こんにちは、ミャーです。前にちらりと書いたように、4月1日の特典航空券で日本からバンコクへ飛んで、予防接種を受けてからまた旅を再開する予定だったのですが、
一旦、航空券をキャンセルしました。
今の状況で予防接種なんてやって、副作用がでたらコロナを疑われてしまいますしね。WHOのパンデミック宣言も出て、アメリカがイギリスを除くEUからの入国を止めるなど状況は刻刻と悪化してきているので、情報を集めながらプランを再検討したいと思います。
いやぁ~まいりました・・・。
さて、ブログは今回のネパール旅の山場となるトレッキング。そもそもわたしは、体力に自信がある訳でもなく、昨年春に旅立つまでは殆ど登山経験などない、
まるっきりの、ど素人。
せっかく近くまで来たのだからと、屋久島の縄文杉や、インドネシアのイジェン山など、いくつかトレッキングに参加してきてはいるものの、さすがにヒマラヤ山脈近辺で、しかも泊りがけのトレッキングなんて、
「せっかくだから」で済むレベルなのかもよく分かりません。
という訳で、ネパールに来る前から行くべきか否か1ケ月ほど悩んでいたのですが、結論としては、
もう文句なしに行って良かった!
今回の記事は、同じように不安だらけな方が、少しでも不安解消できればと考えながら書いてみます。トレッキング・マスターな皆さまは、馬鹿だなあと笑っていただければ幸いです。
※今回は記事内容とは直接関係のない、トレッキングで撮った写真を所々掲載しております。
※1ネパールルピー=0.97円。ほぼ日本円と同額なので、ネパール篇では個別の日本円換算は記載しないこととします。またネパール篇で単にルピーと記載したものは、ネパールルピーのことだとご理解ください。
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値段も手頃で内容もバッチリ!お勧めして貰ってよかったトレッキング会社、Eastern Light Trek。
そもそもこのEastern Light Trekというトレッキング&ツアー会社は、以前このブログに登場していただいた、さゆみさんから教わりました。9月にマレーシアのイポーでお会いした後、さゆみさんはネパールに飛んで、この会社のトレッキングに参加していたのです。意を決してトレッキングすることに決めて、HPに書かれたアドレスに相談のメールを送った後の、
返信がスピーディで暖かくて、すっかり安心しました。
デヴさんという窓口の男性とは、トレッキングに参加するまで、往復5回以上メールをやりとしたのですが、トレッキングに直接関係ないことでも相談に乗ってくれる頼れる男です。
申し込んだトレッキングの概要~プーンヒル・5日間トレッキング。
ネパールでヒマラヤ山脈を見に行くトレッキングは、当然ながらルートも日数も多種多様ですが、荒っぽくメジャーどころを2つ抜き出すと、
エベレスト方面と、アンナプルナ方面があります。
これまた荒っぽく言ってしまうと、どうやらエベレスト方面は結構ハードらしいし、1月末~2月のこの時期はかなり寒い様子。防寒着を殆ど持ってきていない身にはハードルが高いのです。そしてアンナプルナ方面でも、アンナプルナ・ベースキャンプへ行くルートは7~10日間、アンナプルナ・サーキットというぐるっとアンナプルナ保護区を回ってくるものなんて、10~14日間ですよ。
正気の沙汰ではありません。
メールでデヴさんに、
あんまり寒く無くて、体力無くてもなんとかなって、それでもヒマラヤがバーンと見えるのがいい!
