アジア ネパール 旅のブログ

心から安らげる、寛ぎの町ポカラはこんな雰囲気。

投稿日:2020-03-05 更新日:

昔からたくさんの旅行者を惹きつけてきたポカラ。20年間の会社勤めで蓄えた、はち切れんばかりの旅欲の中でもその名はキラキラと輝き、

絶対に行きたい場所リスト上位だったポカラです。

おそらくその魅力は、アンナプルナをはじめとしたヒマラヤの山々と共に、町の雰囲気とそこにいる人たちの人柄に、

心から安らげるからなのでしょう。

今回はそんなポカラの町の雰囲気をご紹介します。

※前回の投稿でトレッキング用品についても書くと言いましたが、長くなってしまうのでその話は別の機会にしました。すみません。

※1ネパールルピー=0.97円。ほぼ日本円と同額なので、ネパール篇では個別の日本円換算は記載しないこととします。またネパール篇で単にルピーと記載したものは、ネパールルピーのことだとご理解ください。


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ポカラといえば、やっぱり湖。

ポカラに着いて、何はともあれその雰囲気を感じるには、やはり湖。

一般的にはペワ湖と日本語表記されますが、フェワ湖だという人もいる、Phewa Lake。穏やかに水を湛える人工のダム湖です。

ポカラの町はこの湖の東に中心街が広がっており、ポカラに滞在すると毎日湖の前を歩くことになる、まさに湖畔の町。

対岸をぐるりと山が取り囲み、ぼーっと湖面を見ているだけで心が落ち着いてきます。町の中心にこんなに大きく空が広がり、寛げる水場があることが、ポカラの人たちの穏やかさにも、きっと関係あるんじゃないかと思います。

昔はバックパッカーが、ボートを借りて日がな一日湖上でのんびりなんて聞いたことがありますが、今は自分で漕いでも1時間550ルピー。何箇所かあるボート乗り場はどこも同じ値段で、それなりにお金がかかります。

対岸にある日本山妙法寺というお寺に行くのに、後日ボートに乗ることにして、この時は眺めるだけ。湖畔には遊歩道があったり、公園があったり。大木の街路樹を囲む石垣に腰掛けて日向ぼっこをするもよし、

卓球に興じるもよし。旅行者だけではなく、そこに住む人々にとっても湖は大事な寛ぎの場だというのがわかります。

便利とほっこり、両方あるのがポカラの町です。

ポカラのメインストリートでは、旅行者に必要なホテル、両替やATM、各国の料理にカフェやお土産物。なんでも徒歩圏内に揃っていて、すごく便利。クリーニングは仕上がりの速さで3段階から選べるのがデフォルトです。

お洒落なオーガニックコーヒーの店や、スイーツの美味しいカフェも充実しているポカラですが、わたしが何度か利用していたカフェでは、

ポットのコーヒーが320ルピー。自分で淹れられるので、ある程度味の強さを調節できて(注ぐ量で抽出速度を加減するのです)、そもそもエスプレッソマシン主流のネパールでフィルターコーヒーを飲めるのが嬉しい。

少し苦味が強くて荒々しいロブスタっぽい味ですが、4〜5杯飲めてゆっくり過ごせる、コーヒージャンキーには有難いお店。

ちなみにわたしの印をつけまくったGoogle maps はこんな感じ。

湖の東側、Baidam Rd という道沿いが賑やかなメインストリートです。そしてその道を少し外れるだけで、

自転車の金物売りのおっちゃんが道端で商売していたり、

行商の蜜柑売りのおばちゃんがいたり、生活感があってまた良い雰囲気。このおばちゃんの蜜柑は4個で100ルピー。ちょっと高めなのですが、美味しかった〜。

こっちのおっちゃんのは、1キロ150ルピー。

ちいさめのが沢山入っていますが、味はイマイチ。トレッキング帰りにガイドのツァクラが買ってくれたオーガニックの蜜柑はかなり美味しかったので、値段も品質も色々あるようです。

道の真ん中では、牛がのんびり。

猫がみゃー。

メインストリートを北の外れまで散歩してカフェでスムージー、250ルピーです。

さらに湖をぐるりと回った湖北エリアは閑散としているけれど、それでもやはりカフェやレストランが多くあって、さらにのんびりした空気を味わうことができます。

町外れあるスパイスのお店、Bishwo Biswash。

そんなメインストリート北側を歩いていて見つけたのが、スパイス屋さん。

半分以上聞いたこともないスパイスの品揃えです。

ご主人が色々説明してくれるのですが、英語のコミュニケーションが上手くいかず、殆ど理解できずに残念。ダルバートのダル(豆汁)に使うスパイスについて尋ねると、マサラと書かれたミックススパイスを見せられました。クミン、クローブ、シナモン、カルダモン、ブラックペッパーにジンジャーパウダーなどが入っていて、ターメリックは調理する時に別途入れるそうです。

これはシラジといって、すごくカラダに良いものらしいです。黒くてトロリとした得体の知れない物質。お湯に溶かして飲んだりするらしいのですが、味見させてもらうと、

苦くて強烈な味。

どうやって作るのかと聞いてみると「これはな、石から出てくる貴重なものなんだ」

........怪し過ぎる。

猛烈にシラジを勧める店主から話を逸らすために、無難なところでヒマラヤン・ソルトについて質問。

3種類味見させてもらって、気に入った黒いのを少量購入しました。

100gで50ルピー。黒いのを削ると、ピンク色になるそうです。

味は超ミネラリー!!!

お肉とバッチリ合いそうです。

店主の子供がまた、甘えたい盛りで可愛いのですが、そういえばポカラでは小さい子の姿も良く見かけます。ピースアイ・ゲストハウスにもいるのですが、

どこで見ても本当に愛され、可愛がられている様子が伝わってきます。

子供を大事にしているし、子供といる時間を充分にとる余裕もあるのでしょう。そんな風景も、ポカラが安らげる理由かもしれません。

次回予告

ネパールの中でも料理が美味しいと言われるタカリ族。タカリ族のダルバートは、品数が多くてちょっと豪華なのです。そのタカリ式ダルバートが美味しいというお店、

その名もポカラ・タカリ・キッチン。

次回はタカリ式ダルバートと、チベタンのバター茶に似ているタカリ茶です。


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