ヤーサス(ギリシャ語のこんにちは)ミャーです。リアルタイムでは約1か月過ごしたトルコを離れ、
ギリシャに入りました!
トルコのマルマリスからフェリーですぐのロードス島です。ここからアテネ、クロアチアと北上していく予定です。さてブログは4月4日。コンヤを発ちトルコ南海岸沿いの町アンタルヤを目指します。寒さとラマザンでやられたわたしにとって、アンタルヤは別天地!そして今回のトルコ旅で最強クラスのロカンタにも出会ったのでした。
※文中のレート換算は実際にアコムカードで調達したレート7.29を四捨五入して、1TL(トルコリラ)=7.3円で記載します。尚トルコはいま月単位で値段が変わるレベルのインフレ中。あくまでご参考まで。
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コンヤ→アンタルヤ6時間弱のバス移動。
コンヤからアンタルヤへは前にも乗ったFLiXバス。11:00発16:45着の予定です。余裕を持って9時に宿を出て、まずは中心部から北の郊外にあるバスターミナルを目指します。
来た時と同じバスターミナルなので慣れたもの。Zafer駅からトラムに乗ってOtogar駅で下車。結局コンヤの交通ICカードのコンヤカートは、バスターミナルの行き帰りでしか使いませんでしたね。
駅からバスターミナルへ直結の通路を歩き、
バスターミナル到着。うん順調です。
アンタルヤへ行くバスがどこから出るか分からないので、FLiXバスが多く発着している辺りで時間を潰し、
出発時間から30分を切ってもそれらしいバスは来ませんね。FLiXバスの係員らしいオジサンに聞くと、
ここで待ってろ。大丈夫だ。
たぶんそう言っているのですが、こちらが心配してるのはお互い言葉が通じてるかどうかですから。
まあ場所さえあってれば何とかなるだろうと待っていると、発車10分前にバスが到着。良かった、これでちゃんとアンタルヤまで行けそうです。
バスの座席はいつも通り1列席と2列席が並ぶゆったり使用。トルコのバス旅はかなり快適です。
前に乗ったFLiXバスでは飲み物とお菓子ワゴンのサービスがありましたが、今回は飲み物のみ。
紅茶をもらって啜りながら、窓外の景色を眺めます。
内陸部のこの辺は、カッパドキアみたいな奇岩はないけど、荒々しい岩山が連なる厳しそうな自然環境。
アンタルヤに近づくにつれ、少し緑が増えてきました。
途中2回の休憩を挟み、
お土産屋さんを冷やかしたり。相変わらず昼食を取れないままバスはアンタルヤへ入ります。
おお、ヤシの木が生えてる!
トルコ自体はとても旅しやすいのですが、ラマザンと寒さにだいぶヤラれていた身としては南国っぽい風景に希望を抱きます。
16:40アンタルヤのバスターミナルに到着。曇っていて暖かいとは言えないけど、寒さは随分マシになりました。うん、これくらいでも助かります。
中心部までのバス移動と今回の宿。
アンタルヤも長距離バスターミナルが中心部から北の郊外にあり、バスかトラムでの移動が必要です。Googleマップで経路検索してみたらバスが早そうなのでバスで行くことに。でもですね、アンタルヤを出る際にトラムを使って分かったのですが、
絶対トラムの方が早いし便利!!
Googleマップに騙されましたよ。そのGoogleマップには93番と94番のローカルバスが中心部へ向かうと出ています。
ちょうど94番のバスが止まっていますね。予定発車時刻まであと6分。急いで交通カードをゲットしなくてはなりません。
探すまでもなく近くで見つかったアンタルヤカートの発券機。英語対応もしてるので、迷うことなく発券できました。使い捨てチケットも買えるっぽいけど、一応チャージ式のカードを買っておきますか。
発券に15TL(110円)、発券後に所定の場所にカードを置いて、現金を入れて15TLをチャージします。
ふぅ、無事発車時刻にバスに戻れました。運転手さんに下車予定のバス停をスマホで見せて、確実にそこに行くことを確認。万端整ってさぁ行こうぜ!という気分なのですが、
バスは一向に発車しません。
発車時刻を15分過ぎてようやくノロノロ動き出したのでした。
バスを降りて少し歩くと町の中心部にあるアイ・オテル/Ay Otel。Booking.comで45.36ユーロですから1泊2200円くらい。今回の旅はこの位の値段なら、ドミトリーより個室を選ぶ予算感覚です。
ちょうど良い広さの部屋に大きめのベッド。ギシギシ軋むこともなく快適です。
トイレとシャワーも部屋に付いていて、湯量も温度もばっちり。但しフロントが起き出す前の朝早めだと、シャワーの温度が上がらず地獄を見ます。
wifiはまあまあだけど、時々調子が悪くなる。でも部屋についてるベランダが居心地良くて、何よりアンタルヤが居心地良くて、翌日さっそく2泊延泊をお願いしたのでした。
アンタルヤ散策とツアー申込み。
アンタルヤといえば陽光溢れる海沿いのリゾート地。365日中360日晴れると誰かが書いていたはずなのですが、部屋に着いてiPhoneの天気予報をチェックすると
いる間ずっと雨じゃないか(泣)
ほとほツキがないと嘆いてる暇はありません。もう夕方だけどまだ青空が出てる今のうちがアンタルヤ観光の勝負時です。
早速ベランダから見えていた広場に降りてみましょう。陽光に噴水の水がキラキラして何とも良い雰囲気なのですが、そ、そこに見えるのは…
コンヤで密かに探して見つからなかった生搾りジュース屋さん!
