翌日のアルバニア行きに不安を残しつつ、4月20日のこの日はメテオラ観光に割ける唯一の日。朝シャワーで気持ちを切り替えてシャキッとしようと思ったら、
まさかの水シャワー(寒)
ちょっとシャキッとし過ぎですよ。コーヒーを飲んで温まり、8:30頃に宿を出発しました。
※文中のレート換算はアテネで実際にセディナカードを使い調達したレートを四捨五入して、1€(ユーロ)=147円で記載しています。
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カランバカの町からメテオラへ。
今日はおそらく夕方までメテオラ観光。たぶん現地ではレストランなんて無いでしょうから、朝昼分の食糧を確保しておかねばなりません。
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何かあるかなぁとバス乗り場に向かって歩いていると、美味しそうなパン屋さん発見。ギリシャではパイ生地やフィロという生地を多用してペストリーを作り、中に挟むのはフェタチーズとホウレン草が定番。
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つまりこれも立派なギリシャの食文化。2つほど買っておきましょうか。2個で3.6€(529円)でした。
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メテオラへのローカルバスの始発はこちらのKalampaka Bus Station。昨日イオアニナ行きのチケットを買ったのと同じ場所です。便は1日3本だけで、2023年4月時点の時間とルートはこの通り。わかりづらいですけどね…。
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バス代は乗る時運転手さんに払えば良いのですが、始発のここでは上の写真左角のTRAVEL AGENCY と書かれたオフィスでチケットを買えます。
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料金1.6ユーロ(235円)で一応席番号が振られてますが、走ってしまえば途中から席指定のないお客が乗ってくるのであまり関係ないですね。
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バスは一旦メテオラ方面とは逆の東へ向かい、カランバカの町をグルリと回る形で乗客を拾って行きます。
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各停留所には一応青い看板があるのですが、けっこう見つけにくいので人に聞いた方が早そうです。バスはいくつかの修道院に停まり、終点のアオギス・ステファノス修道院で折り返します。
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なので今回選んだ徒歩ルートはこんな感じ。メガロ・メテオロン修道院が一番高い所にあるので、そこでバスを降りてアオギス・ステファノス修道院から乗って帰ろうという算段。途中上のルートから外れた修道院にも寄るので、たぶん移動距離は5〜6km。多少のアップダウンはあるけど大した事はありません。
まあツラいのはその距離を歩くことじゃなくて、修道院に登るとこですから。
※メテオラ行きバスはここ↓が始発
メガロ・メテオロン修道院
9:30過ぎにメガロ・メテオロン修道院でバスを降り、目を向けるとそこには、
ドーン!
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いや、この角度からだと言うほどじゃないですね。塔のような岩に建物がちょこんと乗ってるあの景色とは少し違います。でも巨大な岩山に階段が設られていて、頂上には修道院の建物が並ぶその姿は実際に見ると、
圧倒的な重量感!
岩山の迫力に思わず興奮しそうになりますが、まあまあ、とりあえず落ち着きましょうと買ってきたパンをひとつ取り出します。
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お、まだホカホカ温かいですね。極薄生地が何重にもなっているフィロはパリパリはらり。中のフェタチーズも温まっていて、
うんま!!
正直期待してなかったので、そのおいしさに驚きました。
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朝ごはんも食べたし、じゃあ修道院でも拝見しましょうと入口へ向かってみると、なんと今日に限り12時オープンとのこと。入れないのは分かっているのに、せっせと階段を登る観光客の姿が遠く向こう側に見えます。
なんて物好きなんでしょう!
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一回谷に降りてから登るので、その高低差はかなりのもの。谷底を見下ろした瞬間ちょっと思いましたもん。
閉まってて良かった…。
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入らなかった分、もう一度そのお姿を目に焼き付けて、サクッと次へ行こうと思ったのですが、
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メガロ・メテオロン修道院の駐車場脇にはこんな感じの岩場があります。面白そうなので行ってみると、
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おお〜これこれ!これですよ!!
