トルコ 中近東 旅のブログ

青空市場と肉屋とアンカラ城。

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こんにちはミャーです。ただ今トルコはコンヤに来ております。トルコに来て約20日、ちょっと疲れが出てきたというか多分アレですね、

肉を食い過ぎですね。

連日羊を中心に肉と脂、そして時々激甘トルコスイーツ。体重は着実に増えてるし、少しペース調整しなければ。さてブログはアンカラ。到着早々洗濯に4時間半拘束された初日の夜が明け、漸く行動開始です!

※文中のレート換算は実際にアコムカードで調達したレート7.29を四捨五入して、1TL(トルコリラ)=7.3円で記載します。尚トルコはいま月単位で値段が変わるレベルのインフレ中。あくまでご参考まで。


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青空市場で買っちゃった。

アンカラへの移動中に生鮮市場の場所をGoogleマップで探していたのですが、検索が下手なのか出てきたのは週1オープンする青空市場がいくつか。宿から近い場所にタイミングよく月曜にやる市場があるので行ってみました。

10時ちょい前に着いてみると、ちょうど商品を並べているところ。トルコでは幾度も間の悪い思いをしてきましたが今回はタイミング合いまくりです。

ざっと10軒位の出店者が並んでいますが、扱っているのは野菜とハーブ。それに玉子のみ。実際そうなのかは分からないけど、産地直送の気配がする。

魚屋さんのやっていた「水ぶっかけ」は野菜にもやるのですね。それにしても、こうツヤツヤしている野菜を見ていると、ちょっと我慢できなくなってきます。

これいくら?

買うかどうかも、買って何を作るかも決めてないのに、つい聞いてしまいました。それまで冷やかしの外国人と思われスルーされていたのが、一瞬で客認定。

これで●●リラだ。よしこっちも買ってけ。

勝手に増えてく市場あるあるだけど、今回のわたしは冷静です。青唐辛子を2本つまみ上げ「これだけでいいんだ。そんでトマトこれだけ」と欲しい量を主張します。

欲しい量ったって、何作るかすら決まって無いんですけどね。

まあ今はオヤジとの駆け引きに集中しましょう。

玉子は放し飼いのを2個。ハーブもゲットして、戦果はこちらの通り。

これ全部で45TL(329円)です。相場が分からないのでふっかけられてる可能性はあるけれど、思ったより少量でも売ってくれるものですね。取り急ぎベンチに落ち着き、何を作るか作戦会議です。せっかくならトルコで触ってみたい食材で料理、ということはあと羊肉か。トルコの米も気になるし…となると…

そうだピラフにしよう!

でもこのまま料理に入ると今日もまたアンカラの町を見ずに終わってしまいます。そこでこの日は観光と外飯を楽しみながら、料理は明日にして必要な食材を買い回ることにしました。

ジャー・ケバブ再び!

さてアンカラといえばドネル・ケバブらしいのですが、最初はやはりその土地の名店でと、郊外にあるPeçenek Döner İskitler Şubesiという店を目指します。

桜じゃないと思うのですが何とも春らしい風情に日本の春を懐かしみ、日本を出る前に食べそびれた

竹の子に思いを馳せながら地下鉄駅へ。

昨日乗ったAラインではなくMライン。ここですね。

コトコト揺られてたった2駅、出るとそこは一気に寂れた未開発エリアの雰囲気です。

高層ビルを建ててますね。アンカラに来る途中のバスでも何度も見たのですが、周りに何もないだだっ広い土地にいきなり高層ビルを建てるんですよね。土地余ってそうなのに、不思議です。自動車整備屋の並ぶ通りを15分ほど歩いて到着しました。

はいはい閉まってます。ですよねですよねー(泣)その可能性は高いと思っていましたよ。

Google翻訳を使ってみると、やはりラマザン休暇。その間に改装工事も済ませてしまおうというパターンですね。昨日は昼夜抜いてますから、今から街の中心部に戻る余裕はありません。Googleマップで徒歩圏内の店をチェックすると、良さそうな店が2軒ヒット。

1軒目はラマザン休暇、残り1軒もダメならラマザン難民確定です。

お、これはやっているのか?人はいそうな気配ですが…

やってた!

ここはKOÇ CAĞ KEBAP Ankaraという店名の通り、イスタンブールでも食べたジャー・ケバブの店ですね。ドネルで焼いた羊肉の、こんがりした表面を串に刺しながら切り離し、食べさせてくれるお店です。

メニューも無いですがそこは専門店。

ジャー・ケバブね。

の一言であとはお任せです。

無料でついてくるパンは、小麦粉のトルティーヤ生地のような薄焼き。

野菜を調味料と和えたサラダにエズメ、ヨーグルトに生玉ねぎとレモン。一番手前のは何でしょう。ちょっとクセがありますね。

付け合わせ類を味見しているうちに、ジャー・ケバブがやってきました。

アレ?1本だけ?

30cm近くあってそこそこ食べ応えがあるとはいえ少し寂しいと思ったら、食べてる途中でもう1本持って来てくれました。なるほど熱々切りたてを出してくれる配慮ですね。肝心の味はというと、

羊々して旨い!!

