インドネシア旅も約1か月。名残惜しいけれどそろそろ次の国マレーシアへ移る頃合いです。ジャカルタからのルートを検討すべく、skyscannerで直行便の飛んでいる先を検索すると、
あ、マレーシアのペナン島に飛んでる!
クアラルンプールから入り、イポーを経由してペナン島というルートを考えていたのですが、
初めての国は地方から見たほうが分かり易い。
ということに最近気がついたので、急遽順序を逆にしてペナン島へ飛ぶことにしました。
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Air Asia 226便ペナン行き
9月15日(日)朝9時、グラブを呼んでスカルノハッタ国際空港へ。エアエイジアの国際線はターミナル2から出発です。運転手さんは通常1時間10〜20分かかると言っていたけど、道が空いていて45分で空港まで到着しました。
この空港はちょっと変わった流れになっていて、空港入ってすぐ、航空会社のカウンターの手前でセキュリティチェックがあります。その後イミグレを通過して搭乗口手前で再度チェック。ペットボトルを召し上げられるのは、搭乗口手前です。
機械でチェックインして荷物の預け入れ。ちなみにエアアジアでは機内持ち込み手荷物は7kgまで。チェックイン機の横に計量器があったので何の気なしに載せてみたら
8kg超えとる!
見なかったことにしました。
今回も早めについてラウンジで写真整理。プライオリティパスで入れるラウンジは、同社のサイトではTransfer Loungeと出るのですが、そんなのは見当たりません。イミグレを超えてすぐにあったこのSaphire Loungeで聞いてみたら
使えますよ。どうぞ。
プライオリティパス関係の皆さま、Saphire Loungeです!
シンプルで落ち着いた雰囲気。デスクワークできる席は少ないです。
アルコール類は有料だけど、
ごはんは無料で食べられます。
朝ごはんを食べ、サクサク動くWIFIでブログを書いたりしていたら、2〜3時間はあっという間。飛行機は定刻からちょっとだけ遅れて出発しました。
ペナン空港で、現地通貨とSIMを確保する。
ペナン到着はほぼ定刻通りの17:10。ジャカルタからペナンへは西へ飛ぶのに、
どういう訳かマレーシアの方が1時間早い。
日本からの時差で言うと、インドネシアのジャワ島は2時間、マレーシアは1時間の時差なのです。ふつう西へ行くほど遅れていきますよね、変なの。
つまりフライトは2時間半。ひとっ飛びです。
ペナン空港は日本でいうと那覇空港くらいの大きさでしょうか。ご多分にもれずタクシーの客引きがいます。一旦外の空気を吸って到着ロビーに戻ると、
ミスター、タクシーは?
こちらはハナからからグラブを呼ぶつもりなので、
ごめんタクシーはいいや。ATMってどこ?
教えてもらったATM で、すんなりマレーシア・リンギット(RM)をゲット。アコムカードで1RM=26円でした。今後このブログでは、1RM=26円のレートで換算します。
※海外でお得に現地通貨が手に入るアコムカードについては、こちらをご参照ください。
お金を引き出して戻ると
ヘイミスター、タクシー乗るだろ?
再び同じ客引きの兄さんに声をかけられたので
SIMってどこで買えるか知ってる?
タクシー乗らないのに、教えてもらってばかりでゴメン。
ペナン空港で買えるSIMは、見たところ1社のみ。ネットで調べてここにしようと思っていたMAXIS社のHOTLINKだったので、即購入。
30日8GBで60RM(1560円)のプランをチョイスしました。この会社は、HOTLINKのアプリを入れておくと、データ残チェックやチャージもオンラインで可能です。
インドネシアもそうだったけど、行く先々でアプリ入れたらスマホがパンクするなぁ。
SNSは無制限とか色々特典がついているので、8MBで結構もちそう。SIM入れ替えも全部やってもらって、準備万端!グラブを呼びます。ごめんよ、タクシーの兄さん。
グラブの車内から早くも美食の街を予感します。
東南アジアでは競合であるUberの事業も買収し、圧倒的シェアの配車アプリグラブ/Grabは、マレーシア発の会社(今は本社をシンガポールに移転済み)、もちろん空港でも使えます。到着ロビーを出たところで配車を手配したら、10秒もかからずブッキングが完了。そして車は
目の前にいた!