断崖に向かって建つ修道院。たぶんこれが次に行くヴァルラーム修道院でしょうか。写真撮りすぎて幾分混乱しているので、もし間違いがあったらごめんなさいです。
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ほ〜こっちから見ると建物が溢れそうになってますよ。そもそもメテオラの修道院て、世俗を断ち切ってキリスト教の信仰に生きようという修道士が集まってできたものだそうですが、そこからスタートして結果がこの立派な建物。
やはり日本とは思考回路が違いますね。
自然との調和を志向する日本の仏教や神道に対し、自然と対峙して人間の世界を確立するキリスト教世界。多神教と一神教、神様がどこにいるかの違いでもあるのでしょう。
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一途な謹厳さを感じる修道院と対照的に、一面の春色。緑に黄色に桃色が入り乱れ、目を奪われるほど美しいのです。
ヴァルラーム修道院
メガロ・メテオロン修道院から少し降った所にあるのがヴァルラーム修道院。
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巨大な岩の脇にある入り口をくぐり、
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あそこまで登るのですね。うへぇ…。
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迫り出した岩の迫力にたじろぎながら、多少息切れしますが天辺まではそれほどキツくありません。それもその筈、
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巨岩のあった入場口と修道院の建つ岩山の間には、こんな感じで橋がかかっているのです。昔々、本当に人界と離れて生活してた頃はこんな橋なんて無かったのでしょうね。もし本当の麓から登るとしたら…考えるだけでもオソロシイ。
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これが修道院の入口です。入場料は各修道院で3€(441円)ずつ必要。服装はノースリーブやショートパンツはNGです。女性はパンツ姿すらNGだそうですが、見てる限り入口で腰に巻く布を貸してくれそうです。
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中に入ると立派な建物と庭園。
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教会の中は撮影できませんが、美しい装飾と歴史を感じる美術品で圧巻です。ちょうど日本からの団体ツアーが来ていたので、素知らぬ顔で日本語の解説を盗み聞きます。ほほう、なるほど。
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これは人力のクレーン。手前の棒を回して縄を下ろしたり巻き上げたり。奥に見える台に人を乗せ、もしくはロープで編んだ網で荷上げしたのだそうです。上から下界を覗いてみると、
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ひゃー高いですね!
こんな所で吊り下ろされたら、風で揺れるたびにチビってしまいそうです。
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こちらの修道院には博物館も併設されていて、当時の手書き資料や
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生活の様子を再現した人形。
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聖職者の礼服なども展示されていて見応えがあります。
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でも何より興味深いのがかつての修道院の写真。どんな事情でここに来て、何を思って生活していたのでしょうか。
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おっと、籠吊り下げの写真もありましたよ。怖いですね〜。
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お土産ショップには大量のイコン。
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美しいイースターエッグ。
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このワインは修道院産なのでしょうか。もしこの岩の上で育てた葡萄を使ってるなら、かなりの希少品ですよね。まさかですよね。
ルサヌー修道院
ヴァルラーム修道院から1.6km。下り道を行くとルサヌー修道院です。
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こんな感じの舗装道路。春で気候もちょうど良く、気持ちいい道のりです。
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お、前方にルサヌー修道院が見えてきましたよ。ここまでの2軒より規模は小さいけど、その分岩の塔に生えてる感があってメテオラらしい。
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麓の道路からこの階段を登って行きます。
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ふひ〜キツい。
ひと息で登り切るのはしんどくて、一度休憩を入れました。上にある修道院入口を入ると、下の方に中庭が見えます。
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ここは立入禁止だったけど、綺麗なお庭ですね。昔の隔絶した生活も想像しがたいけれど、今こういう風に観光地化した中でもここに住む修道士(女)さんはいるんですもんね。いったいどんな生活なのでしょう。
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修道院入口からひとつ登り、
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もう一つ登ると教会らしい建物。ここは撮影禁止の表示が無さそうなので、
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こんな感じです。この修道院自体が規模も小さく教会も小さめ。フレスコ画も新しい感じがします。
展望台からの絶景はやはり一段と素晴らしい。
ルサヌー修道院からさらに降っていくと聖ニコラオス・アナパフサス修道院があるのですが、ぐっと降るということは、戻りはその分登るということ。
やめときましょう、他にも修道院あるしね!
