アジア スリランカ 旅のブログ

世界文化遺産ゴール/Galleの街はのんびりゆとりの良い雰囲気でした。

投稿日:2019-12-31 更新日:

あっという間に大晦日。自分にとってほぼ新卒からの会社を辞めて旅に出て8か月、

大きな変化の年になりました。

毎日が刺激的で、旅の後の展望に想いを馳せる余裕すらありませんが、間違いなく充実した年になりました。皆さんはいかがでした?

来年がより良い年になりますように。

さて、ブログは引き続きスリランカ。山間の町エッラを離れて、一気に海へ!オランダ統治時代の砦と旧市街が丸ごと世界遺産のゴール/Galle です!1泊2日のゴールを一気に書いちゃいます。

※ゴールはガレ、ゴルなどと表記される場合もあります。


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エッラからゴールへは、横着してシェアタクシーで。

エッラから先の移動はネット上でもあまり情報がなかったけれど、宿のオジサンに相談したら、結構どこでも行けそうでした。候補としては、

  • カタラガマに行って、ヤーラ国立公園でスリランカヒョウ(レパード)を探す
  • ミリッサで鯨を見る
  • ゴールで世界遺産の旧市街を散策

どれも魅力的でけしからん、スリランカです。

出国時航空券を取っている手前、どれかを選ばなければなりません。象と山で、動物からの大自然と続いたので、ちょっと目先を変えてゴールの旧市街散策を選びました。ゴールへはバスを乗り継いでも行けるそうですが、エッラ迄の移動がシンドかったので、今回は横着して、

宿手配のシェアタクシー。

中継地点のマタラのバスターミナルまで3000ルピー(1800円)で行っちゃいます。ホテルピックアップのバンは乗客5人で出発。道沿いが即絶景のエッラは、本当に素敵な町でした。

バンのドライバーさんはなかなかサービス精神旺盛で、

滝があるけど見る?

ついでにコブラも見れました。

とか、ゾウいたから停めるよ〜とか。

それでなくても気持ちの良いドライブで、

抜けるような田園風景や、

手付かずの湿地帯が目に眩しい。

ローカルバスとは全然違う、罪悪感さえ覚える快適さなのでした。

9時半に出発したバンは、4時間後にマタラに入り、バスターミナルに降ろされると聞いていたのに、

素通りして西へ向かい、鯨が見られる町ミリッサへ。

海に近いホテルで1組降ろしたら、さらに西へ。今日の目的地ゴールの町まで20kmを切り、

このままゴールまで連れて行ってもらえるのかも!

と期待したところで、何もない道沿いにバンは停まりました。

よし、ここで降りてくれ。

ちょっと待って!こんなとこで降ろされても困るよ。と言うと、

大丈夫、ちゃんとバスとめるから。

と1分もせずに通りかかったバスをとめてくれました。

ゴールまで20kmないのに100ルピー(60円)。スリランカのバスにしては高いじゃないかと思うけど、

シェアタクシーに1800円払った人が言うことじゃないですね。

メインのバスターミナルの南にある、野天のターミナルに降ろされ、ここから歩いて宿へ。トータル6時間の移動となりました。

↓バスを降りたのはここです。

フランス人女性が経営するコスパの良い宿 AD HOSTEL。

ゴールの町は、旧市街に見所が集まっているのですが、この宿はちょっと北に外れていて、その分料金が安め。とはいえ旧市街入口まで約1km、全然歩ける範囲です。

普通の民家のような家ですが、ちょっとした共有スペースもあって居心地が良い。

センスがいい個室に、トイレとシャワーは共同で、1泊2360ルピー(1416円)でした。ゴールは他のスリランカの町と比べると、

ホテルも食事もべらぼうに高い!

と聞いていましたが、お手頃に泊まれるところもあるにはあるんですね。

まったり落ち着いた雰囲気で、リラックスできるゴールの町。

観光地価格のツーリスティックな町という先入観を持っていたゴールには、1泊だけの予定。早速旧市街へと向かってみると、着いたのが日曜だからか、

スポーツしたり、海を見てまったりしたり、寛いで過ごすローカルの姿が多くてほっこりします。

上の写真はクリケットの試合。実況まで入って盛り上がっていました。

空手教室をやっていたり、

城壁の芝生で遊んだり。なんとなく、住人の皆さんに余裕があるように感じられ、

こちらも自然とリラックスモードに。

犬や猫ものんびりなのです。

ぐるりと城壁に囲まれた旧市街の、ここはオールドゲイト。片側には大英帝国、もう片側にはオランダ東インド会社の紋章があるそうです。

見ても良くわからなかったけど(汗)

