あっという間に大晦日。自分にとってほぼ新卒からの会社を辞めて旅に出て8か月、
大きな変化の年になりました。
毎日が刺激的で、旅の後の展望に想いを馳せる余裕すらありませんが、間違いなく充実した年になりました。皆さんはいかがでした?
来年がより良い年になりますように。
さて、ブログは引き続きスリランカ。山間の町エッラを離れて、一気に海へ!オランダ統治時代の砦と旧市街が丸ごと世界遺産のゴール/Galle です!1泊2日のゴールを一気に書いちゃいます。
※ゴールはガレ、ゴルなどと表記される場合もあります。
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エッラからゴールへは、横着してシェアタクシーで。
エッラから先の移動はネット上でもあまり情報がなかったけれど、宿のオジサンに相談したら、結構どこでも行けそうでした。候補としては、
- カタラガマに行って、ヤーラ国立公園でスリランカヒョウ(レパード)を探す
- ミリッサで鯨を見る
- ゴールで世界遺産の旧市街を散策
どれも魅力的でけしからん、スリランカです。
出国時航空券を取っている手前、どれかを選ばなければなりません。象と山で、動物からの大自然と続いたので、ちょっと目先を変えてゴールの旧市街散策を選びました。ゴールへはバスを乗り継いでも行けるそうですが、エッラ迄の移動がシンドかったので、今回は横着して、
宿手配のシェアタクシー。
中継地点のマタラのバスターミナルまで3000ルピー(1800円)で行っちゃいます。ホテルピックアップのバンは乗客5人で出発。道沿いが即絶景のエッラは、本当に素敵な町でした。
バンのドライバーさんはなかなかサービス精神旺盛で、
滝があるけど見る?
とか、ゾウいたから停めるよ〜とか。
それでなくても気持ちの良いドライブで、
抜けるような田園風景や、
手付かずの湿地帯が目に眩しい。
ローカルバスとは全然違う、罪悪感さえ覚える快適さなのでした。
9時半に出発したバンは、4時間後にマタラに入り、バスターミナルに降ろされると聞いていたのに、
素通りして西へ向かい、鯨が見られる町ミリッサへ。
海に近いホテルで1組降ろしたら、さらに西へ。今日の目的地ゴールの町まで20kmを切り、
このままゴールまで連れて行ってもらえるのかも!
と期待したところで、何もない道沿いにバンは停まりました。
よし、ここで降りてくれ。
ちょっと待って!こんなとこで降ろされても困るよ。と言うと、
大丈夫、ちゃんとバスとめるから。
と1分もせずに通りかかったバスをとめてくれました。
ゴールまで20kmないのに100ルピー(60円)。スリランカのバスにしては高いじゃないかと思うけど、
シェアタクシーに1800円払った人が言うことじゃないですね。
メインのバスターミナルの南にある、野天のターミナルに降ろされ、ここから歩いて宿へ。トータル6時間の移動となりました。
↓バスを降りたのはここです。
フランス人女性が経営するコスパの良い宿 AD HOSTEL。
ゴールの町は、旧市街に見所が集まっているのですが、この宿はちょっと北に外れていて、その分料金が安め。とはいえ旧市街入口まで約1km、全然歩ける範囲です。
普通の民家のような家ですが、ちょっとした共有スペースもあって居心地が良い。
センスがいい個室に、トイレとシャワーは共同で、1泊2360ルピー(1416円)でした。ゴールは他のスリランカの町と比べると、
ホテルも食事もべらぼうに高い!
