トルコ 中近東 旅のブログ

発見コンヤの生鮮市場!とコンヤ料理食べ回り。

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メルハバ〜ミャーです。リアルタイムでは只今トルコのマルマリス。実質今日がトルコ最終日です。昨日までにトルコで食べ納めしておきたいものも食べられたし、今日はノルマのないゆっくりデイ。

明日のギリシャに向け英気を養いますか。

さてブログは4月3日。朝イチから洗濯機を回し、

3時間半かかって乾燥まで完了です。アンカラほどじゃないけど、やたら時間かかるのは何か設定を間違えてるんでしょうかね。さて時間は既に12時。前夜は自重して食事を抜いたので、胃の調子もかなり回復。早速昼ごはんの店に突撃です!

※文中のレート換算は実際にアコムカードで調達したレート7.29を四捨五入して、1TL(トルコリラ)=7.3円で記載します。尚トルコはいま月単位で値段が変わるレベルのインフレ中。あくまでご参考まで。


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遂に見つけたコンヤの生鮮市場!

昨日もチェックして閉まっていたこのお店。アラバス・チョルバスというチキンスープが旨いらしいのですが、この日もやはり閉店中。

ぐぬぬ、ラマザンめ。

ラマザンのストレスは溜まる一方ですが、慣れてもきたのですぐに次の候補へターゲット変更です。

こっちの店はどうでしょう、人は居ますね。

まだ開いてない、2時からやるよ。

よしよし、それなら2時間弱ブラブラしてきますか。そうだ、昨日見つからなかった生鮮市場を探してみましょう。

ドライフルーツ屋さん発見。

こっちはお茶と一緒にヘナの粉を売ってます。飲むの?まさかですよね。それにしてもこの旧市街、肉や野菜の店がこれだけ見当たらないということは、

逆にどこか1箇所にまとまってるはず!

あっちこっちで市場を探し回ってきた市場マニアの勘が囁きます。

※今ググってみたら、ヘナタトゥーだけじゃなくヘアカラー剤としても使うようですね。

鼻をクンクンさせながら、方向転換して南の方に行ってみると道具屋街。いいですね。絶対買うもの無いけど、見てるの好きです道具屋街。

おおお!魚屋を見つけましたよ。内陸の町コンヤで魚はあまり期待できませんが、

うん、やっぱり鯖もキズが多いですね。ちょっと匂いもするし…お、この魚は。

「レウレック?」「そうだレウレックだ」

そうかふーむと、魚に顔を近づけじっと見ます。値札を読んでみただけで知らない魚なんですけどね。

知ってるフリして目利きごっこです。

おっさんになると色んな遊び方があるのですよ。「うむ、なかなか良い魚だな」という顔で店主に頷いて立ち去ります。さて魚屋があるということは、この辺りは大変にアヤシイですよ。ぐるりと周囲を見回してみると、一点に目が吸い寄せられます。

うん匂う。もうぷんぷん匂います。

このそっけないドア。でも誰でも出入りできそうな雰囲気。そっと扉を開けてみると、

きたーー!!ありました!!

こんな屋内に隠れていましたか。

野菜も果物もツヤッツヤ。思わず頰が緩みますね。

買いたいけど泊まってる宿はキッチン微妙だったしなあ。今回は見るだけプレイですかね。

トルコ料理には欠かせないサルチャとヨーグルト。

チーズもほんと色々種類がありますねって、

これもチーズ⁉︎

青カビチーズは好きですが、この見た目はなかなかハードボイルドです。

こっちなんかもう、

遺跡の発掘現場じゃね。

このチーズ、どの店でも目立つように置いていたから、コンヤではよく食べるやつなんでしょうね。

こっちのコレは何でしょう。木を薄く削ったようなこれも食べ物ですか?穀物を伸ばして乾燥させたようにも見えますね。

これも同類?いやいやコンヤの市場は面白いですね。

反対側に肉屋さんも発見。鶏屋さんに、

牛屋さん。でもコンヤといえば無類の羊喰らいの町。なぜ羊屋さんがないのでしょう。と建物を出てみると、

あった、ありました。

それも強烈なヤツ!!

