アジア ネパール 旅のブログ

派手さはなくても味わい深い、ポカラのローカル食堂2軒。

投稿日:2020-03-23 更新日:

今回でポカラ篇も最終回です。町の規模の割にかなり長居したポカラでは、有名どころ以外にも、街に溶け込むようにさりげなく営業しているローカル食堂をちょこちょこ利用しました。どちらもレイクサイド地区にあって、地元の人も旅行者も使う店ですが、気取りなんて全くなくて、

ネパールの家庭料理を思わせる素朴な味わい。

そんなお店を2軒ご紹介します。

※1ネパールルピー=0.97円。ほぼ日本円と同額なので、ネパール篇では個別の日本円換算は記載しないこととします。またネパール篇で単にルピーと記載したものは、ネパールルピーのことだとご理解ください。


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毎日食べられそうな、ほっこりダルバート@Parbati Restaurant & Bar。

レイクサイドの裏路地をちょっと入った所にあるParbati Restaurant & Bar。もちろん旅行者も来るけれど比較的ローカル客の利用が多い印象のお店です。

ポカラの町は、こんな感じで道路に向かって大きく開いている店が多いので、入り易いです。

ここで食べたのはベジ・ダルバート280ルピー。かなりシンプルな基本のダルバートです。

ダル(豆のスープ)は黄色系のなかでも色が明るめで味もマイルド。タルカリはカリフラワーのドライカレー。辛さはないけどスパイスが鮮烈にきいていて、

ダルとの対比が味に立体感を与えてくれます。

サーグも味付け控えめで、ほろ苦さが炊き立ての白いごはんに良く合います。

サーグとごはん、ダルとごはん、そこにタルカリを絡めてさらにごはん。ネパールのごはんは、インドのバスマティライスなんかに比べると日本のお米に近くて、

ごはんを掻っ込む欲を満たしてくれます。

アツァールの酸味で味変を楽しみ、もちろん全部おかわりして2回戦突入!とっておいたヨーグルトを食後のデザートとして楽しみ、お腹も心も満腹です。

コーヒー50ルピー

派手さは全くないけれど、クセがないぶん毎日でも食べられそう。ほっこりした気持ちになれる、

おふくろの味的なダルバートです。

宿から近くて何度か通った、たまに値引きしてくれる食堂 Alpine Restaurant。

どこでメシを食べようか…と町にでると、いつも声をかけてくるご主人。たいていはガラガラでヒマそうなのですが、時々ローカルで満席になっていたりする、人気があるのかないのか良くわからないお店。

店主と雑談しているうちに「まあ、ここでいっか」と、ついつい入ってしまう気取りのない町食堂なのです。

この時は野菜だけのベジ・ダルバートを食べたかったのですがメニューに見つからなかったので聞いてみると「300ルピーでどうだ?」。安いわけではないのですが、まあいいか。

この店のダルも黄色系。サラサラと豆の濃度は薄めですが、スパイスがじんわり効いてなかなかイケます。

タルカリはカリフラワーとインゲン豆。くたっと火を通したサーグが、

料理上手なわけじゃない、お婆ちゃんの手料理のよう。

褒めているのかと言われそうですが、こういう特別に美味しいわけではないものも食べることで、日常食としてのダルバートの実力をより感じられる気がします。

これは朝食として食べたカレー・ロティ170ルピー。小麦粉生地の、インドでいうチャパティのような無発酵パンです。こちらではロティと呼ぶらしいそれに、汁気の多いカレーがついただけのシンプル朝ごはん。

このロティが見かけと裏腹に、

モチモチして結構うまい!

カレーの中にはじゃがいも、パニール(チーズのようなもの)、玉ねぎにトマトとパクチーが入っています。この料理も上等というには程遠いけれども、悪くない。全然わるくない。朝食というより朝メシというのがふさわしい、そんなひと皿です。

また別の日に食べた、チベタン・レントゥク・トゥクパ150ルピー。200から勝手に割引してくれました。

お、常連扱いでしょうか。

噛む前に千切れるやわやわ麺はネパールでは標準ですが、ここのはより一層です。スープは動物系のどっしりしたコクがあり、

相当辛い!

辛さだけはパンチが効いているのですが、やはりこれも野菜がクタクタになっていて、やわやわ麺と相まって不思議とほっこりする味わい。何を食べてもどことなく素人感を漂わせる料理なのだけれど、それが全然イヤではない。不思議は満足感を得られるお店でした。

今回でポカラ篇も最終回。最後に“美味しいのか何なのかよくわからない”内容になりましたが、なんでわざわざこれらの店をご紹介したかというと、

こういう店こそが、より肌でネパール料理を感じられると思ったからです。

以前このブログでも書いたように、ネパール料理の本質は極端な日常食。料理屋の洗練されたものではなくて、毎日2回食べ続けるダルバートのように、派手さはないけれど飽きのこない美味しさこそが、ネパール料理の本来の姿なのだと感じます。

美味しいのとは少し違う満足感。

そんなものを、こういうローカル食堂で食べたときに感じました。

次回予告

ポカラを後にして再びバスでカトマンズへ!究極の日常食などと書きましたが、カトマンズに戻っての1食目は、その対極にあたる、

ネパールでは珍しいチェーン・レストランへ!

ネパール式串焼きのセクワを食べに行ってきました。


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