9月9日(月)、ジャカルタに到着して最初の朝を迎え、早速ジャカルタグルメを食べ倒したい所ですが、
まずは洗濯!
殆どの衣類を着果たして、ぎりぎりの状態なのです。
ショートパンツの下はノーパン
ですが、
何食わぬ顔で
宿に教えてもらったクリーニング屋さんに向かいます。
7時開店と聞いていたけど、まだ開いていない。
仕方がないので、隣の中華系ローカル食堂でノーパンのまま朝ごはん。Mie Lomieは20K(150円)。中華といっても味の濃い甘ーいソースは、インドネシア感たっぷりです。
中華揚げパンのユーティアオ/油条。これ、好きなんです。インドネシアではCakwe Polosというそうです。コーヒーももらって35K(263円)。一応地図はこちら。
食べ終わったらクリーニングも開いていました。
6kgまでの一律55Kに、特急料金10Kが加わり65K(488円)。7時半に預けて10時までに仕上げてくれるとのこと。
これは助かる。
10時きっかりに回収して、ノーパンを解消したら、ようやくジャカルタの街へ繰り出します!ここからは日付ごちゃまぜの順不同でご紹介していきます。
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ジャカルタ飯① ローカル市場で、選り取り自由のナシ・チャンプル Pasar Nangka Bungur Market
いつものように、新しい街に着いたら市場を見ないと!とgooglemapで検索し、いくつか見つけた中から、賑わっていそうなPasar Nangka Bungur Marketへ。3km程度の距離なので、街を見ながら歩いてみます。
ジャカルタは道幅が大きい上に交通量が多く、こういう歩道橋を渡るか
流れを読んで、決心の覚悟で渡る必要があります。
宿から大通りを南に渡ると、パサール・バル/Pasar Baruという歴史のある商業地域。東京の下町といったのんびりした雰囲気です。
きらびやかなドレスをはじめ、服や布屋さんがアーケード沿いに並んでいます。
イスラムの街のわりに露出度が高いような。いいんですかね。
屋台をひやかし、街歩きを続けます。
途中map上でショッピングセンターと表示されていた所がこれ。ジャカルタは大都会なので、中心部にはブランド店が入ったセレブ商業施設もたくさんありますが、ローカル感のあるこういうエリア、好きです。
川沿いの細い道に、200メートルはぎっちり露店が立ち並び、ものすごい人の数!活気ある市場に気持ちが浮き立ちます。
この建物が市場だと思うんだけど、もうすでに営業終了のようで、
肉や魚のかわりに、オジサンが寝ていました。
場外の川沿いは精肉をはじめ生鮮3品に、
お菓子がごはんの屋台もあちこちに。目移りします。
剥いた栗のような見慣れないものがあって、興味を持って観察していると、お店のお姉さんに声をかけられました。
これは、ジェンコルっていうの。食べてみたい?あっちで料理したのが食べられるわよ。
おお!それは是非食べてみたいです。というと、「こっちこっち」と手を取って、お店まで連れてってくれました。
たくさんの総菜が並んだ店に連れてくると、店の人に
この人ジェンコルが食べたいから、よろしくね!
