いよいよ今回から、ネパールのメインイベント『プーンヒル5日間トレッキング』をお送りします。行くまでは「5日も歩くなんて正気の沙汰じゃない」とか、「途中でギブアップしたら恥ずかしいよなぁ」とか、
激しくヘナチョコぶりを発揮していたのですが、
案ずるより産むが易し。天気は良いし、道はなだらかだし「これなら全然いけそう!」と感じたトレッキング1日目の前半です。
※1ネパールルピー=0.97円。ほぼ日本円と同額なので、ネパール篇では個別の日本円換算は記載しないこととします。またネパール篇で単にルピーと記載したものは、ネパールルピーのことだとご理解ください。
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8:00 まずは車でナヤプル/Nayapul へ!
1月31日(金)朝8時、ホテルでしっかり朝食をとった後、Eastern Light Trek の迎えの車に乗って出発です。同行しないけれど、メールでやりとりしていたデヴさんがわざわざ見送りにきてくれました。
あァ、いい人だ。
今回5日間一緒に行動する、ガイド兼ポーターのツァクラとも初顔合わせ。笑顔が爽かな好青年です。すぐに出発して、ドライバーも含め3人の車中はあまり会話もなく静か。まあツァクラとはずっとマンツーマンで行動するので、焦ることはありません。
天気は上々。車窓からマチャプチャレがくっきりと見えています。
トレッキングの出発点であるナヤプルに近づくに連れ、
道がかなりワイルドに。
ぐわんぐわんと振り回されながら、1時間15分でナヤプルに到着しました。
ここがナヤプルの出発地点です。
車から荷物を出して、ここからは2人での行動となります。
まずはチェックポイントで手続き。ここでTIMSカード(トレッカー登録)のチェックがありますが、ツァクラがやってくれるので見ているだけ。未だにTIMSカードの現物すら見ていません。
雨具として使うらしい、大きなビニールをツァクラが買ってくれます。
うーん、やっぱり自分で持ってくればよかったかな・・・。
これ着る状況にならないことを祈りましょう。
橋を渡ると再びチェックポイント。
自分でやっていないのでよくわからないけど、こっちはアンナプルナ保護区域への入域許可証(ACAP)のチェックだと思います。
これが済んだら、ようやくトレッキング・スタートです!!
快調の歩きだし!ナヤプル~ヒレ
トレッキング中に使っていた地図アプリはGoogle maps ではなくてMaps.me。グーグルはやはり細かい道にはとても弱くて、全然ダメでした。Maps. me にも載っていない道はごく一部ありましたが、概ね使えるし、GPSも機能するので、事前に行動エリアの地図をダウンロードしていくのは必須ですね。更にMaps.me で経路検索すると、地図の下部に時間と距離、
さらに高低差まで出るのが素晴らしい!
これを見てどれくらいハードかを想像して「うげぇぇ」とか「ははーん」とか、心の準備をするのです。今回は登り480m。
「ははーん」の方です。
9:30 トレッキング開始!
チェックポイントを超えたら、いよいよ歩き出します。既にわたしの荷物の大きい方はツァクラが背負ってくれています。
グリーンのザックがわたしの荷物。括り付けてある黒いのが寝袋です。自分で持ち歩く荷物の中には、一番重くても水くらいで軽々。
人に荷物を持ってもらうなんで子供の頃以来です。なぜか少しだけ、胸がチクっとしますね。
貸してくれた登山用の杖。これまで他の人が使っているのをあちこちで見ていたけれど、自分で使うのは初めて。慣れてくるとこれ、
めちゃくちゃイイ!!!
登りでも役に立つけど、下りの負担がだいぶ減ります。こんな良いものがあるなんて、屋久島でもインドネシアでも、誰も教えてくれませんでしたよ。
快晴の中、なだらかな坂を気持ちよく歩いて30分。ちょっと早いですが、最初の小休憩です。
流れっ放しの水場で15分ほど休憩。ここでようやく、ツァクラと話ができました。
口数が少なめなツァクラは、ガイド6年目(5年だったかも)の中堅どころ。20過ぎで若い彼に好みのタイプを聞くと、
韓国人。
どうやら韓国語の勉強もしているようです。韓国語と韓国の女の子、どっちが先かは聞かないでおきましょう。
この辺りはまだ標高も低く、ポカポカと暖かい陽気。体を動かすと暑くて上着はいらないくらい。歩いているとこの辺りの住んでいる人ともすれ違いますが、
ヤギの群れにも遭遇しました!
