タダパニからジヌダンダは、一気に約1km降る急坂連続ルート。今回のトレッキングで一番消耗したのがこの日です。でもトレッキング最終泊となるこの日は、
温泉のご褒美つき!
極楽のネパール露天風呂を楽しんできました。
※1ネパールルピー=0.97円。ほぼ日本円と同額なので、ネパール篇では個別の日本円換算は記載しないこととします。またネパール篇で単にルピーと記載したものは、ネパールルピーのことだとご理解ください。
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タダパニの宿で、日の出リベンジ!
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プーンヒル山頂からの朝日はツァクラの寝坊で見られなかったけれど、
大丈夫、タダパニでも見れるから。
と言うので、朝6時はんに起きだして明けていく空を眺めます。2月3日(月)この日も雲ひとつない晴天です。
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もちろんプーンヒルとは、その迫力は比ぶべくもないけれど、ヒマラヤの山々を眺められるのもこれで最後。
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アンナプルナ南峰と、
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マチャプチャレがくっきりと見えます。
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7時頃に太陽が顔を出して、赤く染まった地平は刻々と色を変えます。
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いつの間にか宿犬が隣に座って、じっと太陽を見つめていました。
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こうして写すと、何やら深淵なことを考えている頭の良い犬に見えますが、
彼女の本性はこうです。笑
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30分以上も外にいると、身体が芯から冷えて凍えそう。
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ふと横を見ると煮炊きの煙が上がっているので、もうそろそろ朝ごはんを食べられそうです。
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どうやら昨晩ダルバートを食べ過ぎたようで、腹のすき具合はいまいち。あったかくて軽いものをと、モモをいただきました。
湯気のたつ出来立てのモモは、中から肉汁がじわりと染み出て美味しい。
うん、朝モモも悪くないです。
8:00 タダパニを出発
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宿を発ち、所々雪が残る道を歩きだします。
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本日の行程はタダパニからジヌダンダまで8.7km。高低差1.2kmと一気に降る様子。なだらかなら良いのですが、
急な降りが続くと、登りと同じかそれ以上にシンドイのはサランコットで学習済み。
しかも途中で登りも含んでいるのがオソロシイ…。
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雪を冠ったヒマラヤの山を見納めながら進みます。
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集落では所々棒で道が塞がっていて、勝手に外して乗り越える場所が何箇所かあります。これはガイドがいないとどっちに行って良いか悩みそう。
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谷を挟んで見晴らしの良い場所に出ました。
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いやぁ見晴らしがよくて気持ちいい!
延々と連なる山の様子がよくわかります。
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あんな所にポツンと家や畑があるなんて、本当にネパールは山の国ですね。
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休憩をとりながら眺めを堪能していてふとツァクラに、
これから向かうのはどっち?
と聞いてみると、遥か下の谷を超え、向こうの山に見える道を指し示しました。
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つまり、ここを降って登るのですね。
なんてオソロシイ…。
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ここからの道は、所々に手摺り代わりのロープが張られていて、
つまり下手すりゃ転げ落ちるくらいの急坂。
軽快に走り降りるツァクラを横目に、慎重に進みます。杖を使って衝撃をやわらげても、着実に膝の負担が蓄積してきます。ひぃ〜。
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標高が下がるほど、はっきりと気温があがるのが肌で感じられ、
目にも春を感じる芥子菜畑。
ここでちょっとお茶を飲んでおにぎりでも食べたい所ですが、無情にもどんどんペースを上げるツァクラさん。
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おにぎりじゃなくて、ダルバートでもいいんだけどなぁ…。ほとんど谷底まで降りて吊り橋を渡り、こんどは登り。それからまた降りと、休むことなく歩き続けます。
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途中で学校の前を通り、
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猫が前を通り、
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天空の村を通り、
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所々の絶景でいつもなら息を吹き返すのですが、この日はもう頭も働かず、ギシギシいう足腰に顔をしかめながら機械のように足を踏み出すのみ。おそらくこの3日間の疲れも溜まっていたのだと思います。そろそろフラついて、崖から落っこちるんじゃないかという所で、12時半に村へ到着。
ようやくお昼休憩かなぁ。
と思ったら、ここがジヌダンダ村でした。
12:30 ジヌダンダ村に到着
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今回泊まるのはJhinu Guesthouse。部屋に入る前にまずはお昼ごはんです。目先を変えて、汁麺をオーダーしてみたら、
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またインスタント麺でした(泣)
本当はトゥクパみたいなのが食べたかったのですが、メニューは英語表記だけなので逆に予想しづらいんですよね。
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部屋はこんな感じ。ここもトイレ・シャワーは共用で、掛け布団がないので催促したら、
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かわいいサクランボ柄のを貸してくれました。すぐに温泉へ出発しようというツァクラに、
無理。
ときっぱり。1時間の休憩をもらったのでした。
14:00 温泉へ!
