高地にあるバギオは、高原野菜の宝庫!マニラで売られている野菜も、多くはバギオ近辺から運ばれるのだけど、流通の問題で劣化してしまうのだそう。萎びた野菜が多いフィリピンでは目が眩みそうな新鮮野菜を、バギオでは楽しめます!
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市内中心部から徒歩圏内の巨大な生鮮市場!
Baguio City Public Marketは、バギオの中心繁華街であるセッションロード/Session Roadの西端から北に100mちょっと行ったところにあります。
Magsaysay Ave.に面した入り口を入ると、
広大な敷地に途切れなく続く店・店・店。
朝8時の市場は、既に絶賛営業中。追加の商品もバンバン入ってきて、活気にあふれています。
これまでフィリピンでは、所々茶色くなったキャベツやレタスしか見られなかったのに、
見てください、この鮮度!
ロメインレタスにオーガニックのフリルレタス。
こんなにツヤツヤで、瑞々しい野菜は本当に久しぶり!鮮度だけではなく、野菜の種類もたくさん。見たことないものもいっぱいです。
花ズッキーニに似てるけど、これはカボチャの花。
これは後で食べることになる、サヨテトップス/Sayote Topsという野菜。サヨテ/Sayoteという、日本でいるハヤトウリの茎やツルの部分です。
英語学校にいたころは毎日、水に絞って飲んでいたカラマンシも、半値です。
もちろん果物や、
お米も何種類もあります。
カメラ向けたら、腕を組んで強面をアピールする肉屋の兄さん。
鶏も新鮮!
もっと新鮮!生きた鶏コーナー。
海が無いので、さすがに魚は少なめだけど、
この魚を燻製にしたのは、前に食べてすごく美味しかったやつ!
2階に上がると衣料品ゾーンがあったり、屋内の野菜市場があったり、もう歩いているだけでワクワクします。
市場メシを楽しもう!
屋内青果市場を歩いていると、一角に屋台コーナーを発見。
市場には美味いものがあるに違いない!
と期待してお腹を空かせてきたのです。
バナナキュー15ペソ(32円)。バナナにブラウンシュガーをまぶして揚げたもの。フィリピンではバナナだけでも何種類もあって、これは甘味が少ないタイプを使っているので、
カラメリゼされた砂糖とバナナのわずかな酸味が絶妙のバランス!
素朴だけど贅沢な美味しさです。
ここはお粥や麺など、朝ごはんにもってこいの軽食を売る屋台。立って食べようと思ったら、わざわざ座れる場所をつくってくれました。
玉子入りのロミ25ペソ(53円)。
朝の胃にやさしい、ほっこり味。
クリーミーな汁に、やわやわの饂飩のような太麺がよく合います。
こんな風景を見ながらご飯を食べられる、
市場ビューの特等席。
更に市場内をウロウロしていると、上階へつながる階段を発見。そこを登ると、
食堂街を発見!
ひと仕事終えた人たちが、のんびりご飯を食べています。
ひと通りみて歩き、バギオ野菜を楽しめそうな店を探します。
このカレンデアリは、野菜料理が多くて良さそうです。
2品選んで、ご飯は半分(ハーフライス)にしてもらって70ペソ(148円)です。
右は、ラインというガビ(芋の葉)をココナッツミルクで煮込んだもの。左は先ほどご紹介したサヨテトップスとかぼちゃの煮びたし。このサヨテトップスが、
ほろ苦くて味が濃くて、しみじみ旨い。
あああ、こういうの毎日食べたい。と思いながら、野菜の美味しさを噛みしめました。フィリピンが長くなってきた日本人ほどわかる、新鮮野菜の有難さです。
謎の豪華焼きそばバティルパトン/Batil Patong
市場で朝ごはんを済ませた後は、翌日の移動手段を確認しに行ったり、洗濯をしたり。忙しく過ごして、さぁお昼の時間です。
「バギオに行ったら絶対バティル・パトンを食べて!すっごい美味しかったの!」
英語学校である先生から言われたこの言葉と、バーナム公園のこの辺というおおざっぱな場所だけを頼りに、食べられる店を探します。すると、
おお!バティル・パトン発見!!!
カレンデアリアが何軒も並んだ通りの一番端っこです。
外から店の写真を撮らせてもらうと、すかさずのポーズ。値段を聞くと80ペソ(170円)、
10分位かかるから、座って待ってて~
待っている間、並んでいるお惣菜が美味しそうなので、1皿貰いました。
ビコール・エクスプレス60ペソ(127円)。この土地の料理ではないのですが、美味しそうだったものは仕方ない。これをつまみながら待っていると、向かいに座っているお母さんがあれこれ話しかけてきます。
「どっから来たの?えー日本人?顔はフィリピン人みたいなのにね~。」
これまでどこで何を食べたとか、バギオに来たならこれを食べた方がいいとか、ゆるーい空気の中で食べ物中心の世間話が続きます。どうやら向かいのお母さんは店の経営者っぽい。他の人たちもみんなニコニコしていて、
座って5分でもう実家気分。
なんでしょう、この居心地の良さ。
暫く待って出てきたバティルパトン。平内麺の焼きそばに、具材はキャベツともやし、挽肉に、
レチョン・カワリという豚バラ肉をカリカリに焼いたものと、
新鮮な豚レバーも入っています。キャベツともやしって時点で日本の焼きそばっぽいですが、
味もソースと醤油のミックスのような、日本人に馴染む味。
具材は贅沢だけど、味は強めのB級グルメ。
半熟の玉子がまた、横手やきそばみたいじゃないですか。
田舎のばあちゃんちに帰って、地元のB級グルメを食べているような懐かし感。不思議と心が満たされて帰る際に店名を尋ねると、
「あははは、無い無い。店名無いよ~」
あー、なんかステキです。この店。
場所はこの辺。Harrison Roadの一本裏、
この路地の一番奥側のお店です。
さて、バギオ2日目。時間はまだお昼ですが、この数日の食べすぎで胃がもたれ気味。さらに来た時から断続的に降る雨も強まって豪雨の様相。しばらく散歩していたけれど、諦めて宿に戻ってこの日は終了しました。
久しく青空を見てないなぁ
という状況で、翌日は更に奥地にある棚田の村バタッドへ向かいます。
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