オーストリア ヨーロッパ 旅のブログ

ウィーン名物!シュニッツェルとザッハトルテ。

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5月27日土曜日。オーストリアはザルツブルグの滞在は2泊では短すぎたけど、ウィーンへ移動せねばなりません。いつものようにバスを調べたら、なぜかちょうど良いのが見つからず、FLiX BUS の検索結果も全て鉄道のみ。OBB(オーストリア国鉄)に行けばバス便も見つかるような気はしますが、

逆にこれは欧州鉄道旅のチャンスかも!

とFLiX BUSのサイトに出て来た鉄道のチケットを、そのまま購入したのでした。

※文中のレート換算はアテネで実際にセディナカードを使い調達したレートを四捨五入して、1€(ユーロ)=147円で記載しています。


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ザルツブルグからウィーンへ!

予約してあるのは10:52ザルツブルグ中央駅(下の地図)発、13:22ウィーン西駅/Vienna West Station 着のK485 という便で56.9€(8364円)。やっぱ鉄道は高いですね。

幾分の余裕を持って、ザルツブルグ中央駅へやって来ました。

普段バスばっかり使ってるから、鉄道利用の勝手が分かりません。

とりあえずこれでホームが分かればと、掲示板をいくら見てもK485なんて載っていません。でも同じ10:52発で同じウィーン西駅行き、あのwest913というのが臭いですね。誰かに確かめたいけど、駅係員のような人はおらず、そもそもFLiX BUS で予約して、あそこに載ってるのもOBBじゃなくてwest だし、うーん

OBBのインフォメーションに聞くのも違うよね?

とりあえずwest913便のホームに来てみました。なかなか格好いい列車じゃないですか。

車両ごとに等級が買いてあって、きっとこのStandard というのに乗るのでしょう。ホームに来ても尋ねられる人はおらず、

まあ、これでいっか。

怒られたらその時はその時です。

Standard 車両なのに随分と豪華な造りだなあと寛いでいると、定刻になって出発進行。暫くすると車掌さんがチケットチェックに回って来ました。恐る恐るFLiX BUS のチケット画面を見せると、

ピピッ。はいオーケー。

ほっ、やはりこの便で正解だったようです。不正解なのは座る場所で「ここは小さい子のいる家族専用スペースなんだ。家族が乗って来たら上に移動してね」と優しく指摘してくれました。

それならすぐに移動しましょうと2階に上がってみると、なるほど普通の席ですね。

通常席に場所を確保し、カフェと書かれた矢印へ行ってみると、自動販売のコーヒーマシン。これ、クレジットカードかApple Pay専用で、しかもクレカはタッチ決済出来ないと使えないやつ。

タッチ決済出来ないと不便ですね…。

それはさておき、やはり鉄道はバスより随分と居心地が良くて、2時間半もあっという間。

ほぼ定刻にウィーン西駅へ到着しました。

ウィーン西駅から中央駅付近の宿までトラム移動。

ウィーン西駅はウィーンの中心部から西に外れた郊外にあります。そして泊まる宿は中心部からやや南のウィーン中央駅付近。

Googleマップで検索すると、どうやらトラム(路面電車)に乗るのが良いらしい。

トラム駅にチケット券売機がないので、お隣の地下鉄駅に買いに行きます。

チケットはトラム・バス・地下鉄共通らしく、料金は下の写真の通り。25時まで使える1日間Day Ticket Vienna というのが5.8€(853円)で割安なのですが、なぜかかの券売機では買えません。

仕方ないので2.4€(353円)の1回券を2枚購入。

地味に高いな••◦。

因みに1回券を買う時、即時アクティベート済みか後でアクティベートするかを選べるので、1枚は即時アクティベートにしておきました。これで打刻機を通さなくて良い訳ですね。

再びトラム駅に戻って、

ウィーン中央駅の近くで下車。

お〜なんか久しぶりに高層ビルを見た気がします。

今回の宿はザルツブルグと同じ所が経営しているa&o ウィーン ハウプトバーンホフ/a&o Wien Hauptbahnhof という大型ドミトリーホステルです。今回はagoda で予約して2泊で7396円。

システマチックで設備も程よく、値段の割に良いドミだと思うのですが、ザルツブルグにもあったこの2台並べたベッドは何でしょうね。

ザルツブルグでは一人旅同士の男女が隣合って寝てだけど、

けっこう気まずくないですか⁉︎

まずはウィーン風カツレツを喰うのです!

