ウブド滞在5泊6日。人に聞いたりネットで調べたり、美味しいバリ料理を探してあちこち彷徨いました。そのなかで美味しかった店を、レストランとローカル食堂、2回に分けてご紹介します。今回はレストラン編!
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1. イブ・オカ/Ibu Okaの、豚丸焼きバビグリン。
もしかしたらウブドで一番有名かもしれない、このお店。流行りに流行ってウブドで3軒展開しています。わたしが行ったのは、IBU OKA3。広く清潔な店内でバリ島名物料理のバビグリン/Babi Gulingがいただけます。
地図を見ながら行けば迷わないけれど、結構細い道を奥へ奥へと行くので、知らないと心細くなるかも。
バビグリンというのは、豚を1頭丸焼きにする伝統料理。お祝いやお祭りなんかの時にやるものだったのが、今ではあちこちに専門店があって気軽に食べられます。
1頭単位のオーダーじゃないのでご安心を。1食ごとの定食スタイルです。
メニューは至ってシンプル。
バビグリン(豚)をご飯に乗せた丼スタイルのSPECIAL 55K(413円)と、別盛りにしてスープをつけたPisah 70K(525円)の2種理。他のメニューは、ビバグリンに入っている豚の各部位を個別オーダーできるというものです。
Pisahとトマトジュース18K(135円)をオーダー。トマトジュースは想像の斜め上。甘いので意表をつかれたけど、これはこれで美味しい。スープは野菜がゴロゴロ入っていますが、
スープ自体はマギーブイヨンっぽい味。
ちゃんとスープとってるかもしれないですけどね、個人的には次はスペシャルでいいなぁという感想です。さて、肝心のバビグリン。
ソースをまぶした薄切り肉と、飴色に仕上げたパリパリの皮。皮の下には、
血のソーセージと豚の腸を揚げたもの。臭みを感じるという口コミもあったけど、あってもほんの少しだけ。多くの人は美味しく食べられると思います。
それぞれ食感も味付けも異なり、バラエティに富んで飽きない一皿。
ただ、せっかく豚を丸焼きにしたのに、身肉を薄切りにしちゃうのは勿体ないような気もします。豚の丸焼きというと、どうしてもフィリピンで食べた絶品セブ島レチョンを思い出しちゃうけど、あの時ほどの感動は正直ありませんでした。おそらく、切り分けられた部位の当たりはずれもあるように思います。
2. スモークダックの名店、ベベク・ジョニ・レストラン/Bebek Joni Restaurant
前々回書いたバイクタクシーをチャーターしての1日観光で、ドライバーのカトゥに「バリ島に来たらこれ!っていう料理はない?」と聞いて連れてきてもらったのが、このお店です。
同じメニューなら、この後ご紹介するベベク・ブンギルの方が有名っぽいですが、そっちのスモークダックは、1人じゃ食べきれないセットメニューのみ。
Bebek Joniでは、スモークダッグを1人前から食べられます。
メニューはページ数が多いので割愛しますが、この店に来たらまずは定番のスモークダックでしょう。
お米を揚げた軽いスナックをつまみながら、料理が来るのを待ちます。
アヒル(鴨かもしれない)の肉を、料理教室の回でご紹介したベースソース/BUMBU BALIに似たソースを絡め、バナナかヤシの葉で包んで蒸し焼きにしたものです。
たっぷりと絡んだソースに負けないくらい、肉の味が濃い!
