バタッドから深夜にバギオに戻り、荷物を預けていた3BU HOSTELで2泊。まる1日バギオ滞在を確保したのは、前回行けてなかったメジャースポットを回るためです。タクシーをフル活用して、1日で回ってきました!
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まずはブランチ。新鮮野菜のFarmer's Daughter Restaurant!
前日の疲れを引きずりつつ、朝7時に起床。宿併設のカフェでカプチーノを飲みながら作戦を練ります。すぐにでも外に出かけたいところですが、
バタッドで汚れに汚れた洗濯物を、どうにかせねばなりません。
特急でやってくれる所を見つけるのがベストという結論で、ホステルの人に聞いたクリーニング屋へ行ってみるも、
今ちょうど混んでるから、仕上がりは3日後ね。
もういいです。自分でやります。
結局コインランドリーで洗濯機を2回まわし(汚れがひどかったのです)、11時にようやく出発。まずはブランチがてら、バギオの高原野菜が食べられるというFarmaer's Daughter Restaurantへ!
タクシーで約20分、料金は119ペソ(252円)です。
11時半で店内はほぼ満席。既に食事を終えている人もいて、早い時間から混む繁盛店のようです。
看板メニューを聞くと、Kinuday jen Baboy120ペソ(254円)、スモークした豚肉を炒めたものとのこと。それと、この店に来た目的の、Pako-pakoというサラダ90ペソ(191円)をオーダー。
スモークされた豚は、脂身がほとんどなくて、噛み締めると肉の旨味がじんわり。奇をてらわない素直な料理です。
Pako-pakoは、メニューの説明にriver-fernのサラダという記載。fernはシダのことで、川辺で採れるシダ類でしょうか。
シャキシャキすっきりして、久しぶりに爽やかな野菜を食べました。
値段も手ごろな設定で、きちんとした食材を安心して食べられる、良店です。
ついでのTAM-AWAN VILLAGE。
Farmer's Daughter Restaurantのほぼ隣にあるのが、こちらの施設。この辺りの山岳民族の文化や、芸術に触れられるということで、チラリと寄ってみました。
観覧料60ペソ(127円)を払って中に入ると、早速それらしいトカゲアート。
山村の米蔵を移築したものや、
村の集会所なんかが展示されてます。
登ったり降りたりの散歩を15分位していると、
アートカフェがありました。
小さな美術館も併設されていて、現代アートが展示されています。この辺の作家さんなんでしょうかね。
入館料60ペソ、うーん高いな。
時期外れのストロベリーファームはやはり・・・。
次の目的地はバギオ名産イチゴ農園。タクシーで136ペソ(288円)です。バギオのイチゴの旬は11月~翌5月だそう。今は閑散期のようで、イマイチ盛り上がりがありません。
店で売っているのは苺ジャムにフルーツワイン、
一応イチゴも売っていますが、小さいパックで150ペソ(318円)。安くもないし、旬じゃないしで、今回は見送り。
広大な農地にハウスがずーっと続いていますが、苺じゃなくて野菜を育てているのも目立ちます。
農園の中を通る道に露店がずらり。ここも閑散として寂しい限り。時期外れのストロベリーファームに何故わざわざ来たかと言うと、フィリピンの豆腐スイーツ「タホ」のイチゴ版、ストロベリータホが食べられるという情報があったから。
店の人に聞いたら「その辺に売り歩きの人がいるんじゃない?」というのですが、どこを探しても見当たらない。
イチゴアイス屋は何人もいるのに。
しかたない、アイスで手を打ちましょう。
サイズを聞かれて小さいのを選ぶと、ほんとに小さいので30ペソ(64円)。うん、これくらいがちょうど良いです。
味は意外にもイチゴの果肉入りで、結構うまい。
時期に来るとイチゴ狩りもできるらしいので、もっと楽しめるのでしょう。
超有名な女子修道院のジャムとクッキー。
バギオ観光で必ず名前が出てくるのが、前述のストロベリーファームとこのグッド・シェファード・コンベント/Good Shepherd Conventのウベジャム(紫色の甘い芋のジャム)とイチゴジャムです。
脇にある陳列棚で買うものを品定めして、
いくつもあるカウンターで対面販売。話によると、すっごい行列だというのだけど、
並んでいるどころか、お客さん自体が数えるほどしかいません。
不吉な予感を覚えつつ話をしてみると、
ウベジャムもイチゴジャムも、もう終わっちゃったの。ここで収穫できる時期しか作らないから・・・すみません。
しかたないので、おすすめを聞いてお土産を少しだけ購入。
敷地内のカフェでウベジャムを使ったメニューがあったけど、当然こちらも品切れ中。フレッシュのイチゴジュースにカラマンシ(柑橘)をしぼったのと、クッキーで雰囲気だけ味わいます。併せて85ペソ(180円)。
イチゴがすっ飛ぶくらい、カラマンシーが効いている酸っぱいジュース。
ちょっと甘すぎるけど、これはこれでアリです。クッキーも美味しい。それにしても妙に間が悪いことが続きます。夜の部で挽回しないと・・・。
再訪!ペッツ・ブラローハン/Pet's Bulalohan。
一旦ホステルに戻ってひと休みした後は、バギオ初日に行ったペッツ・ブラローハンを再訪です。相変わらず行列のできる繁盛ぶり。目当てはこの地域の独自料理と聞いたピニクピカン/Pinikpikanを食べることですが、
あーごめん、きれちゃった。
今日はほんとに間が悪い。じゃあというのでお勧めのブラロと、前回食べ逃したシシグをオーダー。
ブラロは骨髄入りの牛のスープ。この店のは肉が固いけれど、
スープは絶品!
