サンフランシスコに4泊し、束の間の休養を楽しんだ後はいよいよアメリカ横断レンタカーの旅に出発です。1人で行くにはコストが高すぎるし、運転も何かあった時の対応も(英語力的に)不安が多く、
やるかどうか最後まで迷いに迷ったアメリカ横断。
でも今回を逃すともう二度と機会はないですからね。単純にアメリカの大地を走りたいというのも勿論あるのですが、若い頃から興味があったソウルフード。アメリカの奴隷制という悲劇が育んだ食の文化であり、苦しい日々の中の暖かな希望。そんな食文化をアメリカ南部を巡って体験してきたいというのが、今回の旅のメインテーマです。
※文中のレート換算はサンフランシスコで実際にセディナカードを使い調達したレートを四捨五入して、1ドル($)=142.9円で記載しています。その後レートは更に悪化していくんですけどね(泣)
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出だしからスムーズにいかない、アメリカのレンタカー。
8月8日の火曜日。9時に予約してあるレンタカーを借り受けにハーツ/Hertz へ向かいます。Hertz はアメリカでも最大手のレンタカー会社ですが、今回は直接ではなくQEEQというサービス(→公式HP)経由で予約しました。QEEQは香港の会社らしいのですが、日本語での問い合わせにも対応していて、保険のプランも分かり易かったのです。
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サンフランシスコで借りて返却はフィラデルフィア。この場合ワンウェイ・フィー(乗り捨て料金)が掛かります。保険やロードサービスはQEEQで提供しているAXAのプランを追加して、50日間でトータル2242$(320,382円)が予約時の金額でした。
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8:20にHertz に着いて列に並び受付をすると、窓口のオバチャンから指摘がありました。
貴方の予約だと保険が不足しているわよ。
特に対人補償とタイヤなんかの破損がカバーされてないと下の表を使って説明されたのですが、その口調はかなり強いもの。
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実はアメリカのレンタカー予約について調べていて知ったのですが、予約時に保険加入を強く迫られるという事例は結構多いようです。特に今回のようにレンタカー会社と別の予約会社で保険加入している場合、入ってる保険に「入ってない」と強弁されて、勢いのままに二重加入させられる被害は珍しくないそう。
きたな、噂の保険攻撃。
身構えて話を聞いたのですが、でも確かに対人保証は第三者損害賠償責任保険(TPL)という日本でいう自賠責程度のしか掛かっていないのですよね。
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こちら↑が予約時に申し込んだ保険やサービスの内容です。訴訟社会のアメリカで万が一にも人を轢いてしまったら、
破滅まっしぐらですからね。
多分既に補償されているタイヤは無視して、対人100万$(カリフォルニアとフロリダは200万$)の補償がつくオプションが50日間で817.5$(116,821円)、これだけ追加で申込みました。そこまではまぁ良かったのですが、ひと通り受付が済んだと思ったら「今日は最大2時間遅れなの。ショートメールか電話で連絡するから待っていて。荷物はここで預かれるから」とオバチャン。
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仕方なく荷物を預け、近くのユニオン・スクエアで時間潰しです。というか2時間も遅れると、今日の予定も狂っちゃいますね。全面的に向こうの問題なのに、一切謝罪も悪びれる様子もないのはさすがアメリカ。
なら返却も2時間遅れで文句言わんのかい!
