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絶景だらけのナガルコット② 穴場の眺望スポットを探して辿り着いた、素敵テラスと絶品ダルバート!

投稿日:2020-03-02 更新日:

前回に引き続き、ナガルコット2日目。ナガルコット・パノラミック・ハイキング・トレイルを歩き、絶景と心地よい空気を堪能した後は、ネットで見つけた穴場の絶景スポットを探して探索を続けます。

もう絶景絶景言い過ぎですが、ネパールだけはご容赦ください。

考えてみると3週間いたインドでは、ハンピくらいしか絶景といえるものは見ていないので、やはりネパールとヒマラヤ山脈は並ではないのです。

※1ネパールルピー=0.97円。ほぼ日本円と同額なので、ネパール篇では個別の日本円換算は記載しないこととします。またネパール篇で単にルピーと記載したものは、ネパールルピーのことだとご理解ください。


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穴場の眺望スポットと聞いてお寺に行ってはみたものの...

トレッキング・トレイルから雲海リゾートへ戻り、再びメインロードを南へ。かなりざっくりした情報ですが、ビューポイントというホテルの裏手にお寺があり、そこからもナイスな景色が見られるというので向かってみます。

何せ明日にはナガルコットを発つので、いつもよりアクティブなのです。

途中前足を揃えた品の良い野良犬に遊んでもらいました。話は逸れますが、ネパールには猫もいるけど圧倒的に犬が多く、大人しくて人懐っこいのが多いのです。

実は先ほど雲海リゾートに行く途中では、しばらく一緒に歩いてくれる犬もいたり。ちょっと先に行ったら、ちゃんと待っていてくれるのです。

ホテルで飼っている犬は度を超えた人懐っこさで、構いはじめると嬉ションしそうなほどテンションが上がっちゃって、

興奮したまま激しく甘噛みをしてくるので要注意です。

ユニクロのダウンが犠牲になりました。

さて、ホテル・ビューポイントに着いてお寺の場所を聞いてみると、少し戻ったエレファントヘッド・ナガルコットホテルの脇から行けるとのこと。

肌側の階段を登ってみると、

すぐに突き当たりで右か左かわからない。また人が通りかかったので聞いてみると、

左へ行く道の更に奥に、細い裏道がありました。TEMPLE って書いてある!進むほど細くなる道は、

ちょっとした探検気分。

これは登った先の景色にも期待できそうとワクワクします。

裏道をスルスル抜けて歩いていくと、

お寺がありました!

神様に手を合わせ、ご挨拶したら裏手に回ります。さあ、どんな絶景なのでしょう。

じゃーん。

あれ?

なんか、木が邪魔でイマイチ視界が開けませんね。小さな祠の周りをぐるぐるしてみても、どうにも絶景には程遠いのです。ナガルコットのフィナーレにこれでは余りに寂しい。お寺から見えている展望台らしきものを目指してもう少し探索してみることにしました。

当てずっぽうで辿り着いたのは、ピースフル・コテージというホテルでした。

先ほどの突き当りに戻り、今度は右へ。勘を頼りに歩いてみると、階段の上に建物を発見!たぶんあれが、お寺から見えた展望台らしきものです。

何の建物なのかも分からず、恐るおそる登ってみると、にこやかなお父さんが出迎えてくれました。

やあようこそ!チェックイン?

あー、ホテルでしたか。「実は眺めが良さそうだなあって、来てみたんです」と正直に言ってから、我ながらアホっぽいなと思ったのですが、

そう。じゃあそっち行ったら上に登れるから見ていったらいいよ!

やさしさにホロリとくるお言葉に甘え、建物の脇から反対へ回ると、

バーンと視界の開けた素敵なテラス。更に建物の上に登る階段があって、

屋上が展望スペースになっていました。お寺から見えたのは、確かにここです。

少し雲が出てきているけど、ここからのヒマラヤ山脈も素晴らしい。暫く眺めてテラスに戻ったのですが、やはりこのテラス、すごく雰囲気が良くてすぐに帰るのはもったいない。ちょっと早い夕食を取れないか聞いてみました。すぐ確認して戻ってきたウエイターの兄さんは、

オーケーです!ゆっくりしていってください。

ゆったり椅子に腰掛け、ヒマラヤを見ながらじっくりメニューを選びます。オーダーしたのはベジ・ネパーリ・ターリ、つまりダルバート430ルピーです。

出てきたダルバートは、どことなく洗練を感じさせる佇まい。

手前のダル(豆のスープ)の他に、ジャガイモとマッシュルームのカレー、カリフラワーと人参のカレーがついてきました。タルカリとして、汁気のないサブジのようなカレー味の惣菜はよく見るけれど、

ここのは2品とも主役級の存在感。

ごはんを崩し、後で混ぜることも考えながら絶妙な配置を探ります。

うん、今回は上出来。

些細なことですが、一発勝負なのでキマると嬉しいのです。カレー2種はどちらも少しトロみがあって、まるで出汁をとったような旨味があります。日本のカレーにちょっとだけ似ている。ダルは独特の風味があり、全体の中でアクセントになっていて、

これはかなりハイレベル!

スパイスは使っていても、辛味はトマトのアチャールだけ。アチャールには酸味もあって、更に小さなレモンを絞ると、異なる酸味が味の輪郭をクッキリさせて、

もう、絶品と言っていい美味しさです。

食後にはカプチーノをダブル(280ルピー)で頼み、お言葉に甘えてゆっくり。お会計は税サがのって882ルピー。優雅な時間を過ごさせてもらいました。

そのうちに日が落ちてきたので、再び展望台へ登って夕日鑑賞。

さすがのナガルコットの絶景も、これだけ心ゆくまで見尽くせば満足!

ホテルへと戻ったのでした。

やっぱりもう1度見たい!と翌朝トレッキング・トレイルへ再び。

3日目の朝は、前日と打って変わって靄が少なめ。雲は出ているものの、朝日が見られるかも。寒さに耐えながら宿の屋上で待機していると、

2つの山の頂きの狭間から、日が昇りました。この日は一度カトマンズへ戻るため、朝には出発する予定なのですが、朝日を見ているうちに、

やっぱりもう一度ヒマラヤを見てから行きたい!

と再びナガルコット・パノラミック・ハイキング・トレイルへ。ゼイハァ、ゼイハァと息を切らし、見晴らしの良い場所まで出ると、

靄に沈む山々が美しい。

やっぱりここ、好きな場所です。

そのうち雲海も現れて、

最後は再びヒマラヤ山脈とご対面。最後の最後まで、

絶景尽くしのナガルコットでした。

ホテルに戻って朝食を食べ、チェックアウトして、カトマンズ行きのバスに乗ったのでした。

次回予告

ナガルコットからバスを乗り継ぎカトマンズへ。バクタプルで乗り換えたバスは、何故か行きと全然違う場所に到着しました。隣に座っていたネパール人青年に助けてもらい、

ローカル満員バスでタメル地区へ。

翌早朝にはポカラへ移動開始なので、今回のカトマンズは1泊だけ。トリップアドバイザーでカトマンズ上位のレストラン、スパイズ/Spize で食べたネワール族のカジャ(軽食)セットとチウリという干し米、

そしてネパールにもあったクラフトビールをご紹介します。


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