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あっさり見切りをつけてもと来た道を引き返します。一度登ってから、左へ行くとさっきのヴァルラーム修道院なので、今度は右へ進みます。歩いていると、そこら中で絶景が現れては消え現れては消え。
さっきと大して変わらんぞ。
そう思っているのに写真を撮るのをやめられません。山と森の中にニョキニョキ出ている岩山だけでも不思議な風景。さらに岩に家が乗ってるんですもんね。
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お、ルサヌー修道院みっけ。ここから先の道はメテオラらしい景色を見るには絶好の展望台が3つ並んでいます。一番西にあるViewpoint Meteora はこんな感じ。
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車止めのスペースの奥に岩場があって、その岩場が展望台。
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ちょいと岩を越えねばなりません。
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つるつる滑らかな岩に足を滑らせたら死にますね。でもまあ気をつければ大丈夫。お婆ちゃんもお爺ちゃんも皆んな見に行ってましたから。展望台からの景色はさすが、
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おお、絶景かな!
あれはメガロ・メテオロンとヴァルラーム。両雄並び立ちですね。
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こちらは先ほどのルサヌーですね。
道に戻ってもう少し東へ行くと、Main Observation Deck of Meteora。やはりこちらも岩の展望台です。
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メインというだけの景色を見せてくれるんでしょうね、と期待値高めで乗り込むと、
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ウオォーー!かっこいい!!
2つの巨岩がカランバカの町に迫っています。
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もうなんか非現実的な景色に、ファンタジーRPGの世界に来てしまったのかと思うほどです。
素晴らしい景色を眺めながら、買っておいたパンで軽めのお昼にしましょうか。これはホウレン草とフェタチーズのパン。
うん、冷めてもうまい!
メテオラ・ビューのランチですからとても贅沢。これも生地はフィロなのでしょうか、さっきよりしっとりしています。
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パンを食べ終え再び道に戻り、アギア・トリアダ修道院の方へ向かうと
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ほぉ〜、岩の間から垣間見えるカランバカの赤屋根が映えますね。
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あれはアギア・トリアダ修道院でしょうか。
まさにこれがメテオラ!
と言わんばかりの景色です。
アギオス・ステファノス修道院
6大修道院のうち、ここまで2つは諦め2つは中に入ることができました。残り2つの片方、アギア・トリアダ修道院は木曜休みなので今日は入れません。
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本当ならここから入っていくのですけどね。仕方ないので遠くから見るだけで満足しておきましょう。
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たぶんあれがアギア・トリアダ修道院。うわぁ、よく見るとかなり下から登る感じじゃないですか。
今日が木曜で良かった(本音漏れ)
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次の修道院へ向かって歩いていると、アギア・トリアダ修道院に向かって伸びているワイヤーを見つけました。まだ結構新しいですよ。ってことは現役でこれ使ってるんですかね。
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再び岩の狭間からのカランバカの町。そして遂に6大修道院最後のひとつ、アギオス・ステファノス修道院が見えてきました!
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一番端っこだから、向こうは広大な平野。ドンと突き出した感じがかっこいいですね。この写真だと左端から繋がってるように見えますが、よく見ると橋を渡してるだけで別の岩。やはり孤立した岩の塔の様になっているのです。
![](https://meshi-tabi.com/wp-content/uploads/2023/04/1C737FBD-8BC9-4432-85C4-C26102C11223.jpeg)
さて、到着してみると修道院は昼休憩中。15:30に再開するそうなので、1時間少々時間が空きます。どちらにしても、ここから出る帰りのバスもまだ当分先。修道院前の駐車場に出ていたトラック売店で水を買って暫しの休憩です。
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今ごろ中の修道士さんは何してるんでしょうね。ご飯食べてお祈りして、ちょうど俄雨がパラついてきたから洗濯物を取り込んでるかもですね。修道士の中には観光客で騒がしくなったメテオラを離れてアトス山という所へ移る人も多いとか。
お騒がせしてすみません、キリスト教徒でもないのにね。
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そんな事を考えていたら有難い気持ちが復活してきたので、最後まで謹んで拝見致しましょう。
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遠くから見たらくっついてるように見えた岩間も、橋から見るとこの通り。落ちたら死にます。
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3€を払って入ってすぐが教会です。
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炎に祈りを込めて蜜蝋を灯すんですよね。教会内は撮影できないのですが、ここも素晴らしく素敵でした(語彙)
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出てきたらキリスト復活のシーンの絵。各国語に翻訳してくれてますね。
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文字化けざんねん!