そう言いたくなりますが、喧嘩するほどの英語力もないので泣き寝入りです。というか周りの人も皆んな「そーですかそーですか」と大人しく言うこと聞いてるんですよね。
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なんとなく予感はしていたのですが、2時間経っても連絡はなく、11時にHertz に戻ってみると先程の何倍もの行列です。行列の脇から「2時間経ってるんだけど」と一応言ってみたけど、順番にやってるから待ってろとニベもありません。
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結局さらに40分待って、11:40にようやく呼び出しがかかりました。クレジットカードで支払い処理をして、上の写真の契約明細と駐車チケットを貰い、1フロア上のカウンターへ。するとそこで車のキーを渡されて、車が停まっている場所を教えられます。あとは勝手に車乗って行ってねという仕組みです。
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こちらが今回50日間の相棒です。”Mazda3もしくは同等” という、アメリカのレンタカーとしては最小最安に近いクラスを予約したのですが、キア/KIA という韓国メーカーの車を割り当てられました。アイスランドの時はまさかのマニュアル車でしたからね、
真っ先にオートマなのを確認しましたよ。
うん、今回は大丈夫でした。
まずはソノマの、ガンロック・バンシュー・ワイナリー/Gundlach Bundschu Winery。
契約明細と一緒に渡された駐車チケットを使い駐車場を出て、まずは進路を北に取ります。不慣れな右側走行ですが、アイスランドでの感覚が生きていてそれほど困らずに運転できます。でもですね、サンフランシスコの町を走っていると、交差点の手前と向こうで道がズレてたり、急坂のカーブを降るのに外側下りで気を抜くと道の外に持ってかれそうになったりと、
道の作りがどうも大雑把(汗)
ツッコミ所の多い道路で油断できない上に、車幅感覚も違和感が強んですよね。普通の感覚より車幅が広いというか、運転席が左に寄っている感覚。あと気をつけなければならないのが、アメリカ独特の標識や交通ルールです。例えばアメリカでは基本的に、
赤信号でも右折は行ってOKなんですよ。
でも交差点によっては「ここは赤信号の右折NG」みたいな標識もあって、標識に気を配らずに右折レーンに入ってしまうとどうして良いか分からなくなります。停まっていると、プップーとクラクション鳴らされて慌てて右折するみたいなね。
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こちらが有名なゴールデンゲート・ブリッジ。アメリカ車旅で殊更面倒なのが有料道路です。日本と違って料金所とかは無くて、カメラで監視して後から請求が来るのが基本です。ETCみたいな支払いシステムもあるのですが、州やエリアでシステムが違ったり、機器を借りるのに高額なフィーが発生したり。機器無しで利用したら後でレンタカー会社経由で請求されるのですが、そこには大幅な追加料金が発生したりと、とにかく面倒この上ない。結局今回の旅でとったのは、
有料道路は徹底的に避ける作戦です!
アメリカの高速って基本無料で、一番左の優遇レーンだけ有料とかが多いパターン(それも◯人以上乗ってたら無料とかややこしい…)なので、特別急がないならこの作戦はかなり有効でした。話を戻してゴールデンゲート・ブリッジ。これはサンフランシスコに入る時だけ有料なので、今回の出る方向は無料で渡ることができます。
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橋を越えたあたりで下道に降りて、手頃なスーパーへ。不慣れな運転で一旦休憩を取りたいのと、飲み物などの物資調達が目的です。ここまで40分程度のファースト・ドライブですが、結構神経すり減りました…。
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アメリカの郊外型スーパーはここが初めてですが、如何にもアメリカなパイやケーキ。
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カラフルなクッキーが目を引きます。
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飲み物とかも、サンフランシスコの町中に比べるとかなり安い!例えばコーラの500PETですが、町のセブンイレブンで1本約3$だったのが、ここでは6本パックで5.79$(785円)。冷えてないやつですけど、1/3以下ですからね。実は缶コーラの箱買いがさらに断然安いことに気づいて、旅の後半は箱ごとトランクに積んでいました。アメリカでは本当に、
買う場所で値段の差がもの凄い!
でも節約しようと思えば可能と分かって、少し安心したのでした。
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さあ、当座の物資も調達できて、いよいよカリフォルニアワインの銘醸地、ソノマを目指します。
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かつて酒に関わる仕事をしていた身としては、カリフォルニアワインももちろん嫌いではなくて、可能なら何泊かしてじっくりワイン体験を満喫したい。でもですね、色々調べてみたらこれが結構難しくって、むしろソロの節約旅行者にとってみると、
実質不可能に近いのですよ!
まず運転してくれる人がいないから現地でテイスティングできない。町中に泊まってツアーに参加すれば良いのですが、町中のホテルは馬鹿高くて、ツアーもまたかなり高額なんですよね。
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なので今回は深掘りするのは潔く諦めて、ワイナリーにちょこっと寄るだけのお試し体験的な行程にしました。
こんな感じ↑で雰囲気だけ楽しめればOK!
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なので訪問するワイナリーも、観光客が予約無しで立ち寄れそうな所を見繕いました。1軒目に寄ったのが、こちらのガンロック・バンシュー・ワイナリー/Gundlach Bundschu Winery。
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ネットで調べるまで全く知らなかったワイナリーです。
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駐車場に車を停めると、周りは既に葡萄畑に取り囲まれています。
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強い陽射しにスクスク育っている葡萄を間近に見ることができて、
これで最低限は目標達成!
