アメリカ合衆国 南北アメリカ 旅のブログ

狂乱のラスベガス・ダウンタウン!

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8月12日の土曜日。朝ロサンゼルスの宿をチェックアウトして、前回書いたハリウッド・サインをグリフィス展望台で見学。その後はまっすぐラスベガスを目指しました。マカオにフィリピン、フランスやその他いくつかの国でカジノには行ったことがあるけれど、ラスベガスは初めてです。宿を取ったラスベガス・ダウンタウンの中心通りは、

狂乱の非日常世界!!!

否が応でもテンションの上がる、楽しい町でした。

※文中のレート換算はサンフランシスコで実際にセディナカードを使い調達したレートを四捨五入して、1ドル($)=142.9円で記載しています。その後レートは更に悪化していくんですけどね(泣)


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ラスベガスの宿はダウンタウンに。

ロサンゼルスからラスベガスへは車で凡そ4時間半。レンタカーにはiPhoneとBluetoothで繋げる機能が付いているので、お気に入りのヒップホップやR&Bを大音量でかけて走ります。

見える限りひたすら真っ直ぐ続く道。標識の制限時速は55マイルですが、制限時速で走っていると次々追い抜かれていきます。流れに乗るとだいたい時速70マイル(113km)くらいが標準でしょうか。アクセルを踏まなくても速度をキープしてくれる、オートクルーズ機能も備わっているのですが、なんとなく怖いので使いませんでした。今さらですが、

けっこうビビりなんですよ。

途中2度ほど休憩を挟み、お昼はスタバのフラペチーノ。朝ご飯に自炊して米を食べ過ぎたのです。

ラスベガスに近づくと道の先には茫漠とした砂色が広がっていて、砂漠の中に作られたラスベガスの成り立ちを思い起こします。

結局5時間半ほどかけて、ようやくラスベガスに到着です。ラスベガスの町は大きく2つの中心地があって、大型高級カジノホテルが建ち並ぶラスベガス・ストリップが南側、そして北側にはより庶民的で猥雑なダウンタウンがあります。今回私が泊まるのは、もちろんダウンタウン!一流のショーやイベントと優雅なホテルステイを楽しみたいならストリップですが、

さほどお金をかけずにラスベガスを楽しみたいなら、ダウンタウン一択なのです。

予約した宿はダウンタウンでは値段的には中堅レベルのエル・コルテス/El Cortes。ラスベガスでも草分け的存在の老舗カジノホテルだそうです。4泊でトータル50,874円、宿泊客は駐車場無料です。昔はラスベガスはホテルが驚くほど安くって、それで大量に人を集めてカジノで稼ぐ。そういう戦略が明確だったと聞いていますが、今はそうでもないんですよね。上記金額のうち15,550円がリゾート料金で、

これで割安感がグッと削られてしまっています。

もちろんダウンタウンのもう少し外れに行けば、より安い宿もあるのですが、今回は立地重視。カジノで遊ぶのですからね、夜中に行動することも見越しての選択です。

それでも結構払い部屋に、

トイレとシャワーも仕切りがキチンとあって使い勝手はとても良い。部屋で荷解きをしたら、さっそく宿泊ホテルのカジノへ行ってみます。

なるほどなるほど、こういう雰囲気ね。ブラックジャックの卓が多く、掛け金の最低単位は10$(1429円)から。マカオと比べてもかなり庶民的です。その代わり卓の数が少なくて小ぢんまりした印象。ルーレットは0と00だけじゃなく000まであるのが普通なようで、かなり分が悪い勝負になりそうです(ルーレットは0の種類が多いだけ勝率が下がる)。

うん、ルーレットはやめておこう。

ひと通りゲームの様子を眺めてから慣れているバカラで挨拶代わりのひと勝負。買ったり負けたりでほんの少し浮いた所で一旦終了です。ラスベガスだとバカラは自分でカードを捲れないようで、イマイチ盛り上がりに欠けますが、ディーラーの愛想の良さはマカオより数段上です。バーでビールを頼み、1杯6$(895円)にチップ1$。卓上で頼めばチップだけで飲めるのですが、休憩も必要です。バーカウンターにも賭け事ができるゲーム機があって、さすがラスベガスなのです。

狂乱のフリーモント・ストリート・エクスペリエンス/Fremont Street Experience!

