7月4日の火曜日。アイスランド3日目のこの日はミー湖近くの宿から、アイスランド南部ヨークルスアゥルロゥン/Jökulsárlón の氷河湖の先にある宿までの長距離ドライブ。移動距離はどこにも寄り道しなくても、
400kmもあるのです!
見どころも昨日より多いので、写真を整理していたらけっこうな量で…。これは1回に収まりきらないと思うので、今回は上下2回に分けてお送りいたします!
※アイスランド通貨のクローナ(Kr)は、ほぼ1Kr=1円なので、文中の日本円換算は記載しないこととさせていただきます。
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火山湖らしい独特の景観、ミーヴァトン/Mývatn。
泊まっていたホステルは、アイスランド北部でも有数の名所が集まるミーヴァトン(ミー湖)のすぐ近く。ゆっくり朝ごはんでも食べたい所ですが、昨日は温泉以外は何も見ていないですからね。ゆっくりしている暇はありません。コーヒーだけ飲んで8:30に出発しました。
まずは火山湖を見に行きますが、かなり広いのでここはピンポイント。Hofdi という半島だけに絞ります。駐車場に車を停めてさっそく中へ。
と思ったら柵が閉まっていますね。うーん、まあ鍵もかかってないし、
入って良いんですよね、きっとそう!
動物除けか何かですよねたぶん。
半島の中は遊歩道が整備されていて、ぐるっと回って約30分。所々に展望スポットが用意されています。ぐいぐい急ぎ足で歩みを進めますが、時間がないのもあるけどそれよりも、
寒い、寒すぎるのです•••。
朝起きたら小雨に一瞬みぞれが混じり、真冬並の冷え込みでしたからね。
曇天の下の景色はこんな感じや、
こんな感じ。というかこれ、
晴れてたら滅茶苦茶ステキな感じですよね!
まあ天気ばかりはしょうがない。それでも場所によっては、
独特の青みがかった湖面が見られたり、穴の空いた岩が並んでいたりと火山湖らしい不思議風景も。
遠くにミニ火山みたいな、クレーターのある小山があったりですね。
高台に登ると、湖の外側はまだ新しげな溶岩原が延々と続きます。ぐるりと回って駐車場に戻ってきて、まだ宿を出て1時間もたたないのに既に差し迫ったものが下の方に。
ここのトイレは200Kr。トイレがある所では、ちゃんとトイレで用をたしましょうね。
※Hofdi 半島の駐車場はここ↓です。
これこそ地獄か幽世か、地熱地帯のクヴェーリル/Hverir。
Hofdi の半島から車で15分弱、ナゥマフィヤトル山/Mt. Namafjall の近くにある地熱地帯が次の目的地。
向こうに煙が上がっているのが見えますね。
駐車場に停めて、無人の支払機で駐車料金を払おうと思ったのですが、
うんともすんともいいませんね。
前のカップルも諦めてたし、払えないものは仕方ない。怒られたら謝りましょう。
煙が上がっている方へ歩いていくのですが、向こうに見える山が既に只者ではない。
まるで生命の気配がしませんよね。
車を降りた時から硫黄の匂いが凄いのですが、あまり吸い続けると身体にも良くないらしいのです。観光くらいなら全く問題ないらしいですけどね。
それにしても何とまあ非現実的な景色!
否が応でもワクワクしてきます。道沿いの目の前には所々に泥の温泉が湧いていて、活発なのもあれば、
半乾きのやつも。こういうの、別府温泉で見ましたよ。別府も地獄巡りと称してこういう温泉源を見せていましたが、
地獄具合はこちらの圧勝!
こんな所で鬼に釜茹でされたら、前世の行いをとことん後悔しそうですもん。
ここなんかもう、
ぼっこぼこ沸いてます!
別府と更に違うのは、温泉の穴だけじゃなくて、
ここでは360°全てが地獄風景。
噴気孔からは濛々と煙が立ち上がっていて、
触っている人がいたので真似してみました。
あちっ∑(゚Д゚)
いや〜楽しいですね。こういう所だと分かっていれば、卵を持ってきたものを。噴気孔の濛々の先は、一帯が煙だらけのエリアです。そこへ歩いていく人がいたのでついて行くと、
何かとても不安にさせる空気が辺りを包み、
彼の後ろ姿は徐々に薄れていって、
きっとあの先は幽世(かくりよ)でしょう。この世に未練がない人は、二度と戻ってこられないそうですよ。
なんて感じでとてもスリリング!