周りの景色や気候や土の様子、垣根作りの背の高さなど、やはり昔見たフランスのブルゴーニュとは違う、カリフォルニアらしい雰囲気が素敵です。
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ビジターセンター的な場所へ向かう手前、屋外に製造施設が設置されていました。これは葡萄を選別したり、絞る機械でしょうか。
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こっちは発酵タンクか貯蔵タンク?見学ツアーもやっているけど、どうせ飲めないしと申込みしてないんですよね。
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この茶色い建物が訪問客向けのメイン施設でして、
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中はセンスの良いお土産グッズが充実しています。
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ワイナリーの事も知らないし、試飲もできないんじゃ当然現時点では思い入れもありません。グッズは買わずにワイン1本くらい買って帰ろうかと考えて受付のお姉さんに声をかけます。
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するとこちらのメニューを示されて、「ボトルでも1杯でも大丈夫よ」と。「ドライバーなのでボトルを買っていこうと思うんです」と伝えると、「気になったのがあれば言ってね。吐き出していいから試飲もしてみてよ」とのこと。そういう事なら願ってもないと、ピノノワールとカベルネ・マルベックをお願いしました。
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一度店を出てグラスを手に戻って来た彼女。試飲するのは良いけど、吐き出す場所がありません。「どこに吐き出したらいいかな」と訊くと、
うん、吐き出さなくていいようにちょっとだけ注いできたの。
とニコリ。この量なら飲んで運転OKなのですか?ホントですか大丈夫ですか?不安になりながらも、この流れは飲むしかありません。確かアメリカで飲酒運転で捕まると、留置所入れられるんじゃなかったっけ…。不穏な想像が頭をよぎりますが、テイスティングしてみるとどちらもとても美味しい!
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より好みに近いピノノワール52.08$(7442円)をお買い上げです。これは落ち着いて飲める時まで大事に取っておきましょう。
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因みにちゃんとしたテイスティングはこちらのお庭でやるようで、そうでなくてもグラス売りのワインやチーズなどを買って、ここでゆっくり過ごすこともできるようです。
うーん、やっぱり飲めないの寂しいなぁ•••。
後ろ髪を引かれる思いで次のワイナリーへ向かいました。
ハイソな雰囲気のナパバレーのワイナリー、ドメーヌ・カーネロス/Domaine Carneros。
ソノマを離れて次はお隣のナパバレーへ。ソノマも有名だけど、たぶんナパが一番有名なカリフォルニアワインの産地ですね。
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ナパで訪れたのはこちらのドメーヌ・カーネロス/Domaine Carneros。観光客が大勢訪れているようなので、気軽に立ち寄るのに良さそうと思い、行ってみました。
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駐車場の向かいには広い葡萄畑が広がっています。
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駐車場に車を停めてビジターセンター的な建物へ向かう途中、
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製造施設の扉が開いていて中が覗けました。さっきのワイナリーより大分おおきな施設ですね。
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訪問客向けの建物に行くと、多くの人がテイスティングを楽しんでいました。
くそぉ、羨ましい•••。
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楽しそうにワインを楽しむ人を見て、歯噛みするだけの訪問。いったい何の苦行だと思わないでもないですが、これも自らの選択です。甘んじて受け入れるほかありません。
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建物の中もずいぶんキラキラとした雰囲気で、
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ちょっとも〜ワイン関係無いよね!
というグッズ類の品揃えに、舌打ちすらしてしまいます。これはいけません、少し心が荒んできましたよ。きっと、先程よりおハイソな雰囲気に、勝手に疎外感を感じてしまったのでしょう。
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元々知らないワイナリーだから、試飲をしていないワインを買うこともなく、
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素敵なテラスや、
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お庭だけ眺めてスゴスゴと出て来たのでした。本当はですね、こことは別の好きなワイナリーがあって行くのを楽しみにしていたのですが、HPを見たらコロナ期に始めた改装が終わってなくて閉鎖中だったのです。まあ、今回のナパバレーは雰囲気だけの下見のようなもの。
いつか金持ちになって戻ってきてやる!
