いつもは日付ごとに書いているブログですが、ロンドン4日目と5日目はボリュームに偏りがありすぎるので、入り繰りしてバランスを取りたいと思います。今回はロンドンの名所巡りと、無料で名画三昧の美術館ナショナル・ギャラリー。そしてイングランドのコンフォートフードだというマッシュポテトの専門店にも行って来ました!それにしても、
イギリス人じゃがいも好きですよね(笑)
中世に中南米から伝わるまでは、何を食べてたんでしょう。
※イギリスの通貨のスターリング・ポンド(£)は、実際にこの旅中にグラスゴーのATMでセディナカードを使い引き出したレート、1£=182.6円で記載させていただきます。
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まずはバッキンガム宮殿から!
初のロンドンなので有名どころは一通り見てみたい。タワーブリッジやビッグベンなんかは2日目に行ったので、この日は取り敢えずバッキンガム宮殿です。
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なるほど、この柵の外から見る感じなんですね。中に入っての見学は毎年期間を区切ってやっているようで、今年は7月末からでしたかね。残念ながら訪問したタイミングではまだ始まっていませんでした。
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とても精巧でかっこいい!
それならせめて11:30からの衛兵交代式くらいは見れば良いものの、時刻は既に12:30。
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まあ衛兵さん見れたからよしとしましょう。
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宮殿の前にはヴィクトリア記念堂という記念碑と広場があって、
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周りに植えられている真っ赤な花が綺麗です。
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宮殿から記念堂の広場を通り過ぎて道を渡った先は、湖を囲む大きな公園(St James’s Park)がありまして、
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キューガーデンでも見た、人馴れしている水鳥がウロウロしています。
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あらあら可愛らしい。この日は見ることができなかったけど、この湖では毎日ペリカンの餌付けが行われているらしいですよ。ちょっと見てみたかったですね。
ピカデリーサーカスに行ってみる。
バッキンガム宮殿から歩いて20分ほど。ロンドンらしい町の景色を見たくてピカデリーサーカスまでやって来ました。
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そうそう、この感じ。ニューヨークならタイムズスクエア、東京なら渋谷のスクランブル交差点。そんな感じで、
私的には一番ロンドンを感じる眺めです。
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切り替わるネオン広告に暫し見入っていましたが、このクマが優勝です。かわいい…。
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ピカデリーサーカス周辺は有名な劇場街だそうでして、街全体もどこか非日常の華やいだ空気。路上でも色々なパフォーマンスが出ているし、ショーなんかを見に行っても楽しいんでしょうね。
独りじゃなければ•••_(´ཀ`」グハッ
不用意にこういうこと書くと、心がチクチクしますね。
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広場から南にのびる通りを覗くと、国旗がたくさん架かっていてとてもロンドンらしい。よし、もう少し散歩してみましょう。
紳士服の聖地サヴィルロウ。
ピカデリーサーカスから西へちょこっと歩くとサヴィルロウ/Savile Row という通りがありまして、
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ここはもう、世界一と言っても過言じゃない仕立て服の町。Tシャツにショートパンツ、足元はキーンのサンダといういつもの格好なので店に入るのはムリですが、雰囲気だけでも楽しみましょう。
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ほうほう、かっこいいスーツがディスプレイされていますね。
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1着数10万円、もしかして100万円超えちゃうのかしら。
どうせ一生着ることはないのです。
調べる気にもなりませんね。
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金融街のザ・シティでも見なかった、一部の隙もないロンドン紳士がウジャウジャ居ますよ。いやぁ、皆さん格好いい。再び表通りに戻り、わたしも服を買うことにします。
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そう、ユニクロです。
落差が激しくてゾクゾクしますね。ユニクロはブリュッセルでも行ったのですが、あっちでは売っていなかったものがあって、
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これです。ウルトラライトダウン!コンパクトで重ね着にぴったりという旅には重宝するアイテムです。1着持ってきているのですが、トルコでひっかけて穴が空いたまんまなのです。着実に羽毛が抜けてペシャンコ気味なので、ここで新品と入れ替えておきましょう。
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ついでに無印良品にも寄って、
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身体を洗うタオルをゲット。日本から持って来ていたのをアイスランドに置いて来ちゃったんですよね。泡立ちが良くて洗ってる感のあるこういうタオルも、意外と外国では手に入りづらいのです。
※サヴィルロウはこの辺り↓です。
イギリスのコンフォートフード、マッシュポテト&ソーセージ。
イギリスの食文化や美味しいお店を調べていて、気になったのがこちらのお店。先ほどの無印良品のすぐ近くにあります。
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マザー・マッシュ/MOTHER MASH という名前からして “お袋の味” を連想させますが、ここはマッシュポテトにソーセージかパイを乗せて出す専門店。
それがイギリスのコンフォートフード(≒ソウルフード)だと言うのです。
確かにスコットランドのパブでもそういうのはよく見た気がします。
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この店ではまず8種類のマッシュポテトから一つを選び、次に上に載せるメインを決めます。メインはソーセージとパイが各6種類。最後にグレイビー(ソースですね)を5種類から選ぶので、
組み合わせはなんと240通り!
正直、選ぶのが面倒になるくらいです。
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飲み物はトラディショナル・ジンジャービア3.5£(639円)を注文。ビアといってもアルコールの入っていないソフトドリンクです。トラディショナルという言葉に滅法弱いのでつい頼んでしまいましたが、普通のジンジャーエールと比べて
もっとドライで生姜が利いていておいしい。
間もなく料理もやって来て、注文したのはこんな感じです。
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Cheesy Mustard のマッシュポテトにLondon Smoky のソーセージ、Traditional Gravy をかけて、Garden Peas をトッピング。ね、こう書くだけでも面倒でしょ。締めて15.5£(2830円)、出てきた皿を見てみると、
色味的に緑を足して大正解!