羊肉と脂に塗れたカラダがビタミンCを欲していたのに、ついぞ出会えなかったものが目の前に。しかもイスタンブールより安いですよ。
早速ザクロジュースの中サイズ、25TL(183円)を注文します。
とぼけた感じのオッチャンは、惜しみなくザクロを次々搾り、カップを満たしてくれました。
うん、沁みる。いや泣ける。
この店には居るあいだ毎日通いましたからね。アンタルヤの町には至る所にフレッシュジュース屋さんがあるし、噴水などの水場もあちこちにあって素敵です。なにより町の人々も寛いで明るく、昼間から飲み食べタバコを吸っていて、
ラマザンはどこいった!!?
たまたまかもですがアンタルヤではラマザン休暇の店には1回も当たらなかったし、ローカルな店に行っても路上に出したテーブルで、日のあるうちから普通に飲み食いしているのです。ラマザンを感じないだけで
なんかとっても開放感!!
コンヤは少し重々しかったですからね。
少し歩いてここはアンタルヤの港が一番できるスポット。港を30mくらいの崖が取り囲んでいて、このエレベーター/KALEİÇİ PANORAMİK ASANSÖRで無料で昇り降りできるのです。
上からはこのように、アンタルヤらしい港の景色が望め、
下に降りると可愛らしい遊園地を連想しそうな、ホッコリ観光の雰囲気。
カフェやレストラン、お客をおちょくるあの有名なトルコアイスも楽しめます。
海賊船。権利関係は大丈夫ですか?
うん堪能した。これで明日から連日土砂降りでも諦めがつくというものです。さて帰ろうかとエレベーターに向かうと、ツアーを売ってるオッチャンから声がかかります。アンタルヤ周辺は沢山の遺跡や滝など見どころが多く、観光にさほど熱心ではないわたしも、
ケコバの海中都市は見てみたい!
と密かに思っていたのです。軽く値段だけ聞いてみると「ケコバなら60ユーロだ」と。熱心に売り込みしてくれるのですが、かなり癖のあるオッチャンの英語は1割くらいしか聞き取れません。「でも明日からずっと雨でしょう」と断ると、
何言ってる?ケコバまで150kmも離れてんだぞ。明日は晴れるに決まってるだろう!
そこだけハッキリ聞き取れて、検索しろというのでKekova weather と入れてググってみると、
ホントだ!!明日は晴れるじゃん!
店舗ですらない箱の上で営業しているオッチャン。説明もよく聞き取れないし本来ならここでは頼まないのですが、そこは天気を教えてくれた恩があります。「安くしてくれるなら行くよ」というとどこかに電話して55ユーロ(8000円位)に下げてくれました。しょうがない、ここで申し込むか。
申込書をツアー会社に送る時もミスしたりして、
ほんとに大丈夫かオッチャン⁉︎
果たして明日ちゃんと迎えはくるのでしょうか。55ユーロは無駄にならないのでしょうか。不安になりながらその日を過ごしたのでした。
これぞ正真正銘のロカンタ(食堂)!ELiT PiLEKiに惚れる。
コンヤでは連日ご馳走を食べ歩く生活を反省し、トルコの食堂業態であるロカンタに行ったものの、どう考えてもあれはレストランでした。考えてみればイスタンブールで2回行ったKanaat Lokantasıも素晴らしい店だけど大衆食堂という雰囲気ではありません。もう1軒訪れたお洒落カフェ食堂みたいなロカンタは言わずもがな。ならばそろそろ、
本気の大衆食堂を探すべきじゃないか。
トルコ旅も終盤戦にして、今更気づいたのも随分アレな人みたいですが、人生に遅すぎるという言葉はないのです。
Googleマップを駆使して口コミ内容も詳細にチェックして、たどり着いたのがこちらのお店。ELiT PiLEKiです。
表に手書き黒板が出ています。内容はイマイチ分からないながら、良心的な価格設定ですね。中に入ると席は少ししかなく、主に路上に出したテーブルで食べる店のよう。にこやかな兄さんが迎えてくれて、
ショーケースの惣菜を見せてくれます。この日は時間が遅かったからか空のトレーが多く、こちら(↑)の白インゲン豆を使ったクルファスリエと、
こっちはひよこ豆料理。うーんひよこ豆は大好きなんだけど、ここはトルコ人のソウルフードとも言われるクルファスリエでいきましょう。
ピラフがあったので頼むと「黄色いのもあるよ。どうする?」というので黄色い方をチョイス。スープはレンズ豆かトマトのか。ではトマトをお願いします。言葉は片言同士なりにスムーズに注文が進み、外の席を選んで座って待ちます。
まずはトマトのスープ。トロリとして旨味がじんわり広がります。とてもまろやかで、味はしっかりしているのに、酸味も塩味も尖ったところがまるでありません。
続いてクルファスリエ。お豆がぷっくり丸々として見た目も美しいのですが、一口食べて驚きました。
うわぁ…何この食感。
一粒一粒が完璧に均一な状態で、豆らしくホコホコしてて、でもきめ細やかでねっとり。豆が良いのか料理の腕なのか。どんなに試しても自力で再現できる自信がありません。
味の方もトマトの旨味が凝縮され、塩味もたっぷりの油も、ぜんぶ旨味に包まれて優しくまろやかな幸せの味。
これはイスタンブールの専門店を軽く超えてきましたね。
食後のチャイも頼んでお会計は95TL(694円)。
ほら、やっぱりあるんですよ。安くて旨い店!!
感じが良いし安くて早い。それで味はべらぼうに旨いんですから、この店にすっかり惚れてしまいました。滞在中ここにはあと2回来たのですが、アンタルヤ延泊を決めたのもこの店が理由の一つです。
さて次回はアンタルヤ2日目。怪しさを拭いきれないオッチャンに申込んだツアーは果たして大丈夫なのでしょうか!?
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