イポーからクアラルンプール(以下KLと略します)へ着いて早々、おそらくは食べ過ぎと思われる体調不良に襲われました。翌朝、気怠さはおさまってきたものの相変わらず空腹感がまったくありません。
「めし旅」のテーマを揺るがす事態ですが背に腹は代えられません。
体調回復のため食事、とくに糖質をほぼ摂らない方針で臨む1日です。
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食べない1日は何をして過ごせば良いのでしょう。
KLという大都市で、旅のテーマである食を封印し、さて何をしようと朝から途方に暮れました。ネットで「クアラルンプール 観光」と検索してみても、いまいちピンときません。
まずは洗濯しながら考えよう。
宿の向かいのコインランドリーに洗濯ものを放り込みます。マレーシアのコインランドリーはペナンに続いて2回目ですが、
トークンを買う方式で洗濯6RM(156円)と乾燥機5RM(130円)からで、温水にしたり乾燥時間を延長すると1RMずつ増えていく仕組みです。乾燥機は標準で25分ですが、これがよく乾く!機械の性能が良いのでしょうか。
日本も含めて、今の所コインランドリーはマレーシアが一番!
旅でパッキングを繰り返しているうちに、雑だけど洋服屋さん畳みができるようになりました。少しは成長していることもあるのですよ。
洗濯を待つ間、
朝ごはんのブラックコーヒー
を飲みながら考えました。どうもマレーシアに来てから、いやインドネシアで風邪をひいてから、段々と易きに流れて怠けているのではないか。食べ過ぎて体調を崩すなんて人としてどうかしている。改めて心を入れ替えて自分を律しないと、
ただ喰い意地だけでフラフラしている人になってしまうぞ。
そこで改めて毎日の日課として、さぼり気味だった英語のトレーニングの再開と、身体を動かすことを徹底することにしました。とはいってもそこはそれ、無理してどこか痛めるといけないので、
まずは歩くこと。ノルマは最低1日1.5万歩です。
ということは、今日やることも決まりました。1.5万歩の街歩きです!なんてスラスラ結論に辿り着いたように書いていますが、これを考えているあいだ中、
コーヒー飲みづらくて、すっごい気が散る。
縛ってる紐でストローが潰れてて飲みづらいのです。そしてちょろちょろと口に入ってくるホットコーヒーって、全然美味しくないんですね。そんなこと初めて知りましたよ。
KLのランドマーク巡り散歩に出発!
ネットで見て興味をひかれなかった観光スポットも、歩くのが目的と考えれば魅力的なチェックポイントになり得ます。まずはKLのランドマークともいえるペトロナス・ツインタワー/Petronas Twin Towersを目指します。ホテルから約1.8km。
【CHECK POINT #1】ペトロナスツインタワー
30分かからずに到着。このタワーは本来、
ルーフトップバーでカクテルを飲みながら、ライトアップした姿を眺めるためのものです。
アジア有数と言われるKLの夜景の主役なので、キラキラしていないと意味がないのですが、修験者モードに入ったわたしには月より遠い世界です。
くそぉリア充実め(←ひがみ)
タワーの下はSuria KLCCという商業施設になっていて
伊勢丹が入っています。現地食、日本食、目も眩む品揃えの中から、今日唯一の食事としてプチトマトとナッツ少々を購入。
今日はお寿司なんかには見向きもしないのです・・・・・まぐろ・・・・・ま
ところで伊勢丹に限らず、KLは日本食で溢れています。街中にあるファミマは、日本のコンビニみたいな品揃え。おにぎり、お弁当におでん。綾鷹とかUCCブラックコーヒーも売っていますからね。
商業施設に行けばカジュアルな店から高級店まで、選び放題です。
別の施設のフードコートでは、ざるそばが300円以下でした。食に限らず公共交通機関の日本語表記しかり、日本企業の進出具合しかり、
KLに来て、日本が随分近くに感じます。
マレーシアが日本人の移住したい国ランキング1位になるのは、やっぱり日本人が生活しやすいからなんでしょうね。
【CHECK POINT #2】 マスジット•ジャメ
続いて向かったのは マスジット・ジャメ/Masjid Jamek 。
