5月19日(日)、こちらの続きになります。
朝ごはんを食べたあとは、洗濯や身の回りのあれこれを片付けて昼ごはんに備えます。この日は生徒仲間4人で、学校から一番近い繁華街Pacitaまでパレス(Pares)を食べに行くのです!
笑っちゃうくらいの快晴!
マニラで食べて以来、すっかり魅力にはまってしまったパレス。学校の先生の多くがイチオシするパレス屋さんがPacitaにあると聞いては、試さずにはいられません。複数の店を比べることで、「やっぱりパレスは美味い!」となるのか、「あの店が美味しかっただけなんだ」となるか、勝負の分かれ目なのです。
iPhoneによると気温は34℃、そして体感温度は44℃
「このくそ暑い真昼に、熱い牛スープを食うなんてアホじゃないのか。」
一瞬頭をよぎりましたが、一緒に行ってくれた皆さんの前ではオクビにも出しません。でも後でフィリピン人の先生に言われました。
「信じられない!なんで昼間に行ったの?」
KABAYAN PARESの「パレスいろいろ」
手前左のすだれが掛かっているのがお店です。屋台といえば屋台だけど、ちゃんと席があります。
マカティのチンピラ風のお兄さん(←失礼)と違って、こちらはお姉さんが丁寧に対応してくれます。ビニール袋が浮いているのは、デフォルトなんですね。
メニューを見ても良くわからないので、とりあえずライス付きのパレスを人数分と、お好みでビニール袋に入った追加具材も入れてもらいました。
見た目はマニラで食べたのより濁った感じだけど、一口啜って思いました。
やっぱりパレスは最強なんじゃないか。
牛骨と牛肉、牛脂から出るリッチなコク。とても贅沢なスープです。この店はご飯もちゃんとしていて、スープをかけて少し置くと味が染みて更に美味しくなります。
ビニール袋を持ち上げて見せてもらい、数種類の具材から選んだ追加トッピング。部位は分からなかったけど、ねっとりとしたゼラチン状の美味しいのがゴロゴロ。素のパレス(ライス付き)は40ペソ(85円)、追加具材を入れても+10ペソ。
この値段でこの味は、すさまじいコスパです。
実際、先生のなかでも何人かが、
「学生でお金がないとき毎日パレスを食べてた。安くて美味しくて大好き!」
お金がなくて毎日食べていたものを、今でも大好きと言える。まだそれほどフィリピン料理を食べてはいませんが、
それでもパレスは、フィリピン最強メニューのひとつじゃないかと思えます。
後日、先生と生徒でこの店に行くというので、便乗して再訪してきました。よくわからなかったメニューボードは、上に書いてあった6つ全てがパレスで、具材を選べる。なかでもフィリピン人先生のオススメは、
Utak(脳みそ)とSoup#5。 #5は「尻とタマタマ」です。
脳みそに挑戦。白子のような食感で、思ったより淡泊。トロっとしてスープによく合います。#5を注文した人からひと口貰って味見したらballの方もかなり旨い。
どちらもゲテモノ感は全くなく、純粋に美味しいです!
聞いてみると、やっぱり店によって当たりはずれはあるようですが、機会があったらぜひフィリピンでパレスを試してみてください。おすすめです!
ココナッツジュースも初体験。
パレス屋さんのすぐ後ろで、フレッシュココナッツのジュースを売っています。今まで飲む機会が無かったので、試してみました。
砂糖を足してるんでしょうか、かなり甘いけど爽やかで美味しい。1杯20ペソ(42円)です。
ちなみに、この店で使っている緑色の椰子はジュース用で、下の写真のような茶色い椰子はココナッツミルク用だそうです。
町に出たついでにショッピングモールで買い物していきます。
百均みたいな88ペソショップもあります。スーパーでは、
ピーナツが安い!この量で29ペソ(61円)って。
食べてみたら、ちょっと生っぽい。多分カレカレに使う料理用のピーナツでしょう。粒も大きいしっかりしたピーナツなので、これでバタピー作ったら、旨いだろうなぁ。ローカーボ的間食として、たまにポリポリ食べています。
学校に戻って解散したあとは、ひとり歩いてマッサージへ。全身マッサージ1時間208ペソ(441円)です。相場は1時間300-400ペソと聞いていたので、かなり安い。タイより更に安いです。施設も清潔で綺麗でした。
Bricxの豚の血ソース料理「ディヌグアン他」
夜は学校の料理人ニキおすすめの店Bricxへ。洋食も置いているきれいな店ですが、食べるならシシグとディヌグアンがいいよとのこと。
おすすめ通りの注文。Toney's SisigとCrispy Dinuguan。それにYang Chaoという黄色いチャーハンのようなものもオーダー。
シシグは安定の美味しさ。どこで食べてもいまの所ハズレが無い。
クリスピーディヌグアンは、豚の血を使ったソースを、カリカリに揚げた豚に和えてある料理でした。人によっては苦手かもしれないけれど、
血の鉄っぽい酸味が少しあって、濃厚な旨味があります。
東南アジアには血を使った料理がけっこうありますが、ディヌグアンもフィリピンでよく見かけるので、キワモノ扱いではなく定番料理のようです。1頭の家畜を余さず活用することで、全体のコストを安くできているなんてことも、あるのかもしれません。
一緒に行ったユニットメイトと2人、ドリンクを1杯ずつたのんで計720ペソ(1526円)。ちょっと贅沢なディナーになりました。
「フィリピン料理は美味しくない」
なんてことを言う人もいるようですが、少なくともわたしにとっては、
知れば知るほど、面白い。奥行きを持った料理だと感じます。
地方色の濃い料理文化なので、あちこち回って食べてみたいなあ。
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