ウブド滞在5泊6日。これまでのように日付ごとに綴るのではなく、テーマ別に書いてみようと思います。今回は8月23日(金)、バイクタクシーを1日チャーターして、オーダーメイドで行って来た観光の話。内容はこんなかんじです。
- テガララン ライステラスで棚田鑑賞
- ガルーダ彫像の工房訪問
- ティルタ ウンプル寺院で沐浴
- コーヒー農園でコピルアック試飲
- インスタ映えスポット!カント ランポの滝
- バイタクドライバー、カトゥのお宅訪問!
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ワヤを呼んだらカトゥが来た。
ウブド初日にバスを降りた後、ホテルまで乗せてもらったバイタクドライバーのワヤ。「1日200K(1500円)で貸し切りするぞ」というオファーと、連絡先をもらっていました。
郊外に見所が散らばっているウブドは、ひとり旅にはバイタクが効率的
と考えていたので、値段が妥当かを確認するためにホテルでも別のドライバーに聞いてもらったら、
9時から5時だったら400Kだって。予約する?
2倍の提示です。だったらワヤに頼もうと、WhatsAppでテキストメッセージを送りました。
9:00-17:00、200Kでいいんだよね?まずは棚田とティルタ・ウンプル寺院に行きたいんだけど。
しばらく待つと「Ok」の返事。通話の着信がお互い行き違って、テキストで条件を確認し、翌朝9時にホテルで待つことに。そして8月23日朝、
やってきたのは、ワヤではなくてカトゥさんでした。
ワヤの友達で、ワヤが来れなくなったので代わりに来たという説明。
200Kで、棚田とティルタ・ウンプル寺院でいいんだろ?
あらら、全然話が違っている。カトゥはワヤからそれだけしか聞いてきていないとのこと。
いやいや、ワヤと約束したのは9-17時貸し切りで、まず最初にその2か所に行きたいってことだよ。
お互い困ったなぁという空気でしばし、彼が言ったのは、
わかった。ワヤが言ったなら約束は約束だ。それでいこう!
ゴネたり再交渉をしようともせずに、こっちの言うことを信用してくれて、気持ちの良い男です。上の写真が、そのカトゥさんです。もしかしたら5時と言っておいて早めに切り上げようとするかもしれないし、まだ完全に信用した訳ではないけど、まずはひと安心。最初の目的地、棚田に向けて出発しました!
南国らしい棚田風景テガガラン・ライステラス/Tegallalang Rice Terrace
宿からテガララン・ライス・テラスへは約8km、15分前後です。
入場料はなくて、入り口でドネイション(寄付)を入れる場所があります。カトゥに従って、10K(75円)を寄付して中に入ります。
棚田の谷に向かってこげる、大きなブランコとか、ジップラインみたいなアクティビティがあります。
ガイドとして雇った訳ではないけれど、カトゥはあれこれ説明してくれて、棚田散策できる道を教えてくれたところで、
あとは上で待っているから、ゆっくり観てきたらいい。
さりげなく気を配ってくれて、程よい所で放ってくれる、距離感がバツグンです。
向かい側では、丁度田植えをしていました。バリでは3か月で稲が育つので、1か月の休耕期を挟んで年に3回収穫できるとのこと。
うらやましい程、豊かな土地です。
フィリピンのバタッドで見た棚田より規模は小さいけれど、緑が濃くて南国らしい、美しい風景でした。
ガルーダ師匠の工房に立ち寄り。
棚田から次の場所へ向かう途中、カトゥがおもむろにバイクを停めて、
ここはガルーダ・マスターの工房だ。もし興味あるなら立ち寄るか?
ガルーダというのは、ヒンドゥー教の神話に出てくる神鳥。素晴らしいバリ彫刻のなかでも、とりわけ格好よくて、わたしが好きなのがガルーダです。
カトゥさん、ナイス提案です!
こちらがガルーダ・マスターのI MADE ADA師匠。カトゥの友達で、大統領が訪れたり、国際的にも評価されているすごい人らしいけど、
笑顔のかわいいおじいちゃん。すごいいい人です。
自由に観て行っていいよ~というので見学させてもらいました。
おお、めちゃくちゃ格好いい!
