ナマステ!ミャーです。ネパールもポカラまで来ると、ヒマラヤ山脈がぐっと近くに見えて幸せです。昨日サランコットという場所で、ヒマラヤの山々と朝日を眺めた後に食べた、
チベタン・ブレッドが美味しかった〜。
さてブログはハンピ最終回。朝9時がチェックアウトタイムで、ハンピを出るのは夜11時出発の寝台バス。
その間14時間!
若くないのでなるべく体力を温存してダラダラしたい所ですが、ダラダラだけで暇を潰せる時間でもない。ということで、
ダラダラ×アクティブのコンビネーションでいってみました。
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ダラダラ朝食をファンキー・モンキーで。
非道の朝9時チェックアウトですが、救いの神はハンピのレストランに多いこの寛ぎ席。部屋にいるようにリラックスできて、寝そべることも出来ちゃいます。という訳で、今日はこのスタイルの店を最大活用します。
イタリアン・ブレックファースト185ルピー(285円)。もはやインド料理ではありませんが、メニューの選択肢が少ないので仕方ない。このグズグズに崩れやすいパンとチーズ、トマトが妙に合って
キライじゃない味です。
↓一応再度地図を貼っておきます。
ハンピで一番高額なスポット、ヴィジャヤ・ヴィッタラ寺院/Vijaya Vitthala Temple。
朝食の後は、ハンピ村にあるレンタル自転車屋さんで、自転車を借ります。川を渡った北側はバイクに乗れるのですが、川南は旅行者はバイク禁止。郊外にある遺跡を巡るには、自転車かオートリクシャーを雇うことになるのです。
正直自転車シンドイ...。
でも節約旅行者としてリクシャーは負けた気がするのです。料金は朝から18時までで150ルピー(231円)。まずは、ハンピでも有名な観光スポット、ヴィジャヤ・ヴィッタラ寺院を目指します。
颯爽と自転車をこぎ出し川沿いに出ると、道端から声がかかります。
ミスター、ここは自転車だめだぞ!
なんと、ヴィジャヤ・ヴィッタラ寺院への道は、歩きのみ許されているそうです。仕方がない、自転車をとめて歩いて向かいましょう。ハンピ村からだと2.4km、約30分の道のりです。
岩がごろごろする川沿いの道は、歩いていても飽きません。
お寺まではいくつかルートが分かれますが、方向さえ間違えなければ辿り着けます。
途中、サルの広場を通り景色に目を取られながらテクテク歩いていると、向かいから来る男が大声で名前を呼んでいます。
おー!誰かと思ったらジョージだ!
ゴアで部屋をシェアした、オーストリア人のジョージが歩いて来るじゃないですか。ゴアにもう3泊くらいすると言っていたけど、あの後移ったパンジムの町に飽きて、早めにハンピに来たとのこと。偶然の再会を喜び合い、夜ごはんを一緒に食べようと約束して一旦分かれます。
巨大な岩の上を歩き、
頻繁に現れる素敵風景を、
パシャパシャ写真を撮りながら、ヴィジャヤ・ヴィッタラ寺院に到着しました。
立派な門ですが、これを潜るにはインドとしてはかなり高い入場料を払う必要があります。
600ルピー(924円)!
もちろん外国人料金です。その価値があるかどうかネットで見ても賛否両論なのですが、どうなんでしょう。実際に見てみましょう。
まずは何と言っても、これ。
チャリオット、つまり戦車の石像です。
これをウンウンと引っ張る所を写真に撮るのが定番だそうですが、誰もやっていませんね。
こんな感じで立派な石造の建築物がいくつかあり、
そこら中に刻まれた石彫。
ほうほう、なかなかクオリティが高い。と言ってみても、素人目なのでよくわかりません。
この象はなんか素敵ですね。このお寺は、ハンピの中でも高度な建築様式で知られているらしいのですが、
修復作業中で入れないものが多くて残念。ミュージック・ストーンという、叩くと色々な音階を奏でる石柱でも有名なのですが、それも修復中。さすがにそれじゃあと配慮したのか、
レプリカっぽいのが端っこに置かれています。何も説明書きがないので、他のお客さん誰も気付いていませんよ。
ポーン。ボーン。ピーン。
30秒で飽きますね。やっぱり本物を触ってみたいです。
という訳で、素人の個人的感想としては、
1000円払うほどかなぁ...。
しかるべき知識とインドの宗教や建築・彫刻への好奇心を持っている人が見れば、また違ったように見えるのでしょう。私には正直、
ハンピにごろごろ転がっている、放置された遺跡で充分満足。
でも入場料を考えなければば魅力的ですし、せっかくハンピに来たんならって思うと悩ましいところです。お寺までの道もまた素敵ですしね。
お昼はチル・ハングアウトで絶品チャナマサラ!
ヴィジャヤ・ヴィッタラ寺院から戻り、お昼ごはんは以前一度来ている、チル・ハングアウト/Chill Hang Out です。
前回来たときに気になっていたメニュー、チャナマサラ160ルピー(246円)をオーダー。チャナというのはひよこ豆のことで、銀座の老舗インド料理店「ナイルレストラン」のチャナマサラは私の大好物。昔々よく行っていた頃は、
ムルギーランチの半強制的な推奨に抵抗して、2回に1回はチャナマサラを食べていました。懐かしいなあ。
そしてこの店のチャナマサラが、
ナイルレストランに匹敵するほどの絶品!
