モンテネグロ ヨーロッパ 旅のブログ

コトル近郊のペラスト観光とアンコウのパスタ。

投稿日:

5月1日の月曜日。モンテネグロはコトル3日目のこの日は、コトルから繋がるもう一つの内海に面した町ペラストへローカルバスの日帰り小旅行。ペラストでは、

やっぱりあった、美味しい海の幸!

そしてコトル最後の夕食も、やはりモンテネグロBBQのタンガで締めたのでした。

※文中のレート換算はアテネで実際にセディナカードを使い調達したレートを四捨五入して、1€(ユーロ)=147円で記載しています。


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ペラストにローカルバスで行ってみる。

コトル観光といえば、コトル砦から見下ろす絶景に、旧市街の城壁歩き。他には40€程度で参加できる、モンテネグロ版 “青の洞窟” を含む日帰りボートツアーなんかもあります。青の洞窟はなんとなく

キャピキャピしそうだからやめといて

ボートツアーにも組み込まれているペラスト/Perast という町までローカルバスで行ってみましょう。正直に言うと、BBQ以外のものもそろそろ食べたいわけですよ。コトルから離れて昼飯ついでに観光という算段です。

月曜日とはいえ祝日で、たぶんバスは日曜運行だと言う宿のスタッフさん。バス会社に電話してくれたけど誰も出ないので、不明なまんま出発です。日曜運行だと思って行動しましょう。

宿から見て港の向こう、木が並んだ一番左辺りがバス停とのことです。

ここですね。車道に大きくBUSと書いてあるので分かり易い。

わたし以外にも、ペラストに行きそうな観光客が10人近くいます。けっこう人気の観光地のようですね。

BLUeLINEと書いてるあれがペラストに行くバス。11:15予定のバスは11:20にやってきました。

乗車時に1.5€(221円)を運転手さんに払うと、写真に写っているレトロな発券機をカチャカチャいじってチケットを発券したくれます。

お〜シブいですね。

湖沿いを走る気持ちの良い道。これは左側に座っておくべきでした。

30分ほどでバスはペラストの中心部、港沿いの細道に到着しました。降りた瞬間、正しくリゾートな観光地の雰囲気を醸し出すペラスト。

港には常にたくさんの小型ボートが発着しています。海沿いの道に白壁赤屋根の建物が並び、レストランが軒を連ねていますね。

コトル同様に山に囲まれた内海なので、波もなく町の雰囲気も湖畔のように落ち着きがあります。さて問題は昼ごはん。特に目当ての店がある訳でもなく、並んでいるのはいかにも観光地然としたレストラン。

でもちょっと、湖のような海を間近に見ながらのランチもなかなか素敵じゃないですか。コトル旧市街では

モンテネグロに来て、高いイタリアンなんか食うもんか。

と頑なに拒否している身ですが、こんなの↓見たら話が変わりますよね。

色とりどりの鮮度良さそうな魚に海老。ホウボウやアンコウまで並んでいます。これはアテネやアルバニアで見た魚市場より遥かに状態が良いですよ。

メニューブックを些細に検討して、予算と内容を見比べ注文を決めます。

グラスワインを赤白ロゼ数種ずつ揃えていて、これはモンテネグロ産のロゼワイン。6€(882円)もするけどいいのです。普段ローカル食堂を偏愛しているわたしですが、

たまにはTPOもわきまえるのです。

それに一応アルコールメーカー出身。ペーパードライバー的ソムリエ資格だって持っているのですと、ここは自慢しておきましょう。うん、爽やかウマイ(語彙)

さて、本命の料理はこちらのパスタ。ショーケースを見た時から気になっていたアンコウ(Monk Fish)を使った一品です。「日本ではアンコウは高いんだよ」と言うと、

そうなの?まぁ、そこで獲れるからね。

と目の前の海を指さします。いいですねー、ペラスト前の獲れ獲れの魚介類。

パスタには尻尾しか使ってないと言っていましたがどうして中々、アンコウの身がゴロゴロ入っています。身の美味しさもさることながら、旨味が滲み出たトマトソースが濃厚で美味しい。