別府温泉と、恐山を組み合わせたような遊びができるのです。
寒くて凍えそうだった身体も、地熱のおかげで幾分回復し、次の場所へと向かうのでした。
それにしても、ほんとにここは地球ですか?
※車はここ↓に停めました。
レイアンジュクール/Leirhnjukur の溶岩原と温泉池散策。
先ほどの場所から車で10分北へ走り、Leirhnjukur の駐車場を目指します。
この駐車場は支払機も無いので無料で良いのでしょう。車を停めてから伸びている道沿いに歩いていきます。
両側は苔に覆われた溶岩原。
ちょっとだけなら何も思わないけど、延々と果てまで続く壮大さに圧倒されます。
途中からは板敷の道に変わり、
溶岩原も黒々としてきます。これがドロドロと流れて所々赤く燃えていたりする所を想像すると、かなり恐ろしい景色ですよね。
板敷なのは粘度の高い泥だらけの道だから。板の上でも靴に泥が絡みついてきます。
うおっ滑った!
周囲の景色は益々地球離れしてきて、もうここが違う惑星だと言われても驚きません。
嘘です驚きます。
心境としては空気があることに感謝したいくらいですが、20分弱歩くと目指していた温泉池にたどり着きます。
少しだけ青みがかった乳色の池。
おい見ろ、この星にも水があったぞ!
という小芝居は心の中だけにして、湯気の上がる温泉池に見惚れます。
見ている内に小雨は雪に変わり、夏のアイスランドもやはり甘くない。
ブルブル震えながら、車に戻る羽目になります。
本当はもっと向こうにも行ってみたかった。延々と続く道の先は、いったいどんな非現実的な景色が待っているんでしょうね。
※ここの駐車場↓から歩きます。
デッティフォスの滝/Deetifoss 。
ミーヴァトン周辺はまだまだ見どころが尽きなくて、まる1日はここで過ごしたい所ですが、400kmの内まだ10kmくらいしか進んでません。次のデッティフォスで最後にしておきましょう。
レイアンジュクールから約50km、40分ほど車を走らせて滝の西側にある駐車場へ到着。
ここも駐車場は無料で、しかも無料のトイレまであるのでありがたい。
駐車場から滝までは歩いて10分前後。
ここも溶岩減原の中を歩いていくのですが、
うおお、なんですかこれは。
何がどうしたらこんな形になるんでしょうね。
そうこうする内に、滝の飛沫が見えてきました。アイスランドで最もパワフルと言われるデッティフォス。ドキドキしながら見にいくと、
うお〜パワフル!(そのまんま)
水が塊のように落ちていく音が大迫力です。上から見れる場所があるので行ってみると、
まさに大地の裂け目に滝がある感じ。それにしても、この大量の水はいったいどこから流れてくるんでしょうね。
再び滝のパワーを感じに、滝近くの展望台へ。
うぉー飛沫がすごくて滝壺が見えない!
終いには何もかも見えません うぉー!
現場からは以上です。
今さら言うのもなんですが、アイスランド旅行ではちゃんとしたレインウェアは必須。天気は変わりやすいし夏でも天気や場所によってとても寒くなるので防寒着にもなります。この日から最終日の昼まで上下着っ放しでしたから。デッティフォスでもずぶ濡れになったけど、車の中で乾かしながら次は向かいます。
次といっても、時刻は既に13時。まだまだ寄りたい所はあるけど、ちょっともう時間がありません。
今いるアイスランド北東部から南東部まで南下して、ヴェストラホルンの山までは今日中に見ておきたい。
一気に340km4時間40分のドライブですが、休憩しながら行きましょう。
暫く走ると道沿いに店が見えたので寄ってみます。
こんな感じの給油所を併設してて、アイスランド郊外にはたまに見かけるタイプの店。悠長にランチを食べている余裕は無いので、セルフサービスのコーヒー490Krだけ買ってひと休み。
さて頃合いなので、続きは次回にしましょうか。ロングドライブで次々に移り変わる景色と、ヴェストラホルン山を望むストックスネスの黒い海岸。そしてヘプンの町で美味しいディナーを食べてきたお話です。
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