ウィーンの名物料理といったら、100人中97人が挙げるであろう、ヴィーナー・シュニッツェル/wiener schnitzel。つまりウィーン風カツレツですね。薄〜く叩いて目の細かいパン粉で揚げ焼きにする、アレですね。

ウィーン風カツレツとミラノ風カツレツ、何が違うのかの結論はミラノへ行くまで待ちたい所ですが、一説によるとミラノが先でウィーンに持ってきた人がいるそうです。

地下鉄で市内中心部のStephansplatz 駅から地上に出ると、目の前にはシュテファン大聖堂の威容。

お〜ウィーンすげぇ!

大聖堂を中心に歴史ありげな建物が広場を取り囲み、圧倒的な人人人。

何ですか、今日はお祭りですか⁉︎

実際広場には屋台みたいな店が出ていて、ミニコンサートのような生演奏。

メリーゴーランド風の遊具も出ていて、ウキウキした気持ちにさせてくれます。

上京したてのお登りさんみたいにフラフラ吸い込まれそうになりますが、今は何よりシュニッツェルが優先。何せクロアチア辺りからどの国でもメニューにあったのに、

食べるならやはり本場ウィーンでしょ!

とここまで我慢してきたのです。

せっかくなら一番有名な店にとやって来た、フィグルミュラー・ヴォルツァイレ。入口にいたおじさんに入れるか聞くと、

予約してないなら無理だな。

とそっけないお答え。

その場で公式サイトを開いて予約しようとしたのですが、

なんと1週間くらいは全部満席!

ぐぬぬ…これはウィーンを甘くみていましたね。仕方がないので調べておいた予備候補から、歩いていけるReinthaler's Beisl へ向かいます。

おっとこちらもほぼ満席ですよ。15時半過ぎのこんな時間なのにすごいですね。ちょうど空いた席を何とか確保してメニューを受け取ります。

シュニッツェルは当然として、あとはスープでも頼みましょうか。パンケーキのスープ/FRITTATENSUPPEというのがウィーンの定番らしいので、試してみましょう。

飲み物は生ビール。ベネチア以来、毎食お酒を頼んでいる気がしますがまぁ良いでしょう。乾いた喉に染み渡る、爽やかな飲み口です。

ふぅ旨い。

こちらがパンケーキのスープ。薄焼きした小麦粉生地を平麺状に切ったものが入っています。スープは牛出汁だそうですが、

うへぇ塩っぱい(汗)

もう3割くらい塩を控えたら、きっととても美味しいだろうに。勿体無いことです。

シュニッッェルの前に付け合わせが出てきました。ポテトは蕩けそうに柔らかく茹でであり、控えめな甘味と酸味。パンプキンシードオイルで和えてあるようです。

なにこれ、めちゃ旨じゃないですか。

こんな繊細で絶妙な味付けできるなら、スープもできるはず。時間が遅めだから煮詰まったのでしょうかね。葉物の方はバルサミコ酢でシンプルに。うん、とても良いですね。シュニッツェルへの期待が盛り返して来ました。

最後にお待ちかねのシュニッッェル/REINTHALER-SCHNITZEL がようやく到着。大きさは目測20×25cmくらいでしょうか。薄く伸ばした衣に綺麗な揚げ色。さっそくひと口食べてみると、

ほお〜なんと心地良い食感!

サクよりもシュクという音が聞こえそうな、繊細で官能的な歯触り。味付けは多分塩胡椒だけですね。そこに好みでレモンという極シンプルなもの。

中の豚肉はとても柔らかく、味が単調で飽きるという人もいるようですが、わたしはそんな事ありません。シンプルな料理でここまで完成度を高めているのは素直に脱帽です。しかし一つだけ引っかかる事実がありまして、そうなんですよ、

この店のシュニッツェルは豚なのですよ!

ヴィーナー・シュニッツェルの王道はあくまで仔牛肉。豚肉も美味しいけれどもこれじゃシュニッツェルを攻略したとは言えません。最初に断られたフィグルミュラーは無理だけど、滞在中にどこか正調ヴィーナー・シュニッツェルの店を探し出して再挑戦することを誓ったのでした。

食後にアメリカーノを頼んでお会計は29.6€(4351円)。それにしてもジャガイモとシュニッツェルは本当に美味しかったです。

聖ペーター教会とシュテファン大聖堂。

舌もお腹も満たされた所で時刻は既に16時半を回り、今日はもうそれほど観光できませんね。それならさっき通ったシュテファン大聖堂だけでも観ておこうと向かう途中、

通りかかった教会も少し覗かせていただきましょう。地図で確認すると、聖ペーター教会というそうです。

何気なく入った入場料のかからない教会ですが、中はかなり壮麗です。

むむむ、やるなウィーン。

シュテファン大聖堂はウィーン観光の中でも大看板の一角(たぶん)。教会だけなら無料で見られますが、北と南のタワー、カタコンベと宝物館は別途料金がかかります。

料金はこちら↓の通り。全部込み込みで20€(2940円)ですが、スペシャルオファーとあるので普段は29€なんでしょうかね。

カタコンベにも宝物館にも興味はないので、ノースタワーだけ登ってみることにして、まずは教会の中へ。

聖ペーター教会も綺麗だったけど、やはり断然こちらの方が凄いですね。

写真では伝わり切らないのですが、圧倒的な迫力です。しかも教会内ではたぶん練習中なんでしょうかね、オペラの美しい歌声が聞こえてきて、

もうほんと半端ない荘厳感!!

