クロアチア ヨーロッパ 旅のブログ

絶品!クロアチア流マグロ料理と、ザダルの海辺。

投稿日:2023-05-20 更新日:

今回はザダル2日目、5月10日の続きから。前回は昼ごはんにマグロ・レストランへ行き、大トロ刺身とほかほか酢飯で本マグロ丼を堪能した訳ですが、

それではクロアチア流のマグロ料理も食べてみましょうか。

そう考えて店を探した同日夕食から、ブログを再開します。

※文中のレート換算はアテネで実際にセディナカードを使い調達したレートを四捨五入して、1€(ユーロ)=147円で記載しています。


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クロアチア流マグロのステーキが激ヤバでした。

クロアチア流というか、現地で食べられているマグロ料理としてまず思いついたのがマグロのタルタル。生のマグロを小さく刻んでマリネした料理ですね。目星をつけていた店ではこの日は出していなくて、急遽Googleマップで調べてこちらの店にやってきました。

旧市街を北に抜け出てぐるりとと波止場の反対側。Harbor CookHouse & Clubというお店です。

わざわざやってきたというのに、聞くと「今はマグロのタルタルは出して無いなぁ」と。クロアチアの人はかなりの確率で英語堪能なので会話は何とかなりますが、観光地から離れたこの店のメニューはクロアチア語のみ。

Google翻訳を久々に起動します。うーん分かったような分からないような。いずれにせよマグロ料理はセビーチェとステーキ、それにマグロバーガーです。

ならばステーキでしょ。

明日またタルタルを探す予定ですからね。セビーチェだと少しかぶり気味ですから。

痛風の身なのでアルコールは自重して、アメリカーノを頼みます。待つこと暫し、マグロのステーキがやって参りました。

おお!中々のボリューム感。写真だと分かりづらいですが、普通の人の手より大きいのが2枚載っています。さっそくナイフで切って口に放り込むと、

なにこれ、めちゃくちゃ旨い∑(゚Д゚)!

しっかり焼き目が付いているけど中はしっかり水分を残し、脂もじんわり感じられます。とても柔らかく、何よりマグロ特有の風味と旨味がめちゃくちゃ濃いのです。

正直マグロは刺身が一番。マグロの町三崎では色々なマグロ料理も食べたし、トロを葱と煮るネギマ鍋なんていうのもありますが、実際に本マグロのトロを手に入れても恐れ多くてなかなか鍋にはできません。

ましてやステーキなんて!

しかも食べた感じ、中トロくらいの脂のりなんですよね。赤身の旨味と程よい脂が絶妙です。さらに側面にまぶしてある白黒の胡麻がマグロの風味を引き立てて、これは本当に美味しい料理です。他の店でもTuna Black & White という名前でメニューにあったので、ザダルではよく食べられているのでしょうか。

付け合わせの野菜はたぶん醤油を使っていますね。油でソテーしてあって、

思いがけず懐かしい野菜炒めの味!

舌が飽きないようにワサビでアクセントを付け、大ぶりなマグロはみるみる減っていきます。

バサリと置かれた紙袋にはパンが入っていて、

美味しいオカズにパンも捗ります。それにしてもこのマグロ。かなり質が良いと思うのですが、念のため本マグロかどうか確認してみましょう。ウエイター氏は分からないとのことでわざわざ厨房に聞いてきてくれたのですが、

日本から来たから種類までわからないって。

うそでしょ、まさかの逆輸入⁉︎ これは危険信号ですね。クロアチア人がマグロの旨さを知ってしまい、日本へ売ってくれなくなる未来が見えるようじゃないですか。今のうちにタップリ食べておかないとです。お会計は23.4€(3440円)。食べて感じた通り、仮にこれが本マグロ中トロステーキだとしたら、

ちょっとこれ激安じゃないですか⁉︎

翌日の魚市場はマグロの影すらなし

翌日5月11日の朝。前日よりもさらに早めにザダル旧市街の魚市場へ来てみました。

7:30だと手前にある野菜市場もまだ品出し中。魚市場はどうでしょう。前回はもしかしたら来るのが遅かったのかもですしね。この時間ならマグロパラダイスな光景を見ることが出来るかもしれません。

いざ!

さあさあ!

あ、浅利の味噌汁飲みたい。

この小さなイカが、昨日の朝の絶品イカ煮込みに使われてたやつでしょうか。

今日も新鮮なスカンピさん。朝イチだから元気よく動いています。

今日は魚を捌くところも見れました。独特の棒を平らに潰したような包丁で捌いていくのですが、そのやり方は

けっこうな力技(汗)

もうね、ギコギコやってエイヤ!という感じです。日本の「魚の身に負担がかからないよう、素早く極力触らずに」というのとはまるで別世界です。それはそうと肝心のマグロ…

なんとこの日は入荷ゼロ(泣)

そりゃあ日本から逆輸入しますよね。タイミング的にたまたまか、もしくは普段からこの魚市場にはあまり入らないのか、マグロを買ってパラダイス計画は

ここに完全消滅したのでした(チーン)

ザダルの町の面白散歩。

痛み止めのロキソニンが効いたのか、昨日より痛風の具合は着実に改善。いやほんと危なかったですよ。だって明日には、

プリトヴィツェ湖群国立公園へ行くんですから!