自主規制でモザイクかけましたが正肉はもちろん、内臓に頭もゴロゴロ。これはトルコの他の町では見ませんでしたからね、さすが羊喰いのコンヤです。

激重名物料理、コンヤ風ティリット!

ティリット/Tirit という料理をwiki の英語版で見てみると、残り物の硬くなったパンを内蔵スープで調理するようなことが書いてありますが、コンヤでは少し違うっぽい。いずれにしてもコンヤでは大人気の料理で、この店は特に人気店のようです。

言ってた通り2時に合わせて戻ってみると、店はちゃんと開いていました。良かった、昨日の夕食抜いてるからもう色々ギリギリですよ。席につくなり店員の兄さん曰く、

うちは看板メニュー1種類たけだから、ビッグかスモールかだけ選んでね。

良いですね、潔くて期待しちゃいます。でもトルコではもう充分学習しましたから、冷静をキープしてスモールを注文します。

待つこと暫し、出てきたのは無骨な風貌のひと皿のみ。トルコではやたら付け合わせが出てきたり、何を頼もうと無条件でパンが出てくるのですが、この皿以外何もきません。

むむ、パンくらい出してもいいんじゃんか。

と思ったら、パンは下に敷いてあるんですね。これはブルサで食べたイスケンデル・ケバブやピデリ・キョフテと同じ流れ。そして同じようにバターと肉汁、ヨーグルトでビシャビシャになっていて、

空腹に入れるには重すぎる一撃。

脂と乳脂肪分の重さに加え、塩気も相当強いのですよ。

肉は表面が香ばしく焼かれており、塩加減もちょうど良い。焼き方も香ばしく、羊肉の旨さが引き立つ良い加減です。なので下のパンを食べては羊肉で中和する。

まさかパンが重くて羊に逃げるとは∑(゚Д゚)

普通とは真逆の展開に戸惑いますが、だって見てください。

この脂の海!

パンを足場にしてかろうじて陸地をキープしている状態のお肉。パンを食べると足場が崩れ、肉も危険な海に落ちてしまう。

まるでジェンガのような恐ろしき一皿。

さすがコンヤ、羊に関しては容赦ない攻撃を仕掛けてきますね。お会計は180TL(1314円)でした。

旧市街のモスクとヒルパーク。

胃に溜まった油をタプタプさせながら、腹ごなしのコンヤ見物をしていきましょう。まずは昨日エトゥリ・エクメキを食べた店の真ん前、Azizia Mosqueから。

正面から見るとなんとも威厳があってカッコいいこのモスク、オスマン様式とバロック様式をミックスさせた建築だそうで(Googleマップに書いてあった)、時間になると礼拝する人が表まで溢れ返るんです。

決して観光気分でワーイなんて雰囲気じゃないのです。いや他のモスクもそうですし、モスクを拝見するときは色々気を遣っているつもりなのですが、ここは何というか、

とっても怒られそうな雰囲気。

でも中も窓が大きくて、光に包まれた素敵なモスクですね。

旧市街にあるもう一つのモスクへ行く途中、ハンを発見。これブルサで見たシルクロードの隊商宿ですよね?HANIって書いてるけど…たぶん。

そんな古くからの商店街に囲まれて、というか

商店の上にあるのがこのモスク。

Kapu Camiiです。下の店の服が地味なので見過ごしそうですが、ファサードの天井の幾何学模様が綺麗ですね。中に入るとこれまた、

随分オシャレじゃないですか!

下で売ってるのはゴリゴリおっさん服(言っちゃった)なのに、このギャップはなんでしょうか。

うーむ美しい。

ところで石の天井を木で支えてるのは大丈夫なのでしょうか。中に石とか鉄筋が入ってるのですかね。余計なこと言うと怒られそうなので、忍足で退散しましょう。

コンヤの町のど真ん中にあるAlaaddin Hill Park。少しだけ高台になっていて、敷地の大部分を芝生が占める市民の憩いの場所という雰囲気。

噴水の階段を登ると、思い思いに過ごす地元の人の姿があります。家族連れ、友人グループ、恋人と…ちょっとそこ、

激しくイチャイチャしてるの大丈夫ですか?