宿のカジノを出て、ダウンタウンの目抜通りフリーモント・ストリート・エクスピアレンスへ行ってみます。

宿からは歩いてすぐの距離。交差点を渡った向こう側が、屋根付きアーケードのフリーモントです。

道のこっちとあっちじゃ雰囲気が全く違っていて、一歩入るとそこはネオンと音楽と人人人。

圧倒的な非日常感に包まれます。

田舎から初めて東京に出て来たみたいに、

今日は祭りかなんかだべか?

とベタな感想を呟いてしまいそうです。この日はたまたま土曜日ですが、平日でもさほど変わりないですからね。

アーケードの天井は延々と途切れないディスプレイになっていて、派手な柄が刻々と移り変わっていきます。その下に張られているワイヤーはジップラインになっていて、テンションマックスの若者たちが、

スーパーマンの姿勢で頭の上を飛んでいくのです。

そこかしこには半裸のお姉さまや、

半裸のお兄さま。希望すれば女王様とのSMシチュエーションで記念撮影してくれるようです。

そこら中でやっているストリートパフォーマンスには人垣ができていて、

何箇所かあるステージでは無料ライブを楽しむ事ができます。老若男女入り混じる客層に合わせてか、皆んな知ってるボンジョビやガンズ&ローゼズ、プリンスなんかのアメリカ版ナツメロが次々とかかり、

お姉さんもお爺ちゃんも一緒になって大盛り上がり。

うぉ〜懐かしい!!

高校生の頃聴いてた曲ですからね。一緒に跳ねてサビの大合唱を楽しみました。

道沿いにはカジノに飲食店に土産物屋がびっしり並び、

土産もラスベガスらしく派手でアホで破廉恥で、あっけらかんとしたノリに居るだけで感染していくようです。

流石にお腹も減って来たので、先ほど大行列ができていたメキシコ料理の店に入ってみます。外の行列は消えていたものの、

中には依然かなりの人。順番を待っている間にメニューをチェックします。

タコスにケサディヤにブリトーと、日本でも馴染みのあるメキシコ料理が並びますが、ビリア/Birria とあるのは何でしょうか。

店内の貼り紙を見るに、イチオシメニューっぽいのですよね。こちらのラーメンビリヤとタコス2個のセット17.8$(2544円)を頼んでみましょう。カウンターで注文して支払うと程なく料理が渡されて、あとは自分で空いてる席で食べるセルフ形式。飲み物はまた別の列に並ばなきゃいけないそうで、面倒だからビールは我慢です。

ビリアについて食べながら調べてみると、メキシコの伝統的なスープ料理で、牛肉(や羊、伝統的にはヤギ肉)をチリやニンニク、タイムなどと一緒に柔らかく煮込んだもの。ビリアのタコスはタコスの皮(トルティーヤ)をこのスープの上澄み油に浸して焼き、食べる時もスープに浸しながら楽しむのだそう。

なるほど、皮にもピリ辛の味が染みてコク旨です。

そしてこちらがビリア・ラーメン。「ビリアの肉スープでラーメン食べたら旨くね?」とこれまたメキシコで生まれたそうですが、どちらもアメリカに渡り人気を博しているそうです。

確かにピリ辛肉出汁スープは麺類と合わせてもなかなかイケる。でもですね、大きめに切られたお肉が硬くって、

ましてや麺はインスタント丸出し。

東南アジアで一皿300円ぐらいなら喜んで食べるけど、セットで2500円とか払ってとなると•••なんとも言いづらいものがあります。

さてお腹も膨れたところで適当なカジノに入って、ひと稼ぎしてきましょうか!