本場タガイタイで食べたのよりこってり系です。ハーフサイズで55ペソ(117円)
シシグも具材を色々選べるのですが、ポークとチキンの合い盛り90ペソ(191円)をオーダー。アンヘレスで食べたのより脂身少なめだけど、
調理油たっぷりなので、結局ガッツリ系メニューです。
ごはんがススムこと!目当てのメニューは外したけど、なんだかんだ楽しめる良いお店です。
超絶技のマッサージに色んな意味で悶絶!
バギオの最後に行ってみたいナイトマーケットは夜9時から。まだ1時間半ほど時間があるので、通りかかったマッサージ店で1時間コースをお願いしました。
入り口では気づかなかったけれど、どっちかというと美容系のメニューが多く女性メインのお店みたい。
男性のマッサージ師でもいいですか?
いや、上手ならどっちでも良いのですよ。わざわざ確認することに若干不安を覚えながら、パンツいっちょで待ちます(←フィリピンではこれまで100%このスタイルです)。入ってきたオジサンマッサージ師は、わたしをうつ伏せにすると、パンツを思いきりずり下げるじゃないですか。
いま、見えちゃいけないとこまで見えてませんか?
尻から肩にかけてグイグイ揉みほぐして脚に移ったら今度は、パンツを右下からズイっと上げ、右の後は左も。
この時点でTバック状態です。
仰向けになってからも、妙に当たっちゃいけないとこに手が当たるし、
おじさんゲイの方面のかたでいらっしゃいますか?
疑念がぬぐえないものの、マッサージの技術自体は文句なし。
というよりむしろ、超絶技巧と言って良いレベルです。
ひとつひとつの揉み方がすごく早いのに、雑な感じが一切しない。そして行程と行程の間が流れるように移り変わるので、
2人同時に攻められているような高密度。
足の指先から頭のてっぺんまで、文字通り全身くまなく、繰り返し繰り返し揉み込んでくれます。終わってみて、あまりの充実感に30分はオーバーしているんじゃないかと時計をみたら、
5分残ってました。
でも、これだけやってもらったら「短いよ~」なんて文句は言えません。350ペソ(742円)とは思えない、極楽のマッサージでした。気持ちの面ではヒヤヒヤしたけどど・・・。
早変わりのナイトマーケットは、開始前から見ましょう!
バギオの目抜き通りハリソンロードで毎晩9時から行われるナイトマーケット。8時45分に行ってみると
まるで難民キャンプのよう。
出店者が道路封鎖を待っているのですね。55分になると一斉に店舗の設営を開始。
これから準備するんじゃ、まだ暫く始まらないなあと思っていたら、
あれよあれよと店が出来上がっていきます。
9時には一部商品がならび始めたと思ったら、西側のフード屋台はもう営業を始めていました。
毎日とはいえ、鮮やかな早変わり!
お客さんもどこから湧いて来たかというほどごった返し、大繁盛の麺料理屋の前には人だかりです。
ガンガン料理を作っていくライブ感のあるナイトマーケット。台湾の夜市を思い出します。
トウモロコシ屋に見慣れる白いものを発見。聞いてみるとこれもスイートコーンだそう。想像がつかないので1つ買って味を見てみます。1個30ペソ(64円)。
ココナツがかかって、ドロドロ。おそるおそる口に入れてみると、
あっま~~~い。激アマです。
フィリピンで完食できないものに、初めて出会いました。
今度はAGAR-AGARと書かれたピンク色の飲み物。理解できないものに出くわすと取り敢えず聞いてみる。
フィリピンで身についた習性です。
聞くのはいいんだけど、
聞いても分からないと買っちゃう流れになるのが困った所。
おばちゃんの説明は「ゼリー」の一言。1杯10ペソ(21円)というので試してみます。
やっぱり、あっま~~~い。味も何もなく、ただただ激アマ。
学習能力がないとしか言えません。あとで調べたらAGAR-AGERというのは寒天のこと。知的好奇心を発揮する場所を間違えましたね。
それにしてもこのナイトマーケット。そこここに激安商品が並んでいます。4 for 50って、4つで50ペソですか?それがホントなら1着27円ですよ。
ここは1着20ペソ(42円)で3着買うと50ペソ。とはいえ、まあ買うものは無いよね・・・と流して見ていたら、
ハンドメイドのサンダル150ペソ(318円)。これはもしかして女性的にはアリなんじゃないですか?と思いつつも、
フィリピン生活3か月を過ぎて自分の美的センスに自信をもてなくなるこの頃
日本に持って帰ったら途端にダサく見えるなんて、ありそうですよね。女子じゃないのでオシャレ方面はさほど深刻じゃないのですが、ビジネスとか対人関係のセンスも確実に変化していくことでしょう。
それがズレちゃったになるのか、ひと皮剥けたになるのか、
なんていうことも長旅の成否を決めるひとつかもしれないなぁ、と考えるこの頃です。
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