美味しいものがまだまだありそうなケララ料理。コチ滞在を延長して、食の探索に時間をかけたいところですが、インド出国の航空券は既に取得済み。迷いに迷った末に、
やっぱり行きたい、インド最南端のカンニャークマリ。
なんだかんだで、やはり先っぽって、到達感あるじゃないですか。という訳で、当初の予定通りコチからカンニャークマリを目指すことに決めたのですが、コチ到着翌日の鉄道切符購入がまたもドタバタ。ネット上の買える場所情報も少なかったので、そこから書きたいと思います。
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エルナクラム・ジャンクション駅の鉄道切符は、ここで買える。
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コチ(コーチン)の主要鉄道駅は2つあります。ここエルナクラム・ジャンクション/Ernakulam Junction 駅と、エルナクラム・タウン/Ernakulam Town 駅、今回は宿から徒歩圏内のエルナクラム・ジャンクション駅で切符を買います。
それぞれの駅から特急列車が出ているのですが、どちらの駅の切符もここで買うことができます。
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エルナクラム・ジャンクション駅発の列車表が掲示されています。
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こちらはエルナクラム・タウン発の便。
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駅舎の中、向かって左寄りにチケットカウンターがあったので、
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申込書をもらい希望する便を書き込んで列に並びます。相も変わらず、横入りしようとするインド人との小競り合いが始まり、
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腕でブロック。
こういうのにも慣れてきて、ブロックしている写真を撮る余裕も出てきました(笑)。ようやく順番になるも、窓口のお姉さんから無情なひと言。
席はもう空いてないわよ。
同じ日の別便で空いていないか聞くも、全て満席とのこと。食い下がっていたら、
あっちのリザーベーション・オフィスに行きなさい。もう少ししたら席が開放されるもしれないから。
言っている趣旨がよくわからないけれど、ここじゃない、もう1つのオフィスの方が買える可能性が高いらしい。場所が曖昧なので日本語の情報をネットで探してリザーベーション・オフィスを探したのですが、結論を言うとその場所が間違っていました。正しい場所は駅舎を正面に見て、向かって左へ進んだ左手。
この建物(↑)に東から入るイメージで見つかると思います。
葛藤のキャンセル待ち切符。買うべきか、買わざるべきか。
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おそらくこっちが、外国人が切符を事前購入するための正規の窓口。仕切り直して切符購入に再チャレンジです。
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今度は候補を増やして3便。申請用紙も3枚書いて臨んだものの。
この日は全部満席だね。あとはキャンセル待ちしかないよ。やってみる?
うーん、これは困った。インド鉄道のキャンセル待ちの仕組みがわからないので、勉強するために一旦撤退します。オフィスの外に出てネットを検索すると、キャンセル待ちについて詳しく解説しているサイトを発見。
ウェイティングリストの数字の見方とか、チャートとは何かとか、すごく参考になるありがたい記事です。そしてその方が、実際にキャンセル待ち切符で乗車した時の体験記事がこちら。
執筆者のぺこさん、助かりました。ありがとうございます!
簡単にキャンセル待ちの仕組みを書くと、
- 満席でも列車と座席クラスを指定して、ウェイティングリスト扱いで切符を買える。
- ixigo アプリを使うと、キャンセル待ち客数と予想成功確率を、リアルタイムで確認できる。
- 当日までにキャンセルが出て、席が確定されれば御の字。
- 確定されない場合は当日列車に乗って、列車内で席を差配している乗務員に空席を割り振ってもらえる可能性もある。
- それも駄目ならもう、座席なしで乗っていくしかない。夜行列車なら、通路で夜を明かすことになる。
※インド鉄道関係の便利サイトやアプリは、このブログの前の記事(↓)もご参照ください。
発車何時間前と決まっているらしいですが、少しの手数料で払い戻しもできるので、手順4の前に払い戻しをして別便を狙う方法もあるそうです。いずれにしても、
博打みたいなもの。
ゴアに向かう夜行列車で見た、
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この状態で7時間ということです。20代ならいざ知らず、今耐えられる自信がありません。散々迷った末に結論が出ず、
えーい、もう買っちゃえ!
それで当日までに席が確定しなかったら、このままコチにいるか無理繰り乗るかはその時決めよう。そう考えて再びオフィスへ戻り、比較的キャンセルが出やすそうだという切符を購入しました。
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エルナクラム・タウン駅からナガコイル駅までの夜行列車、2Aという上下2段ベッドの結構良い席で、710ルピー(1093円)。SEKAIGURASHI ブログを参考にすると、14席しかない枠の16番目。
つまり14人のうち2人がキャンセルしなければアウトです。
赤四角で囲った10桁のPNR番号を ixigo アプリに入れてみると、
席が取れる確率は54%...
