八重山にトータル7泊8日。内4泊は朝晩食事つきの民宿なので、まだまだ八重山グルメを食べつくせていないですが、それでも新しい気づきや驚きがいっぱいありました。その中でも、「次来たときも絶対行きたい!」という視点で、必食グルメとして3店をピックアップしました。
必食グルメ1. 明石食堂「ソーキそば」
石垣島では北の方、かなりの「わざわざ立地」ですが、行く価値は十二分にありました!次に石垣島にくるときには、何をさしおいてもここに来るスケジュールは確保すると思います。何といっても凄いのは、軟骨ソーキです。
ゼラチン状になった部分が、「でゅるん、とろん」として、
噛むほどに赤身の部分と渾然一体になって旨味が襲いかかってきます。今まで食べた豚の角煮や東坡肉なんかも含めて、わたしの中では一等賞かも。豚肉が、調理次第でこういう状態になるんだって、驚いた逸品です。
八重山そばとしては濃いめでまろやかなスープも、麺とのバランスも素晴らしく、1杯の完成度がものすごく高い。機会があったらぜひ、試してみてください。
※詳しくは、ブログ記事「電動バイクで石垣島一周、絶品!軟骨ソーキソバに悶絶し、島グルメのラスボス「ヤギ」にも挑戦!2019.4.19」でご紹介しています。
必食グルメ2. そばcafeうんどうや「アーサそば」
石垣島からフェリーで40分、黒島にあるお店です。黒島に飲食店は10軒もなく正直期待していなかったのですが、おすすめということで食べてみたら、衝撃を受けました。
黒島特産のアーサ(アオサ)はフワリ、トロリとして、やわらかな「ゆし豆腐」とは食感も、味も完璧な相性。
その後食べた、とうふの比嘉(有名な専門店)のゆし豆腐とも遜色なく、アーサは明らかに石垣島本島のものとは別格の味わいでした。黒島のアーサは4月でもうシーズン終わりだということなので、時期が合えば、ぜひ食べてみてください。
※詳しくは、ブログ記事「黒島2日目。「絶品アーサそば」とのんびり島探索、からの急転直下! 2019.4.17」でご紹介しています。
必食グルメ3. JAファーマーズマーケットやえやま ゆらてぃく市場「石垣牛」
美味しい石垣牛を食べられるお店は他に沢山ありますが、手軽さ・手頃さと、シチュエーションの楽しさでイチオシです。肉屋さんで牛肉を買うと、 BBQセットを1人200円でセッティング、店前の席で自分で焼いて食べるというものです。高級部位も、リーズナブルなコスパ部位も好きに選べ、量も自由。
そして「いきなりステーキ」を凌駕する、いきなりBBQ!酒もごはんも、野菜も何もなく、ド直球に牛肉だけを焼いて食べる。
ありそうで、なかなか無いですよね。短時間で、ちょっと石垣牛を味見してみたいなんて使い方もできますよ。
※詳しくはブログ記事「石垣島3日目と最終日。島グルメ制覇を目指す 2019.4.20-21」でご紹介しています。
ここからは、3店舗以外にも美味しかったものの、まとめです。
最後に究極のB級グルメ「からそば」にもチャレンジ!
八重山そば
平良商店「塩野菜そば」と「ジューシー」
石垣島中心街のユーグレナモールから、約1kmのところにあるお店。八重山そばグランプリなどの賞を受賞しているだけあって、すごく美味しい。それぞれの存在感はありながら、麺もスープも具材も突出しないバランスの良い味わい。もやしの食感と、からし菜がよいアクセントになって、コーレーグースもピパーズも使わずに、気づいたら完食していました。また、おにぎりになって出てきたジューシーも、出汁がきいていて美味しい。100円は激安です!