一見羊にも見えますが、シッポがピョンとしているので羊ではなく山羊だと思います。でもレストランで山羊肉って見なかったよなぁと思って調べてみると、ネパールではバングラディシュと同様、
レストランでマトン書かれていたら、山羊のことだそうです。
ということは、マイリ・バンチャ・ガールで食べたマトンも山羊だったのか…。
ちなみにネパールでは、マトン(山羊)は水牛(Buffalo)かそれ以上の高級肉です。
山羊が通り過ぎるのを待ってトレッキングを再開します。アンナプルナ保護区といっても、この辺りはまだ入り口も入ったばっかり。道も整備されているし、この辺で生活している人とも良く会うし、トレッキングというより、
気持ちの良いお散歩気分です。
学校なんかもありますしね。
10:45 お昼ごはんのダルバートがうまい!
まだ2時間も歩いていませんが、ツァクラから、
お昼食べる?もっと後がいい?
と聞かれて即答です。「食べる!」
炭水化物攻めなメニュー構成ですが、野菜のみのダルバートが450ルピーって結構高い。チキンダルバート600ルピーなんて、町では高級店レベルですが、
ここはまだ序ノ口。奥へ行くほどもっと高くなってきます。
自腹だったら抵抗がある値段ですが、3食全て込み料金。ツァクラも「何でも好きなの食べてよ」というので、遠慮なくチキンダルバートを注文。40分も待ってようやく出てきたダルバートは、
お、なかなか豪華です。
タルカリに野菜3種類も使っていて、色使いがキレイ。ダルもそこはかとなく優しい味で、なかなかイケます。ツァクラも同じダルバート。必ずではないけれど、やっぱりほぼ1日2回ダルバート食べていました。
「飲み物もいいよ~」というのでコーヒー。
山里の風景を眺めながら、食後の休憩もゆっくりとって12:00にレストランを出発しました。
お散歩レベルのなだらかな道が延々と続くわけもなく、ようやく登りらしい登りが出てきました。
でもまだ、これくらいならナガルコットの方がきつかった。軽く息を弾ませながら軽快に登っていきます。
30分ちょっと登ってまた小休止。初日だからか、ツァクラもかなり頻繁に休憩を入れてくれます。
先客のワンコは大人しくて、人懐っこい。
ワシワシ撫でまわして楽しんでいると、ツァクラから声がかかりました。
もうすぐヒレに着くんだけど、良かったら今日ウレリまで行っちゃう?
本日のゴールであるヒレ/Hille までもう近いのだそうで、ウレリまで行っておけば2日目が楽になるとのこと。うーん、どうしよう。
Maps.me で経路検索してみると、ヒレからウレリまでは2.6km。距離はいいけど、問題は570mlの登り。ヒレまでの登りが480mですから、ウレリまで行くと一気に2倍以上になるのです。行けそうな気はするけれど、問題はツァクラの言う、
「ヒレまでもうすぐ」が本当かどうか。
いや、彼を疑っているわけではないのです。ただ日本人同士だって東京と北海道の標茶町じゃあ、“すぐ” の距離感は違う訳で、ましてやここはネパール。すぐが1時間かもしれないじゃないですか。ここは自らを過信せず慎重に行こうと「ツァクラ、おれもできればウレリまで行きたいけど、ヒレに着いてから決めていい?」と保留作戦。分かったというツァクラに続いて出発し5分後。
ヒレだよ。
まさか“すぐ”について、逆の意味で驚くことになるとは思わなかった。
おいツァクラ、だったらヒレに着いてから休憩すりゃあ良かったじゃないか。
と思わないでもないですが、行かないと言ったらここに泊るんですもんね。そりゃ村に入る前に確認するわけです。時刻はまだ12:43。
よし、ウレリまで行っちゃおうか!
とツァクラに声をかけて、再び歩き始めたのでした。
次回予告
時間的にも体力的にも余裕があり「これはウレリまでも楽勝だな」と思っていたら、ヒレから後がなかなかハード。ガイドのツァクラや地元の人たちの健脚に尊敬の念を覚えたのでした。着いた宿ではべらぼうに高いけれD、
抗えないコーラの誘惑。
次回トレッキング1日目の後半戦。ヒレ~ウレリです。
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