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素足にビーサンという超軽装で歩くツァクラですが、ジヌダンダ村から温泉までも20分くらいの降り道。
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1時間休んで体力も少し回復。温泉のためなら、まだ歩けます!
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途中ロバ行列に遭遇しました。ネパールではロバ優先なので、道の脇に待機して先に行ってもらいます。
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途中のトタン小屋で温泉チケットを購入。ツァクラが払ってくれたので、金額不明です。小さな石鹸もここで買えるようでした。
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再び坂を降っていくと、先ほどのロバで道が埋まっていました。
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どうやらここは、砂利の採掘場になっているようで、ロバは採掘した砂利を運搬するためのものだったようです。
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1つでも大人の男がふらつくほど重たい砂利を2袋。縄でぎゅうぎゅう縛りつけたら、元来た道へ。
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綱を引くわけでもなく、自分で歩かせるのですが、すぐに立ち止まるロバを動かすやり方はけっこう乱暴。蹴ったり石を投げつけたり、動物愛護団体が見たら卒倒しそうです。
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運んでいる砂利は何人もの人が手作業で金槌をふるって細かく砕いています。毎日毎日、石を叩く気の遠くなるような仕事。
ロバ可哀そうと胸が痛むけれど、日本では想像もつかない生活と仕事のあり方を見ると、考えさせられてしまいます。
ロバの荷積みが終わるまで30分ばかり待って、叩き割って飛び散る石粒を浴びながら脇を通り、ようやく温泉に到着。
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流れの速い渓流沿いに2つの湯船があります。上の写真の方がぬるいそうで、
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折り返して奥に行くともう1つ。手前右手の小屋が、個室の着替え場になっています。水着もしくは下着を着用するのと、
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浴槽の前にあるシャワーで身体を洗ってから、湯船に入るのがルールです。よく洗って湯に浸かると、
くはぁぁぁ、染みる〜。
少しぬるめだけど、思わず声が漏れる心地よさ。湯船に浸かるのなんて、何ヶ月ぶりでしょうか。
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ちょうど同じタイミングで日本人男性とそのガイドさんがやってきていて、お風呂の中で雑談。もう70歳くらいというその男性は、ネパールには3回目。今回は温泉を中心に何箇所かまわっているだそう。
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たまたまでしょうが、今回ネパールでは日本人には、シニア層の人たちにばかり会って、逆に若手には1度も会いませんでした。
皆さん元気でたのもしい限りです。
やってきた欧米若手グループと入れ違いに風呂を出て、元来た道を戻ります。
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帰りは登り坂なので、お風呂の後にまた汗をかくのはご愛敬。
より深刻なのはロバのフンです。
書いていなかったけれど、この日の行程はかなりフンが多いエリア。人が歩きやすい所はロバも歩きやすいので、急坂の絶妙な足場にはかなりの確率でフンが落ちているのです。そして先程のロバ行列からも予想できるように、温泉から宿までの道には、
フレッシュなやつが、それはもう...。
フンは鮮度に応じて暗緑色からこげ茶色、段々色が薄くなって土と同化するのです。風呂上りの帰りにフンを踏んでは堪りません(ダジャレですよ)。でも問題は、
どこまでがフンで、どこから土かの判断です。
ここは間違いなく土だと思っていても、数日前にはフンだったかもしれないわけですよ。それならいま足の下にあるこのちょっと茶色いのも、土だと言っても良いではないですか。とにかく半端ではない数なので、道連れにひとつ断言しておきます。
ネパールのトレッキングは素晴らしかったよ!と言っている人は、もれなくフンを踏んだ人です(キッパリ)
まあ、ツァクラはここを素足にビーサンで歩いているわけですからね。細かいことは気にしないことです。フン問題は残るものの、ネパールの温泉は水着を着る以外は日本のものとそっくりで、日本人の温泉欲をきっちり満たしてくれました。
トレッキング最後の夜は、やっぱりダルバート。
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風呂から帰ったら、どうしても我慢できず、
禁断のコーラに手を出してしまいました。
1本300ルピーと町の4倍近い値段だけど、体感的な美味しさは町の10倍だから仕方がない。トレッキング最後の夜ごはんは、
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やっぱりダルバート。ほぼ毎日食べ続けていると、不思議とお肉がないベジダルバートを食べたくなる。超絶シンプルな内容ですが、
熱々ごはんに熱々のダル。これだけでもう充分ご馳走です。
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ネパールに美味しいものは色々あるけれど、食べて一番力がでるのは、やっぱりダルバート。明日には離れる山の景色を眺めながら、最後の夜をゆっくりと過ごしたのでした。
次回予告
ジヌダンダからゴール地点のナヤプルへは、途中からローカルバスに乗って帰りました。落っこちそうなバスに肝を冷やしながら、
無事ナヤプルに到着!
次回、5日間トレッキング最終回です。
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