前回に引き続き、エッラ2日目。昼食に不思議な味のレモンライスを食べ、手軽に登れて絶景が見られるという次の名所へ!登り口を間違えたが為に、
村人の導きで裏ルートを攻略する結果となり、まるでロールプレイングゲームのようだったリトル・アダムス・ピーク 。
夜ごはんの話と合わせてお届けします。
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またもグーグルマップに騙されたのです。
昼食の後は再びバイクに乗って、リトル・アダムス・ピークへ向かうべく、Google maps を検索してナビしてもらいます。Google maps には何故かリトル・アダムス・ピークが片仮名と英語の2か所登録されていて、
まあ、頂上は奥の方だろ。
と経路設定をしたのですが、これが運命の分かれ道でした。
その時設定した英語側のルートがこちら(↑)で、
手前の片仮名側だとこうなります。青い線が途切れる黒丸がバイクを降りる場所なのですが、目的地がちょっと違うだけで降り場所が変わっているんですね。
そんなことには全然気づかず
美しい景色に興奮しながら、バイクを進めていたのでした。
謎の牛飼いと謎の美女に導かれ、謎の裏口入山。
間違えているのも知らず、一面に茶畑が広がる人気のない深山にうっとり。
こんなとこバイクじゃなきゃ、なかなか来れないな〜。
などとご満悦でした。
ちょっとファンタジー要素すら感じさせる山間の道を走り、マップに指定された登り口に到着したものの、
あれ?登れそうなとこがないぞ。
その場所には1軒の民家がぽつんと建っていて、バイクの音を聞きつけて出てきた母娘が、不思議そうにこちらを見ています。
リトル・アダムス・ピークへ行きたいんですが...。
英語は通じなそうなんだけど、さすがに地名は伝わって、リアクションを見ているとどうやらここからは登れないと言っている様子。困ったなあとマップを見直していて、もうひとつのルートに気づきました。
仕方がない、仕切り直すかとバイクをUターンさせ来た道を戻ると、茶畑から出てきた牛飼いのおじいちゃんに遭遇。何か言っているようなので近づいてみると、
どこに行くんだ?リトル・アダムス・ピーク?それならそこを降りて、あそこに見える分かれ道にバイクを置いて登りなさい。
もちろんお互いこんなに流暢な会話じゃないのですが、言っていることはわかる。不安だけど地元の人が言うならと、言われた場所に行ってみることに。
ここを指してたと思うんだけど、登る道が2つある。さて困ったなあと思ったら、
右の道から降りてくる、全身に水を滴らせたスリランカ美人。
こんな場所で何の冗談かと思う唐突さですが、おそらくこの上の水場で服ごと水浴びをしてきたのでしょう。風呂上りを見てしまったようでドキドキします。とはいえこちらも困っているので、リトル・アダムス・ピークへはどっちの道か聞いてみると、
本当にここから行くの?とでも言うような心配顔。
こちらもますます心配になりますが、右の道を指さした時に頷いたので、右が正しそう。お礼を言って、登り始めました。
あまり整備されていない道を進んでいくと、途中いくつも分かれ道があります。もちろん標識なんか出ていないので、Google maps のGPS を頼りに勘で判断。
これは帰れなくなったらヤバイ。
遭難が本気で心配になったので、
Google maps に分岐点をポイントしていく作戦に。これはかなり役に立ちました。誰もいない山の中で、深緑と太陽を背景にお天気雨まで降り出して、
これは本当に、何かに化かされているんじゃないか。そういえば牛飼いもスリランカ美人も、なんか非現実的だったような...。
半ば本気で考えていると、ようやく道らしき道になってきました。
あ、畑の上に建物がある!人が手を振っている!
久々の人の気配に安堵して「こっちに登ってこいよ」という身振りに従い、急斜面を登ります。
もう、どう考えても道じゃありません。
登ってみると、手を振ってくれた彼はフットマッサージの店員。
え、フットマッサージ!?
そう、ここはリトル・アダムス・ピーク山頂への中継地点で、ジップラインとかのアクティビティもある場所だったのです。正規ルートならトレッキングともいえないほど、軽く来れてしまう所らしい。
うーん、辿り着けたから正規結果オーライだけど、帰りはバイクがあるからまた非正規ルートで戻らないとです。
まあドキドキしたし楽しかったということにして、気を取り直して、山頂へ向かいました。
崖に飛び出す岩からの絶景!エッラロックを望むリトル・アダムス・ピーク山頂。
中継地点を過ぎると、これまでか嘘のように整った道。キツいという程もない道を暫く登ると、
張り出した岩からパノラマの絶景!
そして頂上からさらに続く尾根道。
なんかもう、空に向かって歩いているようです。
所々に絶壁に張り出す岩があって、
写真だとわかりにくいですが、ほぼ垂直に落ちていく崖が迫力満点です。
谷を挟んで向こうに見えるのが、雄々しい岩崖がかっこいいエッラロック。
明日登る予定の山です。
けっこう、本気で山じゃん。宿のオジサンが「往復4時間くらいだよ!」というので行くことにしたのですが、ちょっと不安になってきました。
ひとしきり景色を堪能し「帰りはそっちじゃないよ」と教えてくれるフットマッサージのお兄さんに「バイク取りに行かないとだから」と説明し、再び裏道に戻ったのでした。
これ美味しい!バナナの葉包みご飯、ランプレイス@Cafe Chill。
バイクを返す前に給油しないといけないのですが、ガソリンスタンドは町外れにしかなく、その辺の雑貨屋で買ってくれとのこと。3軒回ってようやく見つけ、バイクを返してひと眠り。
やはり裏道登山で消耗していたようです。
お腹が空いて目が覚めて、出かけたのがこのお店。料理が美味しいという口コミと、これまで見なかったランプレイス/Lampurais というスリランカ料理を出すというので行ってみました。
派手なネオンにテレビがついて、店内は欧米系のお客さんでほぼ満席。
むむ、大丈夫か。ちょっとチャラいバー&レストランという雰囲気ですよ。
とりあえず疲れたカラダに嬉しいライオンビール390ルピー(234円)をオーダーすると、
あっという間に持ってきて、スパン!と小気味良い音を立てて開栓するサービス。料理をオーダーする時も混んでいて対応できない時は「ごめん、すぐ行くね」と返してくれたり、スリランカとは思えないサービス水準です。
※スリランカでは高めの店でも、忙しいとガン無視するのがスタンダードです(経験上)
到着したランプレイス890ルピー(534円)のバナナの葉を広げると、チキンの他にオクラ、じゃがいも、カボチャにナスなどなど...茹で卵も丸々1個入り、
黄色いライスに10種のカレーが賑やかに詰められていて楽しい!
次々と味が変化していき、チキンはホロホロの柔らかさ。正直スリランカカレーには少し飽きてきたところだったので、こういう新しい料理を見つけると嬉しくなります。会計はサービス料10%が乗って1408ルピー(845円)。観光客向けの価格だけれど、内容が見合っている良い店でした。
次回予告
エッラ最終日となる3日目は、宿から歩いてエッラロックへのトレッキングです。宿のオジサンの朧げな説明だけで臨んだエッラロック登山は、
再び正規ルートから外れ、地元ガイドとの攻防を繰り広げながらのスリリングなものになりました。
それでもいく価値のある絶景が待っている、エッラロックでした。
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