※フリーモント・ストリート・エクスペリエンス内にある行列のタコス屋さんはこちら↓です。

ラスベガスの中心地、ストリップに行ってみる。

前述した通りダウンタウンとは対照的に、大型カジノホテルが建ち並ぶ区間がラスベガス・ストリップ。まさにラスベガスの顔と言える場所ですね。

昔はカジノの駐車場も無料だったりしたそうですが、今はどこも結構高額の駐車料金が取られる様子。仕方ないので4時間まで20$(2858円)、これでも比較的安めなのですが、中心から2kmほど離れた駐車場に停めて歩いて向かいます。

あ、暑い•••。

完全に車移動が前提なので、ストリップ周辺は歩いて快適なようには作られていないのですよね。砂漠に作られた町だからとても乾燥しているし、遮るもののない直射日光は容赦ないのです。

30分歩いてようやくストリップの中心にある交差点に到着です。南東角にはパリス・ラスベガス。エッフェル塔が建っていますね。

南西角にはベラージオ。噴水が涼しげで少し救われます。

一旦2つのカジノを通り越して、北東角にあるフラミンゴまでやって来ました。ここは映画『バグジー』で描かれたギャング、ベンジャミン・シーゲルが作り上げたラスベガスで最初の高級ホテル。ラスベガスの発展はここから始まったとも言える場所です。

よし、敬意を表して軽くひと勝負するか。

ここはブラックジャックが最低15$(2144円)からと、ストリップの中では庶民的。一進一退から徐々に流れが悪くなり、深手を追わないうちに場を変えます。

次は北東角のシーザーズパレス。ここは最低賭け金が25$(3573円)で、殆どの卓は50$(7145円)と身の丈に合いません。

さっき前を素通りしたベラージオに戻ってきました。ここは15$卓と25$卓が半々くらい。頑張ってみたけど波を掴めずにスゴスゴと撤退を余儀なくされましたが、ベラージオの楽しみはカジノだけではありません。ロビーのこの華やかさに加え、

まるでテーマパークのような世界観の室内植物園。大きな薔薇は勿論作り物ですが、生花も大量に使って季節ごとに展示を変える無料で楽しめる素敵スペースです。

良いですねベラージオ。お金持ちになってストリップに泊まる時は是非ベラージオにしよう。そう固く心に決めたのでした。

※ストリップの交差点まで徒歩30分、4時間まで20$(2023年8月時点)の駐車場はこちら↓です。

郊外のダイナーでアメリカ式BBQに初挑戦!

ラスベガス滞在4日目の朝、そういえばアメリカに来てデニーズ以外、ダイナー的なお店に行ってないよね。そう気がついて、ラスベガス郊外にある店を訪ねてみました。

SNS DINER BBQ というこちらのお店、チェーンではないダイナーは初めてです。

広い店内(写真の3倍位ある)に入ると「好きな席座って〜」という感じなので、落ち着く席を見つけてメニューを拝見。

アメリカン・ダイナーといえばベーコンと玉子にトーストや、パンケーキの朝食のイメージですが、10時を過ぎて既に朝食タイムは終了している模様です。仕方ない、方針を転換して店のウリらしいHouse Specialies からブリスケット・ミール19.5$(2787円)をオーダーしましょう。

サイドのグリーンサラダ4$(572円)を追加してビタミン摂取です。

ブリスケットは牛の前足の内側辺りの部位で、じっくり火を通すと柔らかく仕上がり風味が強い。日本では馴染みが薄い部位ですが、アメリカ式のBBQでは一番人気と言って良いスター選手です。

