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12か国目インド入国!ムンバイ空港でのアライバルビザや現地SIM情報など(2019年12月時点)

投稿日:2020-01-13 更新日:

天国のようなモルディブから、○獄のインドへ!いや好きなんですけどね、インド。10数年前にデリー、アーグラ、バラナシ、コルカタを旅した体験が強烈で、リキシャーとの果てしない攻防や壮絶なトイレ、虚実8:2の会話にバクシーシ、バクシーシ、バクシーシ...。

そりゃ少しは身構えるというものです。

でも今回はムンバイから入って南に向かい、主に南インドを3週間旅します。人が穏やかで旅しやすいと言われる南インドですし、前旅から10数年、インドも少しは大人になっていることでしょう。何はともあれ、

少なくともメシが旨いのは間違いない!

今回はモルディブからムンバイに飛び、色々面倒だという噂のアライバルビザ取得や現地SIM、空港から市内へのUBER移動について2019年12月時点の最新情報をレポートしたいと思います。最後に美味しいローカル食堂についても書いてます!


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インディゴエアで、モルディブからムンバイへ!

12月25日ディフューシ島からパブリックフェリーでマレ島へ戻り、お昼をサクッと食べたら空港島へ。いつもながら泥縄式ですが、この段階でインドのアライバルビザの詳細を再確認していて、

あ、出国航空券いるかも!

提示を求められるか微妙ですが、ビザ申請書に便名等を書く欄があるので少なくとも便名は押さえておかないとです。マレ空港の不安定かつ1時間制限というフリーWIFIでピコピコやって、インドのコルカタからバングラデシュのダッカに飛ぶ便を抑えました。

14:40発のインディゴエアでムンバイへ。因みに今回ムンバイを選んだのは、

どうしてもムンバイに行きたかったからではありません。

日本人向けアライバルビザを取得できるのがバンガロール、チェンナイ、デリー、ハイデラバード、コルカタ、ムンバイの6空港で、モルディブから一番安いのがムンバイ行きだったのです。

モルディブの美しい海からたったの2時間で、

この落差。飛行機の中では椅子から転がり落ちるほど酩酊したインド人(たぶん)が、CAに大変な剣幕で怒られ続けるという先行き不安な展開です。

インドのアライバルビザは、現地通貨か米ドルさえあれば何とかなる。

インドのアライバルビザは申請場所が分かりづらく、空港職員でも「知らない」「そんなのは無い!」という人がいるらしいのですが、それもその筈。日本人と韓国人だけが対象のプログラムなのですね。

ムンバイ空港ではイミグレカウンターに向かって右の、ずっと奥にありました。

閉まってるように見えたけど、申請者がめったにいないから、人が来たら開けるくらいのイメージです。さてまず先に、アライバルビザ取得に必要なものを書いておきます。

  1. 入国カード
  2. ビザ申請書
  3. ビザ取得費用2000ルピー(+α?)か同額の外貨
  4. 有効期間6か月以上のパスポート
  5. 出国時航空券(必要ということになっています)

入国カードの内容は他の国と大差なく、飛行機でもイミグレでも貰えます。インディゴエアは言わなきゃくれませんでした。ビザ申請書は事前にインド大使館のHPからダウンロードして記入しておくことなどと書かれていましたが、現地でもらって現地で書けました。

ネットで検索すると記入方法を解説している先人のサイトが見つかるので予め確認しておいた方が良いかも知れません。今回出国時航空券の提示は求められなかったけれど、言われたらその場で買おうと考えた場合に、問題になるのが空港フリーWIFI。

ムンバイではイミグレ前でも電波飛んでますが、SMS認証方式なのでSMS使えないと詰みますね。

そもそもインドのWIFIは不安定なので頼るのは怖いところです。さて、出すものを提出して質問に答えたら、次はバンクマンと呼ばれるオジサンについて別室でビザ代の支払いです。

ここでインドらしい面倒くささが始まりました。

クレジットカードは不可、2000ルピーだけど米ドルでもいいとのことで、40USDを払ったのですが、お釣りを返さずに手続きを終わらせようとするんですね。仮に1インドルピーが0.014米ドル(グーグル検索のレート)だとすると2000ルピーは 28ドル。12ドルか857ルピーのお釣りが発生します。それを指摘すると、

ドルは無いぞ。ルピーしか無いけど、お前ルピーが必要なのか?

