夜行列車でコチから移動し、駅直行で朝日を見たところまでが前回。ホテルに荷物を置きに行くところから再開したいと思います。カンニャークマリは、ホテルと土産物がほとんどの、まさに観光地。
しかも圧倒的にインド人向けの観光地という印象でした。
今回ごはん情報少なめですが、そんな町の様子ともども、お送りします。
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ひと癖ある?カンニャークマリの宿。
宿の予算目安は凡そ2000円/泊としているのですが、agoda やBooking.com を使い、それくらいの宿を探すと、
何故かどこも口コミ評価が低い。
いやもう、びっくりするほどです。お湯シャワーが出ないとか、設備的なことはもちろん、どうも傾向として、
チップをせびる。余分な請求をしようとする。
そんな投稿がチラホラ。今回予約したここOYO 26607 Sri Subbiah Innも、マシではあるけれど、そんな口コミが寄せられていたホテルです。
朝日を見終えて向かったので、まだまだチェックイン時間では無いのは承知ですが、荷物を預かって欲しいとお願いすると、
オーケー、そこに置いておけば大丈夫だ。所でタバコあったらくれない?
おいおい、早速ですか。荷物はカウンターの中でもなくロビーに放置、心配なのでチェーンロックをかけておこう。実際はもう少し後、チェックインしてからになりますが、ホテルの部屋はこんな感じです。
なんかシーツが妙に湿気てる...。
アゴダで予約して、1泊朝食付き1489円。水シャワーで、朝ごはんは部屋に届けてくれるルームサービス方式。
これですけどね(笑)
中にはイドゥリとワダ、プーリのティファン(軽食)盛り合わせ。ルームサービスといえば良いサービスに聞こえますが、
実情は食べたい時間に食べられず、冷めた配給飯を待つシステム。
まあ色んな安宿があるので今更ですが、設備じゃなくてもてなす気持ちが無いのが居心地悪さに繋がっている気がします。そして翌朝、チェックアウトの時には、
ナイスステイだったろ。よしじゃあチップくれ。
もちろん払いませんでしたけどね。チップ欲しいなら、やることが色々あるだろうに...。
カンニャークマリの、延々と土産物屋の町の様子。
鉄道駅から南にのびる南北の道と、海沿いの東西の道が、おそらくカンニャークマリのメインストリート。露店のような店が延々と連なっています。
売っているものは、海のある場所らしい貝殻の、なんでしょうこれ...。こういうものは珍しい方で、
圧倒的に多いのが服屋さん。どこでも買えそうなのに、何故かインド人旅行者が群がっています。
この旅先と関係ないものを買う心理はなんでしょうね。
皆んな楽しそうで羨ましいです。
超こぢんまりとした水族館。ガッカリスポットの雰囲気がダダ漏れですが、ホテルにしても、売っているものも、
やはりカンニャークマリは、インド人向けの観光地であり、巡礼地。
ハンピにもいた、この黒服のおじさん集団は、
こんな車やバスに乗って、各地を巡っている様子。
ホテルに泊まらない人たちも結構いるようで、あちこちに、
お風呂屋さんがあったり。ハードな旅だと思うけど、皆んな楽しそう。信仰の篤さに感じ入ります。
服や土産物に惹かれるものがないわたしは、スパイス屋を冷やかしたり、
路上でイドゥリを作っているのを見学したり。イドゥリ用の金型に布を敷いて、生地を流し、
蒸し上げて出来上がり。何か目新しい食べ物がないかとウロウロしてみるものの、どの店も朝のうちはイドゥリやドーサなどの食べ慣れたティファン類ばかり。その中の1軒で、遅めの朝ごはんを食べることにしました。
ギー風味のドーサで、朝ごはん@Lemurian Restaurant
比較的お客さんの入りが良いので選んだこの店、
朝のうちはやはりティファン類のみとのこと。少しでも食べたことない感じのものをと、ギー・ロースト・マサラ・ドーサ80ルピー(123円)をオーダーしました。
お、いつもと違う。
筒状ではなくて、ベタンと潰れた状態できました。
これまで食べていたものより固くて、ギーで焼いたからなのかパリッとしています。中に入っているスパイスで味付けしたポテトはカレー味のポテサラみたいで、生地ですくって食べるとご飯というより、ツマミのようです。
あー、ビール飲みたい!