と言伝して、自分の店に戻っていきました。
インドネシア語と英語でお互い違う言葉を喋ってるのに、何故か話が通じる不思議。
相手によっては全く通じずに固まっちゃうこともあるけれど、言葉以外のコミュニケーション力って、結局「伝えたい」「知りたい」のお互いの意思による所が大きい気がします。
これがジェンコル。スライスして甘辛く煮つけあります。こういう流れじゃなかったら、
絶対食べていないだろう見た目。
ご縁を感じます。
ご飯の上に好きなおかずを盛ってもらう仕組みのようで、ジェンコルをはじめ、美味しそうなのを数種類選んでお会計は18K(135円)。喧騒を少し離れた道端で朝ごはんです。
ご飯は茶碗に2杯分ちかくある。けっこうな重量感です。
野菜中心のヘルシーな朝食。それぞれ違う味付けで、香辛料が効いているもの、さっぱりとしたマイルドなもの。
バラエティ豊かで楽しい。
ジェンコルは、くにんとした不思議な食感。調べてみるとジリン豆という大きな豆で、
滋養強壮効果のあるクサイ豆とのこと。
言うほど臭いともクセがあるとも思わなかったけれど、昔から現地では薬としても使われてきたようで、逆に耐性のない外国人には毒にもなり得ると書いてありました(このサイト参照)。
食後数日、体調はすこぶる良好ですが、食べる際は自己責任でお願いします。
ちなみにジョグジャで食べたクサイ豆、Peteとも近似種だそうです。
いずれにしても口が臭くなるので、
デートのときは、相手を道連れにして食べた方がよさそうです。
ジャカルタ飯② 中華街で旨々の牛スープ Soto Betawi Nyonya Afung
ジャカルタの北の方、観光客の散策にうってつけの歴史薫るコタ地区・ファタヒラ広場から、1kmほど南に下るとジャカルタの中華街があります。突然漢字が増えるので、すぐに分かります。
1本裏通りにあるアーケードは、庶民向けのローカル市場の趣き。客引きの声が他の街より多いのが、中華街を感じさせます。
中華系のお菓子や、豚肉を食べられるのも中華街ならでは。イスラムは豚NGですからね。
大量のお菓子と豆。ピスタチオが1kg220K(1650円)。中心部の商業施設の半値近いので、500g購入しました。さて、中華街を訪れたのには目当てがあって、
この店でソト・ブタウィ/Soto Betawiという料理を食べるため。ジャカルタ・グルメ情報を漁っていて気になった、牛肉のココナッツミルクスープです。
ジョグジャで食べたブロンコスや、ラウォンがそうであるように、牛スープ系の料理はどれもハズレがない。
ジャカルタで食べるべき牛スープは、これともうひとつソト・タンカール/Soto Tangkarという料理があって、これは次回ご紹介します。
壁のメニューには、ソト・ブタウィだけで7種類。CampurとAyamはわかるけど、あとは何だろう。
google翻訳のカメラ機能を使ったら、だいぶ翻訳してくれました。つまり胃とか肺とか内臓系です。Veinって血管でしょうか。多分血を固めたやつかなぁ。
なんにせよ、そこまで分ればオーケー。
オーダーは色々食べられるCampur(Mix)一択です。
クリーム色のスープからは、甘やかな香りが立ち昇っています。まずはそのままスープを掬って飲んみると、
やや強い甘味とまったりした旨味。
これはこれで美味しいのですが、ついてきたフィリピンのカラマンシにそっくりな柑橘を2つほど絞ると、
味が締まって、絶妙な美味しさに進化しました!
ご飯にかけても勿論ばっちり。スープと書いていますが、日本人の感覚でいうとほぼカレー。
タイのカレーが好きな人は、絶対好きな味です。
Campurなので具材は各種内臓系もゴロゴロ。
肺のふわふわ食感がたまりません。
辛さもかなり抑えめなので、内臓系とココナッツミルクさえ大丈夫なら、多くの人が楽しめる味だと思います。コタ地区の観光ついでに、いかがでしょうか。
店名にNyonyaとありますが、マレーシアのニョニャ料理の流れなんでしょうかね。マレーシアに移住した中国人とマレーシア人妻の間で育ったというニョニャ料理ですから、中華街にあっても不思議ではない。
ジャカルタの次はマレーシア!
旅が食文化で繋がっていくのが、楽しいです。
中華街ではもう1軒、Bakmi Amoyという店にも行ってみたのですが、ここで食べた汁なし麺と焼売は・・・不味くはないけど、特筆する味でもないというのが正直な感想です。1食食べた後だからというのも、あるかもしれません。胃袋がたくさんあれば!!
次回予告
次回もジャカルタ飯の話が続きます。文中で触れたもうひとつの牛ココナッツミルクスープ、ソト・タンカール。
これを食べられる有名店が、素晴らしく良かった!
それと牛スープつながりで、やっぱりジャカルタにもあった、ラウォンの店をレポートします。
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