英語学校(Basic English Camp、以下BEC)入学後も、食べ物やボラカイ島への旅行の話ばかりですが、実はちゃんと英語の勉強もしておりまして、今回はそんな話を少し書いてみます。食べ物の話はほぼ出てこないので、あしからずご了承くださいませ。
学校に来る前に読んでいた「英語学習2.0」
中高大学と英語を勉強したのに、社会人になって約1年間英語学校に通ったのに、全然喋れない。巷には沢山のメソッドがあって、どれを信じていいのか分からない。そんな風に感じていた時にたまたま目について購入したのが、この本。
マッキンゼー出身の著者が提唱する、
ビジネスの「問題解決アプローチ」を英語学習に適用して考える
という内容は、実際に仕事で問題解決アプローチを使ってきた身からすると、非常に明快で目からうろこでした。
これさえやっていれば、英語が話せるようになる!
という甘い言葉ではなく、英会話に必要な知識とスキルを分解して、自分の現状を把握した上で効率的にトレーニングをしようという趣旨です。
わたしの場合は、特にリスニングが極めて苦手なのですが、リスニングは
①音声知覚 ②意味理解
に分解できます。そして①②それぞれのステージで、自分が持っている単語や文法の知識にアクセスして認識していくというプロセスです。わたしの場合、特に①音声知覚に課題があります。
音声知覚のステージでは、そもそもその単語を知らなければ耳が音を拾うのは難しいし、単語の連なりで音がどう変化するかを知らなければ、自分の知識のデータベースとつなげることが難しい。なので、今フィリピンの英語学校Basic English Campで受けている
シラブルの授業と単語キャンプは、英語学習2.0的アプローチからも、わたしにとっての最適手法だと思えます。
更に英語学習2.0で、リスニング向上に素晴らしく効果があると書かれているのが「シャドーイング」。英語の音声を聞きながら、同じ音を少し遅れて発音するトレーニングです。
BECでナオキさんに勧められて読んだ、ドラゴン桜2でも、リスニング対策としてシャドーイングの効果を強調しています。
英語学習2.0に書かれているシャドーイングの目的は、
音声知覚を自動化すること。
音を拾うことに意識をもっていかれて、意味理解に脳を使えていない状況を変えることだそうです。実際、同じ音源を繰り返しシャドーイングしていると、耳が慣れて自動的に音を拾ってくれるようになってきます。
ドラゴン桜2では、顔真似をすると更に効果が上がると書かれています。聞くだけではなく、自分でも発声し、顔の筋肉も英語を話す筋肉に変えていくと相乗効果が得られるそうです。
英語を浴びるように聴くのも一定の効果はあるのでしょうが、より効率的にリスニング力を高める方法として、シャドーイングは効果的とのことです。
自習の中心は、単語とシャドーイング。
そんな訳で、学校の授業以外の自習時間は、主に単語学習とシャドーイングに当てています。
人によって使っている単語の本は違うけれど、わたしはこのDUO(デュオ)シリーズ。フィリピンに来て7週間弱、selectの1493単語は完了し、今は3.0の2569単語中2000語まできた所です。
DUOの良い所は、覚えるべき複数の単語を使った例文が載っていること。
その例文を繰り返し音声で聞いていくと、効率よく意味を覚えることができます。更に例文によく登場する主要人物が個性的で、
彼らの人生に思いをはせたりという副次的な楽しみもあったりします。
一度単語をひたすら覚えて、その後音源を聴きながら
シャドーイングと単語の復習を同時にできるので、非常に効率的です。
BECでのシラブル授業でも、DUOselectの例文を使って音の変化の学習をするので、更に相乗効果が期待できます。
リスニング・シャドーイングに超便利なアプリ「Audipo」
シャドーイングをやるのに、スピードが調整できる音源再生アプリが欲しいと探していて、見つけたのがこちら。
0.25倍から最大4倍速まで、0.01倍単位で再生スピードを調整できます。慣れてきたら速度を上げると、短い時間で復習できるし、シャドーイングの負荷も調整できます。
更に、音源の好きな所にポイントを作って、ボタン一つで頭出しができるので、苦手なセンテンスを繰り返しトレーニングするのにも最適。
DUOの音源は10個位のセンテンスで1音源なので、この機能で文章ごとの頭出しが自由自在です。
こんな感じで、好きな所にポイントを作れます。インストール直後にはチュートリアルも出るし、シンプルなのであっという間に使い方をマスターできますが、こちらのサイトで詳しく解説されていたので、気になる方はご覧ください。
ほんとに、便利な世の中になったものです。これを導入してから、トレーニングの効率が格段に上がりました。
リスニング力向上を、映画で実感できるのか?
一週間前の金曜日、学校が休みなので生徒仲間で連れたって映画館へ。
学校から一番近いショッピングモールに、映画館があります。
日本ではまだ未公開らしい、TOY STORY4。英語が分からなくても、ある程度ストーリーは理解できそうな映画で、安心です。ちなみにフィリピンでは、
英語の映画は字幕無しで上映されます。
それだけ英語が浸透している国ということですね。それともう一つ、
なぜかポップコーンと水がデフォルトでついてきます。
これは映画館や上映作品によって無いこともあるらしいけど、この日は鑑賞代金とセットで1人320ペソ(678円)。席についてから渡されたので、中身を見ることなく暗い館内で食べたけど、上映後に気づいたら
多すぎるシーズニングパウダーで、白いTシャツがオレンジ色に(泣)
やはり油断できないフィリピンですが、肝心のリスニングは、
聴き取れたのはせいぜい30%、成長の実感はほんのちょっとでした(再泣)
とはいえ、まだ始めて6週間。その内、芽が出ると信じてコツコツやっていきます。
あ、映画はすごく面白かったです。
TOY STORY1~3は見ていないけど、見ている人は更に楽しんでいた様子。また暫くトレーニングしたら、実力チェックに別の映画を観にいってみたいと思います。
↓ブログ村ランキングに参加しています。励みになるので、よかったら下のバナーを1日1回クリックしていただけると嬉しいです。