アジア マレーシア 旅のブログ

歴史ロマンと夕陽の街。丸ごと世界遺産のマラッカ観光街歩き。

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おはようございます、ミャーです。リアルタイムではただ今バンコク。世界一周に欠かせない予防接種を受けに、スネークファームにある病院へ行ってきました!1週間後と1か月後にまた行かなければならないので、どうやって旅程を組もうか頭を悩ませているところです。さて、前回のマラッカグルメに続いて、今回は観光!いつもは観光に熱心な方じゃないのですが、

街ごと世界遺産のマラッカでは、歩いていると観光スポットに当たるので

いつもよりは充実した観光情報になっているように思います。内容はこんな感じです。

  • ファモサ~オランダ広場。街中心部の史跡と教会。
  • 川風を感じウォールアートを楽しむリバークルーズ。
  • 海洋博物館で海のロマンを想像する。
  • 海の上のモスクは夕陽スポット。果たしてマラッカの夕陽は見れるのか!?

それでは今日も、よろしくお願いします。


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ファモサ~オランダ広場。街中心部の史跡と教会。

マラッカの街を散策するために、まず目指したのが街の中心オランダ広場。宿泊先からそこへ向かう途中にも、ちょっと寄りたいスポットがいくつもあって、歩いていて楽しいマラッカです。

ポルトガル時代の要塞跡ファモサ/A Famosa

マラッカは、ポルトガル→オランダ→英国→日本(第2次大戦中の数年のみ)→英国と他国の統治が続いたのですが、これはポルトガル時代(1511-1641)の1511年に建てられたものです。マラッカ海峡は海上交通の要衝で、重要な補給所でもあり交易も盛ん。

統治される方にとってはたまったものではありませんが

日本が戦国時代に入り、まだ織田信長も生まれていないこの頃、すでにスペインやポルトガルはアジアに拠点を築いていたのですね。まあそんな感じで、

想像力で補いながら楽しむ感じの、ちっちゃい史跡です。

中を通り抜けることができます。写真撮影にもよいかもしれません。

小高い丘から街を臨むセント・ポール教会/Gareja St. Paul

ファモサの裏手には階段があって、そこを登ると小高い丘からマラッカの街を臨める、セント・ポール教会があります。

見晴らしがよい展望台って訳ではないのですが、場所によっては、赤屋根が続き遠くにマラッカ海峡が臨める景色が見えて、

マラッカに来たぞ!感をじわじわ盛り上げてくれます。

これもポルトガル時代の教会(礼拝堂)跡です。壁しか残っていませんが、

雰囲気があってなかなか格好良いです。

あちこちに建て掛けられている石板は墓石だそうで、実はプロテスタントとカトリックの宗派を超えた協力のストーリーなんかがあって素敵なのですが、

そんなことは、これを書きながら今知ったのであって、

実際にその場にいたときに思っていたのは

あ、ワンピースだ!

たぶん1枚くらい、ポーネグリフが混ざっていると思います。

ここがマラッカの中心!人で賑わうオランダ広場。

セント・ポール教会を北に降りた先には、マラッカの中心オランダ広場があります。後ろに建っている赤いキリスト協会と併せて有名なのが、

このど派手な乗り物トライショー。

何がどうなってこうなってしまったのか分かりませんが、マレーシアポップスや軽快なダンスミュージックを大音量でかけながらゆっくり街を走る様は、ある意味マラッカの風物詩です。

さらに夜には電飾もされて、風情ある街並みをぶち壊してにポップな彩りを添えてくれます。

電飾に音楽。これだけ電気を使っといて、動力は自転車ってギャップが萌えポイントです。

オランダ広場には「I LOVE MELAKA」の撮影ポイントがあって、観光客に大人気。次々撮影がはじまり、あく気配がまったくないので、よそ様の撮影に便乗しました。

もうマラッカの文字隠れちゃってるけど、それでいいんですね?

川風を感じウォールアートを楽しむ、気持ちの良いリバークルーズ。

オランダからマラッカ川を見ると、橋のたもとにリバークルーズのチケット売り場があります。前に少し書いたように

「川フェチ」

の気があるわたしとしては見過ごすわけにはいきません。1人30RM(780円)と安くはないですが、もちろん参加です。

チケットを買うと、乗り場へ移動するように言われます。このチケットオフィスの左手を裏に回り、川沿いをまっすぐ行ってくれと。

あれ、まだかな。と少し不安になるくらい行くと、ありました。Melaka River Cruiseの表示があります。

こっちにもチケット売り場があって、どうやらさっきのは、オランダ広場から集客するための出張販売所だったようです。もちろんどちらで買っても同じです。

チケットを持っている人は、写真左側に前から詰めて待機。ボートの用意ができたら乗船となります。

一番前が見晴らしが良いようですが、こういう場では「おひとり様」は一歩下がって、

ひっそり静かにいられる場所を確保するのが楽しむコツ。

その点、右側最後方はそこだけ1人掛けになっていて、うってつけです。

操船しているお姉さんが、時折やさしい笑顔を向けてくれます。

出航したボートはオランダ広場の脇を通って、北へと遡上していきます。

川沿いに両側にならぶ店々は、川側に向けてウォールアートや綺麗な装飾を施してあり、目が飽きません。

ペナンの芸術作品のようなものとは違う、ポップでカラフルで楽しい雰囲気。

日中は歩くと暑いマラッカですが、船の上は川風が心地よく吹き抜けて、素晴らしく気持ちが良いのです。

途中から徐々に、前に座る中国人兄さんの体勢が後ろに傾きだして、

だいぶ圧力を感じるのですが、それでもおひとり様は一歩下がって・・・(以下略)