と聞いていましたが、お手頃に泊まれるところもあるにはあるんですね。
まったり落ち着いた雰囲気で、リラックスできるゴールの町。
観光地価格のツーリスティックな町という先入観を持っていたゴールには、1泊だけの予定。早速旧市街へと向かってみると、着いたのが日曜だからか、
スポーツしたり、海を見てまったりしたり、寛いで過ごすローカルの姿が多くてほっこりします。
上の写真はクリケットの試合。実況まで入って盛り上がっていました。
空手教室をやっていたり、
城壁の芝生で遊んだり。なんとなく、住人の皆さんに余裕があるように感じられ、
こちらも自然とリラックスモードに。
犬や猫ものんびりなのです。
ぐるりと城壁に囲まれた旧市街の、ここはオールドゲイト。片側には大英帝国、もう片側にはオランダ東インド会社の紋章があるそうです。
見ても良くわからなかったけど(汗)
とはいえ素人目にも当時を思わせる建物があちらこちらにあって、
マレーシアのペナン島やマラッカでも見てきた、当時の海洋交易と植民地化の繋がりが感じられました。
通りを歩いていると、センスの良い雑貨屋さんも多くて、
良い意味でツーリスティック。
これはセイロンポスターとポストカードのお店です。
長旅で荷物を増やせないから、何も買えないけれど、見ているだけでも楽しい。
この時期は暑さもさほどでもないので、ぶらぶら散歩も気持ち良いのです。
東と南の海岸沿いは、海に面した砦跡が憩いのスペースになっています。
透明度の高い綺麗な海。
西を見ればアラビア海、南にはインド洋。
陽が沈みゆく西の遥かには、アフリカがあるんですね。
果てしなく広がる海に、地球を感じられるような気がしてきます。
開けて翌朝、日の出と灯台と映画ロケ。
翌朝は早くに起き出して、日の出に合わせて旧市街へ。1泊しかしないので、我ながらアクティブです。東側の海が見られる城壁を見つけて暫しまったり。
海中の岩の上にも古そうな建物があり、よい雰囲気です。
考えてみると、ゴールはスリランカの最南端から少し西に行った場所なので、
太陽は陸越しに昇るんですね。
それでも綺麗な朝焼けでした。
完全に透明な海水に足を浸し、再び旧市街散歩。
猫とたわむれ、
南西にある灯台から南海岸沿いに西へ歩くと、
何やら映画ロケをやっている様子。西南の砦は撮影クルーで占拠されていましたが、
全然大丈夫〜、どうぞどうぞ。
と入れてもらえました。
カメラをクレーンで釣っての大掛かりな撮影です。
撮っていたシーンは、ひとりの男を男女が走って追いかけてきて、
城砦の入口で熱く説得する場面。さすが役者さんは美男美女です。そして、映画クルーの傍では、
記念撮影する観光客ご夫婦。
本職の前でそのポーズは、なかなか心臓が強いですね(笑)
城砦から見る海の大きさにしばらく見惚れて、旧市街を後にしました。
ゴール飯は観光客向けレストランとローカル食堂へ行ってみました。
ゴールのご飯もまとめてご紹介します。初日の夜は旧市街にあるPEDLAR’S INN CAFE というお店。前情報通り旧市街には観光客向けの高めの店が多いようです。
それならいっそ乗っかってみるか!
と、イタリア人が美味しいと評価しているとの口コミの、ここでパスタです。ローカル食中心のめし旅ですが、旅先の雰囲気には余裕で流されるのです。
旅行者向けの店なのにアルコールはないと言うので、アイスカプチーノ400ルピー(240円)。お洒落なジャー入りです。
そしてスパゲティ・ポモドーロ・アル・ベジタリアーノ1350ルピー(810円)。名前の通り野菜のみのトマトソーススパゲティです。考えてみるとフィリピンのジョリビーで甘〜いのを食べて以来のスパゲティ。さぞかし美味しく感じるかと思ったら、
うん、すごく普通。
普通に美味しいけど、ベジだからかあっさり目の味で自分で作れるレベルです。贅沢した分期待値が高かったのかもしれません。でも普通にちゃんと美味しいですよ。
翌早朝の散歩の後は、店も開いていないので、屋台で買いました。
朝から揚げ物というのがちょっとツラいけど、
葉っぱに包まれたこれも食べ物だというので、一緒に買って帰ります。
ジャガイモのコロッケやサモサっぽいの、
すべて安定のカレー味です。
冷めているから特別美味しいわけではないですね。そして葉っぱの方は、
広げてみると、これ多分キンマ(ビンロウ)ですよね。恐る恐る口に入れてみると、
うぇぇ〜まずい(泣)
速攻で吐き出しました。ご飯じゃないです。キンマ、いわゆる噛みタバコでした。うぇぇ〜。
最後のお昼はローカル食堂 Priyani Hotel。
午後のバスで次の目的地ヒッカドゥワへ行くのですが、その前に腹ごしらえ。ホテルのフランス人女将に聞いた、おすすめローカルレストランです。もちろん旧市街ではなく、ホテルの近く。この辺りは、安い店がそれなりにありそうです。
うん、洒落た観光地レストランより、こっちの方が落ち着く。
エッグカレー&ライス150ルピー(90円)です。いかにも日常のごはんといった飾り気のなさがいいですね。味はまずまず。というかすごく普通。
ローカルは殆どロティを食べていたので、そちらが人気のお店なのかもしれません。
次回予告
ゴールでお昼を食べた後は、ヒッカドゥワへバスで。城砦から遥かな海を眺めるゴールから一転、ヒッカドゥワは同じ海でもビーチタウン。
しかもウミガメがいるらしい!
また「時期が違います」なんて言われるんじゃないかと不安抱えながら向かった、ヒッカドゥワです。
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