7月16日の日曜日。エディンバラ2日目でようやく抜歯後のケアも落ち着いてきましてそろそろ、
まともな物を食べてもいいんじゃないかな!
翌日は丸1日のツアーに参加して、その次の日にはロンドンへ行くのでスコットランドらしい食事はこの日が最後。何を食べようか迷う所です。
※イギリスの通貨のスターリング・ポンド(£)は、実際にこの旅中にグラスゴーのATMでセディナカードを使い引き出したレート、1£=182.6円で記載させていただきます。
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豚丸焼きのローカルチェーン、オインク/OINK がバカ旨です!
ゆっくり起きて宿を出て、エディンバラの町を歩きながら何を食べるか考えます。Googleマップには何軒も店をマークしてあるのですが、行けるのはせいぜい2軒。
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スコットランドらしい素敵な町並みを見るにつけ、スコットランドらしい食事で締めくくりたい気持ちが強くなります。
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よし、やはりまずは昨日見かけた行列の店オインク/OINK へ行ってみようじゃないですか。
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パグパイプの音色に後を押されるように、店へと向かいます。
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昨日見かけて調べてみると、どうやらこの店はエディンバラのローカルチェーン。それもかなり人気店のようで、
これこそエディンバラのソウルフードだ!
と言う人もいるくらい。
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通りに向けて丸ごと1頭の豚さんがほぐし身にされていますが、見た目はプルドポークに見えるこれはイギリスではホグ・ロースト/Hog Roast と呼ばれているようです。Hog というのは古い英語で豚のこと。
1頭丸焼きにするのが流儀のようです。
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店内に入ってメニューを見ると、もう潔くこのホグ・ローストのサンドのみの単品勝負。80・160・320gの3種類から量を選び、更にパンの種類(白か茶色か)と豚以外の具材(セージオニオンかハギス)、最後にソースを4種類から選べます。160gの豚肉に白パンとハギスを選び、「ハギスに合うソースはどれです?」と訊くと「辛いの大丈夫ならチリ・ジャムがお勧め」とのこと。
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ドリンクとチップスが付くミールディールで8.75£(1598円)でした。まさかチップスが、
袋入りのポテチとは思いませんでしたね。
ご飯とお菓子の境目が曖昧なのがイギリスらしい。
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店頭のお肉を手早くパンに挟んで仕上げてくれたのがこちら。悪名高いハギスもそうですが、
見た目はちょっとあれ?大丈夫これ(汗)
でもハギスも食べてみたらとても美味しかったですからね、ガッカリする前にまずは食べてみないとです。
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ふむ、ほおほおほおほお、
これは相当美味しいですよ!!!
パンはふんわり柔らかく、その食感に合わせるように豚肉もふんわり。豚肉も驚くほど柔らかいのです。ハギスのまろやかなコクに甘辛いソースも合って素晴らしい一体感。またエディンバラに来たら、必ずリピするだろう味なのでした。
エディンバラを一望できるカールトン・ヒル/Calton Hill。
久々の美味しいご飯に満足して、再びエディンバラを散策します。
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エディンバラ一番の名所かもしれないエディンバラ城。町の中心部の小高い丘の上に建っています。入場料は19.5£(3561円)と微妙なラインで、うーんお城かぁ。そんなにそそられないんですよね…Googleマップの写真や口コミを検討した結果、
今回はスルーで。
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エディンバラ城の麓を東へ向かい、北へ線路を渡ります。
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エディンバラ・ウェイヴァリー駅の北沿いを東へ歩くと、カールトン・ヒルが見えてきました。同じ小高い丘でもこっちは無料です。
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まずはノース・ビューポイントという場所を目指して北西側の道を登ります。軽く息が切れるかどうかの坂を登りきると、
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おお、エディンバラの町が一望ですね!
向こう側に見える川のようなのは、深く切れ込んだ海なのです。オールドタウンと反対側ですが、こっちも雰囲気のある町ですね。因みにオールドタウン側の方は、この丘からはイマイチ綺麗に見えませんでした。
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ビューポイントから南に向かって丘を散策すると、なにやら謂くありげな塔だとか、
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ギリシャの遺跡みたいなやつだとか。これ↑はナポレオン戦争の記念碑らしいのですが、
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あちこちに見所があって探索しても楽しそう。でもこの時の気分は知的好奇心よりも、まったりモード。
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気持ちの良い天気の下、芝生の上で寛ぐエディンバラの午後でした。
スコッチもスコットランド料理も楽しめるレストラン兼パブ、ウイスキーバー&レストラン/Whiski Bar & Restaurant。
スコットランド最後飯はやはりお酒も飲みたい。抜歯後の再出血を心配して控えていたけど、少しくらいなら良いでしょう。
いや多少出ても構わん。
それくらいの覚悟を持って、スコットランド料理もウイスキーも充実している店を探して行き当たったのがこちらのお店。
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まだ17時より前だというのに、席は9割近く埋まりお客で賑わっています。もう少し遅かったらウェイティングでしたね。
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店の黒板にもスコッチウイスキーの銘柄が書いてありますが、それ以外にもバックカウンターに並ぶ沢山のボトル。スコットランド滞在の最後に1杯だけ飲むならなんでしょうね。そうだ、
ザ・グレンリベットください。
グレンリベットは英国公認第一号のスコッチウイスキー。滑らかで優しく口当たりで、とても好きなお酒です。
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ウイスキーだけだと喉が乾くのでエディンバラ産のビール、PAOLOZZI HELLES Lager もオーダーします。
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うん、ザ・グレンリベットはやはり美味しい。ビールの方も程よい酵母感とキレがあって旨いです。
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料理の1品目は燻製ハドック(鱈科の魚)のチャウダースープ。ジャガイモもごろごろ入っています。
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ハドックの旨味がとても濃く。それがスープに溶け出ていて、
思わず唸るほど素晴らしく美味しい。
独特の酸味を持つサワードウ/Sourdough のパンも噛むほどに味が濃くて、毎日でも食卓に出して欲しいくらいです。
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メインはスコットランド牛を使った、スコティッシュ・ステーキ・パイ。ステーキとあるけど中に入っているのはスコットランド牛の煮込み料理ですね。
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メニューにスペシャル・グレービーある通り煮込み部分は、
肉の旨味がたっぷりでトロトロ。
具沢山の贅沢ビーフシチューを食べてる感覚です。上に乗ってる生地だけのパイがソースを吸って、トロリとした所がまた旨い!お会計は46.42£(8476円)と良い値段ですが、最後に良質なスコットランド飯を食べられて満足です。
次回はエディンバラ発のネス湖ツアー。あの世界一有名なUMA(未確認動物)である怪獣ネッシーを探しに行くのがメインですが、わたし的にはハイランド地方の自然を感じるのが主目的。アイラ島とはまた少し違う雰囲気の、スコットランドらしい景色でした。
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