こんにちは、ミャーです。リアルタイムではただ今クロアチアにある鮪の町ザダルから、プリトヴィツェへ向かっています。
ザダル最高です!マグロ堪能しました(涎)
さてブログはドブロヴニク2日目の5月3日。ロープウェイに乗ってドブロヴニク一望の絶景を見に行って、クロアチアはダルマチア地方の海鮮料理三昧。とても贅沢な1日になりました。
※文中のレート換算はアテネで実際にセディナカードを使い調達したレートを四捨五入して、1€(ユーロ)=147円で記載しています。
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果たしてお金は返ってくるのでしょうか。
予報ではこの日は終日雨まじり。ドブロヴニク滞在を1泊延ばそうかと真剣に悩んだけれど、朝起きてみれば見事な快晴で助かりました。絶景を観に行くのに雨模様じゃ残念すぎますもんね。そう言えばドブロヴニクに来て日本人旅行者が沢山いるなと思ったら、
そうだGW真っ只中でした!
コロナ禍以来、大手を振って海外旅行に行ける久々のGW。同じタイミングでドブロヴニクに来られた方は、天気がもって本当に良かった。
さて、快晴とは裏腹にわたしの心はやや曇りがち。昨日オーストラリアお母さんから「無事に友人と会えてお金を返せるから、明日旧市街で待ち合わせましょう」とメールが来たのですが、時間と場所を送った所いままで返信が来ないのです。
宿を出る時にも「今出ました」メールを送ったけれど反応は無く、不安を抱えて待ち合わせのピレ門の先の噴水広場へ。まあ返信無いってことはメール見てないんだろうしね…とガッカリしないように居ない前提で広場に着くと、
いたー!!
昨日は無事に代理店から鍵を受け取れたし城壁巡りも楽しんで、今日は友人と楽しく旧市街を散策しているとのこと。メールは当人としては返事をしたつもりのようで、何にしても色々よかった。お茶でもしない?と誘われるけど、今日は晴れてるうちに山の上に行っておきたい。お互いの旅が楽しくなることを祈り、また会いましょうと言ってお別れしました。
さて、これから絶景を見に行くスルジ山の頂上へは徒歩でもロープウェイでも行けるのですが、情報によると徒歩はかなりツラそう。そうでなくても旧市街の時点で坂だらけなんですからね。
素直にロープウェイで行きましょう。
ロープウェイ駅に近い、旧市街の北側の門を目指します。
おお、ゲーム・オブ・スローンズの人気キャラ、ティリオンが居ましたね。旧市街にはスローンズグッズの店がいくつかあって、それぞれ記念撮影スポットになっているようです。
旧市街を出てロープウェイに行く途中、オフィシャルのチケット屋さんがあったのでチケットを購入。ロープウェイ駅でも買えるけど、もしかしたら並んでるかもだしねと思ったのですが、
サービス料1.32ユーロ取られました(泣)
下の方にちっちゃく書いてあるんですよズルいなぁ。
さて、今回わたしが買ったのは片道チケット。往復だと27€(3969円)のところ、片道なら15€(2205円)で済むのです。
登るのイヤだけど、降りは自力上等です。
若干セコイ気はしますが、結果これはかなり良い選択だったように思います。
まだ観光シーズン真っ盛りでは無いので、待つほどもなくすぐのロープウェイに乗れました。因みにこれ、現地ではケーブルカーと呼ばれています。
日本とはCarのイメージが若干違うよね。
ロープウェイに乗ってる時間はたった1〜2分。登りは左か後ろに乗ると景色が綺麗そうですが、あいにくこちらは右側です。
でもズンズンと遠くなるドブロヴニクの町に、やはりテンションが上がりますね!ロープウェイを降りるとすぐ土産屋コーナーがあって、ざっと見たらなんと500mlくらいの水が3.6€(529円)、コーラ1本4€(588円)…
ひぃ〜恐ろしや。尋常じゃありませんね。
でも旧市街の町中でコーラ3€の店ありましたから。やはり町外れの宿からのヒット&アウェイ作戦は、ドブロヴニクで正気を保つには大正解です。スルジ山に来る前には、くれぐれも飲み物は買っておきましょうね。
さて着いたロープウェイ駅には展望所が併設されていて、山頂からの景色はこんな感じ。iPhoneカメラだとどうしても遠景は雰囲気出ないのですが、実際は
もう少し素敵なので安心してください。
旧市街から外れた右の方はこんな感じ。やっぱり断然、旧市街の方に目がいきますね。
う〜ん素敵ですねえ。長年ぼんやりと憧れていたドブロヴニクの景色です。10分ほど見惚れて、うん満足した。満足はしたけれどちょっと待って。何千円も払って2分だけロープウェイに乗り、10分眺めてすぐ降りるって…
随分そっけなくないです?
