アルバニア ヨーロッパ 旅のブログ

果たしてバスは繋がるか⁉︎ギリシャ・カランバカ(メテオラ)→アルバニア・ジロカストラ

投稿日:

こんにちは、ミャーです。リアルタイムでは昨日モンテネグロに入国!コトルという町にやって来ました。周りをぐるりとと山に囲まれた、内陸にある港町。

ちょっと意味わかんない感じで面白いです。

さて、ブログは4月21日。メテオラ観光の町カランバカから取り敢えずイオアニナという町へのバスに乗りますが、果たしてその先はアルバニアに繋がっているのか。不安を抱えての見切り発車です。

※文中のレート換算はアテネで実際にセディナカードを使い調達したレートを四捨五入して、1€(ユーロ)=147円で記載しています。


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取り敢えずカランバカからイオアニナへバスで。

前日はメテオラの非現実的な景色を存分に楽しんだものの、結局アルバニアへの陸路移動は情報が掴めないまま。

ええぃ、ままよ!

ダメならここに引き返すまでのこと。取り敢えずアルバニアに通じてると思われるイオアニナ/Ioannina へ行ってみるのです。

最悪、国境付近で身動き取れなくなる可能性もある訳です。昨日食べておいしかったパン屋さんでまる1日分、5個ほどのパンを買い込みます。

さっそく一つ朝ごはんにいただきましょうね。

うむ、やはり旨い!

今日もホカホカ。さくさくハラリのフィロ生地に、温まったフェタチーズがおいしいのです。

チケットはバス乗り場前のオフィスで一昨日購入済み。イオアニナまで予定では2時間、12.5€(1838円)です。一応また乗り場の地図を貼っておきましょう。

11:30発のバスは少し遅れて到着。先客がそこそこ乗っていますし、どうやらここが始発ではないようです。

荷物を預けバスに乗り込んで、

チケットに書いてある指定席に座ります。バスを待っている間に話をしたイオアニナ在住のギリシャ青年曰く、

イオアニナからジロカストラ直通のバスは無いんじゃないかな。

「でも国境までは行ける筈だから、その先も含めてこのバスがついた場所にあるオフィスで聞くといいよ」とのこと。イオアニナでちゃんと相談できる相手がいそうで少し安心です。

ひたすら山間のウネウネ道を進むバス。

途中から高速道路のような道に出たので一気に加速します。

13:45、バスはイオアニナのKTEA BUS STATION に到着しました。お〜思ったより立派な建物じゃないですか。荒野の中の掘立小屋で、無愛想なオヤジに「ないよ」と無下にされることを想像していたのより随分と上等。

よし、いざ勝負です!

建物の中はこんな感じ。探すまでも無く、チケット売り場らしき窓口が並んでいます。ここで焦りや弱みを見せてはいけません。ハードネゴシエーターさながらの、重々しくもキリリとした表情が必要です。

空いた窓口へゆっくりと歩み寄り、相手はここだけ事前予想通りの無愛想なギリシャオヤジです。「アルバニアのジロカストラに行きたいんだ。バスは出ているかな」いつもより半オクターブ下げて尋ねます。

ジロカストラか……あるよ。

向こうも重々しく、溜めを作って答えてきます。そうですか、なるほどそれなら…

えちょっと待って、あるの⁉︎

ここから情報を引き出して必要なら交渉をと考えていたけれど、なんだ直通バス出てるんじゃないですか。Rome2rioのサイトもネット上の口コミも、さっき話したギリシャ青年まで、皆んな無いって言ってたのに。「国際バスは隣の窓口だ。そこでパスポートを出してくれ」と隣の国際オジサンに話を通してくれます。なんだ意外と優しいじゃないですか。

あっさり買えたバスチケット。いいですか、ここからネットにもまず載ってない貴重な情報ですよ(需要極小)。

イオアニナからジロカストラまでは毎日1便、18時出発で到着予定は20時。料金は8€(1176円)です。

※2023年4月情報です

「プラットフォームDから出るから遅れるなよ」と言われ、さてまだ時刻は14時ちょい前。

安心したのでまずはコーヒーを飲んで落ち着きましょう。そうだ、ジロカストラまで行けるのだから、今夜の宿を取らないと。Booking.comを繋ぎ、比較的安くて評判の良い民泊のような宿を3泊おさえました。