イスタンブールで食べたのより羊の風味が濃厚で脂もある。クセも塩味も強いけど、それが羊好きには堪らないのです。

薄生地のパンが羊肉ととてもバランス良いですね。付け合わせを色々試してみましょう。トマトや香味野菜、スパイスをすりつぶしたエズメが羊の風味を引き立てます。

多くの店の卓上にあるトルコの唐辛子の粗挽き、これが何故か美味しいんですよね。唐辛子以外のものは入っていなそうなのですが、旨味を感じる。2本目も食べ終えようという頃、ウエイターのお兄さんが

どうだ旨いか?

とジェスチャーで聞くので、旨い旨い!と親指を立てて応えます。すると、

もう1本出てきました。

「もう1本いくか?」「勿論だぜ!」というやり取りだったようです。うんまあ、結果オーライです。喜んでいただきましょう。お会計はアイランも頼んで235TL(1716円)。ラマザン難民どころかかなり美味しいご飯にありつけました。

Haci Bayram Mosque周辺のオスマン村。

お昼を食べた店からアンカラ観光の目玉のひとつアンカラ城までは歩けなくもない距離。途中にはアンカラ市が整備したオスマン帝国時代の街並みを楽しめるエリアもあるようなので、まずはそこを目指します。

Googleマップを見るとこっちの方なのですが、放置された空き地ですね。合ったますか?これ。

お、いきなり噴水と小さな広場。ここからがオスマン村的な整備地区ですね。

うんうん、作り物っぽくて、日本の地方にあるドイツ村の劣化版みたいな。

中心にはHaci Bayram Mosqueという立派なモスクがありますが、ちょうど礼拝の時間なので外から見て済ませましょう。敷地にはこのように、

ローマ時代らしい遺跡があったり、偉い人の霊廟があったり。

お土産屋さんにはこんな武器のおもちゃも。中学の修学旅行で京都行った時、木刀とか買うヤンチャな同級生がいましたね。今の中学生も買うんですかね。

モスクの前庭からはアンカラの町も見渡せて、そこで憩うトルコの人たちがとても良い雰囲気でした。

アンカラ城裏口攻略。

そのモスクを通り抜け反対側を見ると、小高い丘にトルコ国旗が旗めいています。あれがアンカラ城ですかそうですか、

これちょっと登山じゃんか(焦)

わざわざ一回下ってからまた登る行程です。アンカラ有数の観光スポットだというのに、殆ど人のいない道をテクテクと。

やっと城の外郭らしき場所に着きました。外郭の階段を裏へ抜けると芝生の植えられた広い公園スペース。

この真ん中を突っ切る長い階段をひたすら登ります。ひぃ。

漸く階段を登り終えると内壁があり、細い道を壁だけ塗り直したようなオスマン風の住宅。なんというか、味も素っ気もないですよ。

なかなか観光気分が盛り上がらないまま、アンカラ城本丸に到着。なんとここ、無料で見られるのですね。

階段を上がって狭い入り口を潜ると、壁に囲まれた円形のスペースに出ます。

これはもしや、

虎口じゃないですか⁉︎

戦国時代の城とかであるやつ。侵入した敵が行き場を無くし、上から矢や槍を浴びせて一網打尽というあの恐ろしい殺人装置。

怪しい動きをする敵が潜んでいないか、気を配りながらさらに上へ。おお、

おおお〜〜〜!!

誰ですか、アンカラは何も見るとこないから飛ばしてオーケーなんて言ったのは。

足元に広がるオスマン帝国時代の旧市街、その向こうには首都として発展したアンカラの街並み。城跡を楽しみながら場所を変え、360°のパノラマを存分に眺められる好スポットです。

足元には朽ちかけたオスマン時代の住居跡。生活する方は大変ですが、見る分にはこちらの方が気分は上がりますね。

アンカラ城下町でカフェ休憩

先ほどの本丸入り口の門を逆に抜けると、そこは古い街並みに雰囲気のあるお土産屋さんが並ぶ道。

あれ、こっち側はどうも正しく観光地の雰囲気ですね。

トルコな人形に、

トルコな絨毯。

これはナザールボンジュゥという目玉の意匠のトルコお守り。普通はもう少し大きいのを単体で身につけるのですが、こう数珠繋ぎにされると、

一気に妖怪じみてきますね

これはトルココーヒーを淹れるやつ。このまま日本に帰るなら絶対買って帰りたい。でもまだ旅は続きますからね。欲しいな〜これ。

お土産通りを抜けると内壁の門。その前の広場はこんな感じで、

あーやっぱこっちが正面じゃん。

雰囲気ある店がずずいと並んでいますもんね。その中で目を止めたのが、こちらの乾物屋さんです。

各種の豆やデーツ、杏などのドライフルーツ。そして、

米も売っていました!トルコの米の知識はあまりないですから、取り敢えず日本米に近い形のを選んで500gばかり売ってもらいます。

500gで15TL(110円)。トルコは外食すると日本より高いですが、こういった食品や飲み物を店で買ったり、あと路線バスや地下鉄などの生活必需関係は安いようです。

着々と食材が揃っていく流れに意を強くし、ここらで少し休暇です。

Kahveci Müco Anadolu’nun Kayıp Kahveleri という長い名前のこのお店、アンカラ城の城下町にあり、トルコの伸びるアイス “ドンドルマ” が入ったコーヒーを飲めるとの情報です。正しく観光っぽくて良いじゃないですか。

メニューは皮の巻物。開くと魔法を発動できそうですが、

うん、全然読めませんね。皮だからかGoogle翻訳も役に立ちません。口頭でドンドルマ・コーヒーを頼むと、

オンリー・サニー!

