アメリカ合衆国 南北アメリカ 旅のブログ

NYブルックリン散策〜クラフトビールの雄ブルックリンブルワリー & 絶品グルメバーガー!

投稿日:

2024年の10月1日。アメリカ横断レンタカー旅のゴール地点であるフィラデルフィアの滞在を終えて、ニューヨークへと移動します。元々の朧げな計画ではフィラデルフィアからマイアミあたりの乗り換えで中米の国をいくつか巡るつもりだったのですが、いざ航空券を探してみると、

いつの間にか高騰してるよ∑(゚Д゚)

カリブ海をちょろっと飛ぶとそれだけで10万円単位でお金が飛んでいく感じ。悩んだ末にジャマイカだけ寄って、あとは一気にメキシコへ行っちゃうことにしました。そうするとフィラデルフィア発でもニューヨーク発でも航空券は大差ない。ならばとニューヨークにちょっとだけ遊びに行くことにしたのでした。

※文中のレート換算はサンフランシスコで実際にセディナカードを使い調達したレートを四捨五入して、1ドル($)=142.9円で記載しています。その後レートは更に悪化していくんですけどね(泣)


ブログ村ランキングに参加しています。下のバナーをクリックしていただけると、ポイントが上がる仕組みです。ブログを続ける励みになるので、1日1回クリックしていただけると嬉しいです。

にほんブログ村 旅行ブログ 世界一周へ

↑↑↑このバナーです。怪しいサイトには飛びませんので、ご安心ください

にほんブログ村

フィラデルフィアからNYCはバスが安い。

フィラデルフィアからニューヨークへの移動は飛行機に鉄道、バスと選び放題。距離も近いのでどれを選んでもさほど利便性は変わらない気がします。ならば物価高騰中のアメリカです、一番安い手段を探しましょう。調べていて見つけたのがメガバス/megabus という直行バス。フィラデルフィアの町の中心部、Market st と6th st の交差点の南西側(下の地図の場所)から出発して、

ニューヨークはマンハッタンに到着するのですから至極便利でした。予約は公式サイト(→こちら)からサクッとできて、2023年10月頃の料金はブッキングフィー等3.99$が乗って14.23$(2033円)、当時は鉄道に比べてかなりお得でした。ところがですね、今そのサイトでチケットを検索してみたら、ブッキングフィー込みで22〜23$に値上がりしてる上に、発着場所も当時とは変わってるっぽいのです。世知辛いですねえ(泣)。もし利用される方はよく調べて鉄道料金とかとも比較してみてください。

さて1日に20本前後出ている便の中から10:30発のバスを予約して、チケットはメールで届いています。

前に書いたように屋台のチーズステーキを頬張りながら、バスを待ちます。

10:20にバスが到着。キャリーケースは後部の荷室に預けて、席は好きなとこに座っていいそうです。座り心地は良いし隣は空いているし、快適な2時間のバス旅はあっという間でした。

ハドソン川の向こうにマンハッタンのビル群が見えてきて、なんかフィラデルフィアの時より旅の終着感があるのはきっと子供の頃の刷り込み効果ですね。なんせわたくし、

ニューヨークへ行きたいかーっ!!!

のアメリカ横断ウルトラクイズ世代ですから。ニューヨークにはこれで3回目なのですが、海の向こうに浮かぶビル群を見ると、やはりワクワクします。

リンカーントンネルを潜った先の、こちらが当時の到着地点。34th st と11th ave のあたりで、200M先に地下鉄の駅があります。

※この場所も現在はたぶん変更されています。

国やら町やらを転々としていると、面倒なのが公共交通機関。新しい町に行くごとに専用カードやら独自のルールがあったりで、ちゃんと調べないと損することも多いのです。でもここNYは違うんですね。なんと、

クレカのタッチ決済がそのまま使えるのです!