ソースがよく絡む平打ち黒パスタに、海老もぷりっぷりの大きめなもの。うーん満足。やはり産地の海を眼前に食べるのは、とても贅沢な気分になりますね。

イタリアンだから締めはエスプレッソ。普段は入れない砂糖も入れて、デザート代わりの1杯です。お会計は計24.8€(3646円)。うん。やはりそこそこしますね。

教会の島へボートで渡る。

宿の人から「ペラストではOur Lady of Rock (岩礁の聖母)という島に船で渡れるわよ」と聞いていたので、レストランで乗り場を教わり行ってみると、

おお、なんか揉めてますよ。

どうやら支払いの問題で、話が違うとやり合っている様子。するりと脇を抜けて船の方で聞くと、やはりこの揉めてる所でチケットを買わなきゃダメみたい。

待っていると出港しちゃうので、揉めてる端っこの人を捕まえてなんとかチケットをゲットできました。5€(735円)で往復してくれるよう。

離れて行くペラストの町を海側から眺め、気持ち良い潮風を堪能する暇もなく、

5分もたたずレディ・オブ・ロックという島に到着。

わたし以外はひとつの団体ツアーの参加者で、彼らより遅れると余裕で置いていかれそうな雰囲気です。乗ってきたボートの場所を忘れないようにしておきましょう。

さて、歩けば3分でひと回り出来そうな小さな島。真ん中にメインとなる教会があるけれど、まずは島をぐるりと回ってみましょう。写真左の奥に見えてる小さな建物はお土産屋さん。

味があって、少し欲しくなりますね。

その先は小さな塔と、灯台です。

反対側に回ってみると、すぐお隣にこんもり木の生えた不思議な島が見えますね。

ここは聖ジョージ・ベネディクト修道院といって、今でもここで修道生活が営まれています。毎日たくさんのボートツアーがこの修道院を一周し、パシャパシャ写真を撮るのですから、

おちおち布団も干せませんね。

さて、メインディッシュの教会へ入りましょう。教会と奥の博物館がセットで3€(441円)。教会だけだと無料で入れるという噂もありますが、問答無用で3€取られました。

教会はとても小さなものだけど、装飾品や絵画は見応えがあります。

ふむふむ。

ふむふむ。

博物館の方は武器やら生活雑貨やら、

骨董屋の品揃えのような展示が続きますが、

この島は何か十字軍とか、イスラム勢力との戦いと関係してるんですかね。

ググっても出てきませんが、そんな風な絵がたくさん飾ってありました。

船の前に戻って間もなく、同乗者のご一行がご帰還。船も間もなくペラストに向け出港しました。

帰りのバスはここには来ない⁉︎

時刻表によると日曜運行の帰りの便は14:25のが良さそうです。少し時間があるので、Googleマップに出てるビューポイントに行ってみましょう。

ペラストの町は一歩山側に入ると、細かく入り組んだ迷路のよう。ひたすら上に繋がる道を進むと、自動車がビュンビュン走る幹線に出ます。その幹線沿いの、ビューポイントと表示される場所からの景色がこんな感じ。

かなり上手く切り取って、これが限界です。悪くはないけど、素晴らしくもない。少し話した旅行者の彼が言った表現が適切ですね。

Just OK.

帰りのバスに乗るために、来た時に降りたバス停まで戻ります。この建物↑の前にバス停があって、

他にもコトルは帰る観光客がいたので安心して待っていたのですが、時刻を過ぎても一向にバスはやってきません。まあ、ローカルバスだし遅れることもあるよねと、本を読み耽っていたら、

あれれ、観光客4人がタクシーに連れてかれちゃった。

タクシー運転手さんが「4人でシェアすりゃ安いだろ」と言ってる感じでしたが、これでは完全に取り残されモードじゃないですか。既に予定時刻から30分は過ぎているし、ローカルおばちゃん2人と一緒に取り残され、不安になってその一人に声をかけてみました。

コトル行きはここで良いんですよね?

