カンポットで3日間を過ごし、バスでプノンペンへ。そこで3日ほどクメール料理を食べ漁ってシェムリアップに行き、アンコールワットで世界3大仏教遺跡コンプリート!の予定だったのですが、以前このブログでお伝えしたように、
プノンペンでiPhoneのひったくりに遭っちゃいました(涙)
あまり気が進まないのですが、旅をお伝えするブログの趣旨を考えて、恥を忍んで顛末を書きたいと思います。そういう状況ですので、写真少なめですがご容赦ください。
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プノンペンへは、バンで約4時間。
ホテルに依頼していたプノンペンへの移動は、朝8時にホテルピックアップで、8USD(870円)。朝起きて荷造りをしていたら「迎えがきたわよ〜」って、
まだ7時半ですけど!?
ちょっと待ってもらって慌てて準備し、迎えのトゥクトゥクに乗ってバンの発車場所へ向かいます。
EKAREACH EXPRESS という会社。ここで15人乗りのバンに乗って、8時に出発。
バンの出発が8時じゃないですか!
乗り場の前の屋台で買った、ココナッツジュースとパンが朝ごはんです。連日のバイク遊びに身体が疲れていて、ウトウトしているうちに、バンはプノンペンへ。
カンポットから来ると都会ですが、ゴミゴミした町には、実際ゴミがあちこちに落ちていて、
カンポットよりは治安が悪そう。
そう、後付けじゃなくて、実際着いた時に思っていたんです。バンを降りて寄ってくるトゥクトゥクをかわして、グラブでホテルへ向かいます。ちなみに寄ってきたトゥクトゥクは言い値5USDで、値引いて3USD。グラブは1.3USDです。プノンペン、ボリすぎ!
ホテルのWIFIが繋がらないのが、かなりキツイ。
プノンペンの宿は3泊で3235円。街中にあって、個室にトイレ・シャワー付きでまあまあ安いのですが、着いてみたら、
WIFI壊れちゃった(テヘペロ)
「修理呼んでるけど来ないのよね〜」早くても治るのは翌日午後とのこと。大変不都合ですが、まあSIMもあるしと思ったら、これが後々重たく響くことになったのです。
昼ごはんに、クメール料理の代表選手アモックを食べる@ROMDENG。
その土地の料理を体験するのに、ローカル食堂と評価の高いちょっと高めのレストラン、なるべく両方行くようにしているのですが、このお店は後者の方。
某有名旅行ガイドにも載っていて、上の写真のように、
タランチュラが食べられる!
という触れ込みだそうですが、この店に来た理由はそれじゃなくて、
クメール料理を代表する料理、アモックが美味しい。
という口コミを見たからです。社会取り組みの一環で、職業訓練の場を提供しているというのもポイントが高い。意識高い系は料理も手を抜いていないという読みです。
オススメされたドリンクのココナッツ&ライムのミルクシェイク4.25USD(462円)。さすが高級店という値段ですが、
邸宅のようなお店に、
プールまであるんですからね。
泳ぐかって聞かれて、断りました。
味はもちろん美味しかったです。高いけど。
そしてこちらが、フィッシュ・アモック 6.75USD(734円)。バナナの葉に包まれての提供です。
アモックにも色々作り方はあると思いますが、主に魚をメイン食材として、ハーブや香味野菜のペーストと炒めて卵やココナッツミルクを加え、
最後にバナナの葉に流し込んで蒸して仕上げる
そうです。副材料にはガランガル(生姜に似たもの)やレモングラス、ニンニクにピーナッツなど、最後に蒸すこと以外は、
バリ島の料理に近い。
全体に辛さはあまりなくて、やや甘い味付け。特徴的な材料としては、
この葉っぱ、独特の香味が味にひっかかりを作っているのですが、何なのか聞いてみたら、
これはアモック・リーブスだ。
アモックの葉って直球な名前ですが、これは学名をMorinda Citrifolia という植物の葉。ノニとか他の名前で、東南アジアでは葉や実を食材として使っているようです。まだまだ知らない食材が沢山ありますね。さて、その後町を歩いたり、ホテルに戻って調べものをしているうちに、夜ごはんの時間。そこで事件が起こったのです。
交差点で、バイクにiPhoneを引ったくられる。
日が落ちると街灯が少なくてやや暗めのプノンペンの街。夜ごはんを食べようと、宿から出て歩き始め、場所を確認するのに立ち止まってスマホを見ていました。通信容量節約のために機内モードにしてオフラインマップを見て、
おそらく1分近くその場に立ち止まっていたでしょうか。
暗いといっても人の顔はよく見えるくらいで、周囲を見渡せば10人以上は人がいる場所。特に怖いと感じるようなところではなかったのですが、おそらく前から狙われていたのでしょう。
目の前に持っていたスマホを、横からバシン!