モーツァルトの結婚式もここでやったらしいですよ。

スタンドグラスも美しい。

さて、ノースタワーは教会内部の、正面に向かって左。行列を作っているので並んでいると、小部屋でチケットを売っていました。6€(882円)を払ってエレベーターで上に上がります。塔の内部に出るので少し階段を登ると、そこはぐるりと一周できる展望回廊。

ふーむ◦◦◦。

おお、この屋根は良いですねえ。結論ウィーンは、

上から眺める街ではないようです。

いや、もっと高いとこから見渡すと違うのかもですね。

本家本元ザッハトルテを、カフェ・ザッハーで!

ウィーンといえばシュニッツェルに並んで有名な食べ物が、チョコレートケーキのザッハトルテ/Sachertorte。確かカフェ・ザッハーとデメルという2軒が長いこと本家争いをしていて、カフェ・ザッハーが勝ったんでしたっけ。

中途半端な時間にシュニッツェルを食べたので、今日はもう飯は入らないだろうと、カフェ・ザッハーにやって来ました。

お〜並んでますねえ。

どうやら屋内じゃなくてテラス席なら並ばず座れるようですが、この店はその内装も凄いらしい。ま、今日はもうやること終わったし、ゆっくり待ちますか。

と、18時過ぎから25分並んでようやく中へ。

うーん、綺麗だけど凄いのかよく分からない内装です。奥の部屋はもっとグッとくる感じなんでしょうか。

料理も出していてメニューはかなりのページ数なので、ザッハトルテとコーヒーのとこを抜粋で。注文はもちろんザッハトルテで、問題は飲み物です。日本でもウィンナーコーヒーなんてありますが、ここウィーンではエスプレッソにホイップクリームを乗せるのがご当地流。郷に行っては郷に従えが我が旅の原則なのですが、いやいやザッハトルテにもホイップクリームが付くんですよ。

間違いなく、クドいじゃないですか!

今回ばかりは原則破りをお許しいただきましょう。

注文を終えて待つこと暫し。ブラックコーヒーとザッハトルテがやって参りました。

なるほど、これが•••。シンプルにして品のある佇まいですが、食べた感想は実は二分されるのですよね。さすが本家は美味しいというものと、大したことないというものと。

真実や如何に⁉︎

神妙な面持ちでまずケーキだけを食べてみると「あれ?こんなもんかな」チョコは硬めで生地はポロポロ崩れて少し食べづらい。チョコのコクより甘さが勝っている気がしなくもありません。と、そこでホイップクリームを合わせてみると、

あ〜なるほどなるほど、これは美味しい。

とても滑らかなクリームは甘さが一切なくて、ミルキーな舌触りとコクを加えてくれます。双方が足りない分を補い高め合って、この相乗効果は凄いですね。

そしてそのクリームの役割を邪魔しないのはやはりブラックコーヒー。これが少しでもクリームをクドく感じたら、ザッハトルテのバランスが崩れていきますもん。なるほどなあ…

こういう味の組み立て方もあるんですね。

と、感心しきり。お会計はメモ無くしてしまったのですが、確かそのまま15.4€(2264円)にチップを足したんでしたっけ。銀座の喫茶店と思えば、そう高くもないですよね。

シュニッツェルもザッハトルテも食べられて、さて宿に戻るかとトラム駅へ向かいます。

ふと見ると、モーツァルト髪のお二人が歩いているじゃないですか。もちろんこの人たちは趣味でコスプレしている訳ではなくて、おそらくチケット売りか何かのお仕事。

目の前の建物が、かのウィーン国立歌劇場なのですね。さすがウィーン、歩いてるだけでも文化芸術の香りが溢れてきます。ザルツブルグでクラシック・コンサート行っといて良かった。じゃなきゃこの空気に当てられて、

Tシャツでオペラに挑む所でしたから。

さて、次回はウィーン2日目。仔牛肉の正調ヴィーナー・シュニッツェルはその翌日の昼に予約をし、この日はウィーンの軽食・ストリートグルメ狙い。初っ端で食べた、

レバーケーゼサンドが激ヤバでした(涎)

ベルヴェデーレ宮殿と、世界一美しいと言われる図書館にも行って来ました!


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