英語じゃないので何を言ってるか不明なのですが、身振りから察するに「今日はバスはここを通らないわ。上の幹線を抜けちゃうから。幹線と合流するあっちの方のバス停で待たないとダメよ」とのこと。

身振り手振りでこれだけの情報が伝わるのは素晴らしいことですが、

もしかして完全誤解してる可能性もある。

そもそもそれなら貴女は何を待っているのですか?と不思議に思いながらも、ここで待っていても仕方ないよねと独り歩き出します。まあ、最悪コトルまで13km歩けばいいんですからね…あはは。と乾いた笑いを心の中に浮かべ、どことも知らぬバス停を目指し歩くこと1km弱。

あれ?バス停に置いてきたはずのおばちゃんが先回りしている∑(゚Д゚)

少々気味が悪いけど「コトル?」と聞くと、ここで大丈夫と言うかのような深い頷き。

でも帰りのバスも2時間置きだとすると、あと1時間半近くここで待つことになるのかも。そう長期戦も覚悟した時、乗ってきたBLUeLINEとは違うバスが目の前に止まります。聞くとコトルまで2€と、ローカルバスより0.5€高いけど、もちろん乗せてもらいましょう。おばちゃんも1人乗り込んできたけれど、バスについて教えてくれたおばちゃんは頑なに乗ろうとしません。

おばちゃん貴女はどこへ行くのですか?

最後まで不思議な雰囲気の人でした。

乗せてもらったバスはどうやら長距離バスで、バス待ちをしてる人を拾ったり、写真のような荷物を預かって小遣い稼ぎをしてる様子。いやいや今回はほんと、

小遣い稼いでくれて助かりました。

長距離バスなのでコトルの町中までは入ってくれず、少し離れた所で降ろされたものの、

一瞬13km歩く覚悟をしましたからね。

せっかくなので途中の公園に寄り道し、

鴨の親子を見つけてキャーかわいいとローカルおじさんに加わって写真を撮ってみたり、

終わりよければ全て良し。無事にコトルへと帰り着いたのでした。

コトル飯の締めは、やはりタンガのモンテネグロBBQ!

宿に帰り着いてひと息入れて、さて懸案は、モンテネグロ最後メシをどこで食べるか問題です。選択肢は

①3回目のタンガでモンテネグロBBQ

②宿の人行きつけのカフェでタイカレー

③旧市街でイタリアン

選択肢が無さすぎて泣けてきますが、やはり悔い無くいくなら①ですね。

短期間に3回目ともなると、向こうも皆こちらの顔を覚えてくれています。

こちらとしても、どう頼んでもそう高くならないのは分かっているので、今日はショーケースから直接選んでみましょう。

そこの鶏モモ1枚と、これは牛フィレ?そっちの小さめのでいいです。あとソーセージ!

うん、決まったセットメニューを頼むより、こういう注文の仕方が一番楽しいですね。

お前はすぐ分かるから大丈夫!

と番号札も前会計もなく、奥のテラス席へ通されます。

この店は飲み物はセルフなので「ビール1本貰うよ〜」と冷蔵庫から取り出し、肉待ちの1杯。

あぁ、至福。

きっちり20分かけて焼かれたお肉が到着です。これこれ、この感じ!胸肉が美味かったので、モモ肉はさぞやと期待していた鶏肉は、

ぷりぷりジュワリの絶品です。

牛フィレの方はというと、かなりウェルダンな焼き上がりだけど食べて焼き過ぎという印象は全く無くて、

絶妙な塩加減が肉の旨味を引き出しています。

ソーセージはスパイス使いが上手でビールと合わせると最強だし、相変わらず野菜が良いバランスで口をスッキリさせてくれます。3度も来るとは思わなかったけれど、やはりこの店の焼きの技術は素晴らしいと改めて感じたのでした。お会計は締めて20€(2940円)、安い!!

次回はモンテネグロのコトルから、クロアチアのドブロヴニクを目指します。コトルの宿で知り合った人と暫しの2人旅。そして1人に戻ってドブロヴニクの城壁巡りに、クロアチアの郷土料理も初挑戦です!


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