もう少しだけ豆が柔らかい方が好みですが、コク、旨味、スパイスの鮮烈さ。どれをとっても文句のつけようがありません。
1枚30ルピー(46円)のバター・チャパティも、モチっとして小麦の香りがふんわり。
2枚頼んだけれど、あっと言う間に無くなって、おかわりをもう2枚。ムンバイはB Bhagat Tarachandのターリー 、ゴアはインファンタリアのポークビンダルーと並んで、今回の旅では、
3大また食べたいカレーです!
※注:ランキングをつけるつもりも、つけるほど食べ歩いた訳でもありません。食い意地ベース、完全主観の3つですので、趣旨ご理解ください。
因みにこの店は各席にコンセントがあるのがありがたい。バナナココナッツシェイクにコーヒーまで頼んで、充電がてらたっぷり2時間居させてもらいました。
※Google maps に登録されていませんが、場所は上掲のファンキーモンキーの向かいです。
ようやく自転車の出番です!ハンピ村南方エリアの遺跡巡り。
時刻は既に午後3時。
自転車借りておいて使う気あるのかい!
とお叱りを受けそうなので、そろそろサイクリングに出発です。目指すは地図で見て遺跡が集まっていそうなハンピ村の南の郊外なのですが、そこに行くにはまず長い坂を登らなければなりません。
超めんどくさい。
3分の1まで勢いで登ったけれど、あとは手押しでいきました。でもこの坂さえ登ってしまえば、後は楽勝。
3日目になっても、まだ目を奪われる巨岩を眺めながら、爽快なサイクリングです。
なんだ、気持ちいいじゃないですか。
まず立ち寄ったのは、クイーンズ・バス・プレイス。
女王様のお風呂なんて、見ないわけにはいきません。
修学旅行のようなインドの子供たちをかき分けて中に入ると、四辺を囲む回廊。そしてその中には、
な、何も無いっ!
さあ、次へ行きましょう。
続いて向かったのは、オクタゴン・バス。つまり8角形のお風呂です。ハンピのこの辺の遺跡は、私の勘違いじゃなければ、当時都をハンピに置いていたヴィジャヤナガル王国のものだと思うのですが、
どれだけ風呂好きなんだ!
と呆れるほど風呂遺跡だらけです。地図アプリの口コミ投稿も、皆んな混乱して違う場所の写真をアップしてたりします。
この辺まで来ると、道はオフロードで荒野感が高まってきます。
殆ど人が居ない八角風呂は、さっきより全然風呂っぽい。
実際にここにお湯を張って、露天風呂イベントやってほしいですね。
八角風呂の奥は誰も見向きもしない朽ちた建物の跡があり、その奥に登りやすく段々になった石組みを発見。
その石組みの上から振り返ると、こんな景色。
反対側は岩と灌木が広がっていますが、牛飼いのおじさんがやってきたりと、何とも長閑。時折吹く風が、最高に気持ち良いです。ハンピでは知られた観光スポットを順々に見てまわるだけじゃなくて、
自分だけの気持ち良い場所を探すと、より楽しめる気がします。
さて続いては、ロイヤル・エンクロージャーというスポット。王家の敷地ということでしょうか。
中に入るとまず石を積み重ねた建物がドンと待ち構えていて、
屋上から敷地全体が見渡せます。
うーん、何もないなあ(笑)
高さ20メートルくらいの階段だけが残っている所に登って景色を眺めたり、
再びお風呂遺跡を見物したり。
因みにこのお風呂にだけ警備員さんがいて、1歩でも下に降りると怒られます。
お風呂に水を供給する灌漑設備も完備。やはり相当な風呂好き国家ですよ。
小腹が空いた所で、露店を発見。
豆粉の生地を揚げたバジを食べてみます。オニオンバジとチャイで20ルピー(31円)と安い!
うん、揚げたてで美味しい。探せばまだまだ見どころがありそうですが、日も暮れ始めたので再び自転車を駆って村へ戻りました。
夜はまたもやチル・ハングアウト。
ジョージと合流して夜ごはん。店はお昼と同じ、チル・ハングアウトです。料理が美味しいのもあるけれど、
今回は切実に充電をしたい。
モバイルチャージャーが昼の2時間の充電でも全然満タンにならないのです。この10か月で色々なものを失くしましたが、旅立ち前に買ったこれもそろそろ寿命のようです。
ジョージに付き合ってもらって、旅の話をしながらバス迄の時間を潰しつつ、
2人の定番となった割り勘メシを楽しみました。いやもう、本当に眠いんですけどね...。深夜移動がなければ、インドの旅ももっと楽になるのになあと、つくづくと思ったのでした。
次回予告
夜行バスに乗って早朝に着いたバンガロール。移動の中継地として1泊だけ立ち寄った町ですが、
バンガロールでは牛が食べられる!
ということで次回はインド産牛のステーキ、それもシャトーブリアン!を食べられるお店をレポートします。
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