よし、パンも食うか。

まだあと4時間近くありますし、イオアニナの町を散策してみましょうか。ちょうどキャリーケースが入るコインロッカーもありますしね。と、荷物も心も軽やかに町へと繰り出したのでした。

湖と古城の町イオアニナを散策します。

イオアニナでは観光の余裕など無いと思っていたので、もちろん予備知識など皆無。Googleマップを開くとまず目につくのは町よりも大きなヨアニナ湖。そして湖畔にはCastle of Ioannina、つまりイオアニナ城があるようです。よし、じゃあそのセットで見ていきましょう。

南東へ向けて歩き始めるとすぐ、道沿いに2軒ほど花屋さんが続きます。

お〜こんな花見たことないですよ。綺麗ですね。

まあ、こちらも素敵ですこと。懸案が解決した勢いでやや感受性豊かになっていますが、冷静にいま考えると、

日本で花屋なんて殆ど行ってないじゃない。

そうですね、これくらい青山フラワーマーケットだって揃えてるかもしれません。いや、どうなんでしょうね。

イオアニナ城の少し手前で左に折れて、先に湖を見に行きます。湖畔にはテラスがメインのカフェが建ち並び、湖沿いに続く遊歩道と芝生。

なんとも心安らぐ景色じゃないですか。カッパドキアやメテオラのような奇岩・非現実的な絶景も見たいですけど、

ここ1ヶ月ほどの旅に足りなかったのはこれ、

潤いですよ。

エーゲ海もそれはそれは美しかったですが、湖や川といった淡水には、海とは違う魅力があるのですね。

対岸にも湖畔に広がる集落。そういえばさっきボート3€と書いてあったけど、もっと時間があれば船に乗って対岸まで行ってみるのも楽しそうですね。

湖畔の遊歩道に芝生、その内側は街路樹の並ぶ車道になっていて、道沿いに城壁が続いています。

可愛らしいこれは祠で良いんでしょうか。

お、ここから城壁の中に入れそうですね。

中は少しレトロな住宅街になっていて、時々こうした遺跡のようなのを見ることができます。

現役で使われている木の電信柱。懐かしい。知ってますか、数十年前は日本もこうだったんですよ。

レトロ町を通り抜けると、町の中心的な通りに出ました。こっちがイオアニナ城の表側っぽいですね。写ってないけど反対側にはレストランやお店がズラリ。軽く食事でもしたい所ですが、そういう訳にもいきません。

パン5個も買わなきゃよかったですね。

3個目完食。残り2個です。

アルバニア入国!

チケットを買った時に「プラットフォームDからバスが出るからな」と言われたけれど、

この三角がDで合ってますよね⁉︎

全然バスが来る気配もないので、館内の電光掲示を見に行きましょう。

うん、ジロカストラ行きの便は乗ってませんね。暫く様子を見るかと待機したけれど、15分前になっても動きがありません。うむ、このままだと座して死を待つやつですね。

プラットフォームD以外をチェックするとジロカストラと書かれたバスを発見。確認するとこれが10時発で良いそうです。

ここプラットフォームBですけどね!

荷物を預けて適当な席に座ると、バスは間もなく出発。定刻の18時きっちりなので、ボケっと待っていなくてよかったのです。乗員はたったの7名。これで採算が取れるのか心配な所ですが、スペースを広々使えるのはありがたい。

相変わらず山と平原の大地を走り、1時間弱でカカヴィアのギリシャ国境へ到着しました。

先にドライバーがチェックを受けて、戻ってきた我々を出国審査に誘います。

何も言葉を交わさずに、出されたパスポートを登録してスタンプを押すだけの流れ作業。10分程度で皆バスに戻って来たのですが、1人だけ捕まってしまいました。何かの書類をスマホで見せて抗議していましたが、

大丈夫ですか?ヤバいの運んでませんよね?

20分ほど彼が解放されるのを待って再び前進。今度はアルバニアの入国審査です。

ここも質問されずポンとハンコ押して終了。日本人はアルバニアでは、90日以内の短期滞在ではノービザでOKと聞いていましたが、初入国は少しだけ緊張しますよね。いずれにしても

無事アルバニア入国です!!

