おはようございます、ミャーです。合間合間に観光を挟んでせっせと歩いているのに、
“確実に太りつつある危険な街”
美食のペナン編をお送りしています。さて話は3日目。街に点在するローカル市場へ生鮮食品を卸しているという、市場の中の市場、卸売市場へ行ってきました。市場の後は水上集落 チュー・ジェッティー/Chew Jetty 見物。さらにペナン島に多い福建省系中華移民の名物グルメ、ホッケンミー/Hokken Mie の2軒食べ比べと、ペナンで一番“長い”カフェをレポートします。
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ペナン島の卸売市場に行ってみました! Pasar Borong Pulau Mutiara。
空港からのグラブ運転手さんに教わった、ペナン島の市場や飲食店へ生鮮食品を卸しているという卸売市場。googlemapにも登録がない場所で、どんなところか想像もつかないけれど、何はともあれ行ってみましょう!
南北を走る大通りから東に入ると見えてくるD' Orient Mall。ここの区画なんだけど見当たらないなぁと、奥まで行って左に折れてみると、
おお!市場って書いてある。奥の方で野菜を売っているので、行ってみます。
お客さんの気を引く為のディスプレイなんか全くなくて、
とにかくあるものを地べたに並べた店が大半。
色気も素っ気もないけれど、一般客向けじゃない感じがして、そんな雰囲気も堪りません。
中の通路に入ってみても、雰囲気は一緒。卸売市場だけどちょっと気怠い空気と規模間が、
東京・千住にある足立市場に近い。
おっ。これはフィリピンでお世話になったカラマンシじゃないですか。値段を聞くと、4RM(104円)/kgとフィリピンより更に安い!
これを水に絞り入れたカラマンシ・ウォーターが、ビタミンC不足には最強。
500gでも売ってくれるというので、2RMで購入しました。
宿で作って飲んだら、体中に染み渡りました。こっちでは生野菜殆ど食べられないので、身体が欲しているのがわかります。
大量のココナッツを下ごしらえ。あれだけ料理に使うなら、それは大量に必要ですよね。野菜とフルーツしか見当たらないので、暇そうなオジサンをつかまえて、
魚とか肉は売ってないの?
と聞くと「1番に行けばあるぞ」と。
なるほど。入り口の上に薄く書かれている番号ですね。行ってみると確かにありました!
魚にお肉。
でももう店じまい寸前という感じ。これから各所に配達されるように仕分けされたものの残りが並んでいる感じです。8時過ぎに着いたけど、卸売りだからもう少し早く来なきゃ駄目だったのかもしれません。
精肉鮮魚市場の奥には食堂街があります。こちらも半分以上閉まって閑散としているけれど、お弁当屋さんは忙しそうに準備中。この銀色のお弁当箱が、妙に美味しそうに見えるんですよね。
せっかく来たので、開いている店で何か食べたいところです。
うん、ここがいいな。
魚の団子が美味しそうだったので、それを入れたお粥を作ってもらったら、5RM(130円)でした。座って待っていたら、向かいのコーヒー屋からオジサンが出てきて、
コーヒーいるか?いるだろ?
積極的に営業してくれるので値段を聞くと1.1RM(29円)。安い!
特筆すべき美味しさという訳ではないけれど、あっさり目の出汁がきいて胃にやさしい中華粥は、朝ごはんにぴったり。市場だからかはわからないけど、
魚団子がジューシーでフレッシュ感があって旨いです。
もしかしたら雰囲気でそう感じてるのかもしれませんね。
付け合わせの唐辛子漬けは醤油と酸味が効いていて、胃がポカポカとしてきます。軽めの食事でエネルギー補給をした所で、ペナン観光の定番、水上集落に向かいます。
周一族の水上集落、チュー・ジェッティー/Chew Jetty。
ペナン島の中心街ジョージタウン東海岸沿いには、海上にせり出した水上集落があって、有名な観光スポットになっています。
区画の入り口には、姓周橋の文字が。ここには今も周さんという苗字の方々が現役で生活しているのです。
もうここは海の上。入場料が無いのでふらりと入り易く、お土産や飲食のお店が商売として成立するのでしょう。
天才ですね(こじつけました 汗)
正直あんまり欲しいものはないです。
これたまに見ますね。
ペナン島で有名なウォールアートは、お土産Tシャツの定番。
UFOキャッチャーコーナーみたいなのまであって、商魂たくましい。でもふと店の脇を見ると、
生活感のある風景が見られたりして、おお!となります。
橋の突端で漁具の手入れをする人。こんな光景の方が惹かれます。
見るだけ見せてもらって、お金落としてないなぁと考えていたら
おっ、ドリアンのソフトクリーム発見!