こういうのはお伝えした方が親切なんですかね。いや、自分が逆の立場だったら放っておいてほしいですね。誰か真面目な人が伝えてくれるでしょう、再来年くらいに。
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こちらの修道院の庭園は、ここまで見た中でも一番素敵。と言っても6分の3見逃してるから説得力ありせんね。
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これは井戸。ん?井戸ですか⁉︎
だって掘っても岩ですよね。
今は水道が配管されてるらしいですが、昔は井戸を使ってたとか。岩に井戸?下まで?ちょっと何言ってるかわかんないです。
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アギオス・ステファノス修道院の向こうはもうカランバカの町。さらに向こうには山々が連なっています。こっちは岩だらけで向こうは普通の山。やはり不思議ですね。
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この修道院の駐車場から、町に帰るローカルバスが出ています。最終は16:15と聞いていたけど、運転手のじいちゃん曰く16:35発。この日だけなのか時刻表が変わったのかは不明です。発車時刻が近くなり、じいちゃんが親指立てて「乗りな!」のポーズをよこしたので、1.6€を払い乗り込みます。
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あれ、乗るのわたしだけですか?ここから町まで歩くと1時間以上かかる筈なのですが。もしかしたらGoogleマップに出ない抜け道があるのかもしれません。
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バスが出て車内から振り返ってみると、アギオス・ステファノス修道院は雲間からの光に包まれ幻想的で美しい。
まるでファンタジーRPGのエンディングじゃないですか!
無駄に主人公気分で町へと戻ったのでした。
ギリシャの最後はやはりギリシャ料理で!Yamas Taverna Restaurant Kalambaka Meteora。
昨晩は宿のアジアンな料理をいただきましたが、明日にはアルバニアへ去る身(上手くいけばですが)です。
最後はやはりギリシャ料理じゃないと!
と、宿の料理人の姉さんに「ごめん腹減って待てないから外で食べてくる」と言い訳し、宿の目の前のお店に入ります。
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あまり気取らず肩の力が抜けていて、居心地良さそうな雰囲気のこのお店。口コミ評価もかなり良いのです。
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パン2個で夕方まで凌いだので、お腹はかなりのすき具合。空きっ腹になんですが、そういやギリシャ来てウーゾ/Ouzoを飲まない訳にはいきません。
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ウーゾは葡萄などで造る蒸溜酒に、アニスを始めとした様々なスパイスやハーブを混ぜて再蒸溜。それを熟成させたものです。無色透明だけど、水で割ると白く濁るのが有名ですね。何気に飲むのは初めてで楽しみです。ひと口含むと、
ク〜これは強烈!!
薬草っぽさが口の中で爆発します。wikiには「ギリシャの北に行くほど辛口になる」と書いてますが、結構北のカランバカだけどこれは甘口。甘くて薬っぽくて度数が高い。例えるならシトラスのガツンと効いたシャルトリューズみたいな。飲みつけるとハマりそうな予感がします。
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さて今日の1品目はフェタチーズのロースト。フェタというと真っ白なチーズですが、これは少し黄色みがかっています。オーブンで焼いたのか、グツグツの熱々。
フェタって加熱しても食べるんですね。
冷たいフェタチーズは好きでも嫌いでもないのですが、これはおいしい。ビヨーンと伸びて、コクがあります。
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かき混ぜてみると中には赤いピメントと玉葱。上には乾燥オレガノをふってありますね。
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これはもう、あれだ。パンに乗せなきゃですよ絶対。
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伸びるチーズをパンに絡めとり口に放り込むと、
うんシンプルだけど、とてもおいしい。
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さてもう1品はsoutzoukakiaという料理。スズカキャと読むんですかね。ミートボールをニンニクとトマトソースで煮込んだもので、別名イズミール・キョフテとも。つまりトルコのイズミールとギリシャで共有している料理なのですね。
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イスタンブールで食べたキョフテのような弾力はなく、ホロリと崩れる柔らかさ。ミートボール自体は普通においしいのですが、特筆なのはミートソース。シナモンが効いていて、何由来なのか僅かな苦味が奥行きを与えて、
シンプルなのにとても深い味わい。
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シナモン使いがこの料理では普通なのか、この店のレシピなのか。ちょっと分かりませんが、最後においしいギリシャ料理も食べられて、良い締めになりました。
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お会計は19.7€(2896円)。さて、今日はしっかり寝て、明日のアルバニア入り、なんとかがんばりましょう!
次回はカランバカからイオアニナ。イオアニナでアルバニアの町ジロカストラへ行く手段を探します。果たしてバス無事辿り着けるのか⁉︎まあ「着きました!」って以前書いてるんですけどね(笑)
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