と相談して、自信をもって勧めてくれたのが、今回行ったプーンヒル・トレッキング5日間です。その内容をご紹介します。
ツアー概要
- 4泊5日
- 料金350USD(現地払い)
- 送迎、ガイド兼ポーター、ホテルと3食付き(店のメニューから好きな料理とワンドリンクを選べる)
- TIMS登録証、アンナプルナ入域証の費用と手続き代行込み
- 寝袋、杖、雨具、靴にはめる滑り止めレンタル込み
面倒な手続きは、事前にパスポートコピーをメールしておけば全てやってくれて楽ちんです。トレッキング区域では食事代が結構高い(1食500~600ルピーは軽くする)ですし、手続き系は自力だと1人4000円ちょっとかかります。山の上の宿は寒いので寝袋も絶対にあった方が良い。
そう考えると、自力との差額って料金の半分以下。
かなり割安感があります。ただし言語は英語対応。日本語対応の会社だと料金が倍くらい跳ね上がります。でもデヴさんの英語メールはかなり分かりやすいし、ガイドさんとのやりとりも単語レベルでも何とかなります。よっぽど言葉が心配でなければ、コスパが良くておすすめの会社です。
5日間の日程概要
実はトレッキング中にガイドさんから提案があり、実際は途中でルートを変更したのですが、当初予定はこんな内容です。
1日目 ------------
ポカラから車移動し、ナヤプルからトレッキング開始 ヒレ泊、歩行距離5km、4時間
2日目 ------------
ヒレ~ゴラパニ、歩行距離8km、5時間
3日目 ------------
プーンヒルに昇りヒマラヤと朝日を観てから、朝食後ホテル出発、ゴラパニ~ドバト、歩行距離15km、7時間
4日目 ------------
ドバト~ガンドルック、15km、7時間
5日目 ------------
ガンドルック~ナヤプル、6km、5時間。ナヤプルから車でポカラへ帰還。
---------------
3、4日目の距離が長いのは、下りが多いからですね。Eastern Light Trek では、プーンヒル・トレッキングは4日間と5日間の2コース用意しているのですが、わたしは5日間を選びました。3泊4日だとドバトが無くなって立ち寄りポイントが少なくなるのですが、それより何より、
5日間の方が、1日に歩く距離が少なくてすむのです!
実は5日間の方が楽だろうという読みです。ちなみに4日間の料金は300USDでした。
※料金、内容は2020年1月当時のものです。同社にお問い合わせるかHPでください。
冬のプーンヒル・トレッキング。服装や装備品は?
山経験が殆ど無いので、着ていくものも持っていくものも、想像がつきません。デヴさんにメールで相談したら、
マイナス5度に耐えうる用意が必要。
と、装備品リストを送ってくれました。むむ・・・なかなか大変そうじゃないですか。読んでいただく必要はないですが、一般的な持ち物リストがこれ。
時期や人によって、あった方が良いものがこれ。
暖かい地域を旅してきたので、防寒着的なものはユニクロのヒートテック下着(上)1着と小さく畳めるペラペラのウルトラダウン。そしてカリマーのちょっと良いウィンドブレーカーだけど、これも裏地すらないペラペラ。靴下だって、くるぶし丈しかありません。本当にリスト全部必要となると、かなり色々と買い揃える必要がありますよ。
アウトドアショップに出向いて、品物を皆がら考えます。カトマンズで寒さに耐えきれず、フリースのジャケットと保温下着(Thermal Underwear)など、何点か買いそろえたけれど、
敵は冬山。
あとは何がいるんだろう。
ポカラのアウトドアショップでは、大概のものが安く手に入るのですが、さすがに厚手のアウターは結構高い。
買うと5000~7000ルピーくらいします。レンタルもできるそうで、1日200ルピー。借りてもいいのだけど、そもそもどれだけの重装備だと安心できるのかが分かりません。
よし、直接聞きに行こう。
と、ポカラ中心街にあるEastern Light Trek へ行ってみました。デヴさんは不在だったけれど、歴戦のガイド陣が3人、親身に相談にのってくれました。既に持っている服を持参して見てもらうと、
うん、全然OK!それで大丈夫だよ。