食後には、近くのお店で見かけたペッパーミルクと いうのを飲んでみました。
ホットミルクに胡椒をビシバシ効かせた飲み物。
面白い発想ですね。悪くない。
最南端到達の祝杯ビール。
オツマミみたいなドーサを食べて、ビールが飲みたくなり、インドの最終到達地点に辿り着いたことですし、
ビールで祝杯なんていいなあ。
でも、インドではお酒はあまり大っぴらに飲むものではなくて、外国人観光客が多いエリア以外では、バーや酒屋さんもひっそり隠れるように営業してたりするイメージです。人の良いチャイ屋のおじさんに「ビールってどこかで飲めたりする?」と聞くと、
ほら、あそこで買えるよ!
あら、気づかなかったけど、カンニャークマリでは大通り沿いでドーンと営業していますね。
鉄格子越しのカウンターがちょっとハードボイルドですが、まだ日も高いうちから何人ものインド人のおっちゃんがお酒を買いに来ていました。
聖俗混ざるは世の習い。
ストイックな巡礼者には敬意を覚えますが、こういうおっちゃんには親近感が湧きますね。
ビールは大瓶1本250ルピー(385円)。お酒をむき出しで持ち歩かないよう紙に包んでくれました。
キングフィッシャーと、ツボルグ/TUBORG。ツボルグはデンマークのビールで、日本ではあまり見ないけれど、インドやネパールではシェアが高いのです。インド菓子の乾き物とともにヤリ始めると、
夜行列車と朝イチから動いたカラダは、いつも以上に酒に弱い。
多分インド旅の終わりが見えてきて、ホッとしたのもあるのだと思います。いつの間にかウツウツラし、時は既に夕日の時刻。急いで夕日ポイントへ向かいました。
アラビア海に沈む夕日に、今後の旅を思う。
海岸沿いの道へ行くと既に空は茜色。朝は騒がしかったインド人御一行も、夕暮れ時はなぜか静かめです。
西のアラビア海へ沈む夕日。あの向こうにはアフリカ大陸。ソマリアやエチオピア、ケニアがあるんですね。ちょっと右にずれればアラビア半島。サウジアラビア、イエメン、オマーン。2月中旬からおそらく3月いっぱいまで、日本に一時帰国しますが、その後どういうルートで旅をするかが中々決まりません。
どれも行こうと思えば、もうすぐ行ける国なんだなあ。
でも、全部の国を見て回るわけにもいかないんだよなあ...。1年前、世界を巡る旅に出るときは、とにかく、
これから世界中を巡って、行きたい場所には全部いけるんだ!
などと漠然と思っていたのですが、旅してもうすぐ1年、自分の旅のスタイルやペースが見えてくると、好きな場所に好きなだけ居たら、5年や10年は平気でかかることも分かってきました。
今では旅のルート決めというと、
優先順位をつけて、行かない場所、短く切り上げる場所を判断すること。
だと分かってきて、どうしても優柔不断になるのです。最近考えているのは、
ま、2週目行けばいいよね。
さて、そろそろ本気で、おおまかにでもルートを決めないとです...。
次回予告
カンニャークマリは1泊だけで、土地ならではのご飯も食べず、郊外まで足を伸ばすこともせず、朝日と夕日だけ見て足早に通り過ぎるかたちとなりました。
やっぱりインド3週間というのは短すぎですね。
次回、カンニャークマリか鉄道でティルヴァナンタプーラムへ。ここも移動の中継地で1泊だけ過ごして、コルカタへ飛びました。
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