ご飯がついて145K(1088円)に、10%ちょいの税等が乗っかります。バリでは安くはない値段だけど、トライする価値がある逸品だと思います。
3. もう1軒の鴨の名店ベベク・ブンギル/bebek bengil
Bebek Joniでスモークダックに味をしめ、もう1軒食べてみようと向かったのがこちら。ネットで情報を当たると必ずでてくる有名店だけど、行ってみたらスモークダックは痛恨の2人前から。
昼ビールを飲みながら作戦を練り直します。ここで出していたPROST。めちゃくちゃ軽くて、飲みやすいと言えば飲みやすいけど、
第3のビールみたい。
ここもBebek Joni同様、開放的な空間に緑あふれる庭と田園が眼前に広がります。
結局選んだのは、ナシ・チャンプル・バリ/Nasi Champur Bali。店のお姉さんに相談したところ、この皿には、
「ダックじゃなくてチキンだけど、スモークダックと同じソースを使った料理が乗ってるよ。」
とのこと。出てきたチキンは、少し火を入れすぎて固い気がするけど、
ソースは2日目のカレーみたいにこなれていて、コク深い。
会計はナシ・チャンプル85Kにビール38Kタックスとサービス料で12%ちょっと上乗せで149K(1118円)。次にチャンスがあったら、ぜひここのスモークダックにトライしてみたいです。
4. サヌールの魚の名店がウブドで食べられる!ワルン・マック・ベン/Warung Mak Beng
これは本当に偶然、この近くのワルン(食堂)でご飯を食べた後、googlemapを見ていて発見したお店。なになに、
インドネシア中からここの本店目指して客が来る!魚と辛いのが好きなら天国!
サヌールというバリ島の南東沿岸にある港町で、何十年と繁盛を続ける超名店の、おそらく唯一の支店がここウブドにあるのだそうです。場所は宿から離れているので今を逃したら次はない、というととは、
1食終えた直後だけど行くしかない!激辛なら胃を刺激するからいけるでしょ。
ビールは胃を活性化させて、食欲を促進してくれるのですよ。昼だけど仕方がない。
食の探求も楽ではないのです。
広い店内は中途半端な時間なのでガラガラ。
メニューは1種類しかありません!
ごはんと揚げ魚、魚の頭のスープのセットで55K(413円)です。
もう本当に、奇をてらわない実直そのものの見た目です。
辛いスープは、サラサラのカレーのような味。
魚の出汁がしっかりと出ていて絶品!辛さと旨さの相乗効果です。
そして出汁がしみしみのキュウリが、すっごく美味しい。
揚げ魚はGT(ジャイアントレバリー)の若い魚体を使います。これ自体にはほぼ味が無いので、激辛サンバルをつけて食べると、
スープより更に激辛!!!滝のような汗が止まらないけど、箸も止まりません。
これはウマイ、マズイというよりも、中毒性の食べ物ですね。日本人の魚喰いとは全く違う方程式での魚の食べ方。ああ、また食べたくなってきました。
5. オーガニックの自家菜園野菜が食べられる Warung Pulau Kelapa Indonesian Cuisine
バリ絵画が充実しているネカ美術館からの帰り途、たまたま見つけた小ぎれいなレストラン。派手ではない落ち着いた雰囲気で、庭を見ながら食事ができます。通り沿いにおかれていたメニューには、
自家菜園でとれるオーガニックな野菜を日替わりで楽しめるとのこと。
無化調にもこだわっているようです。
お店のイチオシを聞いて勧められた中から、ナシ・クンディール/Nasi Kendil 70K(525円)。クンディールは土鍋のことみたいで、熟す前のジャックフルーツをココナッツミルクで煮込んだもの(奥)を、ご飯にぶっかけて食べる料理です。
この料理、フィリピンでよく食べるやつとそっくり。
ご飯の周りには、テンペや小魚を揚げたものなど、トッピングやおかずが色々。ご飯のおともにも、ビールのツマミにもなる、優秀なひとたちです。
本日の野菜45K(338円)をオーダーすると
「ミックスでいい?」
と言われたので、ぜひそれで。出てきたのは空心菜を中心に青菜と、カラーピメントのような野菜、トラシか分からないけど、おそらく発酵系調味料を使って炒めたもの。ちょっと塩気が強いけど、うまいです。
意識高い系のわりに、値段はそこまで釣られていない。
単品価格には10%の税と5%のサービス料が乗っかります。安くはないけど、そこそこの値段でしっかりしたものが食べられる、安心のお店という印象です。
本当に食事の選択肢が広いウブド。アサイーボウルが食べられるお洒落カフェから、ローカル向け大衆食堂まで、気分にあわせて楽しめます。今回は、観光客でも入り易いしっかりした店舗とサービスのバリ料理店を、レストラン5軒としてレポートしました。
次回はローカル向け食堂3軒です!!!
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