20分ほど遡上したらUターンしてもと来た所を戻ります。左右どちらに座っても、行きと帰りで両方楽しめるのでご安心ください。帰りにみた右岸側には、赤屋根の住宅群が見えました。

本当に飽きることなく1時間でも2時間でも見ていられそうな心地よさですが、

前に居る兄さんがたは、

飽きちゃった。

この辺の感覚は多分に好みに左右されるのでしょう。賞味40分のリバークルーズ、わたし的には大満足でした。ちなみにこのクルーズは夜もやっていて、

「ライトアップした川景色がステキ」

と何かに書かれていました。それはもう1回乗るべきじゃないか、と思ったのですが、

こういうライトアップはあまり好みなじゃいので、やめておきました。

キラキラして綺麗ですけどね。カラフルな街並みを楽しめる昼の方が、個人的にはおすすめです。

↓ボート乗り場はこちら。チケットもここで買えます。

海洋博物館で海のロマンを想像する。

リバークルーズから戻って、川沿いを南へ向かうとすぐに、

どーんと大きな船が目に飛び込んできます。

大航海時代のポルトガルのガレオン船「フローラ・デ・ラ・マール号」を復元したもので、これがそのまま博物館だというのです。世界史は全然詳しくないのですが、歴史小説はよく読んでいたので、

ガレオン船と聞いただけでロマンを掻き立てられます。

外国人大人料金の12RM(312円)を払って中へ入ります。

階段を上がって、船のデッキへ。

デッキ上を歩き回りたい所ですが、上に昇ったらだめみたい。おとなしく中の博物館を見ていきます。

まずはマラッカの歴史について。ポルトガルが来る前は、スマトラ島からきた王朝があって、マラッカの港を発展させてきたのだそう。反映につながった税金の話やら、統治方法、物々交換から貨幣経済へなどなど、具体的な説明が

絵と英文で細かく書かれています。

精読したらパネル3枚で疲れました。

大航海時代がはじまり、最初にやってきたのがスペインとポルトガルのカトリック勢。当時ヨーロッパでは、同じ重さの金と交換されていたという胡椒をはじめ

魅惑のスパイスに大興奮したことでしょう。

時代と国ごとの船の模型も多数展示されていて、中国のジャンク船からポルトガルのガレオン船、これは英国だったかな。これくらい複雑になってくると、

どうやって帆を操るのか想像もつきません。

最後は「海の生き物」コーナーで軽く癒されつつ、博物館をあとにしました。

海の上のモスクは、マラッカの夕陽スポット。果たして赤く大きな夕陽は見れるのか。

さて、前々回冒頭で飲用した沢木耕太郎先生の名著「深夜特急」。

私はただ夕陽が見たかっただけなのだ。マラッカ海峡に沈む夕陽はとてつもなく大きく赤い、と聞いたことがあった。沢木耕太郎 深夜特急

この夕陽を見たいとずっと憧れていたわけですが、滞在4泊5日の天気予報は

全部曇り。

うーむ、行いの悪いのは誰ですか。

それでも比較的空が明るい日を選んで、マラッカの南にある人口島マラッカ島/Malacca Island へ。中心部からはちょっと遠いけど、歩いて行ってみました。長~い橋を越えて、島へ入ります。

橋の上からの景色を期待していたら、この通り。

橋を降りると、MELAKA GATEWAYのロータリー。ここからモスクまで更に歩きが続きます。

やっと着いた!

海の上に迫り出すモスク Masjid Selat Melaka です。クアラルンプールで訪ねたモスクはさほどうるさくなかったけれど、ここは服装規定が厳しめ。

短パンはもちろん半袖もNGだそうです。

モスクの中は外から見るだけにして、周りを囲んでいる回廊をぐるっとひと回りしてみます。

これは後で脇から撮った写真です

入り口の真裏、つまり海側にはテラスのように迫り出した場所があり、

ここからマラッカ海峡を眺め、歴史に思いを馳せます。

モスクから一旦出て、左右両脇には越替けられて比較的居心地の良いスペースがあり、そこでのんびり夕陽の時間を待ちます。この時はおぼろ雲の間から太陽が覗いているけれど、水平線のあたりには厚い雲が。

なんとか夕暮れまでに動いてくれないかなあ。

段々日が傾くにつれ、太陽の色が温かみを増してきます。

それにしても、この時点でもう太陽が大きい!

スマトラ島とマレー半島に挟まれたマラッカ海峡はとても静か。

小さくさざめく波にオレンジの陽がキラキラと映り、遠くを多くの大型船が行き交っています。

ああ、もうちょっと!と期待したけれど、やはり夕陽はここまで。最高潮を迎える前に太陽は雲に隠れてしまいました。

本当に、普段の行いが悪いのは、誰ですか。

またマラッカへ戻ってくる理由ができてしまいました。うん、また来よう。

次回予告

マラッカ観光篇いかがでしたでしょうか。ババ・ニョニャ・ヘリテージ博物館やフランシスコ・ザビエル像など、まだまだ見所の多いマラッカですが、

最大の目玉はやっぱり何といっても夕陽。

残念ながら「これぞマラッカ!」という夕陽には出会えませんでしたが、その実力の片鱗は見せてもらえました。次回は再びマラッカグルメに戻ります。と言っても、通常の有名店巡りとちょっと違う、

黒い木の実クルア料理の2軒巡り。

インドネシアで熱烈に美味しかった黒い牛スープ「ラウォン」。あれに使っていた黒い木の実です。マレーシアではとんと見かけなかったのに、マラッカで突如姿を現したクルア。木の実そのものを食べる、インパクトのある体験でした。


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