今回・次回はアンタルヤ3〜5日目を日付ごとではなくシャッフルして2つの記事にまとめたいと思うのですが、まったり過ごしたので書く事が少ないのがその理由。そしてまったり過ごした理由のひとつにあるトラブルがありまして、実は3日目の朝起きたら、
足首を寝違えてました(泣)
いやどうでしょう、久々に持病の痛風が出た可能性も否定出来ないのですが、起きた瞬間の感覚としては「あ、ヤベ寝違えたっぽい」です。足首を寝違えるなんて生まれて初めてですが、そういう訳で無理して歩かないように過ごしていたのです。
※文中のレート換算は実際にアコムカードで調達したレート7.29を四捨五入して、1TL(トルコリラ)=7.3円で記載します。尚トルコはいま月単位で値段が変わるレベルのインフレ中。あくまでご参考まで。
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アンタルヤ朝食の定番セルプメ・ボレキ/Serpme Börek。
アンタルヤ料理にも色々あるのでしょうが、調べてすぐに出てきたのがセルプメ・ボレキとピヤズ。今回の記事ではこの2品とアンタルヤの町の様子をご紹介しましょう。
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セルプメ・ボレキを出すお店はGoogleマップでも大量に見つかります。専門店も多いようで、町中でアクセスしやすく(足痛いですから)口コミ評価の高いお店として選んだのがこちら、Antalya Usulü Serpme Börek (Börekçi Hasan)です。
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このガラスに貼ってあるのがメニューです。⚪︎⚪︎ボレキというのが5種類、全部50TL(365円)ですね。うん、お値頃。店の人に聞くと全部セルプメ・ボレキっぽく、肉かチーズか野菜どれがいい?と。
そこに書いてるあとの2つは何ですか?
と聞きたくなるけど冷静に考えて、頼むのはセルプメ・ボレキの定番である肉とチーズと決めていたのでした。それぞれ1人前ずつオーダーして席で待ちます。セルプメというのは「広げる」という意味で、生地を空中で回して極薄に仕上げる様子をYouTubeなどで見る事ができます。
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暫く待ったので生地を広げるとこから作ってくれたのですかね。熱々で美味しそうです。
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生地はこのように極薄で、外側はサクサクパリパリ。内側は少しもっちりしています。
うん、美味しい。
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トルコでボレキは色々種類があるそうで、基本的にはパイのような生地。イスタンブールで食べたのは大量のチーズが中に入った重たいものでしたが、これは全然違いますね。チーズの方はフェタでしょうか。とてもサッパリした真っ白なチーズが控えめに挟まってます。付け合わせのトマト、オリーブとよく合って、
朝食にはピッタリですね。
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でも個人的にセルプメ・ボレキの真価は肉の方。挽肉と玉葱にイタパセでしょうか、何かのハーブが入っています。この餡がなんとも懐かしさを感じる味でとても美味しいのですが、何でしたっけねコレ…
あ、餃子じゃんか!!
日本の餃子にも似た餡にサクサクのパイ生地。だから中華の点心ですよと言われても違和感がありません。親しみやすく美味しい、セルプメ・ボレキでした。
素敵なアンタルヤの町を歩きます。
前にも書いたようにアンタルヤの町はそこかしこに噴水などの水場が設けてあり、港町の陽光に映えて素敵です。上のセルプメ・ボレキの店の西隣りも水場のある小さな公園になっていて、そこには何と
アヒルがいます!
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平和すぎる風景に「台湾有事は日本有事」など忘れてしまいそうになりますが、そこにあからさまな不審人物が登場します。
ギェッギェッギェッ!
奇妙な声を発しながらアヒルに近づいて行くではありませんか。
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エサをあげてるように見えるでしょう。そうなら平和な光景ですが違うのです、
話しかけてるのです。
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アヒルもグェグェ言って交渉がまとまったのでしょうか。おじさんはアヒルを抱き抱えるとわたしの隣に腰を下ろします。こちらを見てニヤリと笑うと、
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ギェッギェッギェッ!