Apple PayやGoogle Pay にも対応しててスマホでピッと通ることもできるそうです。

ちなみに7日間で34$ の乗り放題プランというのがあるのですが、これも利用金額が34$ を超えると自動適用されるという親切設計。

もう世界中これでいいじゃんかと感心しながら、宿のあるブルックリンを目指します。

降りたのは地下鉄LラインのMontrose Ave 駅。ニューヨークのホテルは世界でもトップクラスの高騰具合ですが、比較的割安なのがこのブルックリン地区。今でこそブルックリンといえば洒落ていて流行の発信地のイメージですが、わたしが最初にニューヨークを訪れた20うん年前はブルックリンて結構危な目なエリアでした。地下鉄駅から地上に出た途端に目の前を、後ろ手に手錠された人が警察に連行されていて、

嗚呼ブルックリンだなぁ•••。

と実感したものです。もちろん安宿があるのはお洒落ブルックリンとは離れた寂れたエリア。

人通りも少ないですが、駅から宿の間は(夜も含めて)歩いて特別に危ない雰囲気はありませんでした。NYは1本路地を入ったら超危険エリアとかもあり得るので、油断はせずにいきましょう。ともあれ無事に、今回予約したNY Moore Hostel に到着です。

5ベッドのドミトリーで3泊242.87$(34,706円)。相部屋なのに1泊11,000円超もするのですが、

これでもNYではぜんぜん割安!!

計画的に何ヶ月前とかに探したらもっと条件の良いところもあるのでしょうが、今回見つかった中ではここが断トツの安さでした。20うん年前はマンハッタンのど真ん中で2000円しなかったんですけどね•••。

ちょっと古くて清潔とは言えないけれど、共用スペースも多くてコーヒーは飲み放題。まあまあ居心地の良い宿でした。

クラフトビールの雄ブルックリン・ブルワリーを体験する!

さてドミトリー宿で1泊1万円以上かかるならニューヨークに長居はできません。3泊という短い時間で効率よく町を楽しむぞと、久々にアクティブな気分です。

早めにチェックインできた宿を15時に出て地下鉄Lラインで4駅。Bedford Ave 駅で降りて10分歩き、やってきたのはブルックリン・ブルワリー/Brooklyn Brewery です。世界的なトレンドとなったクラフトビールはアメリカ発祥ですが、NYにおいてその流行に火をつけたとも言えるのがこちらの醸造所なのですね。

基本的に無計画なわたしはNYへのバスの中でふと思いついて、この醸造所のサイト(→こちら)をチェックしたのですが、どうやら平日は予約制の有料見学ツアー、そして日曜は1時間毎に予約不要の、しかも無料で参加できるツアーが出ているというのです。

今日がまさに日曜日じゃんか!

と慌ててやってきた次第です。15時半過ぎに到着し、とりあえず出入り自由のようなので中に入ってみます。受付があるわけでもなく、館内はギフトショップと奥のバーフロア別れている様子。通りがかったスタッフさんに見学したいと尋ねると「そっちでチケットを受け取ってね」とグッズ販売の方を指さします。

グッズを販売しているカウンターが見学窓口も兼ねているようで、声をかけると「次は4時ね。これを持ってそこに集合してね」とチケットを渡されました。

日曜の無料ツアーじゃ人気殺到で参加できないんじゃないかと心配していたけれど、あれ?そうでもないのかな。

集合時間まで20分あるので1杯くらいは飲めそうです。バーフロアに行ってみるとこっちには随分人が集まっていて、皆さん楽しそうに飲んでいらっしゃる。気取らず砕けた雰囲気で、でもそこはかとなくお洒落。

匂う•••リア充の匂いがプンプンするぞ!

見渡してもぼっちなんてどこにもいませんしね。若干寂しい思いを感じつつ、ざっと観察して仕組みを把握します。席はフリーでQRコードから注文できるようだけど、カウンターに買いに行っても良いっぽい。

ひとりでQRコード注文じゃ寂しすぎるので、カウンターまで行ってお姉さんに「IPAでお勧めは?」と訊いてみます。

わたしは断然これね!

と勧められたのがSTONEWALL INN IPA。12oz(350mlくらい)で7$(1000円)のを注文し、空いている席に座ります。

IPAというのはインディア・ペール・エールの略で、鮮烈な苦味が特徴。クラフトビールの花形とも言えるタイプです。このSTONEWALL INN IPA は度数も5%と低めで苦味にキレがあるものの抑えめ。爽やかなシトラスの風味があってとても美味しい。いいものを勧めてもらいました。

時間になって集合場所へ行くと、やはり見学客は少なくて他の参加者は4名だけ。

同じ建物内の醸造設備をひと通り見せてくれるのだけれど、思った以上に小さくて驚きます。看板商品のブルックリン・ラガーなんかはもしかすると別の場所で作ってたりするかもですが、「これ家庭用じゃないの?」と思うような小さな窯もあって手作り感満載。日本にも輸出している大きめの会社だけど、中身はとてもクラフトビールらしくて好感がもてます。