1/2lb(ポンド)なので227gと量もたっぷり。締まった肉質は薄く切られて、噛むとしっかりした旨味が味わえます。辛甘いホットソースもよく合いますね。

ブリスケット・ミールにはサイド1品とコーンブレッドが付いてきます。選んだマッケンチーズ(マカロニ&チーズ)はアメリカ全土で食べられている最も簡単にして日常に根付いた料理。トウモロコシの優しい甘さが嬉しいコーンブレッドは、この後南部を旅すると連日のように食べる事になる、これもまさに日常食です。図らずもこの先旅するアメリカ南部を先取りする食事になりましたが、先に言ってしまうと、

やはり本場の名店には一歩及びません。

ちゃんと美味しかったですけどね。アイスティーも頼んでお会計は締めて29.53$(4220円)。これにチップが20%ですから、なかなか良いお値段です。

8タイプものピザを焼き分ける、ピザ好きの天国ピザロック/PIZZA ROCK!

アメリカでまだ食べていない物といえばもう一つ、そうピザです。20年以上も前、人生初の海外旅行の時にNYで1切れ1$のペパロニピザを食べただけですから、

そろそろ自分の中の、アメリカン・ピザの位置付けを更新すべき時じゃないか!

というかあちこちでピザの看板を目にして、ピザの口になっちゃったんですよね。

ラスベガスのダウンタウンで評判の良い店を探し、見つけたのがこちらのピザロック。狂乱のフリーモント・ストリート・エクスペリエンスから1本北に入った通りにあります。

1本ずれるだけでグッと人は少なくなり、カジノも更に庶民的に。こういう場末感漂うカジノは大好物です。後でしっかり楽しみました。

さて話をピザロックに戻しましょう。広い店内で「1人です」というと奥のカウンターを勧められます。

バーカウンターにはドラフトタワーが10本も立っていて、樽生のクラフトビールを楽しめるよう。パープルヘイズというジミ・ヘンドリックスに因んだビールが気になって「どんなの?」と聞くと、「ラガータイプだよ」と言いながら少し試飲させてくれました。喉を心地よく潤してくれる味は、ラスベガスの乾いた空気にぴったり。大きいサイズを注文しました。

ビールをグビリと呷りながらどのピザにしようかとメニューを見ると、

ちょっと待って、このメニューの殆どがピザですよ。

ピザのカテゴリーだけで10種類もある!

そして其々で焼く温度やガス窯と薪窯の違い、生地に使う粉の種類まで変えているのです。ここに来ればアメリカやイタリアの様々なスタイルのピザを選び放題という訳ですね。

店の奥には薪窯がデンと据えられていて、これはかなり期待できそうです。せっかくこんなに本格的な店に来たのだから、本気のアメリカン・オールドスタイルのピザを食べてみたい。

そう思って頼んだのは、アメリカン・クラシックというカテゴリからクラシック・ペパロニ21$(3001円)です。やはりアメリカのピザといえばペパロニですよね。

直径30cm強のピザは厚みもしっかりあって、トマトソースにペパロニとモッツァレラだけというシンプルなもの。確かに見るからに昔ながらのアメリカン・ピザという佇まいですが、ひと口食べて驚きました。

うわっ、これは美味しい!!

ふっくら生地の表面はクリスピーに仕上がって、粉の風味がとても良いのです。ペパロニの凝縮された旨味をモッツァレラがマイルドに包み、ビールとの相性もドンピシャ。アメリカン・スタイルを模した日本の宅配ピザや、昔食べたNYの安いピザとは全く違い、「これが本物のアメリカのピザだぜ」と言わんばかりです。税が乗ってお会計はチップ別で34.14$(4879円)。目論見通り、アメリカのピザの印象は大幅に更新されたのでした。

さて次回はラスベガスから比較的近くにある酷暑の危険地帯、”死の谷” ことデスバレーです。ラスベガス4泊のうちの中日1日を割いて行ってみたのですが、

いやいや、本気で死ぬほど暑かったですよ!

実際に行くまではイマイチぴんと来てなかったのですが、まさに “死の谷” という名に相応しい場所でした。


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