今インドに入国しようとしてる人に、何言ってるんですか、だからインドは...。強く抗議すると「はいじゃあお釣り」と全然足りない200ルピーを返すじゃありませんか。そこから20分、電卓を挟んでバトルです。途中から、

2000ルピーじゃなくて手数料入って2230ルピーなんだ。

とか言い出します。レートを確認すると67、つまり1ルピー0.0149ドルなので7ドル近いお釣りになるのですが、何度説明しても理解できない様子。軽い気持ちでチョロまかそうとしたのでしょうが、この人が本当に全く計算ができないポンコツおじさんだと分かって、諦めました。このおじさんがたまたまだと思いますが、

できればインドルピーか細かい米ドルを用意しておくことをお勧めします。

とはいえ審査官も警備員も皆んなフレンドリーで、厳しい雰囲気はありませんでした。ポンコツおじさんともちゃんと和解しましたしね。時間はバトルも入れてトータル1時間弱。

手続き自体はさほど厳しくない印象でした。

でも初っ端から疲れました...。

ATMも、ひと筋縄じゃいきません。

イミグレを通過して預入れ荷物をピックアップしに行くと、とうに終わってわたしのだけがポツリと置いてありました。いつも思うけど、

よくこれ盗まれないですよね。

到着ロビーは広いけど、店も少なく少し寂しい。ともあれ現地通貨を確保するのに、いつものアコムカードを使います。ATMは建物の中に2台だけあって、

1台はカードを入れても無反応。

エラー表示の前の段階ですね。もう1台も最後でエラーが出てしまい引き出せません。他のATMを探してインフォメーションで聞くと、

外にもありますよ。

でもインドの空港って、一度出たら再入場にお金かかるらしいのです。最後にダメ元で同じ機械でやってみたら、

あ、出てきた。

上限と思われる10000ルピーを2回引き出して、アコムのレートで30722円。今後このサイトでは、1インドルピー=1.54円で記載します。また、インドについて書いている際は、インドルピーを単にルピーと記載します。

因みにこの後インドでは、不正利用の疑いでアコムから利用停止されることが2度ありました。電話で話せば即時解除してくれるのですが、

疑われてるのは私ですか?インドですか?

小ネタをもうひとつ。インドの大都市にあるCITI BANKのATMは、2000ルピーの高額紙幣無しで、500と200ルピー紙幣をミックス出してくれるので優秀です。2000ルピー紙幣って、めちゃくちゃ使いづらいですからね。

最大手airtelのSIM購入は、空港で買うと高いけど手続きが迅速になったみたい。

インドのSIMは最大手のairtel一択で良さそうなのですが、事前にネットで確認したところ情報に誤差はあるものの、空港で買えるプランは常に1種類。 1日1〜1.5GBを毎日使えて、期間はおよそ30日間で800〜1000ルピー(1232〜1540円)というものでした。空港で買うと職員がSIMカードの入れ替えや諸手続きをやってくれるのですが、

インドの場合、購入から電波を拾うまでに数時間から半日かかる。その後自分で電話をかけてアクティベート手続きしないといけない。

という意味のわからない面倒くささだったらしいのですが、これが改善されていました!この代わり値段もUP。いずれにせよ空港で買う以上はプラン選択の余地はないとのこと。今回の実際のプラン内容は、

毎日1.5GBとSMS100通使えて期間は 28日間で2000ルピー(3080円)。その場で5分待つと電波が繋がり、アクティベートまで全部やってくれます。

ホントかウソかわからないけど、町場で買えば安いけど電波開通までに時間がかかると言っていました。多少高くても、すぐ使えるのはありがたいと思ったのですが、

開通から半日は、すぐに断線したりとかなり不安定でした。

中に人が入って「ほらそこ、ちゃんと押さえてないと接続切れちゃうでしょ」とかやってそうな気紛れ具合。何でしょうこのアナログ感は。

ムンバイ空港から市内への移動方法。

ムンバイ空港、正式にはチャトラパティ・シヴァージー国際空港はムンバイ市街から約30kmと結構離れています。鉄道でも行けるらしいけれど、3kmちょっと離れた最寄駅までオートリキシャー(トゥクトゥク)かタクシーを使う必要があります。最もポピュラーな移動方法は空港のプリペイドタクシーで、ムンバイ南部のホテル密集地帯コラバ地区(インド門がある辺り、今回私が泊まるのもその地区です)まで700〜800ルピー(1078〜1232円)とのことです。