おじさんに答えてアヒルも
グェッグェッグェッ!
アンタルヤの町、とても素敵でしょう。
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アンタルヤでは宿前の広場とその北の方を中心に動いていたのですが、機動力が7割くらいに回復した最終日、南の方へ足を向けてみました。
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なるほどそこはお洒落ホテルが建ち並ぶお洒落ストリート。普通の観光客はこの辺に泊まっていたのですね。
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お土産屋さんも心なしか洗練されていて、見て歩いてるだけでも楽しい。
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足はまだ痛いのですが、なるほどアンタルヤがリゾート地ってこういう事だったのかと、雰囲気に釣られて海の方まで来てしまいました。
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わぁ素敵なテラスレストラン。
などと黄色い声が聞こえそうですが、わたしには ”どローカル” なボレキ屋が似合いです。ちょっと羨ましいですが先へ進みます。
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テラスレストランを曲がるとヒドゥルリク・タワー/Hidirlik Towerというローマ帝国時代の塔があって、
そこからの景色がまた素晴らしい。
湾を囲む断崖に乗って広がるアンタルヤの町。そしてその先には雪を冠する山々が見えます。
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iPhoneのカメラじゃこれが限界ですが、実際にはこの4倍くらい綺麗です。
アンタルヤの町を歩いていると、他にも歴史のありそうな建造物をしばしば見かけます。
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これはÜç Kapılar Girişiという門。この先がカレイチという旧市街で、さっきのお洒落ホテル街もその辺にあります。
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ちょっと未確認ですが、古代ローマの建造物という情報も。
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古い石垣に、藤のような花が咲きこぼれていて素敵です。開放感のある海辺のリゾート地だけど、不思議な落ち着きを感じさせるのは、こういった歴史ある景色がその理由なのかもですね。
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たぶん今回訪れた中で一番居心地が良かったアンタルヤ。機会があったら是非行ってみてください。
夏に食べたい爽やかアンタルヤ料理ピヤズ/Piyaz。
さて今回食べたもう一つのアンタルヤ料理はピヤズ。ピヤズ自体はトルコのあちこちで、副菜のサラダとして食べられているようですが、
アンタルヤでは主役級の扱い。
先ほどのセルプメ・ボレキの店からも近い、こちらの店で試してみました。
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たぶん白インゲン豆だと思うのですが、入っているのは白い豆とトマトと玉葱にゆで卵。イタリアンパセリらしきハーブも載っています。
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大量のソースに浸っていますが、これはタヒニという胡麻ペーストがベース。オリーブ油もかなりの量使われています。
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掬ってみるとお豆がたっぷり。胡麻のコクに豆の食べ応え、レモンが爽やかな酸味を加え、
夏には最高な冷菜ですね。
トルコって意外と生野菜の扱いが適当というか、切って盛っただけで「好きに塩でも振って食え」みたいなが普通に出てくるので、こういう料理は新鮮です。
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久しく食べてなかったキョフテも頼んでみました。イスタンブールで食べたどのタイプとも違って、串に刺して焼いてるとこなんか、小さなシシ・ケバブっぽい。食感はふわりと柔らかく、
でも肉の挽き方に緩急があって美味しい。
キョフテひとつでも色々な技を見せてくれるトルコ料理です。さてお店から「デザートはどうだ」とのお誘いがあったので、この店で人気というハルヴァを試してみましょうか。
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ハルヴァというと中近東で食べられている乾燥した硬いお菓子のイメージでしたが、この店のものは
もったりペースト状で温かい。
こういうのもあるんですね。胡麻のお菓子だと思うのですが、食べた感じは白餡を連想します。トルコにしては優しい甘さででもやはり、
トルコデザートは量が多すぎる(汗)
これだけ食べてお会計は190TL(1387円)。味も良いし値段も良心的なお店でした。
次回はトルコの大衆食堂ロカンタと、愛用していたウィンドブレーカーが壊れて買いに行った、アンタルヤのショッピングモールのお話です。
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