でも展望所にはベンチも無いし、長居する雰囲気でもないんですよね。
そうか、そういうことか。山頂にある、その名もパノラマ/Panorama という絶景レストランが予約必須の人気店なのはそんな理由もあるのでしょう。
店頭のメニューを見るとやはりかなりのお値段だけど、ビール1杯なら全然アリ。聞くと海側の席は全て予約されているそうですが、今時点で数卓空いていますよね。ビール1杯15分だけ如何でしょうと、ダメ元でウエイターさんに交渉してみたら
ぜひお応えしたいのですが、もしご予約のお客様が少し早く来られたり。その時お席を整えておけなかったら、我々の過失ですから。我々はお客様を万全にお迎えしたいのです。
なんかとてもすみません(平伏)。軽はずみな交渉はプロ意識の高さに完膚なきまでに跳ね返されました。
レストラン・パノラマは素直に諦めて、もうひとしきり景色を眺めて展望台を後にしました。
※麓のロープウェイ乗り場はこちら↓です。
夕日スポットとしても人気のもう一つの展望場 Dadiro Viera。
何となくもの足りない気分のままロープウェイ駅の展望所を出て、何か他にないかと探してみると、山頂エリアにクロアチア紛争博物館というのがありますね。いや、そうじゃない。
そういう気分じゃないんです。
Googleマップで調べるとロープウェイ駅から外に出て、右側(南東方向)に行けば十字架のある展望場があるようです。でも帰りと別方向なので、今回は Dadiro Viera という高台へ行ってみましょう。
左手(北西方向)に見える、ヘンな形の青い塔の裏側へ。
右手に見える階段を登ると、そこが地図上に Dadiro Viera と表記されている高台です。
取り立てて何がある訳でもないのですが、
こちらからも旧市街を一望に出来ますし、
もっと北側の景色がとてもよく見えます。
ほらほら、アドリア海のもう少し北からは大小の島々が外海を遮り、
さながら瀬戸内海のような穏やかな海。
さぞや美味しい魚介が漁れることでしょう。昨日食べた絶品牡蠣もあっちにあるストンから来たものでした。
眺めも良いのですが、なんと言ってもここには座れる岩が沢山あって、
のんびりゆったり過ごせるのが素敵。
モンテネグロで買っておいた美味しいチョコでも食べてまったりタイムです。まったくこんなチョコ、ドブロヴニクの旧市街で買ったらいくら取られるのでしょう。
さて徒歩組のお帰りは、あのヘンな塔のさらに裏側。
上の写真では右側の裏道からになります。ひたすら葛折れの道をジグザグと。なんだかコトルを思い出しますが、
コトルの裏ルートより遥かに凶悪な砂利道。
油断しようものなら、一瞬で足を捻ったり滑らしたりしそうです。ロープウェイであんなにお金取れるなら、そりゃあ道を整備しないよね。と複雑な気持ちになりますが、
道行きは見慣れない綺麗な花が咲いていたり、
曲がり角ごとにキリスト教関連の彫刻が置かれていたり、
何より道々で覗くドブロヴニクの町がとても美しいのです。
ゆっくり歩いたとはいえ、降りでも麓までたっぷり1時間。さらに麓から旧市街北側の門まで30分弱。さすがに少しだけ疲れましたが、行きはロープウェイで帰りは徒歩というこの選択。時間のある節約旅行者にとって
たっぷり景色を楽しめる最適解な気がします。
ようやく旧市街に帰ってきましたよ。今日はチョコしか食べてないし、50€は帰ってきたし、ロープウェイでも12€節約したし、
今日のご飯は豪華にいっちゃいますか!
と鼻息を荒くして昨日も行ったHeritage of Dubrovnik を目指したのでした。
※徒歩ルートの降り口、登り口はこちら↓です。
魚介三昧のダルマチア料理をHeritage of Dubrovnikで!
下山している時からオーダー内容のシミュレーションを繰り返し、魚料理を1品と
生牡蠣たくさん頼んじゃおっかなー。
などと考えていたのですが、実際のメニューを見て少し軌道修正。
まずは今日絶対に食べようと決めていた、Fish (Popara) Stew という料理。説明文を読むに、
漁師の魚煮込み料理。
これは旨そうじゃないですか⁉︎ こんな時に値段見ちゃダメですよ。ビビって頼めなくなりますからね。
次に生牡蠣を頼もうとしてふと目に留まったのがムール貝。これもストン産で、調べてみるとブザラ/Buzara というのはシチューという意味だそう。メインの魚煮込みと被るけど、
似た系統の料理を2種類食べたら、いろいろ勉強になりそうじゃない?