バイクで走りながら、正確に奪っていきました。通り過ぎながら、こちらを見て「してやったり」という顔をしているのが分かるくらいの近さ。反射的に大きな声を出して100mほど追いかけたのですが、当然追いつくわけもなく、ずっと先の角を曲がって消えていきました(追いついたら追いついたで怖かったですけどね)。焦りと興奮で、その場にいた人に「iPhone 盗まれた!」と言ったら、
あぁ、あるよね~。
といった反応で、全く驚いた様子がないのも怖かったです。悔やんでも後のまつり。後悔しきりですが、反省は後にまわして対応策の優先順位を急いで考えました。
- i cloudにアクセスして、不正使用防止の措置(紛失登録やデータの消去)
- 不正利用されそうなアプリ等のパスワード変更
とりあえずこれだけはやって、それからこの先の旅についても練り直しだなあと考えました。警察への届け出も検討したのですが、海外旅行保険はケチケチの最低限、iPhoneの保険も未加入、クレジットカードの保険は旅に出てからが長いので対象外なため、保険適用のための届け出は不要。どうせ絶対に帰ってこないのだからと、時間節約のために省略することにしました。さてそこで問題となるのは、i cloudにアクセスするには電波が必要。
そして、ホテルにはWIFIが飛んでいない!
痛恨の巡りあわせです。夜なので外でWIFIを使わせてもらえるのはバーくらい。必死の顔でビールを飲みながらパソコンをいじる、傍から見たら異様な状況です。i cloudで盗まれた端末の状況は随時チェックしていたのですが、おそらく画面ロックを解除できないようでオフライン状態が続き、それなら不正アクセスもされない筈と思いながら、オンラインになった時点で遠隔でデータ抹消されるようにしたいのですが、i cloudの、
2ファクタ認証というのが突破できず登録が進みません。
登録されている自分の電話番号を入力するだけなのですが、いつ登録を変更したのか、把握している自分の番号のどれを入れても認証されませんでした。翌朝ホテルの人に相談し、電話を借りてアップルサポートに電話した所、
アップル側では一切手続きできない。電話番号が分からない場合、最新のiPhoneからなら2ファクタ認証無しで登録ができるかもしれない。
という回答。食い下がってもダメなものはダメだというので、それなら一刻も早く新しいiPhoneを入手しないとと、
急遽、香港へ飛ぶことにしました。
カンボジアで新型iPhone、売っていないですしね。3泊支払い済の宿を1泊でチェックアウトし、その後のシェムリアップの宿と購入済のバスチケットも諦めて、午後のフライトを手配。その間、重要なアプリのパスワードを変更してと、なかなか忙しいのですが、
これを全て、昨夜お世話になったバーに再訪して、ビールを飲みながら。
緊迫しているのか、余裕があるのか、なんだこれという状況ですが、それも全て宿のWIFIが使えないせいなのです。
香港への移動中に、香港デモの影響と安全性をネットで情報収集していたのですが、
これもスマホがないと、めちゃくちゃ不便(悲)
ノートPCの他に、マレーシアで買った性能の悪いタブレットがあったので、それもフル活用しまし、
引ったくりに遭ったカンボジアから、デモで荒れる香港へ。
緊張状態が続きますが、行ってみたら香港は、外からイメージしていたよりは街に活気もあって危険な状況もあいませんでした。何人か現地の人に聞いたけれど、デモに近づかなければ大丈夫とのこと(注:デモが危険というよりも、デモに絡んで一般人にまで手を出してくる警察や体制側の仕掛け人が危険という認識です)。無事、新型のiPhone 11 PRO MAXを手に入れて、i cloudにもアクセスすることができて、
アクセスした途端、新しいスマホに前に使っていたアプリが一斉にダウンロードされてびっくり!
ほぼ以前と同様に使えるようになりました。クラウドって便利ですね。それでもLINEアプリのアカウント引継ぎが大変だったり(問い合わせフォームから連絡して、電話で話をして、特別措置で一定時間認証をスルーして引き継ぎできるようにしてくれました)、ネットバンキングを使えるように手配したり、
全てが日本在住前提なので、かなり面倒。
まる2日ほど手続きやクラウドの写真のダウンロードに費やして、再び旅を再開することにしました。カンボジアに戻ってシェムリアップへ行くことも考えたけれど、
記憶が生々しいまま、カンボジアに戻る気がどうしてもしなかったので、
アンコールワット遺跡は次回にまわして、バンコクへの航空券を手配しました。
今回の反省点。
手続きをしながら、嫌でも後悔と反省が頭の中をグルグルするのですが、特に反省すべきと感じたのは、まず東南アジアだからと多少油断していたこと。そして、スリには十分気を付けていたけれど、
力づくの強奪への警戒が薄かったこと。
これにつきますね。これからますます治安の悪い場所へも行くことになるので「もう絶対やられないぞ!」というのは不可能だと考えて、可能性を下げる、やられたときのリスクを分散するということを徹底していきたいと思います。
次回予告
どうやら選挙前でデモが落ち着いていたという香港ですが、それでも羽を伸ばして旅を楽しむには厳しいので、早々にバンコクへ飛びました。前回副作用で寝込んで中途半端になっていた予防接種を受け、副作用の様子見と骨休めを兼ねて10日ほど滞在しました。
黄熱病のワクチン打っておかないと、アフリカや南米で入国できない国がありますからね。
前回のような観光はほとんどしなかったのですが、とはいえやっぱりバンコク、
美味しいものが沢山あって、その辺のお話を書きたいと思います。
写真もなく、楽しい話でもないのですが、長々読んでいただき、ありがとうございます。
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