イスタンブールならともかく、コンヤですよここは。ほらお巡りさん来ましたよ。

トルコのその辺の事情はさっぱり分かりませんが、パトカーが黙って通り過ぎたからセーフなのでしょう。さてそのイチャイチャ現場のすぐ裏にあるこちらのモスク。

Alauddin Qayqubad Mosqueというそうですが、いったい何て読むんでしょうね。スロープを上がり靴を脱ごうとしていると、

こりゃ、そこはもう土禁じゃ。

中にいたお爺さんがおそらくそう言っています。うん、やっぱり怒られました。「どこから来たんじゃ」「日本です」「そうか、ここを見たらあっちも見に行くと良いぞ」お互い言葉は分からないながら、観光客にアドバイスをくれる優しいお爺さんです。

お布施はここに入れるんじゃぞ。

中は今まで見たことのないだだっ広いホールです。

天井はこのように木でできていて、あれ?ドームじゃないんだねと思ったら、

ミフラーブのところだけはドーム天井になっていました。さて、モスク3つも見たしお布施もしたし、宿に戻って少し休憩しましょうか。

ロカンタだけどもはや食堂ではないMaruf Türbeönü Lokantası。

せっかく昨晩メシを抜いて胃を休ませたのに、昼の強烈ティリットで台無しどころかマイナスに。いや今日だけじゃない、さすがに羊を食べすぎだ。そう考えてふと気付きました。

羊だけじゃない。毎日ご馳走を食べすぎなんだ。

そうでした。旅のテーマは「幸せな日常食」。もっと普通の惣菜とかスープとか、そういうものにトライすべきだったのです。となればロカンタだ!トルコの食堂であるロカンタの良い店を探しましょう。

と、夜のメヴラーナ博物館を観ながらやってきたのはこのお店。Maruf Türbeönü Lokantasıという口コミの大変良さげなロカンタです。

うん?随分と洒落ているじゃないですか。そういえばメヴラーナ博物館の前にあるんだから、観光客がわんさか来るのかも。メニューも明らかにレストランのそれだし、ちょっと意図と違う気もしますが

まずは初志貫徹のスープ。

やはり観光客慣れしている店のようで、ウエイター氏の英語はペラペラです。コンヤといえばのアラバス・チョルバス(鶏肉入りのスープ)をオーダーすると、

今日はやっていません。

あるのはレンズ豆かオクラのスープだけというのでオクラを注文。オクラスープ/Bamya Corbasi もコンヤの郷土料理ですからね。

相変わらず冷えるコンヤの夜には、暖かいスープが何よりです。

ほお、赤みがかったスープが食欲をそそるじゃないですか。

掬ってみるとオクラは1cmに満たない赤ちゃんサイズ。これは今日の市場でも見た記憶がありませんね。スープ自体は酸味が効いて、身体が中から温まる感じ。オクラもよく煮込まれておいしいです。もう1品、クルファスリエを頼んだのですが、これも無いとのこと。

理由はラマザンだから。

くそぉラマザン、行く先々に穴を掘ってやがる。よし、ならばこれをチャンスと捉え、知らないメニューを試すのです。

頼んだのはこれまたコンヤ料理だというカヴルマ/Kavurma。メニューによるとローストしたラム肉と…

また羊喰っちゃった∑(゚Д゚)

さすがコンヤ。隙あらば羊肉で攻めてきます。ただこの料理は豆も使っているらしく、確かに食べてみると肉の表面を、豆を煮潰したような優しい旨味が覆っています。脂身も極少なくて、これはなんともジンワリ旨い!

食後に頼んだチャイはサービスだったようで、お会計は2品の合計の185TL(1351円)。食堂というより完全にレストランの雰囲気ですが、値段もリーズナブルで料理も滋味な美味しさ。結果オーライでしたね。

次回はコンヤからトルコ南部の海辺の町アンタルヤへ移動です。大雪のギョレメから底冷えするコンヤ、寒さに縮こまった身体には

アンタルヤは別天地!

さらに1軒目から最強の大衆食堂を引く僥倖にも恵まれました。


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