大阪の締めくくりは、やっぱりディープ大阪。
大阪最後の朝ごはんは、やはり新今宮のディープ大阪なお店で。
日雇いの手配師を待っているのかと思ったら・・・
もう呑んでるじゃん、おっちゃん!
右端のカレは、今まさにワンカップを開けるところ。
いぶし銀の自販機売店の隣が今日の朝ごはん「きらく」さんです。
なかなかの貫禄です。
前調べ無しじゃ、絶対入れない佇まい。
朝8時半開店で、開店に合わせていったのに、店内でもすでに3匹のおっさんが良い心地に。やるなぁ、新今宮。
店内も激シブ。
平成なんて無かったかのような、昭和感。
羽釜でお湯を沸かすって、素敵すぎる。おかあさんの割烹着も素敵すぎる。
もつ煮込みの大鍋から良いにおいが。
魔女が魔法の薬をつくっているわけではありません。お間違え無く。
つっこみどころが多くて疲れますが、周りにつられることなく、品行方正に料理をオーダー。
ホルモン中華そば2玉350円。
朝からラーメン2玉は、やりすぎです。実際あとで少し後悔しました。でも、
1玉300円、2玉350円なら、2玉いくでしょ?
ネギは丼を提供後、手掴みで入れてくれました。
メイド喫茶でいう「美味しくなあれ♡」ですね?おかあさん。
麺はやわっやわ。でも、飲んだ後の〆や朝イチのご飯には、胃にやさしくて良いです。
特筆すべきは、ホルモンとスープ。複数部位のホルモンは食感も味もそれぞれ違って食べ飽きない。その旨味がたっぷり出ているスープは、Wスープとかまったく違う方向性で、それでも全く負ける気がしない味の深みです。
中華そばの時は見逃しましたが、その後別の人が頼んだホルモンうどんのスープは、例の魔法の大鍋のスープをそのまま注いでドン。でした。
妙なテンションになってしまいましたが、
勇気を出して踏み入れる価値はあるお店です。
でもやっぱり、この店には呑みで来たかったなぁ。
大阪から屋久島へ!
新今宮から天王寺まで10分ほど歩くと、伊丹空港への直行バスがでています。これが640円で一番安かった。定刻通り30分で空港に到着。
保安チェックで「蚊がいなくなるスプレー」を召し上げられました。
フィリピンの英語学校から、必須アイテムと言われていたのに・・・。マラリアで死ぬときは、伊丹を向いて逝きましょう。
ちょっとガンダムっぽい(わかります?)ジャパン・エア・コミューターの小型機で屋久島へ。実はこれ、JALのマイレージで無料でした。サラリーマンじゃあマイルを貯めてもなかなか乗りたい便はとれませんが、平日は取り放題ですね♪
1時間45分、あっという間のフライトです。
そのあっという間に悲劇が・・・。
実はわたし、恥ずかしながら、些か痛風を患っておりまして、たまに発作がでるんです。足が痛くなるやつですね。
それが、このわずか1時間45分でやってきたのです。犯人はわかってます。悪いのは大阪のホルモンです。
情にほだされて、ホルモンとともに大阪を過ごしたのが失敗でした。
プリン体(これが痛風をひきおこす)たっぷりのホルモン攻撃に身体が悲鳴を上げていますが、まだ軽くビッコをひくレベルなので、完全白旗ではありません。それに、痛風がどこかで発症することは想定の範囲内です。でも、なぜ今なのか。
実は明日、屋久島で最大のチャレンジ「縄文杉トレッキング」を予約していて、その支払いと説明にツアー会社の人が空港まで来てくれているのです。名前入りプラカードを持ったツアー会社の人と目を合わさないようにしながら、手荷物受取りの待ち時間で作戦を練ります。いくつものシュミレーションをして出した結論は、
正直に話して日延べの相談をする
です。まっとうな社会人ですからね(無職ですが)。
結果それで正解で、屋久島を出る前日、12日金曜に振り替えてもらえました。おそらく経験上、この程度の発作は今日にでもおさまると思うのですが、念のため。足を引きずりながら12時間のトレッキングは避けたいので。それにしても、5泊6日の滞在中、一番天気の良いはずの明日を逃したのは痛かった。足よりも痛いです。
軽く足をひきずりながら空港を出ると、うん、半袖で十分(夜は冷えました)。さすが屋久島。