精巧な彫刻は、ため息がでる程。
お弟子さんが制作の真っ最中。こういのは、ずっと見ていられますね。
ここではバリ彫刻を学ぶこともできて、1日から体験できるそう。ちょうど生徒さんが1人来ていて、左が師匠の息子さん。
息子さんは愛知万博ともう1回、日本の展覧会に呼ばれたことがあるそうです。東日本大震災はその後どうなんだ、と気にかけていただきました。
インドやなんかだったら、この後はお土産の押し売りが始まるところですが、そんなことは一切なく、
ただ素晴らしい作品を見せてもらって、話をきかせていただいてと、
素敵な時間でした。
沐浴を体験できる、ティルタ・ウンプル寺院/Pura Tirta Empul
ガルーダ工房を後にして、当初の目的地ティルタ・ウンプル寺院へ。 棚田もそうだけど、こちらも世界遺産。 ここでは観光客もヒンドゥー教徒の皆さんに交じってお参り、
聖なる泉で沐浴ができるのです。
参観料を50K(375円)払い、中へ進むとこちらで参観用のサロンを貸してくれます。これを巻かないと、中へ入れません。
ひとりひとり巻いてくれるので、安心。
先ほど借りたサロンは参拝用で濡らすのはNG。沐浴をしたい人は、沐浴場の脇にあるこちらで
沐浴用サロン10K(75円)を借ります。荷物はロッカー15K(113円)に預けられます。
こういった注意表示が何か所かあります。宗教施設なのできちんと読んで、
粗相の無いようにしましょう。
基本的には、中でトイレしたら駄目だよとか、ちゃんと沐浴用のサロンに着替えてねとか、趣旨を理解して入ってねとかそういうことですが、女性は月のものの時は入れないことになっているそうです。
沐浴場は2つに分かれていて、左端から始めます。手を合わせて祈って、水を浴びてという手順を、1つ1つ繰り返していきます。丁度わたしの前がインドネシア人の男の子で、やり方を教えてくれました。
1つめの沐浴場の最後から2・3個目は、死者用のもの。
ここで汲んでいって、お葬式で使用するようです。2つめの沐浴場の2つほど行ったところで終了。天気によるけどかなり寒くて、全身鳥肌でみんな震えながらやっていました。
でも皆が祈りを捧げる場の、穏やかながらも厳かな雰囲気は、やはり特別。
時間にして30~40分といったところですが、
祈りながら水をかぶる行為を繰り返すごとに、気持ちが清浄になっていくようです。
ウブドに行ったらぜひ、やってみて欲しい素晴らしい体験でした。
沐浴場の奥にはまだ寺院の施設が続いています。
バナナ売りのおばちゃんに無料試食をさせれて、1房30Kというので、
ちょっと高いよ。せいぜい10K(75円)じゃない。
と言ったら、それでいいと。
しまった、欲しくないのにまんまと買わされてしまった。
かっこいいヒンドゥーの彫像もそこかしこにあって、
それなりに楽しめるけど、やっぱりここに来たら沐浴はマスト!と思ったティルタ・ウンプル寺院でした。
食後のコーヒーにコピ・ルアック。
ティルタ・ウンプル寺院の後は、カトゥお勧めのスモークダックの店でお昼ご飯。そこもすごく美味しかったのですが、その話は別で書きます。予定ではその後、滝を観に行くところだったのだけど、カトゥが、
もし興味あるならコーヒー農園に寄って行こうか?
最初の経緯(カトゥは2か所行って200Kと聞いていたのを9-17時200Kにしてもらった)から、実はわたしは少し遠慮していて、
ゆっくり3か所くらい回って、早めに終わってもいいや。
と思っていたのですが、ガルーダ工房に続いてまたもカトゥからの提案。1度請けたからには、できる限り楽しんでもらいたいという優しさと気遣いを感じて嬉しくなります。それに、コーヒーに目が無いわたしにとってコピ・ルアックは、
たぶん味はそれほどじゃないけど、体験できるならしたい、という微妙な位置づけ。
カトゥ提案に飛びついて、早速バイクを回してもらいました。
内容は完全に観光農園です。マンツーマンでスタッフがついて、説明をしてくれます。これがコーヒーの木で、背が低いのがアラビカ種。背が高い方がロブスタ種です。
ここに植わっているのは若木だよね?収穫はどこで?
と聞くと、キンタマーニの山にコーヒー農園があるとのこと。
注:基本的にはスペシャルティコーヒーなんかはほぼ全てアラビカで、厚みやパンチを加えるのに(もしくはコストを抑えるのに)ブレンドでロブスタを加えるイメージ。多分あってる・・・。
そもそもコピ・ルアックって何かというと、コピ=コヒー、ルアック=ジャコウネコで、ジャコウネコがコーヒーの実を食べて、消化されずに排泄された豆を使うというもの。消化酵素や腸内細菌の働きで、独特の香味が加わると言われています。
まあ、ウ〇チのコーヒーなんて感じで有名になっちゃってます。
上の写真がジャコウネコ。夜行性なので昼はずっと寝ているそうです。
ルアックコーヒーの精製前のものが展示されています。
これがフンを乾燥させたもの。ここではジャコウネコに、コーヒーの実とフルーツだけを与えているので、
出したてでも臭くない。
と言っていました。
昔からの精製や焙煎器具を見せてもらったら、お待ちかねの試飲タイム!
この12種類の試飲セットは、なんと無料!