再びバスは山と平原の大地を走り、さすがに国境越えたからって劇的に景色が変わる訳ないよねと思ったら、

そうでもない!

なんかこう、山の形が違うんですよね。

こんな形のとか、切り立った巨大な屏風みたいなのとか。そして平原部分は農地や荒地が広がっていて、

何故か集落は山肌や山裾。どういう訳か斜面を好んで住んでいるようなのです。

定刻の20時を少し過ぎた頃にジロカストラへ到着。バスターミナルとかではなく、道端に降ろされて間もなくバスは去って行きました。

※一応、バスを降りたのはこちら↓のツアー会社の前です。Googleマップを見たら、もしかしたらここでイオアニナ行きのバスを扱ってるかもです。

世話焼きアルバニア人と、アルバニア民泊。

バスを降りた場所から北東を見ると切り立った屏風のような山。そして今いるのは平地部を挟んで反対側の山裾。つまり南西に向けて登っている斜面に町はあるのですね。

宿へ向かおうと思ってスマホの地図をチェックしていると、目の前のツアー会社からお爺ちゃんが出て来ました。ちょうど良い、この次の町ベラトへ行くバスの場所を聞こうと声をかけると、

イングリッシュ、ノー。

それは失礼しました。立ち去ろうとするとジェスチャーで「待て待て大丈夫だからと」押しとどめると、近くを通る人に声をかけまくり、英語を話せる人を見つけてくれました。なんて優しいのでしょう。バスの出る場所を教わり「宿は決まってるのか?他に問題はない?」と世話を焼いてくれるのです。

宿は決まってるし近くだから大丈夫と伝えると、「よかった安心したよ」というジェスチャー。お爺ちゃんも通訳してくれた青年もありがとうなのです。

さて、宿までは800m。メイン道路を折れると石畳の登り坂です。まぁ距離が短いから余裕でしょ、

と思っていた時期がわたしにもありました。

坂は容赦なく傾斜を増していき、何もなくてもツラいのに、今はキャリーケースを転がしているのです。

傾斜と共に石畳も荒ぶれて参ります。こんなとこキャリーケース転がしたら、速攻で車輪が壊れてしまいますよ。

仕方ない、持って運ぶか…。

10m運んではゼィゼィ…こんなシンドイならタクシー使うのもアリでした。ようやく宿の辺りまで来たけれど、それらしき看板が見当たりません。

少し行き過ぎた所で、迷ってるわたしを見てバーの前にいた兄さんが声をかけてくれました。

どうした何か困ってるの?

宿の名前を言っても知らず「ちょっと写真見せてよ。ほらうちのwifiなら繋いでみて」なんて良い人なんでしょう!写真を見せると「ああ分かった。少し降って左側だよ」とのこと。やはり通り過ぎていたようです。

ここです、この脇道に入るのまでは分かりました。でもやっぱりどこにも宿名が書かれていないんですよ。

奥の庇が出ている扉をノックしてみたり、今度は上のベランダから「そこじゃなくてあっちよ」とアルバニア語で声をかけられたり、

最後は通りかかったオジサンに連れて行って貰いました。

Googleマップには徒歩14分と出ていた所を40分かけてようやく到着。

迎えてくれたのは「英語ノー」と言いながら単語とジェスチャーで宿の説明をしてくれるお爺さん。優しい笑顔で、言葉はなかなか通じないけどとても温かい。お婆さんも英語はだめで、人の背中をバンバン叩きながら豪快に笑う面白い人です。

ベッドが4つもある部屋に1人で宿泊。シャワートイレは共同の素泊まりで、3泊45€(6615円)でした。それにしてもアルバニア、バスを降りて小1時間で、既に5人に助けていただきました。人懐っこくて世話焼き、とても温かいアルバニアの人たちです。

次回は宿で洗濯を終えて、まずはジロカストラ城見学へ!城自体の雰囲気もさることながら、博物館としての独特の迫力に圧倒されます。

さすがヨーロッパ最後の秘境アルバニア、他所とはひと味違います。

そしてローカルレストランと観光エリアの高評価店、アルバニア料理2軒食べ比べです!


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