なんて便利なんでしょう。中心街ジョージタウンのホテルまで22RM(572円)、約40分の車中で運転手さんから情報収集しようと助手席に乗り込みます。
ペナン島って美食で有名なんですか?これは絶対食べた方がいいものってあります?
2〜3店情報をゲットできればラッキーくらいのつもりで聞いたら、出でくる出てくる。
40分間ノンストップで食べ物トークです。
あげく生鮮市場(wet market)について聞いたら、行くべき時間からオススメの市場、市場に卸してる元締の市場まで教えてくれました。
恐ろしいほどの食への関心の高さ。
美食の街という噂が真実だという予感がびんびんきています。
ペナンの宿は親切すぎると口コミ高評価の WeLuv Travel Guesthouse
agodaで宿を探していて、あまりの口コミ評価の高さに多少高めだけど3泊予約したのが、こちらのWeLuv Travel Guesthouse。ツインの個室1泊1850円でした。
チェックインをお願いすると、部屋の案内より前に
ペナンは初めて?じゃあちょっと説明しようか。
と街を楽しむためのポイントを教えてくれました。観光マップを出してきて、書き込みしながら見所や交通手段、料金や営業時間までみっちり。
そしてその情報の大半が食べもの関係。
もう間違いない。ここは紛うことなく食いしん坊の街です。
みっちり濃い情報だけど、手慣れているので15分くらい。この情報だけで3日は過ごせそうです。
共用スペースには簡単なキッチンが付いていて、
冷蔵庫も食器も、なんでも好きに使って〜とのこと。ウォーターサーバーで冷水も熱湯も飲み放題です。
シンプルだけど清潔な部屋。シャワーとトイレは共用だけど、数も多く清潔で非常に過ごしやすい。何より、たくさんいる経営者ファミリーが
皆やたらとフレンドリー。
誰かしら暇な人がいるので話し相手になってくれるし、放っておいてもくれる。お菓子をくれたり、一緒にぼうっとしたり。
初日にして、前から住んでるみたいな居心地の良さです。
立地も申し分なく、高級ホテル志向の人じゃなければ、この宿オススメです!
ペナン1食目はインド料理!老舗店のナシカンダールをRestoran Nasi Kandar Line Clearで。
宿を出て夜ごはんを食べに歩いていると、早速ウォールアートを発見!ジョージタウンには、
街中に何十というウォールアート
があることで有名。街歩きが楽しくなる、ステキな取り組みです。
最初に向かった飲茶の名店大東酒楼はぎっちり満席。なかなか空きができない雰囲気なので諦めて次回持ち越しです。
続いて創業112年というインド料理の超老舗、ハメディヤ/HAMEEDIYAHへ。ここもびっくりするほどの大行列!海外でご飯屋さんに人が並ぶって意外と少ないので、
これを見てもペナンのグルメ志向が伺えます。
3度目の正直でようやく入れたのが、こちらもインド料理の老舗店、ライン・クリア/Line Clear、創業89年だそうです。
ジョージタウン中心街の西側を南北に走る大通りJalan Penang沿いにある、白地に緑の看板が目印。
細い路地に入って何軒か店が並んでいるのかと思ったら
そこが全部ライン・クリアでした。
壁にメニューを見つけたけど、何をどう注文していいか全然わかりません。レジに立っていたおじさんに
ごはん食べたいんだけど、どうすればいいですか?
と、小学生でもしないような質問をぶつけると
そこでオカズを選ぶんだ。チキン1種類と野菜1種類、あとは追加で好きなのを足せばいい。
たぶんそんな感じの説明でした。
白米を盛った皿を用意して、店のお兄さんがスタンバイ。「じゃあ、チキンはそれで、野菜はそこのキャベツ。あと卵と、あれちょうだい。そこのチャナ豆!」レジのおじさんの脇にあったチャナ豆(ひよこ豆)を指すと、
その豆はあいつの晩飯だぞ。
「えー残念。チャナ豆大好きなのに」と言うと、レジのおじさんが
その皿よこせ。豆入れてやる。
とビニール袋に入ってた手付かずの豆を皿に移してくれました。
男前対応のおじさんにお礼を言って、会計の紙を受け取ったら、空いてる席に座ります。
店内は89年の貫禄を微塵も感じさせない親しみやすさ。
テーブルにつくとドリンクのオーダーを聞きに来ます。追加オーダーをさっきの紙に書き足してもらって、最後にレジでお会計というシステムです。
上からも撮ってみました。
カレーの雑なぶっかけ具合がよくわかる。笑
でもこれがナシ・カンダールの肝で、3種類くらいのカレーソースを重ねるようにご飯にぶっかけることで、
複雑で奥行きのある味になるのです。
こってり味のチキンに、軽めのスパイスであっさり仕上げたキャベツがバランスよく、
ほっこり炊かれたチャナ豆が全体のつなぎ役として完璧な働き。
特別に分けてもらったチャナ豆は置いておいても、ここのナシ・ガンダールは相当美味いです!インド料理の一種なのは間違いないけれど、このナシ・カンダールというスタイルは
もともと天秤棒で売り歩いていた時代からの、ペナン島の郷土料理。100年単位の老舗も伊達じゃないのです。
お会計は特別仕様のカレーが8.2RM、アイスティーが、1.4RMで合計9.6RM(250円)と激安!先ほど入れなかったハメディヤも後日行ったので改めてご紹介しますが、
どちらも実を伴った名店です!