宿がある宮之浦まではバス移動。屋久島のバスは屋久島交通と、まつばんだ交通の2社ありますが、今回は屋久島交通です。料金は整理券をとって後払。ちなみにICカード対応ですが、鹿児島で使われているICカードのみ。SUICAやICOCAは今のところ使えません。
左側最前列の特等席に乗りこみ、出発です。宿泊する民宿の名前を言ったら、最寄のバス亭(登上:のぼりあがり)で降ろしてくれました。
時刻表にもgooglemapにも載っていないバス停です。
その間約20分、運転手さんの楽しいトークが続きました。ラグビーの話で盛り上がったのですが、
話題があちこちに飛ぶので相槌が大変です。
ちなみに途中でバス亭の表示がない所で乗り込んできた人がいたので聞いたら、反対車線のバス停を目印にするらしいです。奥深い屋久島バスの世界。
※あとで聞いたら、登上バス停は比較的新しいバス亭なのでまだ時刻表に載っていないそうです。でも、全部のバス停を掲載しているわけでもないとのこと。
屋久島5泊の宿は「民宿みよしや」さん
実は別の宿をbooking.comで予約していたのですが、宿側の都合で振り返えになりました。なので、みよしやさんは通常1泊朝食付き6000円のところ、元の宿にあわせて5000円で泊まれます。おかみさんはとても感じの良い人で、部屋は4錠半和室、風呂トイレ共同ですが、なかなか居心地が良いです。
明日の朝食に期待がもてます。
買い出しを済ませて、屋久島1食目
正直に言うと、バス待ちの時間に空港で昼食をとったのですが、それはノーカウントでお願いします。屋久島そば(トビウオの唐揚げ付き)を食べました。空港の味でした。以上。
軍手やら、携行食やら、飲み物やら、トレッキングに持っていくものを買い出しします。途中の店でも軍手は売っていましたが、1足300円近くして馬鹿らしくなってやめました。ここは100円ちょい。
※ちなみに1足であってるかネットで調べたら、足もアリだけど、1双、1対、1組なんてのもアリだそうです。奥深い軍手の世界。
ドリンクはKIRIN縛り(笑)。みたことないのばかりですね。スポーツドリンクと炭酸水はCGCグループのPBっぽいです。
ついでに近所をお散歩。宮之浦川沿いが、素敵な雰囲気でした。
夜ごはんは「恵比寿大黒とし」さんで。
ホントは痛風の発作がおきたら食事をしないか極端な節制に走るのが正解。ましてや酒、特にビールなんてもってのほかです。でも、仕方ないですね。食テーマの旅ですから。
そこは、絶妙なバランス感覚で、ギリギリまで攻めます。
これが食べたかった! 首折れサバの刺身。写真左から、サバ・クエ・あかばらの盛り合わせで1296円。
あかばらって、聞いたことなかったので大将に伺うと、「カンパチみたいな天然の・・・」という説明。実際、ネットで調べるとカンパチの天然ものをそう呼んでいるようです。でも、カンパチの見た目でも味でもないんだけどな・・・
↓本職の人も頼りにしている魚介類情報が超充実のサイト
あとで宿のおかみさんに聞いたら、こっちで食べるあかばら(天然かんぱち)は、まだ脂がのってないのも結構食べていて、部位と脂のり次第で赤身っぽいのもあるそうです。知らなかった!
首折れサバは漁の状況で入荷がない時もあるそうで、食べられて嬉しい。実際鮮度抜群で臭みも全くなく、うまかったです。東京で酢締めしない生サバはなかなか食べられません。クエ、あかばらも鮮度は良いのですが、その分旨みが控えめな印象。そこは九州ならではの甘めの醤油をしっかりつけるとバランスが良くなります。
屋久島つきあげ540円は、つけやき、さつま揚げのことですね。魚介のうまみが出ていてなかなかいけます。酒を焼酎(水割り324円)に変えていただきました。
明日は足が回復したら、自力でトレッキングに出たいと思います。縄文杉以外にも見どころが沢山ですからね。出発前に携行食に手を出さないように気をつけないと。
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