夜11時発。
その間14時間をどう過ごそう。
頭を悩ませていたのですが、結局自転車を借りて、まる1日アクティブに動いてしまいました。途中ゴアで一緒だったジョージにも偶然再会し、最後まで充実のハンピ3日目です。
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