服装以外も、リストをチェックしながら確認。「あとは手袋と日焼け止めはあった方がいい。リップバーム/Lip Balm(リップクリームのこと)は必須だよ」とアドバイスをくれますが、リストに書いてあっても要らないものが結構あるようです。
水筒?ペットボトル使えばいいじゃん。ワセリン?使わないよ。雨具?頭からかぶるビニールがあるから貸してあげるよ。
さすがガイドさん、ことトレッキングの実際のことは、デヴさんに聞くより的確です。結局追加の買い物はほとんど要らなくなったので、靴下もう1足と手袋、日焼け止めにリップクリームとトイレットペーパーだけ買い足ししました。
実際に持って行ったものは、こんな感じです。
トレッキング後に撮った写真なのでヨレヨレですが、持って行ったものの写真を恥ずかしながら載せておきます。まずアウター類。今回の日程は1月31日~2月4日とおそらく1年で一番寒い時期。それでも1日目などは歩くと暑いくらいだったので、調整できる重ね着が基本です。結局カトマンズで買った偽JackWolfskin の厚手フリースを追加するだけで大丈夫でした。
一番寒いプーンヒルの朝日でも、これに保温下着2枚とTシャツ重ね着で充分凌げました。
ネパールで買い揃えたものは身に着けるものでいうと、裏地フリースのニットキャップと、フリースのネックウォーマー、ちょっと良い手袋に保温下着上下2セット。そして暖かい靴下3足です。カトマンズと、一部ポカラで買い足しても、
使ったのは合計8000ルピー。
店を吟味してハードに交渉すれば、もう少し安く済むと思います。
服も大事ですが、たぶん一番重要なのが靴。これだけは直前に買っても靴擦れがこわいのです。旅の間中トレッキングシューズだけは持ち歩いていたのでバッチリでしたが、もし現地で買う場合はネパールに着いて早々に買い、なるべく履き慣らしておいた方が良さそうです。という訳で、実際に持って行ったものリストは以下の通りです。
【絶対に必要なもの】
- トレッキングシューズ―底が固くて長く歩ける履き慣れた靴。1-2月は雪の中も歩くので、防水処理してあるものが望ましい。でも普通のスニーカーの人もいました。
- 上着―カリマーの薄いウィンドブレーカー、ユニクロのペラペラダウン、偽JackWolfskinの厚めのフリースジャケット。
- 下着―保温下着上下2揃え + 通常の下着
- コットンパンツ、Tシャツ、暖かい靴下
- 手袋、ネックウォーマー、ニットキャップ
- 汗を拭くタオルか何か(冬でも少し汗をかきます)
- 洗面用具一式
- 2Lの水のペットボトル2本(もしくは水筒)
- ヘッドライト(必要なら電池の予備も)
- トイレットペーパー ←トイレに紙が無いホテルもあります
- バスタオル ←泊る宿によっては無い場合も
- 自分用の小さめリュック(ペラペラで折りたためるものを使いました)
- ガイドさんに持ってもらう用のリュック(25L位)
- スマホと充電器(必要ならカメラも)
- 常備薬
【あると良いもの】
- サングラス ←使わなかった
- 日焼け止め ←使い忘れた
- リップクリーム ←使わなかった
- 水着 ←途中予定外に温泉へ。あってよかった!
- 行動食 ←山の上で買うと高い!
【Eastern Light Trek で借りた、借りられるもの】
- 寝袋 ←真冬の場合は必須、部屋寒いです
- 杖 ←あると疲れにくい
- 靴に装着する滑り止め ←雪道に使う。無いと危ないし疲れます
- 雨具 ←結局使わなかったけど、ナヤプルでビニールポンチョ買ってました
5日も山の中を歩くんだから、本格的な装備がいるの!?
なんて考えていましたが、実際はそんなことありませんでした。プーンヒルは標高3030mですが、それでもネパールでは、
ルートの殆どが、住民の生活範囲。
ポイントごとに集落があるし、集落があれば大概レストランも宿もあるし、水やコーラだって売っているのです(高いけど)。舐めてかかるのは良くないにしても、大自然に分け入っていく登山とはちょっとニュアンスが違うようです。
そんな様子も、次回以降書いていきたいと思います。
次回予告
次回から、プーンヒル・トレッキング5日間の様子をお届けします。初日から快調で、ヒレ泊の予定がウレリまで進むことになりました。まだまだ序の口の1日目ですが、
早くもネパールらしい光景が待っていました!
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