今回UBERを使って654ルピー(1007円)。

空港からだと大差ないですね。でもこれでインドの面倒くさいリキシャーやタクシードライバーとの交渉から解放されることを思えば、必携のアプリです。空港からはインターシティというサービスしか使えませんでしたが、街中ではオートリキシャーも呼ぶことができます。

airtelの安定しない電波に四苦八苦しながらUBERを手配すると、乗車場所を指定されました。配車アプリあるあるで、空港は特に多いですね。指定された場所へアプリの地図を頼りに向かってみると、分かりやすい案内表示が出ていました。このエレベーターで上に上がるのですね。

あ、ここです。指定されたP7はPillar、つまり柱の番号でそこで車を待ちます。

しばらくして到着のメッセージが来て車を探すと、車はあったけど、

ドライバーがいない...。

airtelの電波が不安定なせいで電話が繋がらず、探しに行ってくれていたみたいです。10分待ったら戻ってきました。

渋滞の街を1時間以上かけてコラバ地区へ。2000ルピー札しかないのを「俺が頼んでやる」と路上売店に両替しに行くドライバー。断られて喧嘩になりそうなのを宥めて、ホテルで両替してもらいました。

やっぱりなにかと騒々しいインドです。

飛行機は17時に着いたのに、もう21時を回っていました。

快適ドミトリーの宿、バックパッカー・パンダ・コラバ/Backpacker Panda Colaba。

今回ムンバイには5泊しました。本当は3泊の予定だったけれど、鉄道予約に手間取って延泊したのです。ムンバイは比較的ホテルが高めの印象で、それなら少し良いドミトリーの方が満足度が高いと予想して泊まったのがここ、バックパッカー・パンダ・コラバです。アゴダで予約して1泊1100円弱でした。

手動でドア開閉するエレベーターがあって、

部屋は6〜8人のドミトリーで冷房ありです。トイレ•シャワーも清潔だし、お湯もたっぷり出ます。キッチンや共有スペースも十分にあり、スタッフも親切。

そしてドアマンのオジイが超有能。

美味しい店情報からトゥクトゥクとの交渉まで、なんでもできるコンシェルジュみたいなのです。そんなオジイに教わった、宿からも近いローカルレストランをご紹介します。

ローカル食堂で贅沢しても500円未満!@Olympia Coffee House & Stores

ダルフライという豆のカレーなら50ルピー(77円)、スタンダードなチャパティ1枚7ルピー(11円)というこのお店。メニューを見ただけで嬉しくなってしまいます。ベジメニューは勿論、肉料理の充実っぷりも素晴らしく、

羊肉大好き人間としては、7種類のマトンメニューに目が釘付け!

どうせなら贅沢にと、マトンマサラフライの骨無し180ルピー(277円)をオーダー。

うん、いい!

もう見た目だけで絶対美味しいヤツじゃないですか。そしてマトンマサラフライに合わせるのは、

どうせなら普通のじゃなくて、スペシャルチャパティ14ルピー(22円)×2枚。インドの澄ましバター「ギー」を塗ったチャパティは、モチッとして粉の旨味がしっかり。それを右手だけでちぎってマトンを挟み、パクリ。

か、勝った!!!

色々あっても今日このメニューを選んだ時点で、勝ち越し決定です!コッテリ×コッテリだけど、全然気にならないくらい旨味のかたまり。モルディブでさっぱり魚料理を食べ続け、禊の済んだカラダには一層堪えられません。もちろんマトンに臭みなど一切無く、柔らかでコクのある肉。ちょっと高めのメニューだけど、これにしてよかった。

どうせならと、飲み物も普通のチャイじゃなくてスペシャルティー35ルピー(54円)をチョイス。

どうせなら、どうせならって、何がどうせかわかりませんか、この言葉は使いたい時に自由に使えば良いのです。

だからもう、どうせならデザートまでいってしまえと、インド版プリンのキャラメルカスタード45ルピー(69円)を追加オーダー。

ちょっと固めで素材感があって、これもまた美味い!これだけ贅沢してもお会計は288ルピー(444円)。

うむ、やはりインドは食べ物だけは裏切らない。

大満足のローカル北インド料理食堂でした。

次回予告

新しい国に行ったならまずは市場。ということで、

行ってきました、インドの市場!

観光客向けお土産市場の裏にある生鮮フルーツマーケット、そしてその奥には...。奥に行くほどカオス度が高まるムンバイ最大と言われるクロフォードマーケットと、

これまで見た中で最も激しい魚市場

サスーン・ドックをご紹介します。やっぱりインドは凄かったです(笑)


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