リアルタイムでは現在ジョグジャカルタに滞在中。到着まもなく風邪をひいて、宿でうんうん言っています。
真夜中のハイキング2回が無茶だったみたいです。
はやくジョグジャの街を歩き回りたい・・・。
さて、昨日に続いてバリ島ウブドのご飯の話。ローカル食堂にも色々あるけれど、バリ島ではナシ・チャンプルを出すお店がたくさん。
おそらく地元の人にいちばんよく食べられているメニューが、ナシ・チャンプル
じゃないかと想像しています。今回はそんな素のバリ島を感じられる、観光客向けではないナシ・チャンプル屋さん3軒をレポートします。
ブログ村ランキングに参加しています。下のバナーをクリックしていただけると、ポイントが上がる仕組みです。ブログを続ける励みになるので、1日1回クリックしていただけると嬉しいです。
1. 夕方になると現れる屋台のナシ・チャンプル/Mmek Nyok
クタから移動してウブド入りした初日、宿で少し落ち着いたあと早速街を歩いてみると、
スーパーを発見!知らない町に行くと、まずスーパーと市場を見たくなる習性を発揮して、早速入ってみます。
野菜の鮮度が良くて、種類も豊富。
なるほど、これがテンペか。などと写真をパシャパシャ撮っていたら、
「あのー、日本人の方ですか?」
日本語で声をかけてくれた日本人女性。フィリピンでもインドネシアでも、散々現地人に間違われてきたわたしですが、
日本人から見たら、まだ日本人に見えるんですね(安堵)
もう2年もウブドに住んでいらっしゃるそうで、それなら!とウブドの美味しいお店情報の教えを請いました。
あんまり外食しないから・・・あ、でも夕方から出るナシ・チャンプルの美味しい屋台がある!
そう!そういう情報が欲しかったんです。そして注文するときに、
チャンプル、スプルリブミンタ!
という言うように教えてもらいました。意味は「チャンプルを1万ルピア分ください」だそう。googlemapに場所を登録して、上の呪文もカタカナで入れておきした。
完璧です。
スーパーから屋台までは2kmちょっと。目星をつけていた店はあったけど、予定を変更して教わった店を目指して歩きます。
あ、あれだ!フライドチキンの店と2台並んだ屋台の、右の小さいほうです。
ショーケースには6種類ほどのお惣菜が並んでいます。客の注文を受けたお母さんが紙を折り、ごはんを入れた上から総菜を乗せて、最後はホチキスで止めて完成。
お客さんは途切れなく来るけど、全員お持ち帰り。でも覗いてみたら屋台の後ろ側に椅子が置いてあるので、ここで食べることもできそうです。さぁ、自分の番が来たので、道々練習した呪文を唱えます。
チャンプル、スプルリブミンタ!
するとお母さんは、一瞬の間をおいてしっかりと頷いて、ナシ・チャンプル作りを始めたのでした。
おお!通じた(嬉)
奥の椅子をさして、ジェスチャーで、ここで食べていくことを伝え、出来上がりを待ちます。
きたきた!
ご飯の上に各種おかずがゴチャ盛り。鶏のサテ(串焼き)に、細かくした鶏肉をスネイクビーンズと和えたもの。
鶏の煮込み料理も入って鶏中心。
さらにソーセージをちぎったものと、ウリ系の野菜をトロトロに煮たもの。作り置きなので熱々じゃあなくて、暖かいくらいの温度です。各総菜は重なり合い汁気もあるので、
最初からちょっと混ざっているし、食べ進めるうちにどんどん混ざってきます。
辛いサンバルも入っているので、どの程度混ぜるかで味を調整できます。
慣れてきたら、無限に自分好みの食べ方を見つけられそう!
こういう感覚って、ネパールのダルバートと似てるかもしれない。
大阪発で、日本で流行っているスパイスカレーのもとになったやつです。
総菜は毎日少しずつ変わるらしいけれど、それでも混ぜて美味しい組み合わせってことは、かなり長く食文化として練られてきているってことですよね。屋台のナシ・チャンプルにバリ料理の底地からを垣間見たような気がします。
食べ終えてお会計をお願いしたら「1万5000ルピアね!」
日本円換算で113円と安い!もちろん気持ちよく払いましたけれども、
お母さん「スプルリブミンタ(1万ルピア分ください)」は、全然伝わってなかったですね(泣)
2. 温め直しても美味かったWarung Makan Nyoman Dana
続いての店はネット情報で「ローカルに人気のワルン」と出ていたお店。ワルン/Warungというのは、元々は家族経営で
喫茶・雑貨・食料品店を兼ねているような小店のこと。
喫茶だけじゃなくて軽食やナシ・チャンプルを売ったり、いずれにしてもローカル感満載のお店のはずなのですが、
バリでは観光客向けのおっしゃれーな店もワルンと名付けるからややこしい。
そしてご紹介しているこちらの店は、完全にド・ローカル側のお店です。
正面のカウンターに近寄ったら、おばちゃんからギロリとひと睨み。
あ、ご飯のオーダーは一段あがったショーケースの奥でするんですね。
お惣菜の種類が多い気がする。サイズを大きめのビッグも選べるとネットに書いてあったので、
ナシ・チャンプル、ビッグで!
とオーダーし30K(225円)を支払います。実はこの時、別の店でお昼を食べた後だったので、
持ち帰って夜にレンチンしてみようという試み。
冷蔵庫に6時間ほど入れた後、あたためたナシ・チャンプルは、
こんなかんじ!
揚げ物は完全にシットリ状態だけど、これはこれでうまい!
ここのは野菜もしっかり入っていて、真ん中にある揚げものは、まんま日本の唐揚げみたい。角度を変えてもう1枚。
フィリピンやインドネシアのコンビニ弁当相手だったら、
圧勝できる美味しさです。
このスタイル、日本のキッチンカーでも流行りそうな気がしますが、どうでしょう。
3. 味は良いけどちょっと冷めすぎ・・・Warung Makan Teges
こちらは、ホテルのスタッフさんに聞いてお勧めされた店。あとで見てたらネットにも出ていたので、ウブドでは有名な老舗ワルンのようです。
訪問したのは夕方5時少し前。中途半端な時間なので先客はひとりだけ。暇そうにしているお店のおばちゃんに、ナシチャンプルをオーダーします。
今回は持ち帰りじゃなくて、店で食べる。英語はほぼ通じてなかったので、この辺はジェスチャーです。
ここも肉と野菜のバランスが良く、食感のバラエティも嬉しい。茹で玉子もポイント高いです。
ただいかんせん、ご飯もオカズもぜんぶ冷たい。
こういった作り置きスタイルのナシ・チャンプル屋さんは、もともとが熱々提供する業態じゃないのは分かっているけど、それにしても・・・。
味付けや総菜のバリエーションはよさそうなので、タイミングが悪かったのかも。
1食30K(225円)。タイミングを間違えなければ美味しい、そんなポテンシャルを感じるお店でした。
ローカル食堂のナシ・チャンプル3軒、いかがでしょう。正直、短期間のリゾート旅行でバリに行くのであれば、同じナシ・チャンプルでも
レストランの出来立ての方が美味しく食べられると思います。
ただ「幸せな日常食」というこのブログのテーマ的には、街のいたるところで
ちゃんと料理したバランス良いご飯が安く食べられるって、結構すごいこと!
ローカルといってもバリの人たちはみんな観光客慣れしているので、基本的には入り易い。日程に余裕があるかた、興味あったらトライしてみてください。
↓ブログ村ランキングへの応援クリック、よろしくお願いします。