食べたくなると理屈は勝手にアタマが作り出してくれるもの。食欲に押されて既に正常な判断はできなくなっているのですが、さてそうなると生牡蠣は…
1個だけ頼みましょうね。下山中に牡蠣の口になっていましたし。
頼んだ魚介メニューに合わせて提案してもらったグラスワインはドブロヴニク産のもの。メニューにMalvasija と書かれているので、マルヴァジア種の葡萄を使ったワインなのでしょう。
さっそく出された生牡蠣と合わせると、
合う〜〜〜(語彙)
鮮烈な海の風味に包容力のあるワインが寄り添っているような。牡蠣に白ワインって意外と難しく、合わせ間違えると生臭くなったりするんですよ。その点これは完璧。牡蠣自体も味にキレがあるので、ワインに合い易い気がします。
続いて登場ムール貝のブザラ。12€だしアペタイザー(前菜)だし、さほど量は無いと思っていたけど、これは凄いですね。写真だと分かりづらいですけれど、ざっくり言えば
小さい洗面器レベル。
とはいえですね、これも牡蠣同様に身の方はかなり小さめ。大きさを数で補っている感じです。手とフォークで貝を開いては口に放り込み、開いては放り込み、
あれおかしいな、全然カサが減らない。
殼入れのお皿、都合3回取り替えてくれましたからね。肝心の味の方はというと、貝の旨味が一度スープに出て、それがまた貝に戻ったような凝縮された旨味。でも特筆すべきは身の方ではなくて、
この旨味爆発の絶品スープです。スープ単体を口に含んだ瞬間、その旨さは
おーい誰か、一升瓶持ってきて!
一滴残らず持ち帰りたくなるほどです。多分この旨味は貝だけじゃないですね。トマトの強い旨味、それも日本のじゃなくイタリアのサンマルツァーノみたいな加熱用のトマトの旨味。パンに付けるとそれはもうアンストッパブルで、まだ前菜だというのにパンを全て食べ切ってしまいました。
最後はメインディッシュのPopara という魚の煮込み。見た目かなり被っているようですが、やはり出汁は魚由来、口に含んだ印象はかなり違います。
というかコレ、めっちゃ旨い!!
入る魚は日によって変わるっぽいですが、この日の白身魚はとても旨味が強く存在感があります。聞くとこれはStone Fish。ググってみたらオニダルマオコゼなのですね。魚も大量にゴロゴロ入ってますが、この料理は野菜もたっぷり。プチトマトの他に
人参、ジャガイモが入ってこんなに垢抜けた料理は初めてです。
先ほどとは違う旨味凝縮スープに魅了され「一升瓶もう1本!」と言いたい所を、変わりにパンを追加してもらいます。再びパンもスープも完食し、もう完全に腹十二分目ではち切れそうです。
お会計は52€(7644円)。昨日よりいっちゃいましたが大満足。ロープウェイ片道にした分だけ、罪悪感も割安なのでした。それにしても何を食べても美味しいこのお店のダルマチア料理。昨日の牛肉煮込みもムール貝も相当旨かったですが、次また来る機会があったら
まず最初に魚のPopara を頼む気がします。
ドブロヴニクの締めに旧市街ぶらぶら歩き。
ドブロヴニクの旧市街は、さすがクロアチア有数の観光地だけあって見ようと思えば見所がたくさん。そういえばドブロヴニク・パスで使える博物館も、ぜんぜん回ってないですもんね。
まあでも博物館はこれまでの旅で少し見疲れた感があるので、もういいや。旧市街の雰囲気を感じながら、軽く腹ごなしの散歩でもしてみましょう。
立派な教会があれば名前も調べずフラリと入ってみたり、
波止場のベンチで行き交う人々をぼ〜っと眺めたり。
そうだ、昨日城壁から見た外海に出られる場所も行ってみましょう。このazur という店の先の何も書いてない入口を潜ると、
そこは荒波の打ち付けるアドリア海の外海。
あちこちに座れる岩場があったりして、みんな海を眺めながら思い思いに過ごしています。
ドブロヴニクの旧市街は何を買っても目が飛び出るほど高いし、すごく整った観光地然としていて時に息苦しいのですが、こうした岩場や
裏路地でサッカーをする子供達。
裏へ裏へと歩いていくと、そこにはやはり生活の匂いが感じられてホッとします。
まん丸な顔のネコに思わず笑ってしまい、さてそろそろ宿に戻りますか。たった2泊だけどドブロヴニク、なかなか充実した滞在になりました。
さて、次回はドブロヴニクからボスニア・ヘルツェゴビナに入国してモスタールへ。行く予定のなかった町ですが、会う人会う人から
すごい良かったから行ってみなよ!
と勧められたのです。アルバニア同様に殆ど予備知識なしの国ですが、有名な美しい橋スタリ・モストと美味しいボスニア料理。初日からとても楽しい滞在になりました。
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