110年前にできた、クアラルンプール最古のモスクです。
ペトロナス・ツインタワーからは2.4km、30分強です。イスラム教の宗教施設ですが、入り口の登録所で名前と国を書いたら、非イスラムの人も中へ入れます。入場料はかからず、服装に難がある人(短パンとかはNG)には、身体に巻く布も無料で貸してくれるようです。
七分丈パンツはOKでした。
一応異教徒として他教の施設に敬意を払うべく、厳かな顔をして見学させてもらっているのですが、
イスラムの皆さんのこの寛ぎ具合はなんでしょうね。
モスクの本堂にあたる場所ではイスラム以外の人に向けたイスラム講座をやっていました。
全般的にこの施設は、非イスラムもウェルカムで、もっとイスラムについて知ってほしいというスタンスのようです。イスラム教については本当にざっくりとした知識しかないのですが、同じイスラムでも宗派やお国柄でだいぶ違うようで、
マレーシアの街で聞こえてくるアザーンは歌のような、時にオペラのような、つい聞き入ってしまう素敵なものです。
※アザーン:イスラムにおける礼拝の呼び掛け。時間になると街中あちこちで流れます。
インドで聞いた、叱られた気分になる恐いやつとは印象がぜんぜん違うのです。
観光目的でこのモスクを目指してきたら、もしかしたらちょっと拍子抜けするかもしれませんが、 広大な敷地に綺麗な建物がたくさんあって、
お散歩コースとしてはなかなか良い雰囲気です。
モスクの西側を南北に走る大通りを、今度は南に向かってみます。左手に見えるのが下の写真のスルタン・アブドゥル・サマドビル。この建物かなり素敵です!
右手にはムルデカ広場という芝生の広場が広がっています。ネットで見つけたガイドでは、この広場で休憩できると書いてありましたが、
暑くて蒸してて、とても無理。
地下街の冷房のあるところで、ちょっと休憩します。
この通り沿いは、歩きやすいわけではないけれど、所々見ごたえのある建物があって飽きません。
今回のウォーキング最終目的地は、イポーからの電車で間違えて降りそうになったクアラルンプール駅。
イポーから乗った鉄道を運営しているKTM(マレーシア鉄道公社)のかっこいい本社ビルがあって、その向かいがクアラルンプール駅です。
【CHECK POINT #3】クアラルンプール駅
マスジット・ジャメからここまでは約1.5km。途中で休憩をとりましたが、普通に歩いたら20分の距離。ただし途中まともな歩道がない場所をビュンビュン走る車に怯えながら歩くことになるので、
気持ちの良いのんびり散歩のイメージとはちょっと違います。
かつてこの国の鉄道網の中心だったクアラルンプール駅の駅舎は、イギリス統治時代の白亜の建物。これが現役の駅なのだからすごいものです。
駅を横に見ながら橋を渡り、裏手にあるMRTのPasar Seni駅についたらウォーキング終了。地下鉄に乗ってホテルまで帰ります。
さて肝心の歩数ノルマですが、
この日は19,287歩。大幅クリアで達成です!
そして歩きながら、DUO3.0という英単語テキストの例文を繰り返し音読&シャドウイングし、英語のトレーニングも再開しました。久しぶりで最初は舌がまわらなくなっていたけれど、少しずつ英語の口の動かし方を思い出してきました。
クアラルンプール観光って皆んな何をしてるんでしょう。
ネット上で見つけた、クアラルンプールの観光スポット10選というのがあって、今日歩いた中から3か所、宿があるブキ・ビンタン地区を含めて4か所を見たのですが、
正直に言うとどこもあまり興奮しませんでした。
もちろん何でもあってインフラも整ってそうで、住むには住みやすそうですが、
観光客の皆さんは、ここで何をやってるんでしょうか。
うーん。逆にクアラルンプールの観光ガイド本とか読んでみたくなってきました。
次回予告
食事制限の禊ぎもすんで、翌日は朝から快調!再びマレーシア食の探求を開始しました。次回はマレーシアの国民食「ナシ・レマ」を、ファストフードと超絶人気店
両極端の2軒で食べ比べ。
そしてチリクラブ(蟹)とビールという
久々のご褒美グルメ!
美味しいマレーシア旅、復活です。
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