無料の簡易ツアーだけあって説明も基本的なものだけれど、随所に質問タイムをとってくれて和やかな雰囲気。30分弱であっという間に終わってしまいました。

バーに戻って今度はブルックリン・ラガーを1杯。酔っ払うといけないので今度は5oz(150mlくらい)4$(572円)をきゅっと。日本でも飲めるけど、やはり鮮度が違いますね。飲みごたえのある味わいで美味しいです。

ブルックリン・ブルワリーはヒップホップとのコラボも多くしていて、ちょうどNotorious BIG のデザイン缶が出ていたので買っておきました。

お洒落ブルックリンの絶品グルメバーガーDuMont Burger。

ブルックリン・ブルワリーを後にして、良い具合にお腹もすいてきました。せっかくブルックリン中心部まで出てきたのだから、小洒落てるけど気取らない、そんなブルックリンっぽい雰囲気でごはんを食べたいよね。そう思ってあらかじめお店を調べてあります。いいですね、段取りよくてプランニングも的確。でもいま書いていて思ったのですが、

そんな “ことりっぷ女子” みたいなこと言ってて大丈夫ですか?

こちとらおっさん1人旅。我ながらちょっと気持ち悪いです。

まあ本音は小洒落てるとかはどうでもよくて、アメリカ旅の締めくくりに美味いハンバーガーを食べたかったんですね。

ブルックリン中心部を散歩しながら目的の店を目指します。通りには面白そうな店が建ち並び、歩いているだけでも目が楽しい。

マンハッタンとは違って個人経営っぽい店が多いんでしょうか。東京でいえば吉祥寺とかに近い雰囲気かもしれません。というか超絶車社会のアメリカにおいてはめったにない、歩いて楽しいこの感じ、

ある意味で日本に近いのかもですね。

うんうん、住んだら楽しそうな町ですよ。物価さえ安けりゃね•••泣。

そうこうする内にDuMont Burger に到着。実際に来てみると思ったより小洒落てなくてある意味ほっとします。上の写真右側の店内と、左側のテラス席(道端席)を選べるようです。ブルックリンの町を眺めながら食べられる道端席がちょうどあいたので、声をかけて席につきます。

メニューをひと通り見た結果、やはりここは店名を冠したDUMONT BURGER でしょう。5oz(142g)が15$(2144円)で、8oz(227g)が17$(2429円)だそうでして、

この値段差なら当然大きいので!

サイドはポテトフライ、オニオンリング、ミックスグリーン、スープから選べるようで、これはオニオンリングを選択。パテの焼き加減も訊かれて、ミディアムでお願いしました。

飲み物は別注文で、これはミルクシェイク7$(1000円)です。

シェイクが千円•••はぁ!!?

と軽く発狂しそうですがここはニューヨーク。動揺は微塵も顔に出しませんよ。ちなみに1000円のシェイクは1種類だけで、他のシェイクは2000円ですからね(絶句)

普通においしい(つまりコスパがイマイチな)シェイクを飲みながら待っていると、お待ちかねのハンバーガーがやってきました。

ほほぉ〜パテがいい分厚さじゃないですか。

しかも挽肉の粒が大きい。なるほどこれは美味そうですよ。脇に添えてあるピクルスと生野菜は、自分でバーガーに挟む用なのでしょうね。

バンズはブリオッシュ生地で、ほわんとしてやや甘みを感じるもの。その上品なバンズに合わせてか、パテも味付けもどこか洗練されているように感じます。肉々しさや食べ応えはしっかりあるのに、

粗さや獣臭さは皆無なのですよ!

それが故に「物足りない」と感じる人もいるかもですが、日本のグルメバーガー専門店でもなかなか食べられないくらい美味しいと感じました。さすが本場!

付け合わせのオニオンリングは生地がドーナツみたいで独特、うまいです。お会計はチップ込みで34$(4859円)。イエス!さすがNY!!

ニューヨーク短期決戦、次回は2日目。マンハッタンに出てベーグルとパストラミサンド、名店2軒で食べてきました!


↓ブログ村ランキングへの応援クリック、よろしくお願いします。

にほんブログ村 旅行ブログ 世界一周へ

にほんブログ村

-アメリカ合衆国, 南北アメリカ, 旅のブログ
-, , , , , , , , ,

Copyright© 世界一周 めし旅 , 2024 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.