まずマッシュポテトを食べてみると、チーズとマスタードの味がしっかり感じられて、でも旨味の濃いグレイビーと合わせてもクドくならないバランスはお見事。
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ソーセージはパリっともバリっともしておらず、敢えて言えば、
グニっとした食感。
中も脂は全然なくて、キメの粗いすり身のようです。こう書くと全然唆らないのですがイギリスで多いこのタイプのソーセージ、でも何故か美味しく感じるんですよね。単純でいて奥深い、さすが専門店という味わいなのでした。
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いつもならこれで終了する所ですが、今回は頑張ってデザートも頼んでみました。スティッキー・トフィー5.5£(1004円)です。付け合わせはアイスかカスタードを選べて、口コミを参考にアイスを選択。
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コーヒー味のスポンジは湯気が出るほど熱々で、アイスとの温冷ループが堪りません。スポンジにかかっているのは塩気のあるトフィーソース。つまり甘い塩っぱいのループが最初のループに加わって、
禁断のダブルループです。
マッシュ&ソーセージ同様に、単体ならさほど特徴の無いものを、組み合わせとバランスの妙て食べさせる。なかなか上手なお店でした。
ナショナル・ギャラリーは、無料で名画が見放題!
マザー・マッシュから歩いて15分ほど、ピカデリーサーカスの近くにあるのが有名なトラファルガー広場です。
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政治集会とかよくやってる場所ですね。
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貫禄のあるライオン様の像や、
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噴水もあって気持ちの良い場所です。ここに来た目当ては広場ではなく、その真ん前に建つナショナル・ギャラリー。
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沢山の名画を展示していて、大英博物館と同じく入場無料という美術館です。予約無しでも入れますが行った時には行列ができていました。16:30に予約をしていたので別レーンからスムーズに入ることができて、やはり予約がベターですね。
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案内図を見てもどこに何が展示されているかさっぱり分からないので、片っ端からぐるぐる回ってみました。順不同でご紹介しますね。
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一番の目当てはこちらのフェルメールの作品。オランダの時に書いた通り、フェルメールはかなり好きなのですが、この絵は少し色が褪せて見えますね。
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それでも柔らかな光と影の表現や、細かい所のディディールがフェルメールらしいクオリティ。
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椅子の鋲なんかまさに、ですね。
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こちらもフェルメールらしいのですが、ちょっと褪せすぎのように見えますね。うーむ…。
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フェルメール以外も怒涛の巨匠ラッシュが続き、こちらは言わずと知れたゴッホのひまわり。
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同じくゴッホのカニ。これは良いですね、カニの怪しさがよく伝わってきます。
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他にもピカソや、
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セザンヌ。
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ゴヤに、
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モネ。パリのサン=ラザール駅を描いた一連の作品の一つだそうで、いいですね。旅情を掻き立てます。
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こちらもモネで「睡蓮の池」。自宅に作った池と橋を描いたものだそうです。彼はこの池と橋を何枚も描いているので、
モネといえばこれ!
って感じがしますね。とても美しく、近くで見るのと離れて見るのでまた印象が違い素敵です。
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オランダの美術館でも山ほど見た、レンブラントの作品もありました。
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久々に見るとレンブラントはやはり独特の雰囲気があって惹きつけられますね。
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実はフェルメールと並んで目がないのが、こちらのエル・グレコ。昔々スペイン旅行をした時に一発で好きになった画家です。
うーん、ソウルフル!!
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こちれはエル・グレコ「かもしれない」絵だそうで、素人目にはもうエル・グレコで良いんじゃないかと思います。
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館内で一番インパクトがある絵は間違いなくこちら、クエンティン・マサイスという人が描いた「醜女の肖像」です。風刺的な作品の背景やテーマは勿論あるらしいですが、そんなとこどうでもよくなる
圧倒的な破壊力。
高校生くらいの女子グループが、この絵を見て腹が捩れるくらい笑い転げていましたからね。
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さておき、好きだったのにメモが消えて誰の作品か分からなくなってしまったのがこちら。ご存知の方がいらしたら、ぜひ教えてくださいませ。
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時代は遡り、ルネサンス期の作品も。こちらは巨匠ラファエロさんのもので、これはまあ良いとして、
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これもラファエロ作品だそう。
うーむ、ピンと来ませんね…。
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こちらはレオナルド・ダ・ヴィンチさん。うーん。
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うん、こっちのダ・ヴィンチさんの方が素敵です。
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フランダースの犬で有名な(?)ルーベンスの作品も多く所蔵されていて、
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ネロにも見せてあげたいほど大漁なのですが、
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天使の顔がエロ親父なのは如何なものか。
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ローマの勝利のパレードで、
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世界一可愛くないゾウも見つけてしまいました。
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ラファエロさんのこちらの絵で癒されましょう。
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載せきれなかった絵も山のようにあるのですが、キリがないのでこの辺にして、ギャラリーショップを見てから帰りましょう。やはりゴッホのひまわりは主役級の扱いのようでして、
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ひまわり柄のクマ。この辺はまあ良いとしましょうよ。でもですね、
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この服のデザインは如何なものか…。
さて次回はロンドン最終回。未明に宿を出てビリングスゲート魚市場へ。場内食堂で食べたのはなんとロンドン式魚の開き定食!そしてロンドン一美味しいものが集まっている(かもしれない)ボロ・マーケットでグルメ三昧のお話です(涎)
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