うーん。大丈夫かこれ(冷汗)
ここからキャンセル待ちの状況を、1時間ごとに確認するという小心ぶりを発揮したのですが、翌日午後、
コンファームド(確定)でた!!!
よかったぁぁぁ。と胸を撫で下ろしたのでした。
7時間の寝台列車の後は、乗り換えてカンニャークマリへ!
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という訳で1月11日(土)の夜、席を確保してある切符とともに意気揚々とエルナクラム・タウン駅へ乗り込みます。
地下鉄があるので、駅までの移動も楽々。
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囚○護送車のような厳しいお姿も、今回は嬉しく思えます。
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何せ今回は2Aという上級シート。中間席を折りたたむ必要のない2段席なのです。しかも上は空席で上下独り占め。
って、余裕でキャンセル出まくってるじゃないですか!
キャンセル料が安いから、インドでは未確定でも取り敢えず買っておくという人が結構いるとかいないとか。なんて迷惑な。
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2A車両ではなんと、シーツとブランケットまでついてくるんですよ。
感動!(基準値が急落中です)
身体がシーツだけに触れるように編み出したベットメイキングを車掌さんに笑われ、直そうとするのを必死にブロックし、
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買っておいたインドお菓子を夜食に食べて、就寝です。
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すっごい良く寝れた!
さすが2A。思ったより、SLEEPERクラスとの差は、ありますね。
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10分遅れの22時20分に発車した列車は、翌朝5時20分にナガコイル・ジャンクション/Nagercoil Junction 駅へ到着。ほぼ定刻運行です。
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今回乗った特急はナガコイル・ジャンクション駅まで。
カンニャークマリへはここで乗り換えが必要。新たにその分の切符を買わねばなりませんが、もうカンニャークマリは30分弱の目と鼻の先。
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つまり満席だろうが満員電車だろうが耐えられる距離なので、気が楽です。料金45ルピー(69円)。
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自由席切符なので、UR(Un Reservedの意味)と書かれた車両に乗ります。何百メートルもある長〜いインドの列車なので、停車時間内に乗れるよう、あらかじめUR車両の場所を確認しておきました。
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30分待って5時50分に列車が到着。中はガラガラで、6時15分にカンニャークマリへ到着しました。
ホテルにチェックインもしないで、直行で朝日を見に行く。
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カンニャークマリ/Kanniyakumari で列車を降りると、明け方の空の色。駅から日の出が見える海外まで歩いて20分弱ですし、ちょっとこれ、
ギリギリ日の出に間に合うじゃん!
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ということで、宿に荷物も預けずにキャリーケースを引いて、早足でゴロゴロ。カンニャークマリは冒頭書いたようにインドの最南端。インド洋とアラビア海、ベンガル湾の3つの海が交わる場所です。
東の海から朝日が昇り、西の海へと日は沈む。
赤く染まる海へ祈り捧げ、沐浴をする、ヒンドゥー教徒にとっての巡礼の地なのです。
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つまり、朝日と夕日がこの町で見るべき最大にして唯一のターゲット。
むしろ他にやることは、わたし的には一切ないのです。夜行明けの割にアクティブなのは、カンニャークマリには1泊しかせず。この朝と翌朝の2回しか、朝日のチャンスが無いからなのです。
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そんな訳で急いで急いで、15分で南東端の日の出スポットに到着。
東に向いた海沿いは、一面にインドの人々。
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外国人はほとんど見かけません。既に空は明るくなっているけれど、お陽さまはまだ出ておらず、
よかった、間に合った。
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ちょうど海に浮かぶ建物と像の間から、太陽が昇る気配です。神聖な朝日を前に、静寂が辺りを包む、
なんてことはある訳ない、ここはインドです(笑)
騒ぐ人、笑う人、唱える人。どこまでいっても賑やかで、
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もちろん自撮りを含めて写真撮影に余念がないのです。それが太陽が姿を現し始めた途端、このオレンジターバンのおじさんが音頭をとり、
おじさん: ○※カニャクマリ∞★⁂ー!
全員: エーイ!
というような掛け声と昌和が始まりました。雑然とした所から、急転直下のまとまりに、インドのパワーを見た思いがします。
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そんな光景を横目にベンガル湾から昇る朝日を見ていると、なんだかインドの旅もひと区切りがついたような、そんな達成感を覚えました。
次回予告
今回のインド旅における最終目的地のカンニャークマリ。既に辿り着いたしまいましたが、もう少しインド旅は続きます。カンニャークマリからティルヴァナンタプーラムへ移動して1泊。そこからコルカタへ飛んで2泊して、バングラディシュへと飛ぶ流れになります。次回は取り敢えず、カンニャークマリ2日目の様子。
カンニャークマリの町とビール、そして夕日の様子をお届けします。
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