下手したらドブロヴニクより楽しみにしていた場所で、5kmとか8kmとか歩くのですからね。せめて歩行能力8割程度には回復させないと。話がそれましたが、そんな訳でリハビリがてらザダルの町を散策してみます。

こちらはThe Land Gate という旧市街への東の入口。立派な石造りで、上には翼の生えた凛々しいライオンが…

あれよく見ると、ライオンにしては少々顔がヘンじゃないですか?

ヤクザ映画の松重豊さんみたいですけど。

そして変わった耳のこの人は、ヤクザ映画で取り返しのつかない暴走をしでかす三下役。

こちらのお二人は何でしょうかね、

やりたい放題で話の通じないぶっとび叔父貴役でしょうか。「小遣いくれなきゃぶっ放しちゃうぞ〜」とか言いそう。

みんな鼻が欠けて愛嬌もひとしお。以上ザダルからヘン顔コレクションでした。

オマケのエロオヤジ顔の天使さんです。

門の東はQueen Jelena Madijevka Park という公園になっていて、よく整備されて多様な植物が目を楽しませてくれます。

まあ、綺麗ですこと。

あらあら素敵ねぇ。一時的にオバチャン化して、花を愛でます。

これはオオトリトマというらしいですよ。読者の方からコメントで、Googleレンズという画像検索を教えてもらったので使ってみました。ありがとうございます!

公園には中心に高台があって、さぞかし景色が良いのだろうと登ってみたら、

ほほう、そうでもないですね。

ザダル旧市街近辺はドブロヴニクのような派手な観光地ではないけれど、落ち着いたのんびり雰囲気があってとても寛げます。もちろんザダルには日帰りクルーズで海の名所を巡るツアーなどもあって、アクティブな人たちはそういう楽しみもできるのですが、たぶん何より有名なのは、次にご紹介する海のオルガンと夕日です。

ヒッチコックが絶賛したザダルの夕日と海のオルガン。

ザダル旧市街はぐるりと海に囲まれていて、外界に向けて開けている北西端は有名な夕日スポットだそう。

なんでもかの映画監督ヒッチコックが世界一美しいと評したのだとか。「フロリダのキーウエストの夕日よりも…」と。本当に世界一かは議論が待たれる所ですが、映像美を生業とする映画監督のお言葉、これは期待がもてますね。

北西端の海辺には、The Greeting to the Sun という名の円形の電光床がありまして、暗くなると七色に光るらしいですよ。

その近くには、多くの人が海を見ながらまったり寛ぐ一角が。そこでは、

ボ〜ン、ボ〜ン、ボワ〜ン

一定のリズムで柔らかい音が響いています。これが海のオルガン。

足元のこの穴の下に空間があって、打ち寄せる波が反響してオルガンのような音を奏でるのです。音程もリズムも波まかせ。暫く聴いていると時に穏やかに柔らかに、時に激しく不協和音を奏でます。これはなかなか良いものですね。

夕日の時間、と言っても19時半を回ってからですが、再び訪れてみると空は夕暮れに赤みを帯びています。七色の光は今日はお休みのようですが、サックスでジャズを吹く人が出ていてとても良い雰囲気。

心地よいジャズをBGMに夕日を待ちますが、

ちょうど厚い雲に阻まれてこの通り。思えば来た時から曇りと雨を繰り返し、夕方に雨がやんでいたのはこの日が初めて。ワンチャンあればと思ったけれど、今回は潔く諦めましょう。

本マグロのタルタルとイカ墨リゾット。

ザダル最後の食事は夕日を見に行く前に。元々目星をつけていた店はこの日もマグロ無しデイ。残念無念とふと隣を見ると、TUNA TARTARE と黒板に。

店先にいたおじさんにツナ・タルタルはあるの?と聞くと、

あるよ〜。

Googleマップを見るとここも充分高評価。ではこちらのProto Food & More さんにお邪魔しましょう。

メニューを開いてじっくり吟味。タルタルは決まっているけど、もう1品くらい欲しい所です。スカンピのメニューは今日はないそうで、ならば市場で見かけたコウイカのイカ墨リゾットにしましょうか。

こちらがマグロのタルタル。ごく少量のオイルと塩と酢、それにケッパーがアクセントになっています。うんおいしい。おいしいけど、

あまり本マグロ感がありませんね。

確認すると、ザダル産の本マグロらしいのですが。

それより印象深かったのは、勧められて追加したこちらのトースト。毎朝パンを焼いているというだけあって、ザクッとした歯触りの後に粉の風味が抜けていきます。

マグロの下のアボカドはおそらく柑橘果汁を加えてあって、爽やかでおいしい。マグロだけだと捗らないパンも、これがあればみるみる片付いていきます。

続いてイカ墨のリゾット。真っ黒の料理に黒い皿。知らなければ身構える見た目ですが、イカ墨の旨さは日本人にもお馴染みですからね。

うん、間違いない。

アルデンテで固めの米に、濃厚で力強いイカ墨のコクがよく合います。イカは分厚く切られているのにとても柔らか。

食後に頼んだエスプレッソは「店の奢りですよ」と素敵な心意気。ガス入りの水と併せてお会計は全部で30€(4410円)。クロアチアの値段感覚にもだいぶ慣れてきましたね。

自前の本マグロ特盛り丼こそ実現できなかったものの、充分以上に本マグロを満喫できたザダル滞在。

本マグロステーキと夕日にリトライする為にも、また来てみたい素敵な町でした。

さて次回はザダルからバスで約2時間のプリトヴィツェ湖群国立公園。何十と層をなす湖と滝の楽園です。痛風の足と天気に不安を抱えながらも、存分に楽しんで来れました!


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