バリカンコーヒーというオーガニックのブラックコーヒーと、2種類のフレーバードコーヒーに、8種類のフレーバーティーとココア。ティーと言っても紅茶葉を使ったものではなく、ハーブティーのようなもの。
全部味をみたけど、バリカンコーヒー以外はぜんぶ激甘です。
バリカンコーヒーも、ちょっと粗さが目立つ味。そして肝心のコピ・ルアックは1杯50K(375円)の有料試飲。もちろんお願いして淹れてもらいました。
インドネシア式で粉をカップに直接入れてお湯を注ぎ、粉が沈むのを待って飲むスタイル。
飲みにくくてしょうがないですが、実は国際的コーヒー品評会「カップ・オブ・エクセレンス」の試飲方法に近いのです。
そして肝心の味の方は、
うーん?・・・・美味いか不味いか、よくわからん。
香りも強くないし味はぼけている印象。安かったら買って帰って、自分なりに淹れ方を工夫してみたいと思ったけれど、
4000-5000円もするので諦めました。
普通のコーヒーもかなりの値段で売っていて、
この値段で売れるのなら、無料試飲もする訳だ。
と変に納得したのでした。「ごめんね~」と言って買わずに帰ってきたけど、特に売り込みされる訳でもなく「Thank you!」と見送ってくれました。結局次の日、スーパーで安めのバリコーヒーを買って、淹れて飲んでいるのですが、
そっちのが寧ろおいしい。
本当のコピ・ルアックがどういうものか、この体験試飲では結論は難しいですね。
インスタ映えすぎるカント・ランポの滝/wisata air terjun kanto lampo
コーヒーの後は当初予定の、カント・ランポという滝を観に行きます。
ツアーに組み込まれていない穴場
だそうですが、ネットで見た写真がすばらしく綺麗だったので、ぜひ実物を見てみようと。入場料20K(150円)を払い、階段を下ります。
左側にロッカーがあって、水に入りたい人はここで着替えるみたい。まず滝を見ようと下まで降りてみます。
おおおー!!!これは凄い。写真で見たまんまの光景です。
段々になった岩の上を、飛沫をあげて滝がすべり落ちています。
そして左右2か所に分かれて、インスタ映え写真の撮影大会!
ひとり5分くらいかけて、何種類ものポーズで写真を撮りまくりです。さぞや美しい写真が撮れるのでしょう。この場所はぜひとも、
彼女または彼氏と来ることを、強くおすすめします。
美しい滝をじっくり鑑賞するような雰囲気は微塵もないので、水に入らず早々に退散。戻る階段の途中には、
さらにこんな映えそうなものがありますが、
いたたまれない、おひとり様男子としては、むしろこっち(左の顔と右のライオン)
いつかリベンジしてやる。
カトゥ家のお宅訪問!
滝から戻って時刻は4時。ホテルに送ってもらってちょうど良い時間なのですが、カトゥから、
うちに寄っていくか?5時過ぎてもちゃんとホテルへは送ってあげるよ。
道々話しているなかで、バリでは各家にファミリー・テンプルがあるという話になって、カトゥの家にもあるのを見せてくれるというのです。もうこの時点ではカトゥを信用していたので、ぜひぜひ!と遠慮なくお邪魔させてもらいました。
ウブドの町から5kmほど東にあるカトゥの住む村。途中、あちこちから声をかけられ、
おー、なかなかのローカル感です。
バイクを降りて細い路地を歩くとすぐ、ご自宅に到着。
広い敷地に母屋や離れ、そして本当に
ファミリー・テンプルがあります。
バリの人は毎日、日によっては何度もお祈りをするので、必要なんだそう。
そして本当にめったなことでは土地を売らないで、何百年と住み続けるので、
こういう形になってきたようです。
塔頭のようなものは、それぞれ意味があって、世界創造の神「ブラフマ」、生命を維持する神「ヴィシュヌ」、破壊の神「シヴァ」を現わしているのだそう。石の土台は長く持つけど、上の木の造作はカトゥが建てたもの。維持するのも大変そうです。
カトゥの息子さん(左)と奥さん(奥)。突然訪ねたのに、前からの友達のように接してくれます。
スプライトを入れるのがコツというお母さんお手製のお菓子と、バリ式コーヒーをご馳走になり、カトゥの夢である、裏の敷地にレンタルアパートを建てる話を聞いたり。
建築資金貯めるのにまだ大分かかるよ。お前も乗っからないか?バリに家持てるぞ。
もう本当に夢のような話です。そんなんできたらいいね~なんて、まったり話し、おいとまの時間です。カトゥと息子の2人とSNSのアカウントを交換して、ホテルまで送ってもらいました。
着いたら時刻はもう6時に近い。
カトゥのホスピタリティに心から感謝して、チップを多めに渡してお別れしました。また会おうね、カトゥ。
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