ペナンに行ったらどちらか1店はぜひ行って、ナシ・カンダールをたのしんでみてくださいね。
ナイトマーケットの誘惑が強すぎる。
ジョージタウンの街中で、何箇所かあるナイトマーケット。カレーでお腹いっぱいになり、落ち着いたので散歩がてら見に行ってみます。
出ている屋台は10軒前後と、規模は大きくないけど
その割には人の出が多くて盛り上がっています!
何でも串に刺さっているので、好きなのを取って、2種類あるスープで温めて食べる
火鍋を串にしたみたいな屋台。
中華系の屋台が多いことといい、来ているお客さんの楽しんでいる様子といい、
台湾の夜市みたい!
実際マレー人は1日6食食べることもあるくらいの食い道楽。(※ペナン・ワンダーフード博物館より。ここも改めてご紹介します)
彼らにとって、夕食後の遅めの時間に家族や友人と屋台で食べる軽食は、最もリラックスできる大好きな時間とのこと。
うん、素晴らしいぞマレーシア。イスラムが多く生活にお酒が入らない分、そうやって楽しんでいるんですね。
日本にもこういう場があればいいのに。
そんな話は後から知ったことでして、この時はもう単純に
台湾みたい!楽しい!美味しそう!
とアホ面を下げて2回目の夜ごはんに挑んだのでした。
ワンタン麺4.5RM(117円)。スープは澄んだあっさり鶏ダシ(たぶん)。
麺は細めの中華麺。これまでの旅でやわやわ麺に慣れている身には新鮮なプツリと切れる食感です。
そしてこのワンタンが、
プリプリで、餡の味付けが絶妙で、うまい!
もう、ほんとのほんとにお腹いっぱいで、そそくさと宿に戻ろうとしたその時、
しまった。行列見つけちゃった。
見なかったことにするというのも大人としての選択肢ですが、売り物を見ると小さなお菓子です。
いけそうかどうか、行列に並びながらお腹に相談するという臨機応変な作戦でいきましょう。
並びながら観察してみると、
ピンクのキュートなおばあちゃん
が一生懸命作っている姿がポイント高い。粉を解いた生地を小さなフライパンに流し込んだら
フタをして暫し。
頃合いで一瞬ひっくり返して裏に火を当てたら
手で巻き巻きして完成!ソースも何もないシンプル極まりないスイーツです。並んでいる間に作ったお腹の隙間に4個まで入りそうなので、順番を待って注文しました。
さっそく道端で食べてみると、
端っこはパリパリ、真ん中は厚めでふんわりと、ひとつで2度美味しい!
生地は小麦粉と卵のトコトンやさしい甘さで、1個0.5RM(13円)という値段もやさしい。
APOMという名前までかわいい、超癒し系お菓子です。
こういう伝統菓子系のなかでは相当レベルが高いと思います。さすがの美食タウン。食べるもの食べるものがハズれ無し。グラブの運転手さんと宿で聞いた情報だけで、既に3泊では足りません。
翌朝さっそく2泊延泊を申し込んだのでした。
↓今回ご紹介したナイト・マーケットはこの辺りです。
次回予告
ペナン島2日目、朝から超有名店の飲茶を楽しみ、ローカル市場を見物。郊外の極楽寺に足をのばしてペナン名物アッサムラクサと、中国4000年の驚異のお菓子を堪能。夜は創業112年のインディアンレストランにリベンジと、盛りだくさん。1回で書き切れるか心配です...もしかしたら、途中で区切ることになるかもしれません。
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