うん、サマーでしょうね。今日は晴れ、サニー・デイですからね。仕方ない、読めないメニューからヤマ勘で指差し注文します。砂糖入れるかと聞かれたのでYes!。正体分からんものは砂糖入れた方が無難の法則です。

出てきたのはこちら。たぶんヘーゼルナッツ・コーヒーですね。ブルサで飲んだピスタチオ・コーヒーも美味しかったけれど、これもかなりおいしい!さすがトルコ、豆使いが上手なのです。

一緒に出てきたこれは何かと聞くと「ソルベ&ウォーター」だそう。ソルベってアレですか?ブルサの博物館で見た、

イスラムの軍人が死ぬ前に飲まされるやつですか?

ソルベ(シャーベット)といっても氷状ではなく、甘酸っぱいシロップのような飲み物。意外とおいしくて、死ぬ前に少量口に含むにはちょうど良い塩梅なのでした。

どうせ買うなら評判の肉屋へ!

アンカラ城の麓まで徒歩で下りて、次は休憩中に調べていた肉屋さんへ向かいます。そこら辺のスーパーで買ってもいいのですが、せっかくなら

地域密着で評判の良い町の肉屋さん。

その方が気分もアガルというものです。

地下鉄で移動するはずが、近くにあった別の鉄道駅に入ってしまいました。これでも方向は一緒だとアンカラ・セントラル駅で下車。歩いて渡れない大通りに阻まれたり、右往左往しながら漸く到着しました。

先に近くのスーパーで足りないものを買いましょう。ニンニク、玉ねぎ、クミンパウダーをゲットして、さあ次は肉屋です。

ここですね。小ぢんまりしてセンスを感じる店構え。むむ。やるな。

店に入るとショーケースには肉肉肉。羊肉を意味するKuzu(クズ)は?と聞くと。こっからここまで全部Kuzu。さすがの品揃えです。量的にあまり多くなく、扱いやすそうなものをとリブ肉をゲット。

旨そうな肉加工品も色々あるので、トルコ版パストラミのようなのも買ってみましょうか。Google翻訳を使って牛脂も少量わけてもらい。買い物ミッション完了です。

会計は全部で169.22TL(1235円)。ラムのリブ肉は100g当たり200円弱なので、やはりトルコでもそこそこの値段はするのですね。

アンカラ名物、牛ドネルはどこだ!?

さて買い物は完了しましたが、これを料理するのは明日です。今日は昼に食べ損ねたドネル・ケバブにリベンジしないといけません。情報源は忘れたけれど、曰く「アンカラのドネルは牛一本。エキメッキに挟むのが正統で肉と玉葱以外は何も入れないのが流儀」とのことです。

ちょっと高級なレストランでドネルが評判の店は多いのですが、町角のドネル専門店的なのがGoogleマップでは見つかりません。ならばと、アンカラ一の繁華街クズライ地区にやってきました。

うーん、ドネルを唄う店はちょこちょこあるのですが、こんな感じのファストフードっぽい店ばかり。普通にラップサンドのドネルとかも置いてるし、

事前情報のようなこだわりの店が見つかりません。

クズライ地区も一周し、諦めかけた所で見つけたこちら。Googleマップには店自体載っていないけど、ラマザン中の昼間から中で食べてる人はいる。

すわ、これは隠れた名店か⁉︎

確か良いドネル屋を見分けるには、四角く切られて肉汁が滴っていることとあった気がします、肉汁は確認できないけれど、これは見事に四角です。

ふむふむ肉の量で値段が違うけど、基本はエキメッキに挟むのだけのシンプルなメニュー構成。100g 70TL(511円)のを頼んでみます。

オーダーを終え先について待っていると、やってきました

どうですこのシンプルな見栄え!

パンをめくると、やはりシンプルを極めたこの中身。これこそ噂に聞くアンカラ流儀のドネルじゃないかと大口でバクリ。

・・・うん、多分これじゃない(泣)

マズくはないですけどね、肉汁ないし肉の旨味もなんか抜けてる感じがします。イスタンブールで食べたドネルの方が100倍旨い。

うーむなるほど、アンカラ・ドネルの道は険しく1日やそこらでその御姿を表してはくれないようです。もしかしたらこれも、ラマザンの罠なのかもしれません。この日の歩行距離は2kmを超え、なんとも疲れて宿へ帰ったのでした。

さて次回。買い回った食材を料理して、宿のキッチンに悪戦苦闘しながらピラフ作りに励みます。そしてアンカラ観光のもう一つの目玉、アタテュルク廟にも行ってきました!


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