とはいえ素人目にも当時を思わせる建物があちらこちらにあって、

マレーシアのペナン島やマラッカでも見てきた、当時の海洋交易と植民地化の繋がりが感じられました。

通りを歩いていると、センスの良い雑貨屋さんも多くて、

良い意味でツーリスティック。

これはセイロンポスターとポストカードのお店です。

長旅で荷物を増やせないから、何も買えないけれど、見ているだけでも楽しい。

この時期は暑さもさほどでもないので、ぶらぶら散歩も気持ち良いのです。

東と南の海岸沿いは、海に面した砦跡が憩いのスペースになっています。

透明度の高い綺麗な海。

西を見ればアラビア海、南にはインド洋。

陽が沈みゆく西の遥かには、アフリカがあるんですね。

果てしなく広がる海に、地球を感じられるような気がしてきます。

開けて翌朝、日の出と灯台と映画ロケ。

翌朝は早くに起き出して、日の出に合わせて旧市街へ。1泊しかしないので、我ながらアクティブです。東側の海が見られる城壁を見つけて暫しまったり。

海中の岩の上にも古そうな建物があり、よい雰囲気です。

考えてみると、ゴールはスリランカの最南端から少し西に行った場所なので、

太陽は陸越しに昇るんですね。

それでも綺麗な朝焼けでした。

完全に透明な海水に足を浸し、再び旧市街散歩。

猫とたわむれ、

南西にある灯台から南海岸沿いに西へ歩くと、

何やら映画ロケをやっている様子。西南の砦は撮影クルーで占拠されていましたが、

全然大丈夫〜、どうぞどうぞ。

と入れてもらえました。

カメラをクレーンで釣っての大掛かりな撮影です。

撮っていたシーンは、ひとりの男を男女が走って追いかけてきて、

城砦の入口で熱く説得する場面。さすが役者さんは美男美女です。そして、映画クルーの傍では、

記念撮影する観光客ご夫婦。

本職の前でそのポーズは、なかなか心臓が強いですね(笑)

城砦から見る海の大きさにしばらく見惚れて、旧市街を後にしました。

ゴール飯は観光客向けレストランとローカル食堂へ行ってみました。

ゴールのご飯もまとめてご紹介します。初日の夜は旧市街にあるPEDLAR’S INN CAFE というお店。前情報通り旧市街には観光客向けの高めの店が多いようです。

それならいっそ乗っかってみるか!

と、イタリア人が美味しいと評価しているとの口コミの、ここでパスタです。ローカル食中心のめし旅ですが、旅先の雰囲気には余裕で流されるのです。

旅行者向けの店なのにアルコールはないと言うので、アイスカプチーノ400ルピー(240円)。お洒落なジャー入りです。

そしてスパゲティ・ポモドーロ・アル・ベジタリアーノ1350ルピー(810円)。名前の通り野菜のみのトマトソーススパゲティです。考えてみるとフィリピンのジョリビーで甘〜いのを食べて以来のスパゲティ。さぞかし美味しく感じるかと思ったら、

うん、すごく普通。

普通に美味しいけど、ベジだからかあっさり目の味で自分で作れるレベルです。贅沢した分期待値が高かったのかもしれません。でも普通にちゃんと美味しいですよ。

翌早朝の散歩の後は、店も開いていないので、屋台で買いました。

朝から揚げ物というのがちょっとツラいけど、

葉っぱに包まれたこれも食べ物だというので、一緒に買って帰ります。

ジャガイモのコロッケやサモサっぽいの、

すべて安定のカレー味です。

冷めているから特別美味しいわけではないですね。そして葉っぱの方は、

広げてみると、これ多分キンマ(ビンロウ)ですよね。恐る恐る口に入れてみると、

うぇぇ〜まずい(泣)

速攻で吐き出しました。ご飯じゃないです。キンマ、いわゆる噛みタバコでした。うぇぇ〜。

最後のお昼はローカル食堂 Priyani Hotel。

午後のバスで次の目的地ヒッカドゥワへ行くのですが、その前に腹ごしらえ。ホテルのフランス人女将に聞いた、おすすめローカルレストランです。もちろん旧市街ではなく、ホテルの近く。この辺りは、安い店がそれなりにありそうです。

うん、洒落た観光地レストランより、こっちの方が落ち着く。

エッグカレー&ライス150ルピー(90円)です。いかにも日常のごはんといった飾り気のなさがいいですね。味はまずまず。というかすごく普通。

ローカルは殆どロティを食べていたので、そちらが人気のお店なのかもしれません。

次回予告

ゴールでお昼を食べた後は、ヒッカドゥワへバスで。城砦から遥かな海を眺めるゴールから一転、ヒッカドゥワは同じ海でもビーチタウン。

しかもウミガメがいるらしい!

また「時期が違います」なんて言われるんじゃないかと不安抱えながら向かった、ヒッカドゥワです。


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