午前2時に出発してブロモ山を照らす朝日を堪能した前編。再び車に戻って今度はブロモ山の火口へ登るところからが、今回となります。
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6:30AM 車に乗ってブロモ山麓へ。
集合時間に30分遅れて6:30。再び出発した車は10分程度で停車。
ここからはジープで行くから、乗り換えてくれ。
オフロード過ぎて、普通の車じゃ難しいエリアに入るみたいです。ドライバー含めて8名。ぎゅうぎゅうになって乗り込みます。
バトー山を臨む駐車ポイントにジープが停車。ここから先はテンゲル砂海という
ほぼ砂漠と言っていい所を超えて、ブロモ山に向かいます。
8:30にここに戻ってきてね~と言われて、再びの自由行動です。
6:50AM 砂の海を馬で渡る。
駐車場から噴火口までは、距離にしておそらく1kmちょっと。移動手段は
徒歩か馬です。
もちろん歩く人の方が多いけど、砂漠のなか馬を疾駆させる姿がかっこよくて、
これは乗らなきゃ損!
ということで、この馬に乗せてもらうことにしました。ろくに交渉せず往復150K(1125円)で乗ったけど、韓国の女の子は行き帰り別で交渉して合計135Kに抑えたとのこと。しっかりしてる。今、これを書きながらネットを見たら、往復100Kまで値切った人もいました。150Kはやっぱり高かった。
でも仕方ない。最初から乗る気満々だったんですから。
もちろん走るなんて出来ず、手綱を引いてもらってテクテク歩きです。それでも鐙(あぶみ)の位置が脚の長さにあわないからか、
重心を安定させるのが難しい。
いつかモンゴルで、自力で馬を走らせてみたいものです。
坂道に入っても、馬はぐいぐい登ってくれます。
下から生き物の躍動感が伝わり、高い視点からは荒涼とした砂漠に火山。
動物苦手とか可哀そうとかいうのでなければ、
ぜったい馬の方が楽しいと思います。
坂を登りきった所で馬はおしまい。そこからは徒歩になるので、
戻ってきたとき、どの馬か分かるように名前の入った
段ボール(笑)をもらいます。
馬を降りた少し先にある階段を登ったら、いよいよ噴火口。
階段は砂で埋もれて滑るので注意。
兄さん、そのビーサンは舐めすぎでしょう。
階段の所々で写真撮影が始まっちゃうので、軽い渋滞です。でも写真撮りたい気持ちはよくわかる。
ちょっと振り返っただけで、お菓子のアポロみたいなバトー山と、荒涼たる砂の海。ついつい写真も撮りたくなります。
7:20AM ブロモ山の噴火口に到着!
階段を登りきると、そこはもう噴火口。コーヒーカップの縁のように、人2人がすれ違うのがやっとの細い道で、片側は火口、もう片側は山肌の崖になります。
吸い込まれそうな、すり鉢状の火口から、噴煙が立ち上っています。
階段を登った場所から暫くは、火口側に柵が設けられていますが、通路に従って進んでいくと間もなく柵も無くなり、
足もとから剥き出しの火山口。
間違って落ちたらそのまま噴煙に飛び込んでいきそうです。
ガネーシャですよね。イスラムが多いジャワ島だけど、ヒンドゥーの神様。
この辺まで来ると、人も少なくなります。火口をぐるりと囲んで、どこまでも歩いていけるようなので、引き返す場所は人それぞれ。
充分注意する必要はあるけど、せっかくなので
むき出しの自然をダイレクトに味わえるこの辺を歩いてみたい。
と思って、上の写真の天辺まで歩いてみました。日本だったら絶対に、
両側を柵で囲うか立ち入り禁止
ですよね。余計なものが何もない、
視界の全てが自然そのままの光景は、圧巻です。
ちょっと出来心で、片足を出して写真を撮ってみたら、
本当に怖かった(汗)
噂では本当に死んでいる人がいるみたいなので、自己責任で用心深くいきましょう。
ちなみに、火口の反対。山の外側は、流れ出た溶岩の跡でこうなっています。ブロモ山も
まるで月面みたい。
と形容する人がいますが、生き物の気配を感じない荒涼とした光景は、たしかに月を連想しても無理はありません。
一番高い所には、誰かが描き残していったメッセージ。
LIFE IS GOOD / 人生は素晴らしい!
会社を辞めなければ、そして世界を巡る旅に出ていなければ、おそらく見ることがなかった景色。出会うことがなかった人たち。知ることがなかった食文化。この先どう感じるようになるか分からないけど、
今の時点では本当にそう思います。人生って素晴らしい。
駆け足で下山して再び、馬。
集合時間までぎりぎりだったので、柵の無い火口っぷちを、半ば駆け足で下ります。馬を降りた所に戻ると、乗ってきた馬が待ってくれていました。
やっぱり鐙の位置が高すぎて、重心も高くなっている気がします。バランスを取るのに、
歩くより疲れる。
それでも砂ぼこりを揚げながら、坂を降っていく時なんかは、
どこかのテーマパークのアトラクションより面白い。
集合時間の8時半ちょうどに戻ると、韓国女子が先着。わたしに続いてフランス人カップル。そしてしばらく待ってオランダ人家族という先ほどと同じ流れ。彼らは今回、5週間のバケーションでインドネシアと周辺各国を回っているそう。
長期休暇がとれるのも、親に連れられ小学生の時からこんな体験をできる子供も、本当にうらやましい。
ちなみに、どこかで聞いた「オランダじゃあ既に週休3日」という話が本当か聞いてみたら、
「そんなことないよ」
あっさり否定されました。夢が壊れる。
8:40AM 麓のお店で朝ごはん。
車でちょっとだけ移動して、ツアーに含まれている朝ごはんです。
チョコクリームつきのパンケーキ1枚。夜中から起きているので、ペロリです。
別注文でコーヒーを頼んで、後で払おうとしたら、ドライバーさんが奢ってくれました。ありがとう。
来た道を戻り、寝ている内にいつのまにか、プロボリンゴへついていました。
イジェンとブロモ、1日はさんで連続で、真夜中出発のサンライズ火山ツアー。どちらも素晴らしかったけれど、
睡眠サイクル崩壊と、砂と灰が喉を直撃。
翌日ジョグジャカルタに着いたあと一気に体調を崩しました。
それでも本当に行って良かった、イジェンとブロモ。
シルバーウィークのご予定がまだの方、3連休に1日休みをくっつけてインドネシア。いかがでしょう?
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