※詳しくは、ブログ記事「牛の島、黒島で「ヤシガニ」チャレンジ 2019.4.16」でご紹介しています。
のりば食堂「アーサそば(季節限定)+島豆腐トッピング」
中心街から1kmちょっと郊外にあります。店の雰囲気がよい味をだしていて居心地がよい。この店の麺は、ウコンを練り込んだ自家製。八重山そばとしては珍しく、もちっとした食感があり、麺自体も美味しい。この時は季節限定のアーサソバを島豆腐トッピングで頼みましたが、八重山そばにご飯、刺身、小鉢とアーサ汁が付く定食が人気のお店です。
※詳しくはブログ記事「石垣島3日目と最終日。島グルメ制覇を目指す 2019.4.20-21」でご紹介しています。
島そば一番地「三枚肉そば」
中心街の便利なところにあるお店。無添加で島の食材を大切に作っているとのことで、味もひと言「端正」。しっかり旨味があるのに、すぅっと入ってくるスープ、具材もそれぞれちゃんとしてるなあという印象。でも、麺が「赤いきつね」を思い出させて、親近感がわきました。
※詳しくはブログ記事「石垣島3日目と最終日。島グルメ制覇を目指す 2019.4.20-21」でご紹介しています。
チャレンジ!島グルメ
一休食堂「ヤギそば」
ヤギ汁と牛汁で有名なお店。石垣島中心街から3km弱、徒歩だと行きづらい場所にあります。今回、ヤギ汁に八重山そば麺を入れた「ヤギそば」に挑戦しましたが、聞いていた以上のド迫力でした。沖縄本島とは全く違う味の作り方で、匂いが強い以上に旨味も強い。スープの秘密はブログ記事(↓リンク)をご参照ください。
※ブログ記事「電動バイクで石垣島一周、絶品!軟骨ソーキソバに悶絶し、島グルメのラスボス「ヤギ」にも挑戦!2019.4.19」
黒島の民宿あーちゃん「ヤシガニ汁」
ヤシガニは流通量が少なく高級食材だそうですが、あーちゃんではご主人が自分で獲るので、宿泊した人は頼んでおけば1泊2食付きの料金内で食べられます。また、食堂もやっているので、そこでも食べられるそう。ただ、食堂はそのうち閉めるかもと言っていたので、お早めに。いずれにせよ、獲れるかどうかはヤシガニ次第なので、事前確認した方がよさそうです。
ヤシガニの身は殆ど無く、旨味は全てスープに出ています。水とヤシガニだけで取ったとは思えない、複雑な旨味のスープは、一度経験してみてもよいかもしれません。時機とタイミングによって獲れるかどうか、ヤシガニ自体も減ってきているようなので、食べれたらラッキーかも。
※詳しくは、ブログ記事「牛の島、黒島で「ヤシガニ」チャレンジ 2019.4.16」でご紹介しています。
石垣島の居酒屋2店
あだん亭「あだんの新芽チャンプルー他」
予約でかなり埋まってしまう人気店。石垣の食材をたっぷり使ったメニューが揃うお店。特に「あだんの新芽」は他ではなかなか食べられない希少食材とのこと。タケノコの穂先にちょっと似ている、食感が楽しい一品でした。石垣島グルメの入門編にぴったりなお店でした。
※詳しくはブログ記事「石垣島3泊4日スタート!初日の夜は島食材を堪能 2019.4.18」でご紹介しています。
えいこ鮮魚店「刺身盛り他」
こちらも予約しないと入れない可能性が高い人気店。魚屋さんがやっていて、八重山の海の幸への愛を感じます。ドカンと5種盛りされた刺身が500円。コスパ最強のお店です。
※詳しくはブログ記事「石垣島3日目と最終日。島グルメ制覇を目指す 2019.4.20-21」でご紹介しています。
ゆし豆腐の朝ごはん
とうふの比嘉「ゆし豆腐セット+玉子焼き」
中心街から1.7kmほど山側へ、のどかな空気のなか半屋外の気持ちの良い席で朝ごはんが食べられます。豆腐専門店だけあって、ゆし豆腐は大豆のおいしさがストレートに伝わるやさいしい味わい。値段も良心的。すべて100円のトッピングを追加できるので、ご飯がススムものを選ぶとよさそうです。
※詳しくはブログ記事「石垣島3日目と最終日。島グルメ制覇を目指す 2019.4.20-21」でご紹介しています。
番外編:八重山そばの「からそば」
「ケンミンショー」でも紹介された、八重山そばの食べ方。B級を通り越して、もはやC級?と思ってしまいますが、購入した八重山そばの袋にも、食べ方として紹介されていました「からそば」です。
STEP1. 袋を上だけ開けて、シーチキンや鯖缶を投入
STEP2. 袋の上から、モミモミ。麺がほぐれて、具材が混ざっていきます
STEP3. そのまま箸でズルズル食べる
醤油をたらしたりもするようです。もちろん皿に盛っても大丈夫。味は、お弁当の付け合わせに入っていたスパゲティを思い出しました。
意外と食えます。いや、むしろ嫌いじゃない?
とはいえ、1袋460gですよ。パスタで言ったら乾麺で230g程度の量(茹でると倍ぐらいの重さになる)なので2人前以上です。ひとりでトライするのは、危険ですね。
八重山グルメ、まとめ
「幸せな日常食」というテーマのめし旅的には、今回は生活・食文化に根ざした食材の扱い方に感銘を受けました。沖縄も八重山も、歴史的に日本と中国・東南アジアの中継地点。かつおと昆布の出汁文化と、豚の文化が混ざりあって、チャンブルーしてできた独特の食文化ですね。
※日本も沖縄圏も東南アジアも、歴史的に牧畜をしてこなかったエリアです。なので肉は鶏・豚・ヤギが中心で牛肉はかなり最近。これも知識としてはあったけど、現地の人からも何度かそういう話を聞きました。
明石食堂の豚の扱いは天下一品ですし、一休食堂のヤギの扱いはアジアを感じます。これから台湾や東南アジアへ進むにつれ、食文化の変化を肌で感じられると思うと、わくわくしてきます!
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