ヒマラヤの山々にかまけて、なかなか足を運べていなかったネパールの市場。ポカラから戻ってきた翌朝に、タメル地区から歩いてすぐのアサン市場/Ason Bazar へ早速行ってきました。久々に訪れた市場はやっぱり最高!アサン市場は、
活気もあってストリートフードもちょこっと楽しめる素敵市場!
なのでした。もう少し歩いた先にある、絶品プリンが有名なスノウマン・カフェと併せてご紹介します。
※1ネパールルピー=0.97円。ほぼ日本円と同額なので、ネパール篇では個別の日本円換算は記載しないこととします。またネパール篇で単にルピーと記載したものは、ネパールルピーのことだとご理解ください。
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タメル地区中心部から徒歩10分!
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2月8日(土)の朝8時半、宿を出てアサン市場へ向かいます。中心部から10分も歩けばついてしまう市場は、路上に沢山の食品が並んでタメル地区とはガラリと違う、ローカルな雰囲気を楽しめます。
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ここはまだ市場中心部に至る前の序ノ口なのですが・・・
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既に新鮮な野菜がテンコ盛り!これはきっとサーグに使うやつですね。
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うんうん、野菜がツヤツヤで見ていて楽しくなってきました。考えてみると、ネパールでは市場に来ていなかったからバングラディシュ以来で久しぶり。
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熱心に品定めする人や、たくさん荷物を抱えたオッチャン。そのわきではのんびりとお茶を啜っていたりして、この空気、
やっぱり市場たのしいなぁ!!!
とあっという間にテンションがだだ上がりです。生鮮品の品質や品揃えの他にも良い市場に欠かせないのが、
市場めし!!!
この市場でも数は少ないながら、いくつかその場で食べられるものが出ています。
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パンは市場じゃなくてもいいよねとスルー。奥で何かを揚げているネエさんが気になります。まわりに何人か人が立って、出来上がるのを待っているのです。
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小麦粉の生地をボール状にして揚げていますね。
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いい色になってきました。
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揚げあがるそばから売り切れそうになるところを、負けじと購入。聞くとこの食べものはワダマリ、もしくはワラマリという名前で、朝ごはん替わりにポピュラーなものらしい。油の質が微妙だけど、
素朴な塩味で、やっぱり揚げたては美味しい!
10個で20ルピーっていうのがまた嬉しいですね。ネットで調べても出てこないし、ネパール人に聞いてみても知らないというし、これは結局なんなのでしょう。
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小腹を満たして落ち着いたので、じっくりお店を見て回ります。
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香辛料や干した青物、きっとグンドゥルックを作るやつですね。
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さすが豆類は種類も豊富。
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ヒラタケそっくりの茸もあれば、
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豆腐に、
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これはヨーグルト?バクタプルを思い出します。
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自転車の果物売りは、蜜柑に林檎とザクロ。
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ココナッツも売っているのは意外でした。ネパールで獲れるのかな。
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もちろんペシャンコにして干したお米チウラや、
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ヒマラヤンソルトもあるので、食べ物系で自分のお土産を買いたい人は、ここに来れば大概揃いそうですね。
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お茶のようで、お茶じゃないようなこれは何だろう。
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アサン市場の中心はこの広場。人も店もそれなりに多いのですが、押し合いへし合いまではいかずに、どことなく落ち着きがあります。
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市場のなかには食べ物だけじゃなくて、
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ヒンドゥーっぽいお供え花も売っています。
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ああ、ここにヒンドゥー寺院があるのですね。
聖俗混在して生活の息吹が溢れています。
山やお寺も良いけれど、タメル地区からほど近いのにほとんど外国人旅行者がいないこのエリアは、ネパールらしさを楽むならうってつけの場所かもしれません。
ローカルが押し寄せる、大人気のお店に突撃。
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市場で食品をひと通り見てひと息ついていると、脇道に見えるお店にネパール女子が殺到しているではないですか。
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女子だけじゃない、オジサンも吸い寄せられるように群がってきました。食べ物を売っているようなので、暫く後ろから覗いて観察してみました。
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売り物は何種類もあるようだけど、どうやら一番人気は、どっさり積まれた丸くて薄い生地のもの。
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注文が入ると、ドンと茶色い塊をのせて、
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ぎゅるんと巻いて完成。何が何やら全く分からないけれど、
これだけ人気なら見逃す手はありません。
外国人というだけで珍しがってジロジロ見られる久々にアウェイな空気ですが、そんなことに負けるわけにはいかないのです。身振り手振りでゲットしました。
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1個50ルピー。包んでいる裏紙に、
刻一刻と油がしみだしてきます。
すごいオイリー。ほんのり暖かいそれをガブリといってみると生地はクニクニして食感が楽しく、中の茶色いのは、
おぉ、すごい甘くて、どっしり重たい味・・・。
この食べ物の名前も中身もまったく不明なのですが、食べた感じ茶色いペーストはスイートポテトを超こってりにしたような味で、ヤシ糖を練ったものに近いイメージ。美味しいかと聞かれたらちゃんと美味しいのですが、
1個でかなりの破壊力です。
でも、そういうのもやっぱりローカル市場っぽくて、嬉しくなってしまうのです。
各所で絶賛されている名物プリン@スノウマン・カフェ/Snowman Cafe。
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アサン市場からまた10分ほど南西に歩くとあるのが、スノウマン・カフェ。ここのプリンが超絶ウマイと各所で絶賛されているので、足を伸ばしてみました。
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店も雰囲気があるけれど、ヒゲのマスターもなかなかの雰囲気。レトロという言葉が軽すぎると感じる不思議な風格のあるお店で、外から入る自然光が良い雰囲気。
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席に落ち着いて早速、噂のプリンとブラックコーヒーをオーダーしました。コーヒーは紙コップに入った簡単なもので50ルピー。ローカル食堂の値段ですね。
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そしてこちらが噂のプリン120ルピー。前情報通り、スが入った素朴な外観です。スプーンを入れるとしっかり抵抗がある固めのもので、口に入れると僅かにほろ苦く濃厚。
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たっぷりかかったカラメルが不思議にフルーティで、苦さと相まって複雑玄妙な味わいを作り出しています。
これ、すっごくオトナな味。
なにか隠し味を入れているのかと思って聞いてみると「ミルクとクリームにバニラエッセンス。あとは砂糖でカラメルを作るだけ。特別なものは何も入れていないよ」とのこと。それであの味になるかと思うと魔法でもかけているようです。1か月以上たった今でもはっきり味を思い出せる、
これまで食べた中でもトップクラスに美味しいプリンでした。
次回予告
ネパールで食べ逃しているものの一つに、チベット族の鍋料理ギャコックがあります。
ひとり旅で最もハードルが高い鍋料理。
でもせっかくだからトライしてみたい。そこで思い出したのが、以前バスで助けてくれた彼。SNSで連絡を取り合っていたので、誘い出してギャコックの有名店「Utse Restaurant」へ食べに行ってきました!
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