ペナン島は有名なドリアンの産地らしいのですが、今は時期外れで市場でも見かけませんでした。ちゃんとフレッシュドリアンを使って手作りしてると書いてあるし、買ってみましょう。1個6RM(156円)
うおう、アイスなのに臭い。
濡れ雑巾のような匂いと、まったり濃厚な風味はしっかりあります。ドリアン風味の再現度は高くて、それなりに食べやすいので、ドリアンに興味はあるけど躊躇しちゃう人にいいかもしれません。
ホッケンミー食べ比べ〈 1軒目〉正宗橋頭福建蝦麺
中華圏からの移住者(華僑)か多いマレーシアですが、
ペナン島は福建省、イポーは広東省
というように出身地の色分けがあるそう。そして福建式のえびラーメン、ホッケンミー/HOKKEN MIE が旨いと聞いて、食べられる店を調べてみると、良さそうな店が2軒ある!
“1軒だけより2軒、3軒と食べていくことで料理の実像に近づける”
と考えて、関心のある料理はできるだけ2軒以上の店で食べるようにしているのです。まずは7:00~14:30営業の早い時間の店、正宗橋頭福建蝦麺へ!
ショーケースに麺が2種類あり、もちろん選ぶこともできますが、ホッケンミーの醍醐味はミックス!
つまり両方入れちゃうのです!
おすすめに従って、豚のリブと卵をトッピングした豪華版です。透明なスープに少し赤みがかったタレが浮いています。
ひと口啜るとまさにエビ!
口の中がエビの旨味に満たされます。これは旨い!
ご覧の通りのミックス麺。中華麺とビーフンみたいな麺をまとめて食べると
口の中が賑やか!
ちょっとしたことなんだけど、食べて楽しいひと工夫。よく考えますよね。
口コミでお薦めされていたIce White Coffee。練乳とクリームが入ったような、
メチャクチャ甘いミルキーな飲み物でした。
誤って金額のメモを消してしまったので、値段がわからなくなってしまったのですが、そう高い金額ではありません。量も軽めなので、食べ歩きのオヤツ代わりにも良いかもしれませんね。
センスの良いお土産街と、ペナンで一番「長い」カフェ。
チュー・ジェッティから400~500Mの所にあるヤップコンシー/Yap Kongsiという中国寺院。この一角に、ペナン名物ウォールアートの大物が固まっています。
観光客が多い目抜き通り
でもあり、お土産物屋さんもたくさん。チュー・ジェッティのような如何にもなお土産グッズではなく、
センスの良い雑貨などが買えるのがこの辺り。
ウォールアートは次回まとめてご紹介するので、今回は雑談屋さんの雰囲気をちょこっと。
中国雑貨が多いけれど、本土とまた違うアジアンエスニックなテイストも。
日本に帰るなら買っていきたいものが、ちらほら。
この子がほしい。ペナンの猫はまるまるとして毛並みの良い、幸せそうな子が多くて堪りません。
前脚かわいい!