心の中でリベンジを誓うのでした。
ナパの町とオックスボウ・パブリック・マーケット/Oxbow Public Market。
ナパの町中は宿が高いので、この日泊まるのはナパから約30kmほど南へ下ったヴァレーホという町。でも全く見ないのも切ないので、荒みかけた心を押してナパの町を散策してみました。
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もうですね、ちょっと歩いただけでもワインショップや飲み比べのできるワインバーがたくさん。
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ワインラヴァーにとってはまさに天国のような町ですね。
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ワインの中では断然フランスのブルゴーニュ派なので、わたしの中でナパはそこまで優先順位は高くないのですが、やはり見るだけでというのは切ないものがあります。
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どうしよっかな。もう飲んじゃおっかな。悪魔の囁きが途切れることなく襲ってきます。
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この一見何でもない線路ですが、
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歴史的価値を元に保存されているようでして、ここを”ワイントレイン”という豪華ワイン列車が走っているのです。電車に乗りながら素敵な食事とワインを楽しんで、到着した先でワイナリーを楽しんだりと、とても魅力的なのですが、
当然ながらめちゃくちゃ高い!
ソロ参加してもいたたまれないでしょうしね。空回り気味な心に終止符を打つべく、線路を東に越えて歩いて行きます。
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ナパ川を渡った先にあるのは、ナパの町の人気スポット、オックスボウ・パブリック・マーケット/Oxbow Public Market です。
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ここにはワインショップはもちろん、グルメなショップやレストランが軒を連ね、フードコート的に美味しいものが楽しめるのだそう。ナパやソノマの特産品も多く揃い、お土産を探すのにも良さそうです。
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さすがワインの町だけありますね。中に入るとお洒落な空気が溢れています。
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ほ〜ナパはワインだけじゃなく、蒸留酒もあるんですね。
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ワイン用の品種じゃないっぽいですが、葡萄も売っていました。
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カリフォルニアなのにシャンパーニュの名を冠する葡萄。うーむ謎です。
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こだわり食材のお店を覗いてみると、
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何故か本格的な日本食材が充実していました。三河の白たまりとか、龍野のうすくち醤油まである!
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出汁パックなんかも売っていて、嘘これ京都の老舗「うね乃」のですよ!これは買っておきましょうか。
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この施設の中で特に人気らしいのが、こちらのホグ・アイランド・オイスター。サンフランシスコの町にも店があるのですが、新鮮な牡蠣とクラムチャウダーが人気のお店。実はここで遅めのお昼を食べようと思っていたのですが、館内を回っているうちに清掃で一時閉店してしまいました。
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当てが外れてフードコートの店をもう一度見てみると、つい目が留まったこれに釣られてしまいました。
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ステーキ丼21$(3001円)。アメリカ横断食旅の1食目が、これで良いのでしょうか。良心の呵責に苛まれながらも、肉と米のコンビネーションがとても魅力的。
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うむ、米旨い。肉硬い。
マッシュルームが旨い!
どうも今日は最後まで空回り気味の1日のようです。
初ウォルマート、初モーテル!
ナパの町を出発し、今夜の宿のあるヴァレーホを目指します。でもその前に、通り道にあるウォルマートへ寄って行きましょう。
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アメリカどころか世界最大のスーパーマーケット・チェーン。今回の横断旅では何度もお世話になりますが、初ウォルマートはいかがなものでしょう。
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おお〜広い!
平屋建てで面積は体育館何個入るんだという位です。上の写真に写っているオレンジ色のはマンダリン・オレンジ。一袋1.3kgで4$位(572円)で味ははぼ日本の蜜柑です。ビタミン補給に旅中かなりお世話になりました。
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玉子も6個1.08$(154円)とか、アメリカとしてはかなり良心的な買い物ができます。ところで今回ここに寄ったのは、食料ではなくスマホホルダーが目当て。
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バックミラーに取り付けられるタイプで7.54$(1077円)でした。これで運転中でも安心してGoogleマップのナビが見れるし、
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こんな風に走行中の写真だって撮れちゃいます。車旅の必需品ですね。
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ナパの町から30分ほど走って、今夜の宿トラベロッジ・ヴァレーホ・ナパバレー/Travelodge by Wyndham Vallejo Napa Valley に到着。
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アメリカは大都市でもないとドミトリー宿なんてありませんから、宿泊先はこういうモーテルか民泊的な安宿が中心になります。1泊81.91$(11,705円)とナパの町中よりは遥かに安く、部屋も小綺麗だったけど、立地的には郊外ロードサイド。
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車を出さないと隣にも行けないような場所なのです。街ブラなんて出来ないし、初めてのアメリカの運転に疲れていたので、夕食も摂らずに早めに床についたのでした。
次回はサリーナス、モントレー、ソレダード。大好きなアメリカの作家ジョン・スタインベック縁の地を巡ります。知らない人は全く興味を持てないと思いますが、今回のアメリカ旅でもとても印象深い1日でした。
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