きれいな布や
バック、小物入れ、食器などなど
美味しいものに、楽しい街歩き、お土産まで揃って、ペナン島はほんとうに観光にぴったりなところです。
さて、そんなお土産街からも近い チャイナ・ハウス・レストラン/China House Restaurant。道路に囲まれた1ブロックの真ん中を貫くように店があり、ペナンで一番長いカフェだそう。
宿のおじさんのお薦めなので、休憩がてら寄ってみました。
東西どちらからでも入れますが、西側がメインの入口。中に入ると、たくさんの種類のケーキとペストリーが。
宿のおじさんから「ここに行ったらケーキがお奨め!」と言われていましたが、おじさんがおじさんにケーキを薦める。
日本だったらシュールすぎる場面ですがここは海外。
食べたければ食べればよいのです。
ケーキを食べるのは、恐怖のフィリピン・バースデーケーキ以来です。一番人気というティラミス風のスポンジケーキ、アルコール入りと無しが選べたので、もちろんアルコール入りをチョイス。
で、でかい(汗)
高さ20cmはあるけど、お酒が染みて少し大人なテイストなので美味しく食べられました。海外でよくある甘すぎな感じはないので、日本人の口にも合うのではないでしょうか。
コーヒーと合わせて31.5RM(819円)。食べ終えて、店の中を通って反対の東側出口へ。
細長い店を何個も繋げたような面白い造り。中庭もあります。長いからなんだという話ですが、自分のお気に入りの場所を探してゆっくりお茶をするのは良いかもしれません。
ホッケンミー食べ比べ〈2軒目〉三条路888福建面
さて、女子旅ガイド的な脱線をしましたが、再び当ブログのホームグランド的ローカル食堂へ舞い戻ってきました!あぁ落ち着く。
先にご紹介した正宗橋頭福建蝦麺が早い時間のお店だったのに対し、こちらは遅めの16:30~23:00営業。通りからちょっと奥まった、上の写真のブースでホッケンミーを注文できます。
トッピングの値段も明記されていて、現物が目の前にあるから注文しやすいですね。
さすがにケーキの重たさが胃に残っていて、ガッツリしたのは厳しいと選んだのは
ホッケンミーの小、麺ミックスで玉子と肉丸トッピング。
7RM(182円)を払い、その場で料理を受け取って席へ持っていきます。席に着いたら「飲み物は?」と聞いてくるので、アイスティー1.2RM(31円)をお願いし、
さぁ実食です!
さっきの店より赤色が濃いですが、実はそれほど辛くはない。但し注文した時に「辛いの大丈夫?」と聞かれて「大好きです!」と答えた結果の、
レンゲの上のサンバルが激辛です(炎)
スープを飲むのにレンゲのサンバルを降ろさなければなりません。
つまり少量ずつ調整なんてムリ。全部スープに入れる以外ない男前システムです。
辛くてちょっとむせるくらいだけど、
辛さに負けない旨味がしっかり、エビ感もガッツリと感じられます。
2種混合麺は心なしか先ほどの店より固めで、食感の妙をより楽しめる印象。
うん、これは旨い!
エビ系の麺といえば、台南の坦仔麺(タンツーメン)も有名ですが、
ぶっちゃけて、こっちの方が何倍も旨い!
2軒比べて、わずかに三条路888福建面に軍配が上がりますが、どちらも美味しくてお勧め。時間の都合で選んでよいレベルだと思います。ちょっとクセのあるアッサム・ラクサが苦手な人も、こっちは楽しめると思います。辛いのが苦手なかたは辛くしないで!」と言えば大丈夫ですしね。
ちなみに、帰りに通りがかった三条路888福建面の向かいの屋台。あまりに素敵な笑顔をいただいたので、思わず立ち寄ってしまいました。
炒果角という、米粉を豆腐のように固めたものを炒めた料理です。
鶏の玉子(鶏蛋)入り3.5RM(91円)です。
ぷるんと柔らかく、味も見た目ほどクドくなくて、軽いおやつにちょうど良い。
さすが1日に4食も5食もたべるというマレーシア。
ちゃんと料理した軽めの料理が充実しています。他にもこういう屋台がたくさんあるので、胃袋に余裕があれば、色々試してみると楽しそうです。
次回予告
毎日3食じゃおさまらない日々が続き、胃袋が疲れ気味の4日目。リトル・インディアを探検し朝ごはんを食べたあとは、ちょっと休憩してお昼抜き。その分、ペナン名物のウォールアートをご紹介します。そして満を持しての夜ごはんは、ババ・ニョニャ料理の高級レストラン カバヤ・ダイニング・ルーム/Kebaya Dining Room へ。なんと予約をしての訪問です!
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